雄大な自然と都市が調和する美しい街・旭川の定番観光スポット15選

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

全国的に有名なテーマパークと豊かな自然を楽しめる観光スポットが多い旭川。
旭川を初めて観光する方が、訪れるべき観光スポットを厳選してご紹介。
自然を満喫しながらゆっくり過ごせる宿泊施設や、おすすめのグルメも合わせて紹介しよう。

目次

旭川ってどんなところ?

北海道の中央に位置する旭川は、北国の豊かな自然と都市が調和する美しい街。
商業施設やオフィスビルなどが集積した都会的な風景に溶け込む、四季の変化に富んだ美しい景観は旭川ならではの魅力だ。
全国屈指の人気を集める「旭山動物園」など、ファミリーが楽しめる観光スポットも満載。
また、山の幸・海の幸が北海道の各地から集まる旭川では、独自の食文化が花開いており、様々なご当地グルメが楽しめる。
有名な旭川ラーメンや塩ホルモン、ジンギスカンは絶品だ。

旭川の街並み
旭川の街並み

旭川のおすすめの観光シーズンは?

旭川には見どころがたくさんあるため、1年を通して観光を楽しめる。
夏はさわやかな風と緑豊かな景色、秋は美しい紅葉に彩られる自然景観と、季節に合わせた楽しみ方ができる。
また、雪が降り積もる街並みと雪化粧した山々が調和した絶景が見られる冬もお勧めだ。

旭川の季節ごとの着衣例

  • 春(3月 - 5月): 厚手のコート、セーター
  • 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
  • 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
  • 冬(12月 - 2月): ダウンコート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット

旭川への移動方法は?

旭川には旭川空港があるため、同じく空港がある東京・ 大阪・名古屋からは1時間〜1時間40分程度で移動できる。

旭川観光の主要交通手段

旭川には路線バスや観光バスなど、バスが充実している。
バスを活用すればスムーズに観光スポットを巡れるはずだ。
1日・2日乗り放題のチケットもあるので上手に活用してほしい。

都市と調和した雄大な自然が楽しめる!旭川の定番観光スポット15選

旭川観光なら、美しい景観を眺められる嵐山展望台や就実の丘など、大自然の魅力を感じられるスポットは外せない。
また、旭川にはイキイキと過ごす動物に出会える旭山動物園や、科学館などファミリーが楽しめる観光スポットも多い。
旭川を訪れる際は、ぜひ今回ご紹介する旭川の魅力が詰まった、定番観光スポットへ足を運んでみてほしい。

1. 旭川市 旭山動物園

日本最北の動物園「旭川市 旭山動物園」は、動物の生態に合わせて快適な空間を作り、動物本来の行動を引き出して見てもらう行動展示で知られる人気の動物園。
季節限定で夜間営業を行う「夜の動物園」では、普段見ることができない動物たちの夜の表情や行動を見ることができると人気を集めている。
ほかにも、積雪時には「ペンギンの散歩」が開催されるなど、北海道ならではのイベントが多いのも特徴的だ。

「行動展示」が見せる、動物たちの自由で気ままな生活模様
「行動展示」が見せる、動物たちの自由で気ままな生活模様

2. 上野ファーム

北国の気候風土で育つ宿根草を中心とした植物が彩る北海道ならではのガーデン。
開花期や鮮やかな花の色が季節によって変化することから、その様子からドラマチックガーデンと呼ばれている。

季節によってその景観が変化する「ドラマチックガーデン」
季節によってその景観が変化する「ドラマチックガーデン」

3. 就実の丘

大雪山国立公園の北端の愛別岳から南端の南富良野岳まで、南北60kmを一望することができる絶景の地として愛されてきた丘。
就実の丘と名称をつけたのは、地元のカメラマンだとも言われ、美しい田園風景を駆け抜けるように延々と続く道が一望できる、北海道ならではの風景だ。

まるでジェットコースター!? 地元カメラマンが愛した、美しい波状丘陵
まるでジェットコースター!? 地元カメラマンが愛した、美しい波状丘陵

4. 旭川市科学館サイパル

常設展示室をはじめ、プラネタリウムや実験室・展望台が併設されている科学館。
実際に体験できる装置も多く設置されており、大人も子どもも楽しむことができる。
周辺には宮前公園や忠別川河川敷などもあり、散歩をするのもおすすめだ。

体験型展示が充実する常設展示と、最新式のプラネタリウムが楽しめる科学館
体験型展示が充実する常設展示と、最新式のプラネタリウムが楽しめる科学館

5. 嵐山展望台(北海道旭川市)

京都の嵐山に似ていることからその名が付けられた景勝地。
標高約250m地点に「嵐山展望台」があり、昼夜問わず美しい景観を眺めることができる人気スポットだ。
周辺は、嵐山公園センターやハイキングコースなども整備され、気軽に散策できるスポットとして老若男女問わず親しまれている。

アイヌ文化が今も残る、旭川の絶景スポット
アイヌ文化が今も残る、旭川の絶景スポット

6. あさひかわ北彩都ガーデン

旭川駅に直結し、街の中心部に設置された全国的に珍しいロケーションの「あさひかわ北彩都ガーデン」。
駅の西コンコースを通って「買物公園」へとつながる市街地の中で、雄大な忠別川と北の大地の豊かな自然を堪能することができる。

駅直結のロケーションに広がる、雄大な自然と美しい草花の花壇の共演
駅直結のロケーションに広がる、雄大な自然と美しい草花の花壇の共演

7. 男山酒造り資料館

約350年の歴史がある北海道の銘酒「男山」。その「男山」を製造販売する酒造「男山株式会社」が日本酒づくりの歴史と伝統を伝えるために運営するのが「男山酒造り資料館」だ。館内では、「男山」製造当初の17世紀の酒造りについて、当時の道具の展示するほか製造工程をVTRで紹介。当時の絵画や古文書などに「男山」が描かれている貴重な美術・文化資料は必見だ。

350年の日本酒製造の歴史を知ることができ、試飲もできる「男山酒造り資料館」
350年の日本酒製造の歴史を知ることができ、試飲もできる「男山酒造り資料館」

8. 神居古潭(かむいこたん)

神居古潭(かむいこたん)とはアイヌの言葉で「神の集落」を意味する。石狩川の渓谷があり、自然の厳しさと神秘に満ちた神聖な土地。
長い年月をかけて形成された奇岩やおう穴群は、アイヌの伝説にも登場するもので、神秘的で荘厳。渓谷は、春の桜、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪と四季折々に彩られ、一年を通して迫力のある美しさで人びとを魅了する。

雄大な自然の神秘と廃線SLのロマンが味わえる神の里
雄大な自然の神秘と廃線SLのロマンが味わえる神の里

9. 旭川市博物館

北海道北部の歴史や文化および自然に関する資料が展示されている「旭川市博物館」。北海道の先住民族であるアイヌの人びとの歴史と文化に関する資料が充実しているのが特徴だ。
常設展示室は、1階と地下1階に分かれており、1階には「先住の民アイヌの歴史と文化」が学べる資料を展示。アイヌの家や刺繍が美しいアイヌの衣装、その他北方民族の衣装や装飾品なども多く、見応えたっぷり。

アイヌの歴史と文化、北国の自然についてたっぷり学べる博物館
アイヌの歴史と文化、北国の自然についてたっぷり学べる博物館

10. 旭川テザインセンター

日本有数の木製家具の産地である旭川市。その旭川家具工業協同組合に属するメーカー約30社の常設ブースが並び、旭川家具や木工芸品を展示・販売しているのが「旭川テザインセンター」だ。
2017年にリニューアルされ、単なる家具のショップというより博物館、美術館のような楽しみ方も可能。木製家具のデザイン性の高さやバラエティー豊富さ、受け継がれた木工技術の高度さに感心・感動するはず。

まるで美術館! 伝統ある旭川家具の最新発信基地
まるで美術館! 伝統ある旭川家具の最新発信基地

11. 三浦綾子記念文学館

代表作『氷点』などの作品で知られる北海道旭川市出身の作家・三浦綾子の文学と、人生の歩みをたどる文学館。『氷点』の舞台にもなった外国樹種見本林の中にある建物は、変形十二面体という特徴的な構造になっており、周囲の静けさとともに、作品の世界観にも浸ることができる。

『氷点』で知られる「三浦綾子」の歩みをたどる、静かで洗練された記念文学館
『氷点』で知られる「三浦綾子」の歩みをたどる、静かで洗練された記念文学館

12. 旭岳

2,000m級の山々が連なる大雪山の最高峰「旭岳」。標高2,291mながら、標高1,600m付近まではロープウェイで行くことができるため、気軽に絶景が楽しめると人気。
夏から秋にかけてはベストシーズン。夏は高山の澄んだ空気の中で花開く高山植物を、秋は一面に広がる紅葉を楽しめる。

ロープウェイで悠々と。四季を通して楽しめる北海道最高峰の絶景
ロープウェイで悠々と。四季を通して楽しめる北海道最高峰の絶景

13. 田んぼアート(旭川)

縦40m×横170mという巨大な絵画が、夏の水田に浮かび上がる不思議な光景が広がる「田んぼアート」。これは、北海道旭川市東鷹栖の水田をキャンバスに見立て、たいせつ農業協同組合青年部が中心となり、稲の葉色の違いを利用して作ったアート作品で、毎年テーマが決められ、動物や地元のゆるキャラなど可愛らしい絵が描かれる。

視界に収まらない!? 田園地帯に広がる特大カラフルアート作品
視界に収まらない!? 田園地帯に広がる特大カラフルアート作品

14. 北海道立旭川美術館

広大な敷地を有する常磐公園の一角に佇む「旭川美術館」。1982年に開館、緑に囲まれたレンガ造りの建物と、抜けるような青空によく映える彫刻作品が野外展示されており、景観全体がまるで絵画のように美しい。

道北地域で盛んな木工芸作品をはじめ、多彩なアート作品が鑑賞できる
道北地域で盛んな木工芸作品をはじめ、多彩なアート作品が鑑賞できる

15. 北邦野草園

嵐山公園内にある「北邦野草園」は石狩川とオサラッペ川が合流する地点に位置し、12.25haの広さの中に約650種類の植物が生育する、国内有数の北方系の野草園。
園内には延長約5.2kmの散策路が設けられており、コースの至る所に案内板や休憩所が設置されているので、ハイキング初心者でも安心して園内を散策することが可能だ。

国内で唯一の北方系野草の集成植物園
国内で唯一の北方系野草の集成植物園

絶品ラーメンと絶品ビールが必食!旭川で人気の飲食店3選

旭川といえば、豚骨系や魚介系のスープが特徴の旭川ラーメンが有名。
その他にも、旭川産の大麦・麦・ホップを活用したクラフトビールは人気で、ホップの香りとモルトの味わいのバランスが絶妙。
クラフトビールと北海道の海と山の幸を使ったグルメは、相性ピッタリだ。

1. あさひかわラーメン村

1996年に誕生した「あさひかわラーメン村」は、旭川のラーメンの良さや文化を広く知ってもらうため、市内の7店舗が集合した集合施設。
施設内には、旭川の老舗ラーメン店の青葉をはじめ、旭川の人気店が勢揃い。

まさにラーメンだらけ!旭川ラーメンの人気店7店舗が集うラーメン村
まさにラーメンだらけ!旭川ラーメンの人気店7店舗が集うラーメン村

2. らーめん山頭火 旭川本店

創業者の畠中氏が家族のために美味しいラーメンを作る、と宣言したことで生まれた山頭火。
試行錯誤と改良を重ねてたどり着いた独自製法の豚骨白湯スープは、まろやかでやさしい味に仕上げられている。
現在は国内だけでなく、海外にも店舗を持ち、国籍問わず多くの人に人気がある。

国内外で愛される、北海道旭川発祥の豚骨しおらーめんに舌鼓
国内外で愛される、北海道旭川発祥の豚骨しおらーめんに舌鼓

3. 大雪地ビール館

雪のホワイトと大地を表現したブラウンで北海道の自然を感じてほしいとデザインされた「大雪地ビール館」。
最大100席が用意されており、ゆったりとくつろげる空間で北海道の地ビールとビールにぴったりの料理を味わうことができる。

旭川の良質な食材と大雪山の水を生かした、食文化の発信基地
旭川の良質な食材と大雪山の水を生かした、食文化の発信基地

旭川で買い物するならココ!人気ショッピングスポット4選

特産品が楽しめる地元に根付いたお店から大型商業施設まで、旭川には様々なショッピングスポットがある。
その中でも特に訪れてほしいショッピングスポットを4つに厳選してご紹介。

1. 高砂酒造

1899年に誕生し、旭川で4番目に生まれた酒蔵として北海の灘に名を連ねる老舗の酒蔵・小檜山酒造店が、1965年に石崎酒造との合併によって社名を改めてリスタートした「高砂酒造」。
酒蔵内には、1909年に建てられた明治酒蔵(創業当時の製造工場)が併設されており、現在直売店として活用されている。こちらでは、高砂酒造で製造したお酒の購入と、試飲コーナーがあり、製造工場の見学も可能。

辛口で男性的な「国士無双」を代表とする、北海の灘に名を連ねる酒蔵
辛口で男性的な「国士無双」を代表とする、北海の灘に名を連ねる酒蔵

2. JR旭川駅

北海道のほぼ中央に位置する旭川市。「JR旭川駅」は東西南北に走る北海道の鉄道の拠点となっている。
駅舎は2011年にリニューアルされ、現代的ながら木材がふんだんに用いられた、開放的で落ち着く空間となっている。デザイン性の高い新しい駅舎が、鉄道ファンの撮影スポットとなっている。
駅舎内には売店があり、館内は空調も完備されているので、ゆったりと落ち着いて過ごすことができる。

現代的な駅舎との競演。東西南北に線路が伸びる北海道鉄道の中心
現代的な駅舎との競演。東西南北に線路が伸びる北海道鉄道の中心

3. 平和通買物公園

JR旭川駅から約1㎞続く歩行者天国の大通りは「平和通買物公園」と呼ばれ、旭川のメインストリートとして賑わっている。1972年に日本初の恒久的歩行者天国として開設され、大型店や各種専門店、美容室や飲食店に至るまでさまざまな店舗が軒を連ねる。

グルメとショッピングを満喫できる日本初の歩行者天国。
グルメとショッピングを満喫できる日本初の歩行者天国。

4. 道の駅あさひかわ

旭川から富良野を経由して日高地方へ向かう国道237号に沿いにある、旭川の産業とグルメ、観光の発信基地。
JR「旭川駅」からも徒歩15分と、旭川市中心部からのアクセスも良好。

旭川の魅力が凝縮したドライブの休憩所「道の駅あさひかわ」
旭川の魅力が凝縮したドライブの休憩所「道の駅あさひかわ」

観光拠点として最適!旭川の宿泊施設3選

大自然あふれる旭川には、観光地巡りの拠点として便利なホテルや、遊び心あふれる都市ホテルまで、様々な宿泊施設が数多くある。
今回はその中でも、特にお勧めの宿泊施設を厳選して紹介しよう。

1. OMO7旭川 by 星野リゾート

北海道の風土と旭川に伝わる新旧カルチャーを遊び尽くしてほしいという想いのもとに星野リゾートが運営する「OMO7旭川 by 星野リゾート」。
人気の観光地であり、富良野や美瑛にもアクセスもしやすい旭川を拠点に旅の思い出を作りたいという人におすすめのホテルだ。

旭川の新旧カルチャー体験のお手伝いをしてくれる、遊び心あふれる都市ホテル
旭川の新旧カルチャー体験のお手伝いをしてくれる、遊び心あふれる都市ホテル

2. アートホテル旭川

JR旭川駅から車でわずか5分という好立地にある「アートホテル旭川」。
観光地へのアクセスもよく、観光やビジネスなどさまざまな用途の利用が可能。
客室は、和室と洋室がそれぞれ用意されており、最大6名まで宿泊可能な洋室もあるので家族での宿泊も安心だ。

旭川・美瑛・富良野観光におすすめ。好アクセスのロケーションと多彩なゲストルーム
旭川・美瑛・富良野観光におすすめ。好アクセスのロケーションと多彩なゲストルーム

3. ホテルルートインGrand旭川駅前

旭川駅より徒歩2分の好立地に2016年に誕生した「ホテルルートインGrand旭川駅前」。「ホテルルートインGrand」として、北海道に初出店した同ブランドは、広めの客室や充実したレストランなど、系列の従来のホテルよりもハイグレードな設備やサービスを提供し、より快適なホテルライフを演出する。

ハイグレードな設備とサービスを提供する、ホテルルートインGrandで快適なホテルライフを
ハイグレードな設備とサービスを提供する、ホテルルートインGrandで快適なホテルライフを

まとめ

北国の豊かな自然と都市が調和する美しい景観、ファミリーで楽しめるテーマパーク、人気の旭川ラーメンなど、旭川の魅力が詰まったスポットやグルメ、宿泊施設などを紹介してきた。
旭川のことをあまり知らない方やまだ訪れたことがない方は、ぜひ一度観光してほしい。
旭川を満喫したらJR函館本線・ 特急ライラックに乗って、同じく都市と自然が調和した札幌にも足を運んでみよう。
札幌には歴史を感じるスポットも多く、旭川にはない魅力もある。