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妙立寺

あちらこちらに仕掛けが潜む、別称“忍者寺”の内部に潜入。

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更新 :

第3代加賀藩主・前田利常が寛永20(1643)年に、金沢城近くの祈願所を移築創建した日蓮宗の寺院。日蓮聖人の法孫・日像上人作の祖師像が安置されている。万が一の場合の出城としての役割もあったため、建物全体が複雑な構造になっていて、隠し階段や隠し部屋、落とし穴など敵をあざむくための仕掛けがいたるところに設けられている。

創建当時、加賀藩は百万石を誇る外様大名として徳川幕府の監視下に置かれていたため、常に幕府の軍勢を迎え撃つための体制を整えておく必要があった。そこで、金沢城を挟むふたつの河川を自然の濠に見立て、両河川の外側に寺院群を移築。金沢城が攻撃される前に迎え撃つ体制を整えた。なかでも出城としての性格が強かった妙立寺は建物全体が迷路のように入り組み、今では「忍者寺」と呼ばれて親しまれている。

内部は複雑な構造のため、見学はガイド付きツアーでのみ可能。床下に埋め込まれた落とし穴や床板をまくると現れる階段、外敵の足影を映し出す明かり取りなど、一見わかりづらい仕掛けも堂内を巡りながら詳しく説明してくれる。

ポイント

  • 内部見学はツアーのみで毎日30分から1時間ごとに開催。所要時間は約40分、要予約。
  • 内部見学ツアーおよび堂内案内は日本語のみ。また、堂内での通訳は原則禁止されている。
  • 内部見学は小学生以上から可能。※日本の就学基準に準ずる。

写真

  • 一見、通常の廊下や階段に見えても実は…

    一見、通常の廊下や階段に見えても実は…

  • 寺院と出城のふたつの機能を持っていた

    寺院と出城のふたつの機能を持っていた

  • 金沢城まで続いているといわれる井戸

    金沢城まで続いているといわれる井戸

  • 屋根突端にある、加賀平野全体が見渡せる望楼

    屋根突端にある、加賀平野全体が見渡せる望楼

  • 歴代藩主らが用いた謁見の間

    歴代藩主らが用いた謁見の間

口コミ

1
  • 陳美娟

    外表看起來只有三樓高,裡面卻有七個樓層,裡面機關重重是為了防止潘主被暗殺所設計,想要前往參觀必須電話先預約。

基本情報

日本語名称
妙立寺
郵便番号
921-8639
住所
石川県金沢市野町1-2-12
電話
076-241-0888
定休日
1月1日および法要日(電話にて確認)
時間
9:00~16:00(要予約、予約は電話にて)
※詳しい拝観時間・予約方法はホームページをご確認ください。
料金
大人1,000円、小学生700円(小学生は年齢証明必要)
アクセス
JR「金沢」駅から市内バスで「広小路」下車、徒歩3分
クレジットカード
使用不可
公式サイト
公式サイト(日本語・英語)