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白山比咩神社

古くから霊山信仰の聖地として知られる。

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霊峰白山を御神体とする、全国に約3000社もある白山神社の総本宮。生活に不可欠な“命の水”を供給してくれる白山は、ふもとの人々にとって神々の座で聖域でもあった。やがて山への信仰は登拝というスタイルに変化し、養老元(717)年に僧・泰澄が白山を開山した後、白山信仰は急速に全国へと広まっていった。その拠点が白山比咩神社。4万7000㎡もの広大な境内には、老木に抱かれるように社殿が並び、辺り一帯に厳かな雰囲気が漂っている。

一の鳥居から表参道を抜け、二の鳥居、三の鳥居をくぐった先にあるのは神門。その正面に切妻造り、銅板葺き、檜造りの優美な姿の外拝殿が立ち、その背後に直会殿、拝殿、幣殿、本殿が一直線に並んでいる。本殿は、江戸時代の明和7(1770)年に第10代加賀藩主・前田重教公によって造営されたもので、御祭神である菊理媛神(くくりひめのかみ)を祀っている。

ちなみに『日本書記』にも登場する菊理媛神は、黄泉(よみ)の国との境界で口論となった伊弉諾尊と伊弉冉尊を仲直りさせたことから、“縁結びの神”としても知られている。境内には、ほかにも御祭神を乗せて表れたとされる神馬を祀った神馬舎や、体を清めて罪やけがれを洗い流す禊場、延命長寿の霊水として知られる白山霊水など、見どころが数多く点在。宝物館では数々の貴重な宝物を鑑賞することができる。

ポイント

  • 神社のある鶴来地区は古くから門前町として栄え、古くからの造り酒屋や醤油屋、麹店、和菓子などの軒を連ねている。
  • 禊場で、神職の指導のもと「みそぎ」が体験できる。
  • 毎月1日の早朝には「おついたちまいり」が行われ、多くの人々が参拝に訪れる。

写真

  • 樹齢1000年以上の杉がそびえる表参道

    樹齢1000年以上の杉がそびえる表参道

  • 厳かな雰囲気に包まれた社殿

    厳かな雰囲気に包まれた社殿

  • 白山山頂に立つ奥宮

    白山山頂に立つ奥宮

  • 荘厳な雰囲気が漂う禊場

    荘厳な雰囲気が漂う禊場

  • 貴重な宝物を数多く所蔵する宝物館

    貴重な宝物を数多く所蔵する宝物館

口コミ

基本情報

日本語名称
白山比咩神社
郵便番号
920-2114
住所
石川県白山市三宮町二105-1
電話
076-272-0680
定休日
12~3月(宝物館)
時間
参拝自由(宝物館は9:00~16:00、11月9:30~15:30)
料金
無料(宝物館は300円)
アクセス
北陸鉄道「鶴来」駅から市内バスで「一の宮」下車、徒歩10分
クレジットカード
使用不可
公式サイト
公式サイト(日本語・英語)