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角館樺細工伝承館

今日に受け継がれる角館の伝統工芸を紹介。

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角館の伝統的工芸品「樺細工」の振興のため、また観光の拠点として、昭和53(1978)年に開館した伝承館。建物は武家屋敷をイメージしたもので、館内には樺細工を中心に工芸品の展示や販売コーナーがあり、樺細工の製作実演、制作体験なども行われる。

樺細工は、ヤマザクラの樹皮を用いて作られる工芸品で防湿、抗菌性などに優れ、茶筒や小箪笥、お盆などに使われる。樹皮の模様が美しい円筒形の茶筒は、実家や祖父母の家などできっと誰もが見たことがあるはずだ。ちなみにヤマザクラを使うのに「樺細工」というのは、かつて角館ではヤマザクラの樹皮を「サクラカバ」と呼んでいたのが理由らしい。(諸説あり)

角館の樺細工の歴史は古く、下級武士の内職として印籠、眼鏡入、根付などが作られていた。昭和になって民芸の父といわれる柳宗悦らが指導し、伝統の技は今日の洗練された樺細工へと受け継がれている。

ポイント

  • 角館の伝統的工芸品、樺細工について学べる施設。
  • 熟練の職人による製作実演もあり。
  • 樺細工のおみやげもバリエーション豊富。
  • 無料で利用できる休憩所もある。

写真

  • 伝統的な藁ぶき屋根の形と西洋式のれんが造りが合わさった、ユニークな建築

    伝統的な藁ぶき屋根の形と西洋式のれんが造りが合わさった、ユニークな建築

  • 職人による製作実演風景を見学することができる

    職人による製作実演風景を見学することができる

  • 武家資料展示室では、この地を治めた佐竹氏の鎧兜がずらり

    武家資料展示室では、この地を治めた佐竹氏の鎧兜がずらり

  • 入口は立派な門。春はしだれ桜が咲き乱れる

    入口は立派な門。春はしだれ桜が咲き乱れる

  • 角館の伝統工芸品、樺細工のおみやげ品も豊富に揃う

    角館の伝統工芸品、樺細工のおみやげ品も豊富に揃う

口コミ

基本情報

日本語名称
角館樺細工伝承館
郵便番号
014-0331
住所
秋田県仙北市角館町表町下丁10-1
電話
0187-54-1700
定休日
年末年始
営業時間
4~11月は9時~17時、12~3月は9時~16時30分 (入場は閉館の各30分前まで)
料金
大人300円、小・中学生150円、6歳未満無料。カフェとショップは無料
アクセス
JR「角館」駅から徒歩20分
クレジットカード利用
使用不可
公式サイト
公式サイト(日本語)