茶の湯と抹茶料理で体験する、日本のお茶文化

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筆者 : 編集部

古くから銘茶の町だった宇治では、長い歴史の中で多彩なお茶文化が花開きました。その中でも代表的な、「茶の湯」と「抹茶料理」を通じてお茶の魅力を体感しましょう。どちらも、プロフェッショナルによる本格的な内容です。

風情ある茶室で、着物姿の先生がお点前を披露

世界遺産平等院に相対して作られたパブリック茶室「対鳳庵」では、本格的な茶の湯が気軽に体験できます。まずは、着物姿の先生による茶道のお点前です。季節を表現したお菓子をいただきながら、流れるような所作を拝見しましょう。点てたお茶が手元に運ばれると、先生が作法を分かりやすく教えてくれます。たとえ上手にできなくても、ノープロブレム。大切なのは、作法そのものではなく心です。器の美しさと一緒に、宇治茶の深い味わいを存分に楽しんでください。

経験や知識がなくても茶の湯が体験できる茶室「対鳳庵」。
経験や知識がなくても茶の湯が体験できる茶室「対鳳庵」。
先生のお点前。流れるような所作に見とれてしまいます。
先生のお点前。流れるような所作に見とれてしまいます。

先生に教えてもらいながら、茶の湯のお点前を体験

先生のお茶を美味しくいただいた後は、実際に自分でお点前を体験。お盆の上に用意された道具について説明を受け、先生の指導に沿って進めていきます。ここでも、大切なのは心です。丁寧に心を込めてお茶を点てていると、作法の一つひとつに意味があることがきっと理解できるでしょう。上手くいってもいかなくても、自分で点てたお茶の味はまた格別。見て、触れて、味わって、茶の湯の文化と宇治茶の魅力を五感すべてで体感してみてください。

道具の使い方から作法まで先生が詳しく教えてくれます。
道具の使い方から作法まで先生が詳しく教えてくれます。
本格的な道具を使って心静かにお茶を点てます。
本格的な道具を使って心静かにお茶を点てます。

創業200年以上の老舗料亭で、宇治ならではの食体験

茶の湯でお茶文化と宇治茶の魅力に触れたら、宇治ならではの食体験を楽しみましょう。宇治川のほとりに立つ「辰巳屋」は、1840年に茶問屋として創業以来180年という歴史を重ねてきた老舗。1913年からは料亭となり、京料理に宇治の抹茶を取り入れた独自の「抹茶料理」で、「お茶を食べる」という新たな食文化を創り上げてきました。料理はもちろん、建築の様式や部屋の設え、窓からの風景、器、もてなしなど随所にみられる和の要素も大きな魅力。若女将による英語の解説で、理解もより深まるはずです。

宇治川沿いに立つ純日本建築の老舗料亭。
宇治川沿いに立つ純日本建築の老舗料亭。
着物姿の若女将が英語で詳しく解説してくれます。
着物姿の若女将が英語で詳しく解説してくれます。
窓の向こうには宇治川の美しい景色が広がっています。
窓の向こうには宇治川の美しい景色が広がっています。

飲むだけじゃない。食べることで改めて知る宇治茶の魅力

伝統的な京料理をベースに、宇治ならではの名物である抹茶をふんだんに使用した辰巳屋の抹茶料理。料理人は、素材や調理法に合わせて自ら吟味した茶葉を使い分けています。お菓子や蕎麦など、抹茶を使ってアレンジした食べ物は宇治にも数多くありますが、本格的な京懐石の品々に取り入れた抹茶料理はほかに例がありません。旬食材の持ち味と抹茶の風味を絶妙に融合させる技は、創業以来お茶とともに歩んできた老舗だからこそ。ここでしか味わえない抹茶料理は、お茶を食べる楽しみに目覚めさせてくれます。

辰巳屋8代目主人、料理長、左聡一郎さん。
辰巳屋8代目主人、料理長、左聡一郎さん。
「抹茶料理」コースの一例。
「抹茶料理」コースの一例。
抹茶豆腐。大豆の旨みと抹茶の風味が調和した名物。
抹茶豆腐。大豆の旨みと抹茶の風味が調和した名物。
百合根の抹茶掛け、生湯葉とカニ身の抹茶和え。
百合根の抹茶掛け、生湯葉とカニ身の抹茶和え。

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