日本の文化と自然が織りなす絶景に出会える!嵐山の人気観光スポット10選
四季折々の美しい自然と歴史的建造物が織りなす、日本情緒あふれる景観が魅力の「嵐山」。
そんな「嵐山」は、日本でも有数の観光地として人気を集めている。
この記事では「嵐山」の人気観光スポットや交通手段など、観光前に知っておくべき情報を詳しく紹介する。
これから紹介する観光スポットを巡れば、日本ならではの絶景や文化に出会えるはずだ。
ぜひこの記事を参考に「嵐山」を巡ってほしい。
嵐山ってどんなところ?
「嵐山」は京都市の西部に位置する、標高382mの山の名前だ。
山を指して「嵐山」と呼ぶよりも、「嵐山」を含む周囲の山々やその麓の地域を指して、「嵐山」と呼ぶことの方が多い。
「嵐山」と呼ばれる地域は、大堰川(おおいがわ)や嵐山三山と呼ばれる、松尾山・嵐山・烏岳、小倉山・亀山があり、自然に恵まれている。
盆地であるため、寒暖差が激しく、夏は蒸し暑く冬は寒さが厳しい。
そのため、「嵐山」では紅葉が美しく色づき、紅葉の名所も多い。
境内に桜が植えられている神社仏閣も多く、桜の名所の多さでも知られている。
紅葉と桜の季節以外でも、風光明媚な自然景観と歴史的建造物が調和した、美しい景観を見られることが「嵐山」の魅力だ。
伝統的な日本文化に触れられる飲食店や宿泊施設、体験施設も多い。
京都を観光するなら、日本情緒あふれる景観と日本文化を堪能できる、「嵐山」にもぜひ足を伸ばしてほしい。
嵐山のおすすめの観光シーズンは?
「嵐山」は桜や紅葉の名所としても有名で、日本さくら名所100選と日本紅葉の名所100選に選定されている。
そのため、「嵐山」を観光するなら美しい桜や紅葉を堪能できる、春と秋がお勧めだ。
蒸し暑い夏と厳しい寒さの冬が特徴の「嵐山」において、比較的過ごしやすい気候である点でもお勧めする理由のひとつだ。
嵐山の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月):軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月):コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット
嵐山への移動方法は?
京都観光の移動拠点となる「京都駅」を起点に、「嵐山」へのアクセス方法を紹介しよう。
- 経路
-
1.「京都駅」でJR山陰本線快速に乗車し、「嵯峨嵐山駅」で下車。
2.「嵯峨嵐山駅」から歩いて12分ほど - 所要時間
- 約30分
嵐山観光の主要交通手段
「嵐山」の観光スポット間は、基本的に徒歩で移動できる。
もし徒歩の移動で疲れたら、バスを利用しよう。
観光名所の近くに鉄道駅が無くても、バスの停留所ならある場合が多い。
交通費を節約できる一日乗車券を使うのもお勧めだ。
日本ならではの景観と文化を満喫!嵐山の人気観光スポット8選
「嵐山」を訪れるなら、これから紹介する人気の観光スポットを軸に観光してみよう。
長い歴史の中で大切に受け継がれてきた建造物や景観が多く、日本情緒あふれる風景を楽しめるスポットばかりだ。風光明媚な自然景観も魅力のひとつ。
日本ならではの景色と文化を満喫しよう。
1. 渡月橋
平安時代の9世紀前半に架けられたという橋で、何度も流出しているが、そのたびに架け直されてきた。
鎌倉時代の亀山上皇が橋の上を月が渡るように移動していったことからこの名がつけられたといわれている。
歌川広重や葛飾北斎をはじめ、数々の浮世絵にも取り上げられ、嵐山を代表する風景となった。
2. 天龍寺
臨済宗天龍寺派の大本山。
室町時代初期の1339(暦応2)年、足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うため、夢窓国師を開山に創建した。
後嵯峨天皇の亀山離宮跡地に広がる境内は日本最初の史跡・特別名勝で、1994年には「古都京都の文化財」の一つとして、ユネスコの世界文化遺産に登録された。
3. 嵯峨野竹林の小径
風光明媚な景色から、平安時代(794〜1185年)から貴族や文人に愛され、別荘や庵が多く築かれた嵯峨野。
その地にある嵯峨野竹林の小径は、野宮神社から天龍寺北門を通り大河内山荘へと約400m続く散歩道だ。
青々とした竹が空へ伸びる美しい姿は、旅行雑誌の表紙、テレビドラマ、CMにもよく登場し、京都を代表する風景として知られている。
4. 小倉山 二尊院
承和年間(834〜848年)に開創し、嵯峨天皇、土御門天皇、後土御門天皇、後嵯峨天皇、亀山天皇の分骨を納めると伝わる三帝陵や、法然上人ゆかりの寺としても知られる。
本尊の遣迎二尊像は重要文化財に指定されており、鎌倉時代中頃に春日仏師によって作られたと伝わる。
5. 嵐山モンキーパークいわたやま
嵐山の観光名所、渡月橋から川沿いを上流へ約20m、檪谷宗像神社の境内に入ったところに入園口がある嵐山モンキーパークいわたやま。
現在は約120頭のニホンザルが野生の状態で暮らしており、1年を通して四季折々の姿で楽しませてくれる。
6. 保津川下り
丹波高地から流れる保津川の亀岡から嵯峨嵐山まで約16kmの渓流を、小型の平底船で約2時間かけて下る。
船は熟練の船頭が3人がかりで舵を切り、岩の合間をくぐり抜けながら激流を下るダイナミックな船旅を楽しめる。
7. 京都オルゴール堂 嵯峨店
「京福嵐山電鉄」嵐山駅から徒歩1分のところに京都オルゴール堂 嵯峨店がある。
入り口で可愛い舞妓さんのオブジェがお出迎えしてくれていて、SNS映え必至の写真スポット。
店内には、手のひらサイズのかわいいものからインテリアになるような大きなものまで、多彩なオルゴールが並ぶ。
8. キモノフォレスト
「嵐山駅はんなり・ほっこりスクエア」の一角にある広場。
京友禅の図柄を使った色鮮やかなポールが600本立ち並ぶ。
ポールは広場だけでなく駅のホームや線路脇などにも設置されていて、嵐山駅全体がアート作品のよう。
施設内には飲食店や土産物店、足湯(250円)もあり、観光客の憩いの場となっている。
移動中でも風情と景色を楽しめる!嵐山のお勧め交通機関
「嵐山」を巡るなら、これから紹介する交通機関もぜひ利用してほしい。
「嵯峨野トロッコ列車」以外では、人力車の利用もお勧めだ。
少し高い視点でゆっくりと、日本情緒あふれる「嵐山」を散策できる。
観光スポット間の移動時間が、より風情あるものになるはずだ。
嵯峨野トロッコ列車
廃線となった旧山陰本線の一部を復活させて運行する、嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車。
ディーゼル機関車に連結されたアールデコ調のクラシカルな客車が、JR嵯峨嵐山駅に隣接するトロッコ嵯峨駅からトロッコ亀岡駅までの片道7.3kmを約25分かけて運行する。
列車は保津川沿いの渓谷を縫うように走り、車窓からは保津川の雄大な自然と渓谷美を楽しめる。
極上の癒しと景観を堪能できる嵐山の人気宿泊施設2選
これから紹介する宿泊施設では、極上の癒しやもてなしを体験できると同時に、四季折々で変化する美しい「嵐山」の景色を堪能できる。
観光中の時間だけでなく、宿泊施設での滞在中も特別な時間を過ごしてほしい。
1. MUNI KYOTO
「唯一無二の景色」というコンセプトで極上の癒しと体験を提供するラグジュアリーホテルで、京都・嵐山の麓、渡月橋の目の前に2020年8月に開業。
客室は全21室。すべて50㎡以上のデラックスルームとなっており、各部屋からは四季折々の表情を見せる嵐山の景観を楽しめる。
2. 星のや京都
京都屈指の景勝地・嵐山の大堰川河畔に佇む、“圧倒的非日常感”を提供するラグジュアリーホテル。
『平安貴族が興じた嵐山にたたずむ「水辺の私邸」』をコンセプトにし、25室あるすべての客室から大堰川と豊かな自然を望むことができる。
嵐山観光に関するよくある質問
Q
嵐山の主な見どころは?
歴史を感じられる建造物の数々と、風光明媚な自然景観です。
Q
嵯峨野トロッコ列車の魅力は?
クラシカルな雰囲気と車窓から見える渓谷などの雄大な自然です。
Q
嵐山でお勧めのグルメは?
湯豆腐をはじめとする豆腐料理や湯葉がお勧めです。
まとめ
この記事では「嵐山」で人気の観光スポットやお勧めの宿泊施設、観光の際に利用するべき交通手段などを紹介してきた。
深く長い歴史を物語る建造物の数々や、四季折々で異なる彩りを見せる美しい自然景観が「嵐山」の魅力と言える。
紹介してきた「嵐山」の観光スポットを巡ることで、日本文化と歴史に触れながら、和の雰囲気漂う自然景観を楽しめるはずだ。
以下の記事では、京都の定番観光スポットを紹介しているので、併せて参考にしてほしい。