歴史情緒とご当地グルメを堪能!姫路の人気観光スポット10選
交通の要所・城下町として栄えてきた歴史を色濃く残す「姫路」。
そのシンボルである「姫路城」は、兵庫を代表する観光スポットにもなっている。
バラエティ豊かな伝統工芸やご当地グルメも見逃せない。
この記事では「姫路」の人気観光スポットを中心に、飲食店やお勧めの観光シーズンなどをご紹介。
記事の内容を参考にすれば、「姫路」の魅力を余すことなく感じられるだろう。
姫路ってどんなところ?
兵庫県の南西に位置する「姫路市」は、古くから交通の要所として栄えてきた。
戦国時代(1467年〜1615年)には豊臣秀吉(とよとみひでよし)が城郭を築き、江戸時代(1603年〜1868年)になると城下町として繁栄した歴史がある。
そのため、「姫路」には歴史的建造物が多く、街並みからは城下町の面影を感じられる。
特に世界遺産に認定され、街のシンボルにもなっている「姫路城」は全国的に有名だ。
建物だけでなく、伝統文化・工芸も受け継がれており、「姫路独楽」や「姫革細工」といった伝統工芸品はお土産として高い人気を誇る。
瀬戸内海に面し、山にも恵まれているため、美しい自然景観を見られるのも「姫路」の魅力のひとつだ。
瀬戸内海で獲れた新鮮な魚介や姫路和牛など、豊かな自然で育まれた食材を活かしたグルメも人気。
昔から醤油の製造が盛んなこともあり、醤油ベースのスープの「姫路ラーメン」や生姜醤油で食べるおでんなど、醤油を使ったご当地グルメも楽しめる。
姫路のおすすめの観光シーズンは?
「姫路」を観光するなら、春か秋に訪れるのがお勧め。
その理由は、「姫路」観光に欠かせない「姫路城」が桜と紅葉の名所だから。
「白鷺城」とも称される「姫路城」と、桜・紅葉が織りなす美しい景色は必見だ。
その他の花見スポット・紅葉の名所も併せて巡ってみよう。
姫路の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット
姫路への移動方法は?
大阪から「姫路」までは、電車で1時間30分ほど。
なお、「新大阪駅」から新幹線を利用すれば約45分でアクセスできる。
「神戸」からも電車で約40分と、近郊の観光地からアクセスしやすい。
姫路観光の主要交通手段
「姫路」を観光するなら、公共バスが主要交通手段となる。
姫路城ループバスに乗れば、「姫路城」周辺の人気観光スポットを巡れるので、ぜひ活用してほしい。
姫路城ループバスの一日乗車券を購入すれば、その他の路線バスにも使えるので、多くの観光スポットを巡る予定なら、併せて利用を検討しよう。
姫路の歴史と魅力を満喫できる人気観光スポット7選
ここからは「姫路」の人気観光スポットを紹介しよう。
「姫路城」をはじめとする歴史的建造物だけでなく、親子で楽しめるテーマパークや日本の文化を感じられる日本庭園にもぜひ足を運んでほしい。
姫路城の敷地内や周辺にあるスポットが多いので、姫路城を中心に観光プランを立てるのがお勧めだ。
1. 姫路城
世界遺産にも登録されている天下の名城。
江戸時代初期に池田輝政によって築かれた大天守は5層6階地下1階構造で、現存する江戸時代の建築の天守閣では最大の規模を誇る。
また城下町自体が堀の内側にある、いわゆる“総構え”の城であり、現在の姫路市街の中心部がすっぽり入るほどの大きさ。
2. 書写山圓教寺
姫路市街北部にそびえる標高371mの書写山にある天台宗の寺院。
創建は966年で、性空上人によって開かれたと伝わる。
山上に多くの堂宇が建ち並び、「西の比叡山」と呼ばれるほどの規模を誇り、古来より広く信仰を集めてきた。西国三十三所観音霊場の第27番札所。
3. 姫路市立動物園
世界遺産「姫路城」の城内、三ノ丸広場に隣接する場所にある「お城の中の動物園」。
動物園を入って真っ直ぐ進むと現れる、赤い「城見橋」からは、お堀越しの姫路城が、旧ゾウ舎の西側からは、大天守がお堀の水面に映る逆さ大天守を見られるなど、姫路城のビュースポットとしても知られている。
4. 姫路市立美術館
国の有形文化財に登録される旧陸軍の赤レンガ倉庫を活用した美術館で、世界遺産・姫路城の東側に隣接。
国内外の近現代の作品を中心に郷土ゆかりの美術など約5,000点の作品を収蔵。
なかにはシュールレアリスムの巨匠、ポール・デルヴォーやピカソ、ロダンなどの作品も所蔵している。
5. 姫路セントラルパーク
1984年にオープンした、サファリパークと遊園地を中核とする複合施設。
“姫セン”の愛称で親しまれる、関西を代表するテーマパークである。
サファリパークは自家用車で入場でき、大迫力のライオンやキリンなどが見学できる。
周遊バスでの見学も可能。
6. 路城西御屋敷庭園跡 好古園
世界遺産・姫路城を借景に城の南西側に整備された池泉回遊式の日本庭園で、約1万坪(約3300㎡)の広大な敷地に、御屋敷の庭をはじめとする趣の異なる9つの庭園で構成。
江戸時代(1603〜1868年)の風情を体感することができると人気を集めるほか、時代劇など映画やドラマのロケ地としても知られている。
7. 兵庫県立歴史博物館
世界遺産「姫路城」の北東にある歴史博物館で、昭和58年(1983)に郷土の歴史を学ぶことができる博物館として開館。
2021年には大規模改修に着手、2023年にリニューアルオープンした。
石垣の壁や狭間を表した換気口など、建築家・丹下健三氏の設計による建物は、別名「白鷺城」とも呼ばれる姫路城をイメージしている。
姫路のご当地グルメ・食材を味わえる人気飲食店3選
「姫路」のご当地グルメや地元の食材を味わえる人気飲食店をご紹介。
日本庭園を眺めながら優雅な食事を楽しめるレストランや、リーズナブルな価格で「姫路」のB級グルメとお酒を味わえるお店など、それぞれ異なる特徴を持つので、好みや気分に合わせて選べるのも嬉しい。
1. レストラン 活水軒
世界遺産・姫路城を借景に整備された日本庭園、好古園内にあるレストラン。
趣の異なる9つの庭を有する好古園内最大の庭で、池泉回遊式庭園「御屋敷の庭」を眺めながら食事を楽しめる。
こちらでいただけるのは、数量限定の「姫御膳」や「官兵衛御膳」をはじめとする定食。
2. 酒饌亭 灘菊かっぱ亭
姫路の蔵元直営の居酒屋「酒饌亭(しゅせんてい) 灘菊かっぱ亭」。
姫路名物「姫路おでん」をはじめとする一品料理を肴に、灘菊の日本酒を味わうことができる地元の人からも人気の一軒だ。
こちらの名物は、姫路を代表するB級グルメ「姫路おでん」。
50年伝承する出汁で炊くおでんを、姫路流に生姜醤油につけていただく。
3. たまごや
世界遺産「姫路城」の門前に店を構えるたまごかけご飯専門店。
「卵本来の味を楽しんでほしい」と、大正14年(1925)創業の卵農場が2009年にオープンした。卵のみならず、自社でつくったお米と卵など地場の素材を使用した安心・安全で健康的な食を楽しめる。
姫路観光に関するよくある質問
Q
短い時間で姫路を満喫するためには、どこに行けば良い?
JR姫路駅から近く、姫路のシンボルである姫路城とその周辺がお勧めです。
Q
姫路から近い人気観光地は?
レトロで異国情緒が漂う街並みと、美味しいグルメで人気の神戸です。
まとめ
この記事では「姫路」の人気観光スポットや、お勧めの観光シーズンなどを紹介してきた。
紹介してきたスポットを巡れば、「姫路」の歴史や文化を感じながら、美味しいグルメにも出会えるだろう。
「姫路」の魅力である、歴史的建造物や城下町としての雰囲気を色濃く残す街並み、伝統工芸・ご当地グルメをぜひ味わい尽くしてほしい。
兵庫には「姫路」の他にも、魅力的な観光地・観光スポットが多い。
以下の記事を参考にすれば、兵庫の魅力や人気観光スポットがわかるので、ぜひ参考にその他の観光地も巡ってほしい。