今回平等院を訪れた日はちょうど雨だった。雨のため観光客が比較的少なかったのか、人気の観光スポットでありながら人出はそれほど多くなかった。また、園内は砂利道なので、雨の日でもわりと歩きやすかった。訪れた時期はちょうど桜の季節で、雨によって一部の桜はすでに散り始めていたが、そのおかげで桜の時期によくある混雑も少なかった。雨に煙る桜や池、平安時代風の建築が、かえって落ち着いた美しさを見せていて、思いがけず心地よく見学できた。
京都に着いてから雨が降り始めたため、急きょコンビニで透明な傘を買った。予算を考えてコンビニで一番安い傘を選んだら、たまたま透明傘だった。実際に使ってみると、とても便利だと気づいた。特に桜の木の下や平等院の前で写真を撮るとき、透明傘なら目の前の景色を遮らない。今回初めて、日本の街中で透明傘をよく見かける理由が本当に分かった。
平等院の境内は、もともと想像していたよりも広かった。実際に中へ入ってみると、鳳凰堂そのものだけでなく、周囲の庭園や池、角度によって異なる景色もそれぞれ見応えがあることに気づく。建物には平安時代の様式がはっきりと表れており、特に鳳凰堂が池の前に建つ光景は、当時の貴族が追い求めた理想の住まいを思い起こさせる。平等院はもともと、藤原頼通が宇治の別荘を寺院に改めたもの。この背景を知ると、境内全体にこれほど強く平安貴族の雰囲気が漂っている理由も理解できる。
時間があれば、「平等院ミュージアム鳳翔館」への入館もとてもおすすめ。館内には平等院の重要な文化財や貴重な品々が数多く収蔵されており、鳳凰堂の外から見るだけでは分からない歴史の細部を知ることができる。ただ、この部分は歴史的な文化財に対する興味次第だと思う。入館にはお金もかかるが、私はとても価値があると感じた。
私にとって、平等院にはもう一つ特別な意味がある。初めて御朱印をいただいたのがここで、そのときから御朱印を集める習慣が始まったともいえる。
全体として、今回の平等院訪問は雨に見舞われ、桜もすでに一部散っていたが、むしろ私はこうした完璧すぎない春の景色がとても気に入った。晴れの日とはまったく異なる印象が残り、さらに透明傘が思いがけず写真撮影に便利な小道具となって、この雨の日の旅に面白い思い出が一つ増えた。






























