
資生堂が手がける「Shiseido Beauty Park」完全ガイド
横浜・みなとみらいに誕生した、巡っているだけできれいになれる「Shiseido Beauty Park」の楽しみ方を紹介します。
横浜・みなとみらいに誕生した「Shiseido Beauty Park」は、資生堂の研究開発拠点の一部を刷新した体験型施設。
最新のサイエンスとアートが融合した空間で、世界でここにしかない映像・食・化粧品・美の検診サービスなど多彩なコンテンツを通じて、心身ともに美しくなれます。
この記事では、各エリアの見どころや注目ポイントに加え、半日モデルコースまで詳しく紹介します。
化粧品業界のリーディングカンパニー「資生堂」とは
日本が誇る化粧品メーカー「資生堂」は1872年に東京・銀座に日本初の洋風調剤薬局として創業しました。1897年には、現在も愛され続けている“資生堂の赤い水”「オイデルミン」で化粧品業界に進出。以来、時代の美を創造し続けてきました。日本・アジア発のビューティー企業売上順位No.1(※)、最大手の化粧品会社で、手がけるブランドは「SHISEIDO」「クレ・ド・ポー ボーテ」「エリクシール」「アネッサ」「マキアージュ」などなど。幅広いブランドごとにターゲット層を明確化していて、多様な客層にリーチできるという強みがあるというのが特徴です。
※出典:WWD Beauty Inc’s The 2024 Top 100 Beauty Companies
また、「アート&サイエンス」を掲げる資生堂が生み出す商品は、洗練されたビジュアルのパッケージから我々の視覚や触覚における「美の感性」に刺激をもたらすだけでなく、時代における最先端の科学を取り入れ、科学的根拠に基づく美を提供してくれています。
「アート」と「サイエンス」の両輪で美の本質に迫り続け、そこから生まれる商品やサービスは、日本国内だけでなく海外でも愛されています。1957年に台湾を皮切りに海外での資生堂化粧品の販売が開始され、現在では全世界約120の国と地域で事業展開していて、グローバル企業として世界に躍進しています。
「資生堂」という社名は、中国の古典「易経」にある「大地の徳はなんと素晴らしいものであろうか。すべてのものは、ここから生まれる」という意味の一節に由来するそうです。社名に込められた決意のとおり、現在も日本の化粧品業界のトップを走り続け、資生堂が独自に研究した最先端の技術や知見が詰まった新商品を次々と生み出し、世に送り出しています。
資生堂の研究開発拠点に「美のテーマパーク」誕生
その最先端の技術が生まれているのは神奈川県・横浜市です。資生堂の研究開発拠点「資生堂グローバルイノベーションセンター」がある横浜・みなとみらい。その1・2階の主に1階を刷新し、2025年1月にオープンしたのが「Shiseido Beauty Park」です。


施設は、みなとみらい線「新高島」駅の2番出口を出てすぐのところにあり、だれでも気軽にフラッと立ち寄ることができます。施設内に入ると、私たちを館内へ導いてくれるのは足元に描かれている「資生堂唐草」。資生堂の商品や宣伝広告などでよく目にする、象徴的なデザインです。目の前には16Kの大きなモニターが広がり、開放的な内観です。

「肌・身体・心がつながるサイエンスで あなただけの美が、目を醒ます。」というのがこの施設のコンセプト。人間の全体性=肌と身体と心のつながりを解明する資生堂独自の先進サイエンスで、資生堂の強みである皮ふ科学と感性科学をデータサイエンスと組み合わせ、肌・身体・心の関係性を網羅的に解明することを目指す「Beauty Artscape®」を体験できます。体験施設は「Lab」と呼ばれていて、それぞれのLabで体験できる内容が違います。
▼Shiseido Beauty Diagnosis Lab
肌・身体・心の測定から自身の肌・身体・心のつながりの特徴や 将来の肌傾向がわかる“美の検診”。
▼Shiseido Kitchen Lab
肌・身体・心の「美」と「健康」をつくる新しい「食体験」BEAUTY YAKUZEN。
▼Shiseido Art&Science Lab
・Beauty Retreat Theater
「AWE(オウ)体験」に着目した、見るだけで美しくなれる“映像体験”
▼fibona Lab
研究所発「世の中にない」を共創するビューティープロダクツを体験できる“実験基地”
「Shiseido Beauty Park」は、これまで気づきもしなかったような新たな自分の美に気付くことができる場であり、創業以来資生堂がそうしてきたように、次の時代の美を切り開く場になっています。
ここからは、めぐっているだけできれいになれる!「Shiseido Beauty Park」の半日のモデルコースをご紹介します。
Shiseido Beauty Parkで肌・身体・心が美しくなる感動体験
Shiseido Beauty Parkの半日モデルコース
時間 | Lab | 体験内容 |
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10:00 | Shiseido Art&Science Lab | 1階「Beauty Retreat Theater」で驚きの「美」映像体験! |
10:40 | fibona Lab | 資生堂研究所で開発された、まだどこにもない新商品を体験! |
11:30 | Shiseido Kitchen Lab | ランチでからだの中から美しく! |
Shiseido Art&Science Lab「Beauty Retreat Theater」
はじめに訪ねるのは、「Beauty Retreat Theater」。ここで体験できるのは、なんと見るだけで美しくなる「映像」です。


この映像を見るためには当日の予約が必要。到着したらまずはこの体験ブースの予約をするのがおすすめです。
資生堂によるとここで体験できる“「AWE(オウ)体験」というものは、日本語で「畏敬の念」を意味し、果てしない壮大な風景などを前に、自分の存在の小ささを知る体験のことを指します。AWEを体験すると、脳活動に変化を起こし、身体の炎症を抑え、利他の精神を高めるなど、心や身体、そして社会へと多くのポジティブな影響があることが科学的に次々と解明され始めています。”とのこと。
見るだけで美しくなれる…?いったいどういうことなのかと思いながら、案内されたのは1人掛けのふかふかの椅子のスペシャルシート。椅子は2つ並んでいました。コクーンシートのような形で、視界が限定されるため、没入感が味わえます。そして目の前に広がるのは、施設の象徴として1階部分に設置されている、タテ5.4m×ヨコ19.3mの世界最大級の16K大画面です。その時点で圧巻なのですが、さらにヘッドフォンを渡され、左右を確認しながら耳に装着すると、ノイズキャンセリング機能で、外部の音は聞こえなくなり、より没入感が高まります。これで準備は完了。

ワクワクしながら待っていると、世界最大級の16Kの大画面の映像が動き始めます。この日見せていただいたのは「夏」バージョンの映像による「AWE体験」。大画面には、爽やかな海と太陽が映し出されます。そして映像は海の中へ潜り、波に合わせてゆらゆらと揺れる藻が大きく映し出され、自分が海の中の小さな生き物になった気分。太陽の光が海中の中まで入ってきてキラキラしています。美しい映像に癒されていると、なにやらいい香りが漂ってきました。実は、四季のイメージに合わせて特別に調香した香りが、足元に置かれているボックスから噴射されているのだそう。今回は、夏を感じるようなさっぱりとした柑橘系の香りでした。約7分間ある映像中に、2種類の香りが数回噴射されています。視覚、聴覚、嗅覚…と、体験に没入することができました。「もう終わってしまった!」と思うほどのあっという間の7分間で、見終えたあとは、自然の美しさから圧倒される気持ちでいっぱいになり、自然の偉大さを感じ、クリアな気持ちになりました。日常生活を送っているだけではなかなか感じることができない「畏敬の念」ってこういうことなのだと実感する7分間でした。
この映像、資生堂が40年以上研究を続けている感性科学研究を応用しているのだそうです。感性科学研究とは、人の感覚や心理などの主観的なものを、客観的・科学的なアプローチで解き明かす研究のことです。この映像も資生堂で感性科学の研究をしている研究員が監修し、資生堂のクリエイティブチームによって大自然の映像を制作しました。このAWE体験によって日々の不安やストレスが軽減し、心血管系や免疫系が整うということ、利他の精神が高まることが研究でわかっていて、心・身体、そして社会へと、さまざまな良い影響をもたらします。もちろん開発にあたっては実証試験も行っていて、約9割の映像体験者が、比較対象の自然風景映像よりも畏敬の度合いを高く評価し、AWE体験に寄与していることが示唆されています(※)。
※2024年資生堂調査:対象20〜60代の男女51名で88.2%が比較対象の自然風景映像よりも畏敬の度合いを高く評価しました
しかし、これだけでないのが、「アート&サイエンス」を掲げる資生堂が作った、このコンテンツのすごいところです。“アート作品としても楽しめるように人体の美と自然の造形の間にある不思議な類似性を映像化させている”というのです。たとえば、今回の「夏」バージョンの映像“Summer Radiance”では、壮大な夏の海に注ぐ太陽の光が多角形のクリスタルのようなキラキラしたものに変わりながら海の底まで光を運んでいく様子が描写されます。人間の肌では光が肌の内側に入る内部散乱光の存在が、美しい透明感のある肌に欠かせないことが分かっており、肌内部へ届く光と海底へ届くクリスタルの光をリンクさせているそうです。大自然のマクロな風景から私たちの身体のミクロな細胞の世界を旅し、そしてマクロな超自然へとたどり着く…という映像になっています。資生堂が掲げるアート&サイエンスの象徴になる体験です。企業理念を映像でも表現していることに驚きを隠せません。本当にすごい…!
また、この映像は春夏秋冬の4種類あり、季節によって変わります。
春は桜の開花をイメージしていてピンク色が基調になっている映像、夏は海と太陽をイメージしていて明るい青色が基調になっている映像、秋は紅葉をイメージしていてシックな赤色が基調になっている映像、冬は雪融けをイメージしていて白色が基調になっている映像です。映像だけでなく、噴射される香りも季節ごとに変えているとのことでしたので、ほかの季節の映像や香りがどんなものか気になり、ほかの季節のときにも訪れたくなりました。
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四季折々の映像を見ることができます。写真は春の映像“Blooming Spring”
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夏の映像“Summer Radiance”
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秋の映像“Aging Autumn”
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冬の映像“Hydrating Winter”
このAWE体験は、原則30分おきに約7分間のAWE映像が流れ、音も聞こえるため、画面が見える場所であればどこからでも体験することができます。AWE映像体験をより没入感をもって体験できるスペシャルシートは当日予約必須になりますので、お忘れなく。
fibona Labで最先端技術が詰まった商品を試そう!
映像を見て心と身体を整えたあとは、最先端技術が詰まった商品を実験的に試せる1階のfibona Labへ。

「世の中にはない・共創・未完成」をテーマに、100年以上にわたって培ってきた資生堂の研究知見と、スタートアップの革新的な技術、さらには、生活者のユニークなアイデアを組み合わせた商品開発を行っていて、常に進化を続けているLabです。「Shiseido Beauty Park」が入る「資生堂グローバルイノベーションセンター」の建物内では、多くの研究員が基礎研究から、新商品の開発までを行っています。このfibona Labでは、最新の研究結果から生まれた商品を試したり、購入したりすることができるというわけなのです。
まだ百貨店やドラッグストアなどでは売られていない、ここに来なければ購入できない商品たち。資生堂の研究員たちも我々生活者も“実験的に”、これまで見たことがないような驚きの商品を試すことができる、いわばテストマーケットの場です。ここに置かれている商品たちが作られている様子も私たちは見ることができます。fibona Labの横にある、実験室のようなスペース。

ガラス張りの室内をのぞくと、測定器や顕微鏡のようなものがずらりと並んでいました。ここで製造したものをfibona Labで販売しているそうです。製造がある日には研究員の方々が商品の製造をしている様子を見ることができます。fibona Labでは販売員や、タイミングが合えば開発した研究員から商品の説明を聞くことができるのです。
ここで売られている新商品は数量限定で、完売次第販売終了になり、定期的に商品の入れ替えが行われているということです。
また、このLabで特徴的なのは壁やボードに付箋がたくさん貼られていること。これが、このfibona Labのおもしろいところで、展示・販売されている商品を実際に使ってみての感想を付箋に書いて壁やボードに貼っておくことで、生活者が研究員に感想や要望を伝えることができるのです。

また、研究員は、そこでのフィードバックを、商品のブラッシュアップポイントや強化ポイントに反映し、既存事業にも将来的に貢献していく予定だそうです。ここで生まれる新商品は研究員と生活者で作り上げてできあがるのです。
fibona Labの空間は、生活者と研究員の「実験的遊び場」をコンセプトに設計しているため、商品のテーマに沿って空間のテーマも大きく変更していて、シーズンごとに全く違う雰囲気になる、何度訪ねても楽しいLabです。
肌・身体・心の「美」と「健康」をつくる新しい“食体験” BEAUTY YAKUZEN
午前中からここまで施設内を回るとちょうどお昼時。おなかがすいたら、Shiseido Kitchen Labへ向かいましょう。このLabは天井がとても高く、大通りに面していて、ガラス張りの開放的な空間です。座席数も豊富で、ご友人とご褒美ランチを楽しめます。

“「肌・身体・心のつながり」を解き明かす先進の資生堂サイエンスを応用し、季節ごとに現れやすい美の悩みの原因を分析。肌・身体・心の「美」と「健康」をつくる新しい食体験を提供します”とのこと。すべての食べ物には、薬と同じような効能があるという“薬食同源”の考え方をもつ「薬膳」のエッセンスを採り入れ、季節の旬の食材で身体のバランスを整える発想でメニューを構築しているそうなのです。
これらのサイエンスや薬膳をベースにしたメニューの開発に携わっているのは、資生堂の薬膳研究を専門とする研究員の方々だけではなく、化粧品や食品分野の研究員がたくさん関わっていて、研究員たちの持つ知識はもちろん、先端のサイエンスやテクノロジーを、「食」を通してお客さんに提供できるか考えて作られているのだとか。
年間を通したメニューと、季節ごとの美容悩みにアプローチする季節限定メニューを提供していて、通年メニューでは「薬膳カレー4種のハーブとポーク」や「生姜香る参鶏湯」のほかに、体調や気分に合わせて選べる3種の薬膳茶や、スイーツやドリンクがあります。

目でも楽しめるほど色とりどりの「薬膳カレー4種類のハーブとポーク」には、シナモンなど身体を温めるオリジナルブレンドスパイスと特製ビネガーを使用して、小麦粉不使用で軽やかに仕上がっています。大きな豚肉が入っていて、食べ応えもばっちり。視覚や食感を楽しませてくれるのは、赤たまねぎと大根のピクルス。シャキシャキっとした食感で酸味があって爽やかです。カレーには、大葉、三つ葉、ディル、ミントの気を巡らせる4種類のハーブミックスが添えられていて、清涼感のあるさっぱりとした味わいになっています。大満足の内容でした!
季節限定メニューBEAUTY YAKUZEN プレート(お肉・お魚の 2 種)のすごいところは季節の美容の悩みにアプローチされる設計になっているということ。まさに食べる美容!メインディッシュ1品と4種類のデリで、スープとライスと食前茶が付いています。メインディッシュはお肉かお魚か、お好きなほうからひとつ選べます。お子様向けのキッズプレートもあります。
訪ねたときは夏の月替わりメニューでした。夏の身体の悩みとして、「倦怠感」や「むくみ」を感じやすい人も多いのではないでしょうか。肌の悩みは真夏の強い日差しによって降り注ぐ紫外線による「日焼け」や、気温が上がって皮脂や汗がたくさん出ることによっての「毛穴の目立ち」など。このLabで提供されるBEAUTY YAKUZENの季節限定メニューでは、それらの季節に出やすい身体や肌の悩みの原因に、資生堂のサイエンスと薬膳のサイエンスを取り入れたフードやスイーツでアプローチしてくれるのです!夏の薬膳には、主に身体表面や上半身の熱を冷ます作用がある心地よい苦みをもつ「清熱」の食材や、身体の中を除湿し必要なところに水を巡らせる「利水」の食材を中心に構成されているそうです。室内と屋外の温度差によって気血が滞りがちになるため、気をめぐらせてくれる香りの良いハーブなども取り入れているのだとか。もちろん資生堂の薬膳研究を行う研究員の方が監修していて、なんとも頼もしいひとしなになっています。
実際にいただいたプレートがこちらです。

夏の疲れた肌を回復させるビタミンB群、D、Eや鉄分が豊富な旬のメカジキが使われています。甘酸っぱい味わいが食欲をそそるケッカソースが添えられていて、地中海風のひとしなです。気を巡らせる役割はミントとケッパー。爽やかな演出をしてくれています。
小鉢に入ったデリも季節ごとに変わる4種類で、訪ねたときは「うなぎとアボカド きゅうりの香味和え」、「冬瓜の翡翠煮 干し海老あん」、「ナツメとクコの実のラペ」、「フルーツと野菜の体巡りサラダ」でした。「うなぎとアボカド きゅうりの香味和え」には腸を潤すとされるアボカドを、「冬瓜の翡翠煮 干し海老あん」には夏のほてりやむくみにいいとされる冬瓜、「ナツメとクコの実のラペ」には人参・はちみつ・生姜など身体にうれしい薬膳食材、「フルーツと野菜の体巡りサラダ」には利水作用が期待できる西瓜食を使った、夏のバテきった肌や身体のことをいちばんに考えられた、ボリュームのあるプレートランチです。また、食前茶は温かく、食前に温かいお茶を飲むことによって胃の働きを活発にさせ、消化を促進させる効果を期待しているそうです。お茶の中にはスパイス由来の成分がふんだんに使われていて、血行促進や肌のターンオーバーやダメージの改善も期待できるのだとか。
このLabでは、食事だけでなく、お茶だけをいただくカフェ利用もできます。薬膳茶は3種類。「薬膳茶COOL」、「薬膳茶RELAX」、「薬膳茶WARM」で、気になる味を選ぶこともできますし、その日の身体の状態を考えて選ぶのもいいですね。

「薬膳茶COOL」は釜炒り緑茶に涼やかな香りのレモングラスとペパーミントがブレンドされていて、真夏の熱のこもった身体を爽やかに整えてくれるのが特徴です。「薬膳茶RELAX」はグリーンルイボスとハト麦茶をベースにしていて、そこにカモミールとラベンダーの癒される香りがブレンドされています。ほんのり甘く感じられるのはリコリス。ほっと安心できる安らぎの薬膳茶です。「薬膳茶WARM」のベースは紅茶で、ふわっと生姜とシナモンの香りが漂います。後味にペッパーの風味が残り、身体が芯から温まっていると感じられます。
ほかにもお茶とぴったりなスイーツも、通年・季節限定とあるので、ぜひ召し上がってみてください。もちろん、ランチどきにこのLabだけ気軽に利用することもできますよ。
季節限定を含むメニューの詳細は、下記からのご確認をおすすめします。
“美の検診”を受けられるShiseido Beauty Diagnosis Lab
ご紹介したモデルコース以外には、アート&サイエンスを体現する研究所でしか体験できない“美の検診”が体験できるLabがあります。肌・身体・心がつながる先進の資生堂サイエンスとラグジュアリーな空間が融合されたLabで、3時間かけて体験します。完全予約制のサービスです。
このLabでは13項目の測定で、肌・身体・心の状態を測定してくれます。測定結果を説明してくれるのはなんと資生堂の現役研究員!常に最先端の研究結果を発表する資生堂の研究員の方からお話しを聞くことができるのはうれしいサービスです。測定については、肌はもちろんのこと、鼻の骨格(鼻の骨格は胎児の初期に形成されるもので、鼻の骨格を測定することでその人に本来備わっている肌の素質がわかるという研究結果が出ているそうです!)、歩き姿(筋肉の状態など反映されるそうです)など、身体を測定したり、お茶・香りを使った測定で自分の感じ方と向き合う心の測定をしたり。100年以上の歴史ある資生堂がもつデータから144通りの肌・身体・心のつながりがわかったり、3年後やその先の肌傾向を知ることができます。

科学的根拠に基づいて客観的に美容習慣や生活習慣・食生活の栄養面などのアドバイスを提供してもらえ、自分の肌・身体・心の強みも弱みも全て知れるのがこの体験のすごいところ。その結果を元に、美容の知識が豊富なBeauty Artscape®アドバイザーに、パーソナライズされた約20分間の顔・デコルテ周りのトリートメントを行ってもらえます。ほかにも、栄養学に基づいた、オーストラリア発祥のナッツやドライフルーツなどの食材を使って作るボール状のスイーツ・ブリスボールと薬膳茶をShiseido Kitchen Labの中でいただくことができたり、自分の心が動いた香りを選定して、Beauty Retreat Theaterの大画面で、「見るだけで美しくなる映像体験」ができたりと、充実した体験内容になっています。この”美の検診”については、現在、日本語のみの対応になっています。
体験方法はShiseido Beauty Diagnosis Lab のマイページに登録後、予約することができます。
所要時間は、約3時間で、費用は30,000円(税込)です。
まとめ
時代ごとの日本人の美しさを底上げしてきてくれた資生堂の、100年以上にわたって大切につながれてきた研究結果やデータは日本の宝です。その宝を五感で楽しめる施設がこの「Shiseido Beauty Park」です。
化粧品業界の先頭を走ってきたエキスパートたちが集結し、憧れのあの化粧品を開発した研究員たちがいる空間で、自分の美について考え、改善し、明るい未来へと導いてもらえる。肌・身体・心が満たされ、幸せを感じられる体験ができました!そんな素晴らしい施設なのにも関わらず、本当に気軽に遊びに行くことができるのが、この施設のいいところのひとつ。どこのLabでも見たことがない技術や食に圧巻され「すごい!」としか言えず、語彙力を失うほど圧倒されっぱなしであっという間の半日を、あなたもこの「Shiseido Beauty Park」でぜひ体験してみてください!