秋保温泉

仙台市西部の名取川の渓谷沿いに位置する、高級旅館から素泊まりのリーズナブルな宿まで立ち並ぶ温泉街。仙台市街から車で30分程とアクセスもよく、付近はレジャーアクティビティも豊富。名取川上流の二口峡谷では登山やキャニオニング、キャンプなどを楽しめる。

開湯の時期は不明だが、その歴史は古く、『古今和歌集』や『新古今和歌集』等にも「秋保の里」の名が詠まれている。泉質は塩化物泉で、低刺激の柔らかなお湯が特徴。さまざまな効能があるが特に皮膚病に効くとされ、かつて欽明天皇が患った際に秋保の湯で治したという資料が残っている。「日本三御湯」のひとつ。

温泉街のある湯元から車で15分のところにある落差55mの秋保大滝にも足を運びたい。日本の滝百選にも選ばれており、緑萌える初夏、紅葉の秋、水墨画のような冬景色と四季折々の自然の美しさは絶景。滝見台からも見学可能だが、滝壺付近まで下りることができダイナミックな光景を見ることができる。滝壺付近までは足場が悪いので履き慣れたスニーカーで行こう。