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鹿島神宮

武運の神を祀り、古代から朝廷や武将、剣豪らの崇敬を集めた、神武天皇元年創建の由緒ある神社。

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茨城県の南東部、鹿嶋市に鎮座する鹿島神宮は、神武天皇元(紀元前660)年の創建と伝わる常陸国一宮である。御祭神に日本建国・武道の神「武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)」を祀り、古代から朝廷や藤原氏、また、源頼朝、徳川家康などの武将や、塚原卜伝などの剣豪らが崇敬した。必勝祈願、武道上達、厄除けなどのご利益で信仰を集めている。

境内は、東京ドーム15個分におよぶ広さで、杉やシイノキが茂る厳かな森の中にある。大鳥居をくぐると参道の先に、水戸藩初代藩主・徳川頼房が奉納した朱塗りの楼門が見える。高さ13mある壮麗な門を抜けると、広く開けた境内に「拝殿」、その奥に御祭神を祀る「本殿」が鎮座しており、背後には高さ約40m、推定樹齢1300年を超えるご神木がそびえている。参道をさらに進むと、徳川家康が奉納した「奥宮」へと続いている。

鹿島神宮から約2.5km 西に位置する大船津には、北浦(霞ヶ浦の一部)の水上に、「西の一之鳥居」が立っている。古来、この地は水運の要衝で、船で鹿島神宮に訪れる参拝者も多かった。江戸時代の浮世絵画家・歌川広重の『六十余州名所図会』には、西の一之鳥居の立つ船着場の情景が描かれている。

ポイント

  • 楼門は日本三大楼門のひとつといわれ、ほかは福岡の筥崎宮(はこざきぐう)、熊本の阿蘇神社
  • 「西の一之鳥居」は高さ18.5m、幅22.5mで、水上鳥居として日本最大。
  • 境内には「鹿園」があり20頭ほどの鹿が棲む。鹿は「神の使い」として神鹿と呼ばれ、鹿の枝角を英語で「アントラー」ということから、鹿島神宮の鹿は、鹿島アントラーズのチーム名の由来となっている。
  • 地震を起こすナマズの頭を押さえ付けていると伝わる「要石」が、「奥宮」の奥に祀られている。
  • 大鳥居は、境内から切り出された4本の杉で造られたもので、東日本大震災での倒壊から3年後に再建された。

写真

  • 本殿は、徳川第二代将軍・徳川秀忠寄進によるもの (写真提供/鹿島神宮) 

    本殿は、徳川第二代将軍・徳川秀忠寄進によるもの (写真提供/鹿島神宮) 

  • 楼門は国指定の重要文化財 (写真提供/鹿島神宮)

    楼門は国指定の重要文化財 (写真提供/鹿島神宮)

  • 広い境内に建つ拝殿 (写真提供/鹿島神宮)

    広い境内に建つ拝殿 (写真提供/鹿島神宮)

  • 奥宮は、関ヶ原戦勝の折りに徳川家康が本宮として奉納した (写真提供/鹿島神宮)

    奥宮は、関ヶ原戦勝の折りに徳川家康が本宮として奉納した (写真提供/鹿島神宮)

  • 水上鳥居としては日本最大の西の一之鳥居(写真提供/鹿島神宮)

    水上鳥居としては日本最大の西の一之鳥居(写真提供/鹿島神宮)

口コミ

2
  • Keny Giri

    擁有幽靜祥和環境的神社,在森林散步相當舒服。

  • 李智傑

    鹿島神宮隱身在參天大樹的森林中,置身其中被清新的空氣包圍,身體與心靈都得到洗滌

基本情報

日本語名称
鹿島神宮
郵便番号
314-0031
住所
茨城県鹿嶋市宮中2306-1
電話
0299-82-1209
営業時間
散策自由
料金
無料(駐車場は有料)
アクセス
JR鹿島線「鹿島神宮」駅から徒歩10分
公式サイト
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