金崎宮

金崎宮は、福井県敦賀市にある歴史ある神社で、境内は国の史跡に指定されている。ここは、1336年に後醍醐天皇の皇子である尊良親王と恒良親王を守護した新田義貞が激しい戦いを繰り広げた古戦場であり、両親王が祀られている。

春には約400本のソメイヨシノが咲き誇り、桜の名所としても有名。花見のシーズンには、その美しい景色を楽しむ人々でにぎわう。

また、恋愛成就のスポットとしても注目を集めている。その理由は、毎年3月末～4月初めに行われる「花換祭」。この祭りは、1900年代初頭に桜の季節に訪れた男女が桜の小枝を交換し、想いを伝え合ったというロマンチックな風習が起源だ。「花換え」をしたカップルは将来幸せになるといわれ、金崎宮は「恋の宮」として知られるようになった。

現在では、「福娘」と呼ばれる女性と桜の小枝を交換することで、幸せを願う神事として行われている。この祭りは毎年3月下旬から4月初旬に開催され、多くの参拝者が訪れる。