caféことだま

明日香村に魅せられたオーナーの加藤さん夫妻が、他県から移り住んで2006年にオープン。2015年に現在の場所へ移転してからも、県内外のファンから愛され続けている。

村役場近くの町家街にある店は、旧酒蔵の母屋だった築200年の建物を約2ヶ月かけてセルフリノベート。店内には歴史ある古民家ならではの温もりがあふれ、初めて訪れてもどこか懐かしい気持ちにさせられる。

そんな空間で味わえるのは、オーナー夫妻による手作りメニューの数々。なかでも店一番の名物が、明日香村産の野菜をメインに地元食材がふんだんに盛り込まれた「ことだまランチ」だ。季節感を食で発信して届けたいという夫妻の思いから、料理の内容は2週間ごとに変更。村の旬を、ベストなタイミングで楽しめる。

また、店内の一角には、地元の作家たちが手掛けた工芸品や雑貨などのギャラリースペースも併設。お土産に買って帰りたくなるような、手仕事ならではの逸品が並んでいる。