【横浜中華街の観光ガイド】日本最大の中華街でグルメと異国情緒を堪能
横浜を代表する観光名所として知られる「横浜中華街」。
本格的な中国料理を堪能できるだけでなく、豪華な門やにぎやかな街並みが五感を刺激する活気に満ちた街。
季節行事やイベントなど街全体で盛り上がる、アミューズメントパークのような一面もある。
この記事では「横浜中華街」を最大限楽しむために知っておくべき、楽しみ方や人気飲食店、周辺観光スポットなどを紹介する。
記事を参考に観光すれば「横浜中華街」の魅力を十分に味わえるだろう。
横浜中華街ってどんなところ?
東京都心から30分程度で行ける、歴史ある港町「横浜」。
その「横浜」を代表する観光スポット「横浜中華街」は、観光スポットが集中する「みなとみらい21」エリアから徒歩でアクセスできる場所にある。
「みなとみらい21」の観光スポットと併せて巡りやすいのも、魅力の一つ。
横浜中華街はその大きさや人気、知名度から、神戸・長崎の中華街と並ぶ、日本の三大中華街と言われている。
東西南北を豪華絢爛な門に囲まれた、約500㎡のエリアに、飲食店・雑貨・土産など600を超える店舗が軒を連ねる活気あふれる街。
本格的な中国料理が食べられるグルメ街として、食べ歩きや散策を楽しめる観光スポットとして、様々な楽しみ方ができる。
一口に「中国料理」と言っても、「北京」・「四川」・「上海」・「広東」など種類は様々。それらを食べ比べられるのも横浜中華街ならでは。
季節行事やイベントで、街を上げて盛大で華やかなパレードを行うのも横浜中華街の魅力のひとつ。
横浜中華街へのアクセス
横浜観光のスタート地点となる横浜駅から、「横浜中華街」の最寄り駅である「元町・中華街駅」へのアクセスを紹介する。
「元町・中華街駅」から「横浜中華街」は徒歩すぐ。
駅の「1番出口」から地上に出ると、中華街の「朝陽門」が目の前に見えるほどの至近距離なので、「元町・中華街駅」を使うのがお勧め。
- 経路
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1. 「横浜駅」からみなとみらい線元町・中華街行きに乗車
2. 「元町・中華街駅」で下車後、1番出口から出てすぐ到着 - 所要時間
- 約10分
横浜中華街のお勧め観光シーズンは?
横浜中華街の観光お勧めシーズンは春と秋。
春と秋は関東の気候が穏やかで過ごしやすいため、散策や食べ歩きに適している。
また、観光スポットでもある横浜媽祖廟(海の女神を祀る建物)の開廟を祝うお祭り「媽祖祭」は毎年3月に、毎年10月1日の中国の建国記念日を祝う「国慶節」が盛大に行われることもお勧めする理由だ。
横浜中華街ならではの華やかなパレードと、ただでさえ色彩鮮やかな街が一層派手に飾り付けられている様子は、見ていて心がときめくこと間違いなし。
横浜中華街の魅力を満喫できる3つの楽しみ方
いろいろなタイプの店が軒を連ね、老若男女が様々な楽しみ方をする横浜中華街。
ここからは横浜中華街を日本人がどのように楽しんでいるのか紹介する。
台湾人ならではの楽しみ方もあるので、ぜひ参考にしてほしい。
1. 定番・トレンド・本格中華料理を食べ歩き
横浜中華街には本格的な高級中華料理店から、気軽に買って食べ歩ける最新中華グルメを食べられる店まで、軒を連ねている。
一口に「中華料理」と言っても中国四大料理と呼ばれる「北京」・「四川」・「上海」・「広東」それぞれに異なる特徴がある。
その違いを1箇所で食べ比べられるのは大規模な中華街ならでは。
名店が提供する創作意欲溢れる最新食べ歩き中華グルメも注目。
定番の北京ダック、話題のジャンボサイズの台湾唐揚げ、ストローで肉汁を吸う大籠包などの個性的なグルメがずらり。
定番中華料理を味わいつつ、最新の横浜中華グルメのトレンドも押さえ、横浜中華街グルメを堪能しよう。
2. 食べ歩きの合間に運勢を占ってもらおう
横浜中華街は占いの聖地としても注目されている。どの通りにも必ず数店舗、占いの店があり、日本最大の占い激戦区といっても過言ではない。
「中華街」の名の通り中国由来の東洋占星術を扱うところが多いが、一般的なタロット占いや手相占いといった占術からヒーリング、セラピー系のオプション占いまで種類も多数。
占い激戦区であるがゆえに、横浜中華街の占い店は質が良く、腕の良い占い師が常駐していると評判で、平日でも鑑定待ちの列が絶えない店ばかり。
具体的な悩みがある人はもちろん、なんとなく試してみるだけでも、思わぬ転機につながるかもしれない。
3. 日本で台湾料理を楽しむ
横浜中華街には中華料理だけでなく、台湾料理を食べられるお店も多い。
お店の雰囲気、外観や内装からも台湾を感じられるはずだ。
日本旅行中に台湾料理を食べたくなったら、中華街へ足を運べば、慣れ親しんだ味に出会えるかも。
定番の小籠包やルーローハンはもちろん、タピオカや豆花、台湾かき氷など様々なスイーツまで味わえる。
日本で食べられている台湾料理はどんなものなのか、本場とはどう違うのかという視点で食べてみるのも面白い。
定番グルメを食べ歩きするならココ!横浜中華街の人気飲食店2選
食べ歩きできる中華グルメと言えば中華まん。
中華まんを扱う店は横浜中華街に数多く存在するが、ここで紹介する2店舗は、どちらも、横浜中華街の中華まんについて説明する際、必ず名前が上がるほどの名店。
その味わいの奥深さ、随一と言われる理由をぜひ味わってみてほしい。
1. 江戸清 中華街本店
常に大勢の人だかりで賑わい、週末には行列ができることも多い横浜中華街の「江戸清」。明治時代に精肉店として開業してから約130年、現在は中華まんの専門店として中でも人気を集めている。
看板メニューのブタまんは、良質な国産豚肉や新鮮な野菜、エビやズワイガニといった海鮮など厳選された食材を贅沢に使用。
2. 皇朝点心舗 本店
中国料理世界大会の歴代チャンピオンが在籍する「皇朝」。
その名店による多彩な点心を気軽に楽しめるのが、中華街の中心部にある「皇朝点心舗 本店」だ。
看板商品は、天然酵母を自然発酵させた老麵を生地に使った「元祖手作りチャンピオン肉まん」だ。
横浜中華街で本格中華を味わえる人気飲食店6選
「横浜中華街」には食べ歩きできる気軽なグルメから、高級感あふれる店内で落ち着いてディナーやランチを楽しめる中華料理店まである。
これから紹介する店舗は、横浜中華街で歴史と実績を積み上げてきた、はずれのない本格中華料理。
味も雰囲気も満足できること間違いなし。
1. 中華街大飯店
絶品グルメが目白押しの横浜中華街の中でも最大級の食べ放題の店。
食べ放題はバイキング形式ではなく、オーダー式のため、落ち着いて出来立ての一皿を味わえる。
食べ放題は2名から注文可能で、人気の北京ダックをはじめ、広東料理、上海料理、四川料理の代表的な中華料理に加え、東北地方で有名な点心を数多く揃えている。
2. 菜香新館(さいこうしんかん)
1988年開業と横浜中華街の中でも歴史ある名店。
5階建て・約400席と大型の店舗で本格広東料理や質の高い点心の数々を味わえる。
四大中国料理の一つである広東料理は、山海の豊かな食材とその旨みを生かしたシンプルな味付けが特徴。
こちらでは広東出身の創業者夫妻の味を受け継いだ本場の味わいを提供している。
3. 横浜中華街 一楽
1926年創業と90年近い歴史を誇る老舗中華料理店。
広東料理と四川料理をベースに、上海や北京など中国各地のエッセンスを取り入れたこの店伝統の中華料理を味わえる。
春のタケノコや秋のキノコ、冬のカキなど季節の素材を中華の技法で仕上げた料理の数々をコース仕立てで提供する「旬菜コース」をはじめ、ふかひれの姿煮や北京ダックをメインにしたコースなど内容や予算に応じて選べるコースを多数用意。
4. 中華街 横浜大飯店
横浜中華街大通りにある善隣門の角に建つ、1962年創業の老舗レストラン。
「本格的な中国料理を気軽に楽しめる」をコンセプトに、厳選した素材を駆使し、手間暇かけた料理を提供している。
メニューは、中国四大料理と呼ばれる「広東料理」「上海料理」「四川料理」「北京料理」を網羅。
5. 重慶飯店 本館
1959年オープンの四川料理店。
2018年に創業60周年を記念し、創業の地に旗艦店としてオープンした7階建ての本館は世界的デザイナー、アラン・チャンが手掛けた重厚感漂う外観と落ち着いた雰囲気の内装が特徴。
ビルの6・7階は個室や特別室が充実した「横濱賓館」として営業。
6. 萬珍樓 本店
重厚な中華風建築の建物が目を引く「萬珍樓 本店」。
明治25年(1892)の創業から130年を超える老舗広東料理店だ。
こちらでいただけるのは、香港で修行し上海で広東料理を手掛けた総調理長による本格広東料理。
国産の食材にこだわり、素材本来の味を最大限に引き出したメニューの数々を提供する。
横浜中華街の周辺観光スポット3選
「横浜中華街」を満喫したら、海やモダンな建物、ショッピングを楽しんでみるのもお勧め。
ここからは「横浜中華街」から徒歩でアクセスできる、横浜を代表する人気観光スポットをご紹介。
1. 横浜元町ショッピングストリート
150年以上前にさかのぼる横浜開港当時、外国人御用達の店が集まって発達した商店街。
西洋風の洗練された雰囲気が漂う全長600mのメイン通りには、アパレルや雑貨店、インテリアショップやアクセサリー店などバラエティ豊かな高感度ショップが軒を連ねる。
洗練されたカフェやレストランも多いので、休憩しつつ、ゆっくりショッピングが楽しめるのも魅力。
2. 山下公園
横浜中華街から徒歩すぐの海沿いにある公園。
関東大震災の瓦礫で海を埋め立てて1930年3月に開園した。
7.4ヘクタールの敷地に、広々とした遊歩道、花壇、噴水などがあり、横浜市民や観光客の憩いの場となっている。
横浜港やランドマークタワーなどのビル群など横浜を代表する美しい景色が素晴らしく、日中はもちろん、夜景も人気。
3. 横浜赤レンガ倉庫
明治から大正にかけて日本が世界に誇る最新鋭の倉庫として活躍した赤レンガ倉庫。当時の面影を生かした2棟の倉庫の中に、ショップやレストラン、多目的ホールなどを有するカルチャー&ショッピングスポット。
横浜中華街に関するよくある質問
Q
横浜中華街の観光にはどれくらいの時間がかかる?
じっくり散策するなら半日~1日。軽い散策なら2時間で一通り街並みを見られます。
Q
横浜中華街は、みなとみらいからどれくらいの時間がかかる?
徒歩で約15分。みなとみらい線に乗れば約3分で到着します。
まとめ
この記事では「横浜中華街」の特徴や楽しみ方、外せないグルメスポットなどを紹介してきた。
街の活気、中華料理はもちろん、最新創作食べ歩きグルメや台湾料理まで、たっぷり満喫してほしい。
「横浜中華街」は横浜観光で訪れやすい立地にあるため、観光プランに組み込みやすいだろう。
横浜には他にも異国情緒あふれる魅力的な観光スポットが多いので、以下の記事を参考にして充実の旅にしてほしい。