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丹波篠山市立歴史美術館

かつての裁判所の建物を利用した、丹波篠山の歴史と文化がわかる美術館。

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更新 :

篠山城跡のすぐ北側、多くの飲食店や土産物店が軒を連ねる中心街で一際目立つ美術館。建物は1891年に篠山地方裁判所として建てられ、1981年まで使用されていたもので、木造建築の裁判所としては日本最古級とされる。明治期の木造官庁舎の典型例として貴重な存在であり、市の文化財にも指定されるなど、建物を見るだけでも見学する価値がある。

館内には、城下町篠山に伝わる数多くの武具や絵画、陶磁器などが展示されている。なかでも800年以上の歴史をもち、日本六古窯に数えられる丹波焼は、発掘調査により出土した草創期の貴重な遺物が公開されている。また江戸時代に藩の庇護のもと発展したものの、1988年に再興されるまで100年以上も途絶えていた幻の陶磁器・王地山焼も見ることができる。

なお美術館に改修された建物だが、旧法廷だけは当時のまま保存・公開されている。明治時代の裁判官の衣装を着て写真撮影ができる「裁判官体験コーナー」も人気。

ポイント

  • 建物はもと篠山地方裁判所で、市の指定文化財。
  • 貴重な遺構である旧法廷は当時のまま残されている。
  • 武具や絵画など、城下町篠山に伝わる美術品を展示。
  • 丹波焼の草創期の歴史が詳しく分かる。
  • 幻の陶磁器・王地山焼は必見。

写真

  • もと裁判所である美術館。保存に際し曳家にて向きが90度変わっている。

    もと裁判所である美術館。保存に際し曳家にて向きが90度変わっている。

  • 裁判所時代の正門も当時のまま使われている。

    裁判所時代の正門も当時のまま使われている。

  • 当時のまま保存されている旧法廷

    当時のまま保存されている旧法廷

  • 旧法廷の様子

    旧法廷の様子

  • 旧法廷の様子

    旧法廷の様子

口コミ

1
  • 夏婉欣

    ~在未興建天守的篠山城裡,幾乎與篠山城同時建蓋的大書院被視為政治中心~

基本情報

日本語名称
丹波篠山市立歴史美術館
郵便番号
669-2322
住所
兵庫県丹波篠山市呉服町53
電話
079-552-0601
定休日
月曜(休日の場合はその翌日)、12月25日~1月1日
時間
9:00~17:00(入館は16:30まで)
料金
300円
(篠山城大書院・青山歴史村・武家屋敷安間家史料館との4館共通入館券600円)
アクセス
JR福知山線「篠山口」駅から神姫グリーンバスで「春日神社前」下車、徒歩1分
クレジットカード
利用不可
公式サイト
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