【富士吉田の人気観光スポット9選】富士山の織りなす様々な絶景に出会う旅へ

【富士吉田の人気観光スポット9選】富士山の織りなす様々な絶景に出会う旅へ

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

富士山の絶景スポットが点在し、市内各所からも雄大な姿を望める「富士吉田」。
富士山信仰の歴史が息づく神社や、宿場町の面影を残す街並みも見どころのひとつだ。
この記事では、富士吉田の観光で訪れるべき人気観光スポットを中心に、その魅力を紹介していく。

富士吉田ってどんなところ?

山梨県の東南部、富士山の麓にある街「富士吉田」。
標高約750mに位置し、澄んだ空気の中、市内の至る所から雄大な富士山を一望できる。
四季ごとに表情を変える富士山の風景が、訪れる人の心を惹きつけてやまない。
古くから富士山信仰の聖地として栄え、江戸時代(1603〜1868年)には「御師(おし)」と呼ばれる富士山登山の案内人が多く暮らし、宿泊や参拝の拠点として発展した。
1,900年以上もの歴史を持つ「北口本宮冨士浅間神社」をはじめ、当時の面影を残すスポットが市内各所に点在する。
また、1,000年以上の歴史を持つ織物の名産地としても知られており、工場見学や手織り体験も楽しめる。
この織物の街で生まれたのが、日本一硬いうどんと言われる「吉田うどん」だ。
織物作業に忙しい女性に代わり、男性が腹持ちの良いうどんを練ったのが始まり。
現在では富士吉田を代表する名物グルメとして、多くの人に親しまれている。

富士山の麓に広がる富士吉田の街並み
富士山の麓に広がる富士吉田の街並み

富士吉田のおすすめの観光シーズンは?

富士吉田を観光するなら、春と秋が特にお勧めだ。
春には「新倉山浅間公園」の約650本の桜と園内にある五重塔を前景に、富士山が聳え立つ絶景が広がる。
秋には、紅葉が美しく色づき、富士山と紅葉が織りなす景色が訪れる人を魅了する。
どちらの時期に訪れても、日本風情を感じられる絶景に出会えるだろう。

富士吉田の季節ごとの着衣例

  • 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
  • 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
  • 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
  • 冬(12月 - 2月): コート、厚手のセーターやジャケット

富士吉田への移動方法は?

富士吉田までは、「東京駅」から高速バスで約2時間。
ただ、高速バスは運行本数が少ないため、電車の方がスケジュールを立てやすい。
電車の場合は、東京駅からJRで新宿駅へ向かい、富士急行直通の特急「富士回遊」に乗り換えれば、約2時間で到着できる。
また、山梨県の主要駅「甲府駅」からは、電車で約1時間15分だ。

富士吉田観光の主要交通手段

富士吉田を観光する際、バスが主な交通手段となる。
市内循環のバス「タウンスニーカー」を利用すれば、「新倉山浅間公園」「北口本宮冨士浅間神社」など、主要観光スポットへアクセスできる。
バスではアクセスしづらい観光スポットの移動へは、タクシーの利用がお勧めだ。
移動をスムーズにしたい場合は、レンタカーの利用も検討したい。

絶景と歴史文化を満喫!富士吉田の人気観光スポット9選

富士山が織りなす絶景を望めるスポットを中心に、地域に残る文化や歴史を楽しめる場所を紹介する。
富士山の絶景だけでなく、様々な魅力が詰まった地域なので、紹介するスポットを参考に観光プランを立ててほしい。

1. 新倉富士浅間神社

新倉山の中腹に鎮座する神社。705年、現在の新倉地区に当たる甲斐国八代郡荒倉郷の氏神として創建。
富士山を望めるビュースポットとしても有名。特に、大鳥居から登り詰めた所にある展望台からは、忠霊塔(五重塔)と富士吉田の街並み、富士山を一望でき、絶好の撮影スポットになっている。

富士山を一望する絶景が魅力の由緒ある神社
富士山を一望する絶景が魅力の由緒ある神社

2. 富士急ハイランド

世界レベルの数々の絶叫マシンからキャラクターのテーマパークまでを保有する富士急ハイランド
最高速度130km/hで、キング・オブ・コースターと言われる「FUJIYAMA」や、総回転数14回転を誇る猛烈なコースター「ええじゃないか」など、スリル満点のアトラクションが沢山ある。

富士山の裾野にある、絶叫マシンが有名な遊園地
富士山の裾野にある、絶叫マシンが有名な遊園地

3. 北口本宮冨士浅間神社

世界遺産「富士山」の構成資産の一つで、1900年以上の歴史ある神社。
日本武尊が富士の遥拝地として定めたのが起源と伝えられており、富士山吉田口登山道の起点となっている。
杉林と石灯篭が並ぶ荘厳な雰囲気の参道を進むと、日本最大級の大きさの木造鳥居「富士山大鳥居」へとたどり着く。

富士山の麓で登山道の入り口にもなっている歴史ある神社
富士山の麓で登山道の入り口にもなっている歴史ある神社

吉田の火祭(鎮火祭)

北口本宮冨士浅間神社とその摂社である諏訪神社の祭で、「鎮火祭」とも呼ばれ、御祭神が猛火の中で子を産んだ故事がルーツとも言われ、富士山の噴火を鎮めるためのものと考えられている。
町中で大松明が焚き上げられるこの祭りは、静岡・島田の「帯祭り」、愛知・国府宮の「はだか祭り」とともに日本三奇祭の一つに数えられる。また山梨県の無形民俗文化財にも指定されている。
2日に亘って行われ、まず26日午後に浅間神社での祭りが行われる。儀式が行われた夕方、神輿の担ぎ手である勢子や氏子によって大松明が次々に立てられる。

日本三奇祭のひとつ。富士山の噴火を鎮めるため、町中が松明の炎とともに盛り上がる
日本三奇祭のひとつ。富士山の噴火を鎮めるため、町中が松明の炎とともに盛り上がる

4. 道の駅 富士吉田

「関東の道の駅ランキング」で常に上位にランクしている大人気の道の駅。富士山が真正面に見える素晴らしいビュースポットでもある。
同じエリア内には気象観測についての体験学習施設である「富士山レーダードーム館」や室内遊園地などがある「富士山アリーナ」、無料で愛犬を遊ばせる事ができる「ドッグラン」等、大人も子どもも楽しめる施設が充実している。

富士山の絶好のビュースポットであり大人気の道の駅
富士山の絶好のビュースポットであり大人気の道の駅

5. 新倉山浅間公園

雄大な「富士山」と五重塔「忠霊塔」の美しい景色が見られる事で有名な新倉山浅間公園。園内には、650本ほどの桜の木が植えられており、春には、富士山と五重塔、桜という日本らしい絶景を見る事ができる。
この景色は、日本を紹介する様々なガイドブックに登場するなど、人気のスポットとなっている。

鳥居からみる富士山
鳥居からみる富士山

6. 金鳥居

富士吉田のシンボルであり、富士山信仰の象徴として知られる「金鳥居(かなどりい)」。
富士山駅から徒歩5分の場所に位置し、車道をまたぐように建っている。
神聖な場所を示すために飾られた縄(しめ縄)の間から富士山を望む光景は、ここでしか見られない。
富士山頂へ続く登山道の起点にあたることから、「一の鳥居」とも呼ばれている。

金鳥居としめ縄越しに富士山を望む貴重な景観
金鳥居としめ縄越しに富士山を望む貴重な景観

7. 農村公園

富士山の絶景をゆったり楽しめるビュースポット「農村公園」。
公園内では、地元の農家によってお米や野菜など多様な農作物が栽培されており、農地が点在。
田園風景の中、遮るものなく富士山の全景を一望できる。
春には水田に富士山が映る「逆さ富士」が、秋には黄金色の稲穂が揺れる前景に、紅葉に囲まれた富士山を見られる。
観光客の少ない静かな環境の中、富士山の絶景を堪能できるスポットだ。

農村公園の水田に富士山が映る「逆さ富士」
農村公園の水田に富士山が映る「逆さ富士」

8. 不二阿祖山太神宮

神秘的な雰囲気と独特の建築様式が魅力の「不二阿祖山太神宮(ふじあそやまだいじんぐう)」。
かつて富士山の噴火は神の怒りによるものと考えられ、その怒りを鎮めるために麓に神社が建てられたとされる。
主祭神は、宇宙を創造したと言われる「元主一太御神」。
境内には、3本の柱が組み合わさった珍しい「三柱鳥居」や、無限大の記号の形をした参道など、特徴的な建造物やスポットが多く見られる。

特徴的な三柱鳥居の建つ不二阿祖山太神宮
特徴的な三柱鳥居の建つ不二阿祖山太神宮

9. 富士みち(本町通り)

富士吉田の中心部にある通り「富士みち」は、”本町通り”とも呼ばれ、正面に富士山を望めるスポットとして知られている。
通り沿いには昭和の面影を残す商店街が並び、レトロな看板や街灯、雑多に交差する電線が独特の雰囲気を醸し出している。
SNSでも話題となっており、多くの写真家や観光客が訪れる人気のフォトスポットだ。
なかでも、「本町2丁目交差点付近」からの眺めが特に人気を集めている。
周辺には、老舗の商店や「吉田うどん」の名店も点在しており、散策を楽しみながら絶景を見られるのも魅力のひとつ。
ただし、車道に出ての撮影や、近隣の住民、通行人に迷惑がかかる行為は避け、マナーを守って楽しんでほしい

日本ならではの景色を撮影できるフォトスポット
日本ならではの景色を撮影できるフォトスポット

ご当地グルメも堪能しよう!富士吉田の人気飲食店3選

富士吉田に訪れたら、ご当地グルメや地元の人に愛される名店にも足を運んでみよう。
地元のソウルフード「吉田うどん」の名店から、レトロな雰囲気が漂う喫茶店まで、個性豊かな3店を紹介しよう。

1. 元祖 みうらうどん

山梨県富士吉田市にある創業昭和56(1981)年創業の𠮷田うどんの名店、元祖みうらうどん
硬くてかなりコシの強い麺が特徴的な𠮷田うどんは、「農山漁村の郷土料理百選」に選ばれるほどの地元民にはなくてはならないソウルフードだ。
一番人気の肉うどんは、牛肉ではなく馬肉を使用しているのもみうらうどんならでは。

山梨名物!富士𠮷田うどんをリーズナブルに堪能できる
山梨名物!富士𠮷田うどんをリーズナブルに堪能できる

2. 麺許皆伝

1993年創業の「麺許皆伝(めんきょかいでん)」は、従来の吉田うどんにこだわらず、「新しい吉田うどん」を目指す人気店。
人気メニューの「欲ばりうどん」は、甘辛く煮た牛肉やちくわ天などを贅沢に盛りつけた一杯だ。コシの強い極太麺と、味噌と醤油を合わせた出汁は相性抜群。
枚数限定で販売されている、特大かき揚げも人気の理由のひとつ。
丼から豪快にはみ出すほどのサイズで、揚げたての香ばしさがうどんによく合う。

麺許皆伝の人気メニュー「欲ばりうどん」(※写真はイメージです。)
麺許皆伝の人気メニュー「欲ばりうどん」(※写真はイメージです。)

3. もんぶらん

地元の人々に愛され続けている、1980年創業の喫茶店「もんぶらん」。
店内にはレトロのインテリアや雑貨が並び、昔ながらの喫茶店ならではの雰囲気が漂っている。
スパゲッティやカレー、サンドイッチなど、250種類以上もの豊富なメニューが揃う。
なかでも高さ30cmを超える特大パフェは高い人気を誇る。
アイスやプリンが豪快に盛りつけられ、見た目のインパクトも抜群。思わず写真を撮りたくなる一品だ。

喫茶店ならではのレトロな空間で様々なメニューを楽しめる(※写真はイメージです。)
喫茶店ならではのレトロな空間で様々なメニューを楽しめる(※写真はイメージです。)

富士吉田観光に関するよくある質問

Q

短い時間で富士吉田を満喫するためには、どこに行けば良い?

A

富士山の絶景、名物グルメを満喫できる「本町通り」がお勧めです。

Q

富士吉田の紅葉の見頃は?

A

例年10月下旬〜11月上旬が見頃です。

Q

富士吉田の桜の見頃は?

A

例年、4月上旬〜中旬に見頃を迎えます。

まとめ

この記事では、富士吉田の人気観光スポットや飲食店を紹介してきた。
富士山が織りなす様々な絶景を楽しみながら、風情ある街並みや歴史的な名所を散策できるのは、富士吉田ならではの魅力といえる。
紹介したスポットを巡れば、その魅力を存分に堪能できるはずだ。
富士吉田以外にも、山梨には魅力的なスポットが数多くある。
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