流鏑馬/笠懸

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流鏑馬/笠懸

約800年受け継がれる、日本の伝統的な騎射文化。

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「流鏑馬」とは、天下泰平や五穀豊穣などを祈願し、疾走する馬上から的を射る神事。一方の「笠懸」は騎射の稽古として発展したもので、流鏑馬よりも実戦的だ。

「流鏑馬」の起源は約1,500年前、欽明天皇の時代に行われた「矢馳馬」に遡るとされている。現在継承されている「流鏑馬」の様式は、源頼朝の時代、約800年前に定められた様式に基づくもの。全長218mの馬場を疾走しながら3つの的を順番に射抜き、「天下泰平・五穀豊穣・万民息災」を祈願する神事として受け継がれている。一方の「笠懸」は、左真横の的のみを狙う「流鏑馬」とは異なり、左下方を射る「弓手筋違」と右下方を射る「馬手筋違」といった射法が用いられる。

大日本弓馬会では「弓馬軍礼故実武田流」を維持保存しており、馬上で身体を上下動させず姿勢を保つ「立ち透かし」など、日本古来の馬術を継承。国内各地で神事を執り行うほか、海外でも「流鏑馬」を披露し、日本の弓馬術の普及と継承に取り組んでいる。

ポイント

  • 約800年前に定められた「流鏑馬」の様式を現在まで継承。
  • 全長218mの馬場を疾走し、3つの的を次々と射抜く。
  • 「流鏑馬」は天下泰平や五穀豊穣などを祈願する神事。
  • 左右の低い的を狙う「笠懸」は、より実戦的な騎射。
  • 「立ち透かし」など日本古来の馬術と高度な技にも注目。

映像

流鏑馬 #1 騎射編

流鏑馬 #2 装束/道具編

流鏑馬 #3 神事編

写真

  • 「立ち透かし」の姿勢を支える日本伝統の木製鞍「和鞍」

    「立ち透かし」の姿勢を支える日本伝統の木製鞍「和鞍」

  • 騎射の際に射手が身につける伝統的な装束

    騎射の際に射手が身につける伝統的な装束

  • 馬上での安定性を追求した日本伝統の馬具「和鐙」

    馬上での安定性を追求した日本伝統の馬具「和鐙」

  • 馬を操りながら的に向かって矢を放つ「流鏑馬」の射手

    馬を操りながら的に向かって矢を放つ「流鏑馬」の射手

  • 「笠懸」で射手へ矢を渡す独自の儀式「矢代振」

    「笠懸」で射手へ矢を渡す独自の儀式「矢代振」

  • 左手に持った弓を馬の首越しに構えて右側の的を狙う笠懸の技「馬手筋違」

    左手に持った弓を馬の首越しに構えて右側の的を狙う笠懸の技「馬手筋違」

公式FAQ

よくある質問に対する掲載施設の回答です。

Q

「流鏑馬」と騎射は同じものですか?

A

同じではありません。馬上から矢を射ることは広く「騎射」と呼ばれていますが、「騎射」のうちでも天下泰平・五穀豊穣・万民息災などを祈願する神事として行われるものが「流鏑馬」です。

Q

「流鏑馬」にはどのような技術が用いられていますか?

A

馬上で身体の上下動を抑えて姿勢を保つ「立ち透かし」や、次の的までに腰から矢を抜き、弓に番えて構える「矢番え」などがあります。

Q

「流鏑馬」と「笠懸」にはどんな違いがありますか?

A

「流鏑馬」では基本的に左真横に設置された的を狙うものです。一方、「笠懸」では右下方や左下方などに置かれた的も射るため、より実戦的で高い技量が求められます。

基本情報

正式名称
流鏑馬/笠懸
流派
武田流(公益社団法人大日本弓馬会が継承)
技
立ち透かし、矢番え、弓手横(ゆんでよこ)・弓手筋違(ゆんですがい)・馬手筋違(めてすがい)
装束
鎧直垂、射沓など
道具
弓、矢、和鞍(わぐら)、和鐙(わあぶみ)など
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