四季折々の幻想的な絶景が魅力!白金青い池の観光ガイド

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

幻想的なブルーの水面が目を奪う「白金青い池」。
北海道の絶景スポットとして、不思議なほど美しい青い水面に立ち枯れたカラマツと、その周囲の豊かな自然が織りなす絶景が有名な観光スポットだ。
この記事ではそんな「白金青い池」の基本情報をはじめ、アクセスや見どころ、周辺のお勧め観光スポットまで詳しく紹介しよう。
この記事を読めば、「白金青い池」の魅力や観光前に知っておきたい情報がわかるはずだ。

目次

白金青い池ってどんなところ?

北海道中央部の美瑛町に位置する「白金(しろがね)青い池」。
1988年の十勝岳噴火による土石流災害を防ぐために、作った小規模なダムに水が溜まり、偶然できた人造湖である。
青く澄んだ水面とその水面に映る立ち枯れたカラマツや、周囲の自然豊かな景観が織りなす絶景が最大の魅力だ。
水面の色や周囲の景観が季節ごとに表情を変えるのも魅力のひとつ。
水面が青く見える理由は諸説あるが、太陽光と池の水質を由来とする説が有力だ。
周辺にある温泉の成分を含んだ水と美瑛川の水が混ざることで、目に見えないほどの粒子が発生し、太陽光がその粒子により散乱して青く見えるとされている。
そのため、美しい「白金青い池」を見たいなら、1日の中で最も太陽光が降り注ぐ、昼頃の時間帯がお勧め。
例年11月から4月頃には、夜になると「白金青い池」がライトアップされる。
雪が降り積もる時期でもあるため、雪化粧した「白金青い池」が照らされた、幻想的で美しい情景を楽しめる。
日没時刻に合わせて開始時間が変わるので、事前に調べてから訪れよう。

美しい湖面と周囲の自然はまさに絶景
美しい湖面と周囲の自然はまさに絶景

白金青い池へのアクセス

ここでは国際線を有する「旭川空港」を起点に、「白金青い池」までのアクセスをご紹介。
「白金青い池」付近にはトイレや売店はないため、「旭川空港」や「美瑛駅」で事前に済ませておくと良いだろう。

経路
1. 「旭川空港」でふらのバス・ラベンダー号へ乗車し、バス停「美瑛駅」で下車
2. 「美瑛駅前」で道北バスへ乗車して、バス停「白金青い池入口」で下車
3. 「白金青い池」から徒歩約5分で到着
所要時間
約1時間

四季折々の絶景を見られる白金青い池

1年のなかで最も美しい「白金青い池」を見られるのは、晴天が多く風が少ない5月〜6月だが、他の時期や季節にも異なる魅力や見どころがある。
ここからは四季折々の「白金青い池」を楽しめるよう、季節ごとの魅力とみどころを紹介しよう。
この記事を参考に、好みの景色を見られるように観光時期を調整してほしい。

新緑と水面のグリーンブルーが美しい「春の白金青い池」

春の「白金青い池」は、芽吹き始めた青々とした新緑とブルーの水面とのコラボレーションが楽しめる。
水面は雪解け水の影響で緑がかったグリーンブルーに変わることが特徴だ。
まだまだ寒さが残るため、防寒対策と地面の凍結に注意してほしい。

新緑とのコラボレーションも魅力的だ
新緑とのコラボレーションも魅力的だ

最も鮮やかで美しい水面が見られる「夏の白金青い池」

夏の「白金青い池」は明るい日差しが差し込み、より一層鮮やかなライトブルーの水面を楽しめることが魅力。
5月から6月下旬の初夏と呼ばれる時期が1年を通して最も澄んでおり、多くの観光客がこの時期に訪れる。

水面の青さを重視するなら夏に訪れよう
水面の青さを重視するなら夏に訪れよう

色鮮やかな紅葉も楽しめる「秋の白金青い池」

秋の「白金青い池」は、青い池と周囲の紅葉のコラボレーションが楽しめる。
自然豊かな観光スポットである「白金青い池」では色鮮やかな紅葉と、水面の鮮やかなブルーのコントラストが美しい。
紅葉は10月下旬から11月上旬にかけて見頃を迎えるので、せっかくなら見頃に観光できるように調整しよう。

春・夏とは全く異なる表情を見せる秋の白金青い池
春・夏とは全く異なる表情を見せる秋の白金青い池

雪が降り積もる幻想的な景観が魅力「冬の白金青い池」

冬の「白金青い池」は、立ち枯れたカラマツや周囲が雪化粧する景観が楽しめることが魅力。
例年11月に入ると雪が積もり始め、青い水面と辺り一面の白銀の景観は幻想的でとても美しい。
12月から4月上旬にかけて青い池は完全に凍結し、水面を見られない時期があるため注意が必要だ。

冬ならではの絶景を楽しもう
冬ならではの絶景を楽しもう

ライトアップで雪景色と白金青い池がさらに美しく幻想的に

「白金青い池」では例年11月から4月にかけて、冬季限定のライトアップが行われる。
真冬の時期は水面が凍結して青い池を見られないが、ライトアップされた「白金青い池」と雪化粧した周囲の自然景観は幻想的で、迫力のある絶景を楽しめる。
ライトアップには照明パターンがいくつもあり、約10分間で1つのストーリーを楽しめる。
北海道の空は空気が澄み、星が綺麗に見えるので、ライトアップと併せて幻想的な夜景も楽しんでほしい。

もし「白金青い池」を訪れる場合は、近くにある「白ひげの滝」も通年ライトアップされているので、併せて訪れてほしい。
「白ひげの滝」は岩間から滲み出た地下水が山の岩肌を約30m流れ落ち、自然の迫力を楽しめる観光スポット。
四季折々の風景が楽しめることでも有名だが、特に冬季は岩肌から垂れ下がる氷柱や周囲の雪化粧をした自然が美しく、ライトアップされるとさらに魅力を感じるスポットだ。

ライトアップされた美しい白金青い
ライトアップされた美しい白金青い
併せて訪れてほしい白ひげの滝
併せて訪れてほしい白ひげの滝

白金青い池と併せて訪れたい道北の絶景スポット3選

「白金青い池」を満喫したら、比較的アクセスしやすい「道北エリア」の絶景スポットを観光しよう。
「道北エリア」とは美しい自然に囲まれた北海道らしい風景が残る、稚内から旭川や富良野辺りの地域のこと。
これから紹介する、大自然を存分に満喫できる観光スポットをぜひ散策してほしい。

1. ファーム富田

壮大なスケールで広がる優美なラベンダー畑で有名な北海道中富良野町にある観光農園。
壮大なラベンダー畑のほか、紫のラベンダーに白のカスミソウに赤のポピーなど、鮮やかな花の帯がなだらかな斜面のキャンバスに描かれる「彩りの畑」が代表的存在。
ほかにも、ビオラやマリーゴールドなど色とりどりの花が咲く「花人の畑」や、小さな庭の中に120種類近くの植物が共存している「花人ガーデン」など、園内にはさまざまな花畑があり、訪れる人の目を楽しませている。

視界を埋め尽くす色とりどりの花の世界に感動
視界を埋め尽くす色とりどりの花の世界に感動

2. 大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ

北海道中央部に位置し「神々の遊ぶ庭」と呼ばれ、8つの火山群からなる大雪山。
そのうちの一つが標高1,984mの黒岳である。春・夏は高山植物、エゾシマリスなどの自然観察や登山に、秋は美しい紅葉、冬はスキーやスノーシューハイキングと、一年を通じて楽しめる。

ゴンドラとリフトを乗り継ぎ、軽装で大雪山登山が楽しめる
ゴンドラとリフトを乗り継ぎ、軽装で大雪山登山が楽しめる

3. 星野リゾート トマム 雲海テラス

ダイナミックな雲海を間近で観賞できる「星野リゾート トマム」が誇る展望施設。
例年雲海が発生する5~10月早朝限定でオープンしている。
気象条件がそろった時に山を越えて流れ込む壮大な雲海は、まさに天空の絶景。
空中に浮いているようなデッキで、まるで船に乗って雲の海に繰り出していくような気分が味わえる。

壮大な雲海を間近に望む天空の絶景テラス
壮大な雲海を間近に望む天空の絶景テラス

白金青い池に関するよくある質問

Q

白金青い池の水が青い理由は?

A

付近にある温泉と美瑛川の水が合わさり発生した、目に見えない大きさの粒子が太陽光を反射し、水が青く見えます。

Q

白金青い池で綺麗な景色を見るなら何月がお勧め?

A

5月から6月下旬がお勧めです。1年の中で最も青く澄んだ水面が楽しめます。

まとめ

美瑛を代表する観光スポット「白金青い池」の楽しみ方や、周辺の観光スポットなどを紹介してきた。
青い池の幻想的で美しい風景とともに、フォトジェニックな写真を撮ってみてはいかがだろうか。
広大な敷地を有する北海道には、他にも魅力溢れる観光スポットや異国情緒あふれる都市、絶品のご当地グルメなどが多い。
北海道観光をさらに楽しみたい方は、こちらの記事も参考にしてほしい。