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弘道館

水戸藩第9代藩主徳川斉昭が創設の日本最大規模を誇る藩校。 

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弘道館は、水戸藩第9代藩主徳川斉昭(1800〜1860)が、天保12(1841)年に開設した藩校で、日本最大の規模を誇る教育施設であった。

藩政改革の一環に、優れた人材の育成を強く掲げた斉昭は、藩士とその子弟を学ばせる藩校を水戸城の三の丸に開設した。入学は15歳、卒業制度はなく生涯教育を原則とした。当時は約10.5ヘクタールあった敷地に文館、武館、医学館などを設け、儒学、歴史、天文、数学などの学問、剣術、槍術など武芸の修練、種痘などの医療も行った。

創建当時の建物の多くは、明治元(1868)年の藩内の抗争や、空襲により焼失したが、弘道館の中心的建物で、藩主臨席のもと文武の試験が行われた「正庁」、その奥にある「至善堂」のほか、藩主の来館や特別行事のみに開門された「正門」が現存している。いずれも国の重要文化財に指定されている。

敷地内には、約60品種、800本の梅林があり、偕楽園とともに梅の名所となっている。斉昭は、梅をとくに愛し、敷地内に植えさせた。梅は春に先がけて咲いて人を喜ばせるとともに、戦時には実が保存食にもなるからである。早春には偕楽園とともに「梅まつり」の会場となっている。

ポイント

  • 第15代将軍徳川慶喜(1837〜1913)は幼少期に弘道館で学び、大政奉還後には弘道館で謹慎生活を送った。
  • 徳川光圀が編纂に着手した『大日本史』100冊など、貴重な歴史資料の展示も多数。
  • 売店には、葵の紋のついた徳川家グッズが多数そろい、充実している。
  • 弘道館正門と水戸城跡の大手門は向かい合う位置にある。あわせて散策するとよい。
  • 毎年2月中旬から3月下旬ごろは梅の季節で、「梅まつり」が開催される。

写真

  • 正庁の外観 (写真:弘道館所蔵)

    正庁の外観 (写真:弘道館所蔵)

  • 至善堂御座の間(写真:弘道館所蔵)

    至善堂御座の間(写真:弘道館所蔵)

  • 徳川慶喜が幼少期に学んだ至善堂(写真:弘道館所蔵)

    徳川慶喜が幼少期に学んだ至善堂(写真:弘道館所蔵)

  • 重要文化財の正門(写真:弘道館所蔵)

    重要文化財の正門(写真:弘道館所蔵)

  • 早春には梅が咲き誇る(写真:弘道館所蔵)

    早春には梅が咲き誇る(写真:弘道館所蔵)

口コミ

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  • MyWorld-Myway

    日本之所以在明治維新時代能夠快速崛起強大,主要就是在江戶時代時就已經教育普及。

基本情報

日本語名称
弘道館
郵便番号
310-0011
住所
茨城県水戸市三の丸1-6-29
電話
029-231-4725
営業時間
9:00〜17:00( 10月1日〜2月19日は16:30まで。梅まつり期間は原則17:00まで)
定休日
12月29日〜12月31日
料金
400円(大人)、200円(小中学生、70歳以上)、無料(小学生未満)
アクセス
JR常磐線「水戸」駅から徒歩8分
クレジットカード
使用可(QRコード決済/一部使用可)