神秘的な絶景・八幡平ドラゴンアイが最大の魅力!鏡沼の観光ガイド

神秘的な絶景・八幡平ドラゴンアイが最大の魅力!鏡沼の観光ガイド

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

八幡平の頂上付近に位置する「鏡沼」。
沼と周辺の自然景観の美しさもさることながら、神秘的な自然現象「八幡平ドラゴンアイ」が見られるとして、人気の観光スポットとなっている。
そんな「鏡沼」の基本情報をはじめ、「八幡平ドラゴンアイ」の魅力や見られる時期、周辺のスポットなどを詳しく紹介しよう。
この記事を読めば「鏡沼」を120%遊び尽くせるはずだ。

鏡沼ってどんなところ?

秋田県と岩手県の県境にある山、八幡平(はちまんたい)の山頂付近に位置する「鏡沼」。
「鏡沼」最大の魅力は、「八幡平ドラゴンアイ」と呼ばれる幻の絶景だ。
冬の積雪で雪に埋もれた「鏡沼」は、春になると周辺と中心部から雪溶けが進み、ドーナッツのような形となる。
水面のエメラルドグリーンの輝きも相まって、神秘的な美しい光景に。
その様子が龍の眼のように見えることから、この現象は「八幡平ドラゴンアイ」と名付けられた。
訪れる日の天候・時間帯によって見え方が異なるのも、「八幡平ドラゴンアイ」の魅力のひとつだ。
「鏡沼」に訪れるならスケジュールを調整して、八幡平の大自然が生み出す神秘の瞬間を観に行こう。

積雪量・雪解け条件・天候などで出現時期や見え方が違う
積雪量・雪解け条件・天候などで出現時期や見え方が違う

八幡平ドラゴンアイが見られる時期は?

例年5月下旬から6月上旬にのみ見られる「八幡平ドラゴンアイ」。
積雪量や雪解け、天候の状況などの条件によっては、見られない年もある。
「鏡沼」は標高約1,500mの場所にあるため、例年5月下旬から6月上旬でも気温10度前後と寒く、平野部とは気温差が約15度もある。
そのため、平野部では半袖で過ごせる暖かい季節だが、冷えないように温かいアウターを持っていくのがお勧めだ。
「鏡沼」周辺には、まだ雪が残っているので、長靴など防水対策された靴もあると便利。

動きやすい服装と積雪の中でも歩きやすい靴を準備しよう
動きやすい服装と積雪の中でも歩きやすい靴を準備しよう

鏡沼へのアクセス

ここでは、秋田観光のスタート地点である秋田空港からのアクセスを紹介しよう。
秋田空港からアクセスする場合は、以下の通り時間がかかる。
ただ、岩手の盛岡駅であればバスで約2時間。秋田のJR鹿角花輪駅からは予約型観光バスに乗って約1時間30分でアクセスできる。
できるだけ移動時間がかからないように、観光プランに「鏡沼」を組み込んでほしい。

経路
1. 秋田空港で秋田空港リムジンバス「県庁市役所前行」に乗車
2.「秋田駅西口」で下車し、「秋田駅」で「JR奥羽本線こまち26号 東京行き」に乗車
3.「JR田沢湖駅」で下車し、バス停「田沢湖駅前」に乗車
4. 終点の「八幡平頂上」で下車し、徒歩10分で到着
所要時間
約4時間20分

鏡沼観光で準備・注意すべきこと

「鏡沼」までの山道にはクマが出る恐れがあるので、クマよけの鈴を持参するなどクマ対策をしっかり行うこと。
また、「鏡沼」の周りには規制ロープが設置されているため、内側に入らないように。雪が崩れて沼へ落ちてしまう危険があるためだ。

自分の身を自分で守るためにも必要な準備はしっかりとしておこう
自分の身を自分で守るためにも必要な準備はしっかりとしておこう

観光前後の休憩にピッタリの八幡平山頂レストハウス

「鏡沼」から徒歩約10分の距離にある「八幡平山頂レストハウス」。
施設内には、軽食コーナーやお土産売り場、休憩スペース、トイレなどが入っており、観光の前後に休憩するスポットとしてお勧めだ。
近くには八幡平展望台があり、雄大な自然景観を一望できる。
「八幡平山頂レストハウス」に訪れたら展望台からの景観も、ぜひ楽しんでほしい。

見晴らしの良い場所にある八幡平山頂レストハウス
見晴らしの良い場所にある八幡平山頂レストハウス

鏡沼と併せて訪れるべき「メガネ沼」

「八幡平ドラゴンアイ」を観光したら、隣にある「メガネ沼」にも訪れてほしい。
「鏡沼」と合わせると、メガネのように見えることが名前の由来。
「八幡平ドラゴンアイ」からこぼれ落ちた涙のように見えることから、最近では「ドラゴンの涙」とも呼ばれている。
エメラルドグリーンに輝く湖面はとても美しく幻想的。
他にも周辺では、八幡平の湖沼の中で最も大きい「八幡沼」やコバルトブルーの湖面が美しい「ガマ沼」などをはじめ、様々な沼が見られる。
「鏡沼」だけでなく、その他の湖沼も足を運んでみよう。

エメラルドグリーンが美しいメガネ沼
エメラルドグリーンが美しいメガネ沼

美しい自然景観の宝庫・八幡平をハイキングで楽しもう

標高1,613mの高さを誇る八幡平は、その名の通り平らな山。
登山口から山頂まで往復約1時間20分で登れるため、登山初心者でも気軽にハイキングを楽しめる。
ハイキングすれば「八幡平ドラゴンアイ」が見られる時期以外でも、「八幡平」では様々な美しい自然景観を楽しめるだろう。
春から夏には色とりどりの花々が咲き誇り、天然のお花畑が見られる。
紅葉の名所としても人気があり、紅やオレンジの紅葉が彩るダイナミックな景観は絶景。
冬には水蒸気などが樹木に吹き付けられて凍った樹氷が並ぶ、幻想的な世界が広がる。
「鏡沼」周辺だけでなく、その他の八幡平の魅力もぜひ満喫してほしい。

「花の百名山」に選ばれている八幡平
「花の百名山」に選ばれている八幡平

抜群の開放感と雄大な自然景観で癒される「藤七温泉 彩雲荘」

「鏡沼」から徒歩約40分の距離にあり、観光や登山の後に利用できる温泉「藤七温泉 彩雲荘」。
標高1,400mと東北最高峰にあるため、大自然に囲まれた露天風呂での入浴は開放感抜群。
目前に広がるアオモリトドマツの樹海や岩手県の最高峰・岩手山などの自然景観を、温泉に浸かりながら楽しめる。
また、夜には星空が広がり、昼間とは違った雰囲気を味わえる。
源泉から引いたお湯をそのまま使っているため、純度100%の温泉成分を堪能できるのも魅力のひとつだ。
営業期間は4月下旬〜10月下旬。冬季は営業していないので、気をつけてほしい。
また、夜間は道路が通行止めになっている場合があるので、明るい時間帯に訪れた方がいいだろう。

「藤七温泉 彩雲荘」で雄大な自然と温泉に癒されよう
「藤七温泉 彩雲荘」で雄大な自然と温泉に癒されよう

鏡沼に関するよくある質問

Q

鏡沼で八幡平ドラゴンアイを見られる時期は?

A

5月下旬から6月上旬の限られた時期に見られます。

Q

八幡平には鏡沼以外にも見どころはある?

A

鏡沼周辺の湖沼や展望台からの景色が見どころです。

まとめ

「鏡沼」で見られる「八幡平ドラゴンアイ」の魅力や周辺の観光スポットなどを紹介してきた。
「八幡平ドラゴンアイ」と周囲の自然が織りなす絶景を、ぜひ堪能してほしい。
大自然の中で見る奇跡の絶景は、心を癒してくれること間違いなし。
「鏡沼」周辺にある「眼鏡沼」や「八幡沼」、休憩所や温泉施設などの魅力的な観光スポットに足を運ぶのも忘れずに。
「鏡沼」以外にも、「秋田県」には魅力あふれる観光スポットがたくさんある。
「秋田県」の魅力的な観光スポットについては、こちらの記事で紹介しているので、ぜひ読んでみてほしい。