1882年にアイルランド人の貿易商であるサムエル・コッキングが造成した和洋折衷の庭園。1万㎡以上の広大な敷地に、築山をはじめ、池や花壇、温室などが併設され、温室は当時東洋随一の規模といわれたそう。
その後、「江の島植物園」「江の島サムエル・コッキング苑」と名前を変えながらも、その意思は受け継ぎ、現在もバラやムクゲ、ツバキをはじめ、貴重な亜熱帯植物やサムエル・コッキングが開園した当初に植えたものなど、四季折々の草花を観賞。中でも、寒い時期に色とりどりの花が咲き誇る、約1万本のチューリップは圧巻。ライトアップもされ、幻想的なチューリップを楽しむことができる。
また、2022年にはリニューアル整備を終え、温室遺構やその歴史について展示する「サムエル・コッキング温室遺構」や子どもが遊べる大型遊具「ふわふわドーム」を新設。幅広い年齢層が楽しめる施設へとパワーアップした。
ポイント
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かつて東洋随一の規模といわれた庭園の跡地。
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バラやムクゲ、ツバキなど四季折々の草花が咲き誇る。
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珍しい亜熱帯植物や開園当初の植物なども見ることができる。
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冬に咲く約1万本のチューリップも見もの。
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2022年にリニューアルされ、温室遺構や大型遊具なども新設。