呉で港町の歴史とグルメを満喫 - ワーケーション体験記

2022年06月03日
最終更新 :
筆者 : 編集部

私は広島県呉市でのワーケーションモニター募集に参加し、3泊4日で同市を訪れ、ワーケーションをしてきました。春目前のまだ寒い時期ではありましたが、陸から、海から呉を満喫してきました。

取材:篠原 優花(30代)

ワーケーションの目的、モニター応募の事前準備

今回は、広島県呉市のモニター募集に参加したため、事前の申し込みや条件がありました。

ワーケーション終了後2週間以内にアンケートと報告書を提出することで、ワーケーション中の滞在費用の補助金を頂けるという仕組みです。

  • ワーケーション開始2週間前までに工程表を呉市へ提出
  • 呉市内で2泊3日以上のワーケーションを実施(宿泊先は協力施設から選定)
  • 各日2時間以上、コワーキングスペースでのテレワークの実施
  • 呉市内の観光

呉市ワーケーションの日程とプラン

日程について

今回の日程:3月21日(祝・月)~3月24日(木)  3泊4日

私の呉市ワーケーションのスケジュール
私の呉市ワーケーションのスケジュール

ワーケーションin呉 滞在プランの詳細

1日目(祝日・月曜)

広島空港 ⇒ 呉駅 ⇒ 大和ミュージアム ⇒ 呉湾おさんぽクルーズ ⇒ 夕食

この日は祝日のため、1日観光に使いました。
広島空港に到着し、お昼過ぎに呉市へ到着。駅前の観光案内所に立ち寄り、参考になりそうな観光ガイドをいくつかピックアップ。観光情報は各自のリサーチに任せられていたので、今回はここでピックアップした資料と呉市の観光ガイドを参考にしました。

早速大和ミュージアムへ。第二次世界大戦当時、世界最大の戦艦「大和」。これが造船された場所であり、今もなお世界規模の造船技術が集まる土地が呉です。大和ミュージアムでは、戦艦大和から現代までの船の歴史や技術が展示されています。今回は企画展『竣工80年戦艦「大和」と呉軍港』が開催されており、軍港になる前の農地から軍港へそして戦艦が作られ、戦後、どのように復興していったかの歴史の流れを深く理解できました。
土地の歴史と背景を知ってからの戦艦「大和」の観賞は、より一層迫力を感じられ、ワーケーションのスタートとしてもぴったりでした!

大和ミュージアム外観
大和ミュージアム外観

そして江田島・呉間の市民の足として使われているフェリー(呉湾おさんぽクルーズ)に乗船。巨大な船を横目に呉湾を渡るのはとても気持ちがよかったです。ヒットしていた映画『海猿』でも使われた海上保安大学校も海からだと全景がよく見えます。

海から見える呉市の景色
海から見える呉市の景色

一番の繁華街、れんがどおりで夕食へ。誰もが知っているお好み焼き屋「多幸膳」で広島名物を堪能しました。注文時、「鉄板かお皿で提供するか?」さらに、「具材はそばかうどんか?」と聞かれましたが、初めての質問に何を聞かれているのか戸惑いました!(ちなみに広島の方は断然そば派が多いそうですが、うどんもおすすめです!)
呉名物の海自カレーもいただきました(ここはブルーベリーや果物が入っている甘めのお味!)。

多幸膳のお好み焼き(そば入り)
多幸膳のお好み焼き(そば入り)
呉名物 海自カレー
呉名物 海自カレー

2日目(火曜/仕事)

仕事(宿/コワーキングスペース)⇒ ロケ地巡り⇒夕食

火曜、水曜の二日間は仕事中心で時間を使いました。
今回宿泊したのはクレイトンベイホテル。客室内は、壁向きの広めのデスクに、長時間座っても疲れないワーキングチェアー、左側の棚も荷物置きや書類整理に使いやすく、抜群のレイアウトでした。Wi-fiは動画視聴などもストレスなく使えることができる環境で無料。快適なデスクワーク環境でのリモートワーク。さらにポットが備え付けられていたのも嬉しいポイント!部屋から出ることなく温かい飲み物で気分転換をすることができました。

クレイトンベイホテルの客室内。デスク周りの環境が整っていました!
クレイトンベイホテルの客室内。デスク周りの環境が整っていました!

そして、呉森沢ホテルへ。1Fの入ってすぐのラウンジをコワーキングスペースとして1時間600円で利用でき、ドリンクバーがあるので自由に飲み物をいただきながら1時間ほど仕事。宿泊者の方も自由に使われている場所なので静かに使わなければいけないという制限もなく、電話ができるのもありがたかったです。

呉森沢ホテルのラウンジ
呉森沢ホテルのラウンジ
呉森沢ホテルのラウンジ。コワーキングスペースとして電源環境も充実
呉森沢ホテルのラウンジ。コワーキングスペースとして電源環境も充実

実は、映画『孤狼の血』のロケ地でもあるこのホテル。ここでの仕事終えた後、周辺のロケ地を巡りました。呉森沢ホテルから徒歩15分くらいの場所に7か所のロケ地と、出演者が撮影中訪れたという銭湯があります。ロケ地マップ片手に気軽に訪れることができます。

そして夕食へ。広島と言えば牡蠣は絶対食べたかったので、居酒屋「徳兵衛」にて牡蠣を堪能しました。実はこの日、とても寒かったです…!初めての土地での急な寒暖差対策も重要ですね。

3日目(水曜/仕事)

仕事(宿)⇒ 夕食

この日は終日、部屋で仕事をしていました。
そして、最後の夜は、呉市の職員さんからもオススメ頂いた屋台へ(呉市は屋台が有名です)。屋台通り「赤ちょうちん通り」は全国でも珍しく上下水道と電気が整備されています!ハイシーズンに比べると出店の数は少なかったものの、空いているお店からはにぎやかな声が聞こえてきます。

「赤ちょうちん通り」の屋台
「赤ちょうちん通り」の屋台

この日も寒かったので目に入ったお店へ入店!すると、妙な空気が…そして「知り合いだっけ?」と店員さん。なんとまだ準備中!(笑)
そのまま迎え入れてくれましたが、よくよく話を伺うと一見さんはあまりいらっしゃらないとか。去年まで営業中でも「準備中」の札を出していたそうです。地元の常連さんで席が埋まってしまうため観光客は受け入れていなかった、とのこと。
店主さんからおすすめのお店をお聞きしたりして、とても楽しい時間を過ごしました。
ブルーシートで覆われている屋台もあり、やや入りにくい雰囲気もある呉の屋台通りですが、夏になると外にテーブルを並べて、客席が拡張されるそうなので、暖かい時期に行かれることをおすすめします!

4日目(木曜/観光・移動)

呉湾艦船めぐりクルーズ ⇒ てつのくじら館 ⇒ 昼食 ⇒ 移動

次の目的地へ移動のため、この日はチェックアウト後、午前中に市内を観光。
呉湾艦船めぐりは呉湾で建造中のタンカーや海上自衛隊の潜水艦や護衛艦など大迫力の艦船を間近に見ることの出来るクルーズです。所要時間は約35分。海上自衛隊自衛官OBによるガイディングも必聴です。現役の潜水艦を海上から間近に見られ迫力満点。
潜水艦の塗装はなぜグレーなのか?など豆知識がたくさん織り込まれていて、あっという間の時間でした。私が乗船した時はちょうど護衛艦の?甲板でミーティングが行われていて、自衛官の方が手を振ってくださったり、実際に働いている姿が見られるのも嬉しいポイントです。

艦船めぐり受付
艦船めぐり受付
呉湾の艦船
呉湾の艦船

そして、てつのくじら館海上自衛隊呉史料館)へ。ここは海上自衛隊の潜水艦と掃海について展示されている史料館です。潜水艦の役割や歴史、またその中での生活が展示されているとともに、実物の潜水艦に乗艦して、その内部を体感することができます。
また、耳慣れない「掃海(そうかい)」がどんなものなのかも学ぶことができます。
実際に潜水艦の中に入るとその狭さに驚きます!頭をぶつけそうになったり、横幅の狭さにとおるのが怖くなったり。こんな狭いところで長期間生活をされ、任務にあたられているのかと驚きの連続でした。
私は展示に夢中になり時間ぎりぎりまで使ってしまいましたので、てつのくじら館の海自カレーを食べることができませんでした。海自カレーは数量限定のようでしたので、どうしても食べたい!という方は展示を見る時とカレーを優先する時のように2回の来場をおすすめします。

てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)
てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)
呉市の街並み 右の潜水艦はてつのくじら館
呉市の街並み 右の潜水艦はてつのくじら館

やはり、呉観光の締めくくりは海自カレー!ということで昼食はクレイトンベイホテルにて海自カレーをいただきました。海上から陸から学んだあとなのでよりおいしく感じましたよ。
呉では海自カレーのシールラリーを行っています。今年度は22軒の店舗が参加していて、それぞれの店舗が異なる船をテーマとしているためレシピやメニューが異なります。
推し艦船のカレーを食べたり、食べ比べなどもおすすめです。

費用と滞在先のまとめ

費用

合計89,130円

交通費
47,680円(羽田-広島往復、空港バス)
宿泊
30,300円(2泊)
食費
7,150円
雑費
4,000円(大和ミュージアム、コワーキング利用料、艦船めぐり)

滞在先

クレイトンベイホテル

港の景色が広がる朝食会場
港の景色が広がる朝食会場
ワークスペース利用ができるラウンジ
ワークスペース利用ができるラウンジ
住所
〒737-0822 広島県呉市築地町3-3
公式サイト
https://www.clayton-bay.jp/

ワーケーション体験を振り返って

「ワーケーション体験をしてみる」ことからスタートした今回のワーケーション。
「旅先」という非日常の中で仕事をすることは予想以上に満足感の高いものでした。
朝の始業前、デスクワークが疲れてきた時、海沿いを散歩すると手軽にリフレッシュすることができます。終業後に観光の予定を入れることでメリハリのついた時間管理ができたことも大きなメリットです。
事前のプランニングによって、平日の勤務と観光の時間を整理できた点や、観光エリアの目星が付けられた点は、現地に着いてからの情報収集のポイントも絞れて良かったです
特に印象に残っていることは屋台の店主さんとの交流です。「なんで広島のお好み焼きはそばとうどんがあるの?」とか「おすすめのお店は?」とか地元の人だからこそのお話が聞けたことでその地域の理解が深まり、より好きになりました!そこに住む人と交流する、コロナ禍で長らく忘れていた「旅」の楽しさを再発見することにもつながりました。

今回コロナ禍で長らく離れていた「旅」をしてみて、「旅」は新たな出会いがあり、新たな視点から物事を見れるようになったり、気持ちをリセットしてポジティブになれたり、自分を成長させてくれる重要かつ必要なものだったことを思い出すことができました。なかなか休みが取れないから・・とあきらめるのではなく、働きながら旅をする、新しい働き方が定着すると良いなと思っています。
そして、呉は観光地としておすすめです!ワーケーションのみならず、日帰り観光、出張前後のブレジャーでぜひ訪問されてみてください!

現地訪問日:2022年3月21日~3月24日。感染症予防対策をしたうえで、現地訪問・取材をしています。