Holly

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日本を訪れ、カメラと文章で旅先で出会った風景やグルメ、人々の物語を記録するのが好きです。何気ない片隅に旅ならではの驚きを探しています。こうして時々日本を旅して自分を充電しないと、日常に戻ってまた社畜として頑張る活力が湧きません。

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レビュー

  • 和宗 総本山 四天王寺

    “日本仏教の祖”である聖徳太子が593年に建立。平安時代に入って人びとの敬意が信仰に変わり、太子信仰の聖地として現在も多くの信仰を集めている。聖徳太子創建の寺であることから1949(昭和24)年に「和宗」として新しく立宗した。

    • 大阪
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    骨董や中古の着物、古い器、生活感あふれる蚤の市が好きなら、大阪・四天王寺の市はわざわざ予定を組んで訪れる価値がある。ただ、調べたところ21日と22日の両方に市があり、最初はどちらも大差ないだろうと思っていたが、実際に歩いてみると、人出も露店の数も全体の雰囲気も、2日間でかなりはっきり違っていた。
    21日の大師会は最も規模が大きく、骨董、古道具、中古の着物、衣類、生活用品から食べ物の屋台まで、ほとんど何でもそろっている。境内の至る所に露店と人があふれ、大型の蚤の市に縁日の祭りを足したような感じ。活気があってにぎやかな反面、かなり混み合い、気になる品を見つけても立ち止まってじっくり選べるとは限らない。全部見て回りたいなら、少なくとも半日、できれば丸一日空けておくのがおすすめ。
    一方、22日の太子会はまったく違う雰囲気。初めて行った時は、21日と比べて人があまりにも少なく、向かう途中からその違いを感じたため、一度は中止になったのかと疑ったほど。2回買い物に訪れてみて、これが普段の太子会の様子なのだと思った。21日ほど選択肢は豊富ではないものの、骨董や古道具、中古品はまだたくさんある。人混みに押されることもないので、かえってゆっくり見たり、何周も回ったりできる。ただし食べ物の屋台はものすごく少ないので、念のため軽食を持っていくといい。
    22日は人出こそ少ないが、私が買った品は21日より多いくらいだった。おそらく人に視界を遮られ続けることがなく、しゃがんで布の上に並べられた古い品をゆっくり探せるため、本当に気に入るものを見つけやすいのだと思う。ここでは手頃な価格の江戸切子やレトロな食器、自分に合うロングワンピースを見つけたことがあり、宝探しの楽しさは21日以上だった。
    にぎやかで露店が充実した祭りのような市を体験したいなら21日がおすすめ。静かに掘り出し物を探したい、人混みにもまれたくないなら、実は22日のほうが快適。この2日間の市には、それぞれ違った魅力がある。骨董や着物、古い品が好きな人なら、どちらの日でも、四天王寺はわざわざ訪れてゆっくり見て回る価値がある。

  • 阿智神社

    海の守り神で、交通や交易の安全を司る神「宗像三女神」を主祭神とし、倉敷美観地区の一角である鶴形山の山頂に鎮座する。渡来した阿知使主の一族が、この周辺に定住したため「阿知」という地名が生まれ、神社の社号の由来にもなったと伝えられている。

    • 岡山
    • 神社仏閣
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    阿智神社は倉敷美観地区のそばにある鶴形山の上にあり、麓から神社までは坂道か石段を上る必要がある。最初から石段をたくさん上りたくないなら、商店街方面の緩やかな坂から上り、正門の石段から下りるのがおすすめ。そのほうが楽に歩けて、途中で藤棚にも立ち寄れる。藤の見頃は5月上旬で、阿智神社を代表する景色の一つでもあるけれど、残念ながら前後2回訪れたものの、どちらも満開の時期には当たらなかった。1回目は花の時期を逃し、2回目は限定御朱印や展示にもタイミングが合わず、少し心残りができた。
    境内の授与品も特色があり、柔らかな色合いで繊細な見た目の花纏守や、オリジナルのおみくじ「いろはうら」など、どれも阿智神社ならではのデザイン性がある。おみくじは紙や絵柄、配色がとてもきれいで、引いた後も持ち帰ってコレクションしたくなる。
    参拝後は、神社付近の高台から倉敷の街並みを振り返って眺めることもできる。特別に視界が広いわけではないが、白壁や黒瓦、通りが入り交じる景色が見える。個人的には国芳館からの眺めのほうが好きだけれど、阿智神社の景観もとても素晴らしい。

  • 津観音(恵日山観音寺大宝院)

    創建709年と伝わる歴史ある寺院で、正式名称は「恵日山(えにちざん)観音寺大宝院」。地元の人からは「観音さん」の愛称で古くから親しまれている。ご本尊「聖観音菩薩」が「津観音」と呼ばれ、東京の「浅草観音」、愛知の「大須観音」と並び日本三観音の一つに数えられている。開運や商売繁盛などさまざまなご利益があると言われている。

    • 三重
    • 神社仏閣
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    中部国際空港から忍者柄の高速船で津市へ渡り、津港からタクシーで向かいました。津観音周辺の商店街はかなり閑散としていて、浅草寺や大須観音のにぎわいとはまったく異なります。しかし境内に入ると、朱塗りの五重塔や本堂、観音像、天井画はいずれも迫力があり、お寺の荘厳さをいっそう際立たせていました。
    本堂内の装飾や天井画も、じっくり鑑賞する価値があります。天井に描かれた天女の彩色画が、空間に柔らかく神聖な雰囲気を添えています。境内には龍をかたどった手水舎や、弘法大師信仰、お遍路にまつわる撫で石などもあり、急いで参拝するだけでは見落としてしまいそうな見どころが随所にありました。
    今回もっとも感動したのは、五重塔の壁画文様をあしらった切り絵御朱印です。普段はなかなか見られない塔内の彩色画や装飾をモチーフにしており、華やかでありながら品格も感じられます。旅先でもらった紙ものは普段、手帳にしまっていますが、この御朱印だけはそうするのが惜しくなり、別にして机の上にお祀りすることにしました。
    津観音はもっともにぎやかなお寺ではありませんが、寺院ならではの落ち着きをもっとも深く感じられる場所です。三観音の中でも特に心に響き、忘れがたい参拝となりました。

  • KANSAI WIDE AREA PASS

    短期滞在の訪日外国人の旅行者が利用できるお得な周遊パス。自由周遊区間内の山陽新幹線、特急列車、普通列車、西日本ジェイアールバス路線バスなどが5日間乗り放題。ホットな関西エリアを中心に岡山や鳥取、香川にも足を伸ばして、日本の魅力を堪能することができる。

    • 関西地方
    • 岡山
    • きっぷ&パス
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    JR関西ワイドエリアパスは、京都・大阪・姫路・岡山・倉敷など、複数の都市を巡る旅にぴったり。ただ、お得かどうかは実際の旅程に合わせて事前に計算したほうがいいです。今回は京都から岡山へ向かい、姫路と倉敷にも立ち寄りましたが、全体的に交通費を抑えられました。
    実際に利用して最も混乱しやすかったのは、新幹線の利用範囲です。このパスでは新大阪~岡山間の山陽新幹線に乗れますが、京都~新大阪間の東海道新幹線はJR東海の運行なので対象外。そのため京都から岡山へ行く場合は、まずJR京都線の新快速で新大阪へ行き、そこから山陽新幹線に乗り換える必要があります。
    倉敷へ行く際も注意が必要です。「新倉敷駅」は倉敷美観地区の最寄り駅ではありません。また、新幹線の利用範囲は岡山までなので、新倉敷駅へ行くには差額運賃を支払う必要があり、さらに倉敷へ戻るための乗り換えも発生します。結局、便利とはいえません。一番楽なのは新幹線で岡山まで行き、JR山陽本線に乗り換えて倉敷駅へ向かう方法です。
    総合的に見ると、移動できる範囲が広く、山陽新幹線にも乗れるのがメリット。一方、路線のルールは地図から受ける印象ほど直感的ではありません。京都~新大阪間は新幹線に乗れないこと、新倉敷駅と倉敷駅の違いを事前に理解しておけば、実際にはかなり便利なパスです。

  • 名古屋城

    江戸幕府を開いた徳川家康の命により、江戸時代初期に築かれた日本最大級の城郭。5重の屋根がある天守閣の頂には雌雄2体の金鯱が輝いており、名古屋のシンボルとなっている。

    • 名古屋
    • 観光名所
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    以前は名古屋城にそれほど興味がありませんでした。しかし、名古屋市が戦前に残された図面や写真、実測資料、障壁画を基に、本丸御殿だけでなく上洛殿や湯殿書院なども忠実に復元したと知り、何としても行きたくなりました。つまり、名古屋城では天守閣だけでなく、将軍のための御殿も見学できるのです。
    一番楽しみにしていた本丸御殿は、期待どおり圧巻でした。玄関から表書院を通って上洛殿へ進むと、金箔の障壁画、欄間彫刻、飾金具、さまざまな意匠の天井が次々と現れます。あまりの華やかさに、ずっと見上げていたら首が痛くなるほど。周囲の見学者からも、たびたび感嘆の声が上がっていました。
    湯殿書院も興味深かったです。将軍専用の入浴・休憩施設で、浴槽はなく、蒸気で入浴する造り。木造建築の細工も非常に凝っており、浴室にまで将軍専用施設らしい品格が感じられました。
    ただ、御殿内には家具や生活用品がほとんどないため、一部の部屋は似て見え、当時どのように使われていたのかをすぐに想像するのは難しいです。それでも、床の高さ、障壁画の題材、天井、欄間、座席の配置などをじっくり観察すると、空間ごとの格式の違いや権力の序列が見えてきます。
    時間があれば、名古屋城と徳川美術館をセットで訪れるのがオススメ。本丸御殿では武家の建築空間と外面的な秩序を、徳川美術館では尾張徳川家の武具、茶道具、書画、生活用品を見ることができます。両方を見学することで、当時の大名文化や暮らしをより具体的に理解できます。
    以前は名古屋城にあまり期待していませんでしたが、今では、これほど完全に復元された本丸御殿に入れるだけでも十分に価値があると感じます。天守閣を見学できなくても、訪れる価値は大いにあります。