北海道のイルミネーションイベント10選！雪と光が生み出す幻想的な絶景

冬の札幌の夜を彩るイベントとして昭和56年（1981）にスタートし、2023年で43回目を迎える「さっぽろホワイトイルミネーション」。
5つの会場で趣向を凝らしたイルミネーションが実施され、街全体が幻想的な雰囲気に包まれる。
メイン会場となる大通会場では翼をあしらったテレビ塔前の「ウィッシュ・バーズ」、ライラックやスズラン、ハマナスなど北海道ゆかりの花をかたどった「ウィンター・ブロッサムズ」、雪の結晶をモチーフにした回廊を歩ける「スノー・ファンタジア」などエリアごとに特徴の異なるシンボルオブジェを設置。

「青の運河」は小樽市にある「小樽運河」で行われるイルミネーションイベント。
「小樽運河」沿いには石造りのレストランが立ち並び、観光船に乗るクルージングも楽しめる。
「青の運河」では橋や街灯を中心に青色のLED電球で装飾され、その数は１万個に達する。
海を想起させる装飾はロマンチックかつ幻想的で、運河に反射する青の光が特に美しい。
イベント期間中は観光船も青にライトアップされるので、機会があればぜひ乗ってもらいたい。

「函館山」の麓を鮮やかな光で彩るのが、「はこだてイルミネーション」だ。
イベント期間中は「八幡坂」や「二十間坂」、「函館駅」とベイエリアを繋ぐ「開港通り」などの街路樹が、華やかで暖かな光に包まれる。
街路樹に施された電飾に照らされる、雪が降り積もった異国情緒あふれる街並みは、北海道の函館ならではの絶景だ。

函館市の「赤レンガ倉庫」で行われるイルミネーションイベント、「はこだてクリスマスファンタジー」。
異国情緒に溢れる雰囲気が魅力の「赤レンガ倉庫」には、飲食店などが多く立ち並ぶ。
お土産屋も多く、名物のチーズオムレットや定番の白い恋人などが購入できる。北海道ならではのユニークなお土産品にも出会えるはずだ。
「はこだてクリスマスファンタジー」の見どころは、本場のカナダから送られる20mのモミの木。
そんなモミの木と風情ある街並みを約15万球の電飾が輝かせ、「赤レンガ倉庫」全体がクリスマスムードに包まれる。

河東郡（かとうぐん）音更町（おとさらちょう）にあり、直径18mの花時計がシンボルの「十勝が丘公園」。
足湯や大きな芝生広場、「十勝川」や「十勝平野」を一望できる展望台も見どころのひとつだ。
そんな「十勝が丘公園」で行われるイルミネーションイベントが「彩凛華」。
600個ほどの大小様々な光のオブジェをシステム的に操作し、音と光に彩られた空間を演出する。
オブジェを通して放たれる柔らかな光に包まれた空間は、幻想的で不思議な世界感を体感させてくれる。

北海道において最も有名なお菓子である、「白い恋人」の製造見学やオリジナルスイーツを味わえるカフェが魅力の「白い恋人パーク」。
札幌市の西区にあり、お菓子作り体験ができるワークショップも人気だ。
そんな「白い恋人パーク」で行われるのが「スイートイルミネーション」。
今回は会場の中心に飾られた大きなベルをメインモチーフとした、鮮やかで清潔感のある光の演出が見どころ。
降り積もる雪と建物、光によるロマンチックで華やかな空間を楽しもう。

「五稜星の夢」は函館市五稜郭（ごりょうかく）町に位置する、「五稜郭公園」で行われるイルミネーションイベント。
上から見ると五角形の星形をしている「五稜郭公園」では、藤棚や桜など四季折々の景観を楽しめるほか、国から特別史跡の指定もされている。
五稜星の夢では周囲の堀が光で彩られ、公園の周遊路を散歩しながら雪と光の調和を楽しめる。
中でもお勧めしたいのは、近くの「五稜郭タワー」からの景色。
まるで地上に落ちた星のように、光り輝く「五稜郭」の星形を楽しめる。
五稜星の夢でしか見られない光景だ。

「洞爺湖（とうやこ）温泉街」は虻田郡（あぶたぐん）洞爺湖町にあり、癒しの温泉や地元の食材を使用した豪華な食事を堪能できる。
通年で湖畔までの道のりを彩るイルミネーションストリートが開催されており、風情のある夜の温泉街を鮮やか、かつロマンチックに演出している。
「洞爺湖温泉街」の「にぎわい広場」で行われる「イルミネーショントンネル」では、70mに及ぶトンネルが約40万球の電飾に彩られる。
没入感が高い、カラフルな光の世界を堪能できるのが魅力だ。
イルミネーションストリートと違い、「イルミネーショントンネル」は冬季限定なので注意してほしい。

虻田郡留寿都（るすつ）村にある「ルスツリゾート」は、約820haを誇る広大なリゾート地。
遊園地やゴルフ場、ホテルなどの様々な施設を備えており、冬にお勧めしたいのは37のコースがあるスキー場だ。
冬だけでなく、１年を通して多彩な楽しみ方と滞在ができる。
そんな「ルスツリゾート」では、冬季限定でプロジェクションマッピングが行われる。
ホテルの壁面である50m×13mのガラスをキャンバスに、アイヌ（北海道の先住民族）の歴史や北海道の豊かな自然が音楽と共に表現される。
屋内と屋外からでは見え方が変わるのもポイントで、屋内の幻想的な雰囲気と屋外の大迫力な演出をどちらも楽しんでほしい。
隣接するスターダストアベニューでは、300mの遊歩道が25万球の電飾に彩られる。
降り積もる雪と調和した華やかな光は、とてもロマンチックだ。

街あかりイルミネーションでは、「平和通買物公園」を中心に旭川市街地が21万球の電飾で彩られる。
「旭川駅」前からすぐ近くなので、アクセスのしやすさもポイント。
雪が降り積もる市街地の中に灯る、鮮やかな光が施された街路樹が魅力だ。
ツリーやフォトフレーム、モニュメントなどが豊富にあり、フォトスポットの多さも見どころのひとつだ