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太宰治記念館「斜陽館」

太宰治の生家。

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更新 :

『走れメロス』『斜陽』『人間失格』などの著書で知られる太宰治の生家。
父は衆議院議員や貴族院議員を務めた地元の名士で、太宰は明治42(1909)年に11人の子女のうちの10番目に生まれた。以降、大正12(1923)年に青森県立青森中学校に入学するまでこの家で生活をしており、現在は太宰に関する資料を展示する記念館となっている。

この家は和洋を織り交ぜた入母屋造りの大豪邸で、太宰が生まれる2年前に建てられた。明治期の木造建築物としても貴重なもので、国の重要文化財建造物に指定さているが、太宰はひどく大きい家と酷評している。外観もさることながら、太宰少年の生活が想像できる内部も見どころ。蔵を利用した資料展示室には、太宰の初期作品原稿や、愛用していたマントなどが展示されている。

最寄りは津軽鉄道の金木駅となるが、便数が1時間に1本と少ないので注意。五所川原駅からのバスも同様に少ない。記念館から徒歩4分のところには、太宰が戦禍を逃れて疎開した「旧津島家新座敷」もあるので立ち寄ってみよう。

ポイント

  • 太宰治が幼少期を過ごした生家。
  • 直筆原稿などを展示している。
  • 徒歩4分のところにある太宰が疎開した離れ屋敷にも立ち寄りたい。

写真

  • 贅の限りを尽くした大豪邸

    贅の限りを尽くした大豪邸

  • 区画ごとの一段一段が身分を示しており、太宰が立ち入ることができない部屋もあった

    区画ごとの一段一段が身分を示しており、太宰が立ち入ることができない部屋もあった

  • 洋風の階段

    洋風の階段

  • 手前の常居は、太宰治ら家族の食事場所。奥の和室(茶の間)との段差は身分の差といわれ、第10子(6男)の太宰は立ち入ることができなかった

    手前の常居は、太宰治ら家族の食事場所。奥の和室(茶の間)との段差は身分の差といわれ、第10子(6男)の太宰は立ち入ることができなかった

  • 2階にある洋間

    2階にある洋間

口コミ

1
  • 簡蓉

    這兒是地方上的最知名觀光景點,也吸引全國各地的旅人前來參觀哦

基本情報

日本語名称
太宰治記念館「斜陽館」
郵便番号
037-0202
住所
青森県五所川原市金木町朝日山412-1
電話
0173-53-2020
定休日
12月29日
営業時間
9:00~17:30(GW中と10~3月は〜17:00、最終入館は30分前)
料金
一般600円、高校生・大学生等400円、小・中学生250円
アクセス
1) JR「金木」駅から徒歩7分
2) JR「五所川原」駅からバスで「金木」下車、徒歩7分
3) 津軽自動車道五所川原北ICから車で15分
クレジットカード
使用不可
公式サイト
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