わっぱビルヂング

秋田杉の柾目部分の薄板を、約80℃のお湯で煮沸して柔らかくし曲げて作る大館の伝統的工芸品「大館曲げわっぱ」。江戸時代に武士の内職として広まったという。弁当箱やおひつなどに使われ、自然な風合いや軽量で丈夫なこと、湿気を吸って食材が傷みにくいことなどから近年そのよさが見直されている。

わっぱビルヂングは、そんな曲げわっぱを中心コンセプトに、「伝統」×「食」×「交流」の場として2018年にオープンした。1階にある「柴田慶信商店」ギャラリー＆ショップでは多種多様な曲げわっぱ製品を見ることができ、その美しさと機能性を再確認させられる。ギャラリーの一画には世界各地の曲げ物を集めたミュージアムがあり、また曲げわっぱの製作体験もできる。（要予約）

隣にはわっぱに入ったティラミスが食べられるカフェ、2階にはシェアオフィスやコワーキングスペースが設置されている。