雄大な自然と多彩な施設を満喫!熊本の親子旅行にお勧めの観光スポット13選

雄大な自然と多彩な施設を満喫!熊本の親子旅行にお勧めの観光スポット13選

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

豊かな自然と歴史文化が息づく「熊本」。
阿蘇の雄大な風景や、清らかな湧水地、趣ある城下町など見どころが満載だ。
そのほか、動物園や体験施設など親子で楽しめるスポットも多く、子供連れの旅行にもピッタリ。
この記事では、熊本で親子が一緒に楽しめる観光スポットや、家族旅行にお勧めの宿泊施設を厳選して紹介していく。
ぜひこの記事を参考に、子供も大人も笑顔になれる熊本観光を計画してみてほしい。

親子で熊本観光を満喫するために押さえておくべき3つのポイント

子供と一緒に熊本を満喫するために、事前に3つのポイントを紹介しよう。
これから紹介するポイントを知れば、宿泊拠点をどこにするのか、レンタカーを借りるべきか、どのエリアを中心に観光するのかが決められるはずだ。

1. 多くの観光スポットを快適に巡るならレンタカーの利用がお勧め

「熊本」は自然景観を楽しめるスポットをはじめ、史跡・神社仏閣や動物園、体験施設など魅力的なスポットが点在している。
公共交通機関では移動が不便な場所も多いため、特に親子連れの場合はレンタカーを利用すると自由にスケジュールを組めて快適だ。
子供のペースに合わせて休憩や食事場所を選びやすく、荷物の管理も楽に。
また、熊本市街地から阿蘇や天草方面まで足を伸ばしやすいため、多彩な観光体験を1日で効率よく楽しめる。
レンタカーがあれば、家族旅行がより充実したものになるだろう。

熊本の大自然を満喫したいならレンタカーを利用するのがお勧め
熊本の大自然を満喫したいならレンタカーを利用するのがお勧め

2. レンタカーの利用が難しい場合は熊本市内を拠点に

レンタカーを使わない場合、交通アクセスが良い熊本市内を中心に巡るのがお勧め。
市内はバスや路面電車が発達しており、中心部から動物園や熊本城、美術館など人気の観光スポットへ公共交通機関だけで行ける。
飲食店やショッピング施設も充実し、子供連れでも無理なく観光できる環境だ。
宿泊施設も多彩で、家族向けのホテルや旅館も充実しているため、安心して滞在できる。

公共交通機関だけでも観光スポットを巡れる熊本市街地
公共交通機関だけでも観光スポットを巡れる熊本市街地

3. 大自然とアクティビティを満喫したいなら阿蘇エリアへ

阿蘇エリアは雄大な自然に囲まれ、火山や草原、温泉など見どころが豊富だ。
広大な自然の中でのびのび遊べるアスレチック施設や牧場、体験型の観光スポットも多く、子供連れにピッタリの場所だ。
季節ごとに変わる風景や地元食材を使ったグルメも楽しめる。
自然の中で思い切り遊びたい家族には、阿蘇エリアに宿泊して複数日滞在し、ゆったりとした時間を過ごすことをおすすめする。
子供も大人も満足できる充実の体験が待っている。

子供と一緒に大自然の中で遊べるスポットや施設が盛りだくさんの阿蘇エリア
子供と一緒に大自然の中で遊べるスポットや施設が盛りだくさんの阿蘇エリア

親子で楽しめる熊本の観光スポット13選

熊本には、親子で楽しめる観光スポットが豊富に揃っている。
子供が夢中になる動物園や水族館、自然のなかで体を動かせる公園やアスレチックなど、多彩な楽しみ方ができるのが魅力。
これから紹介するスポットを巡れば、熊本ならではの自然や文化に触れながら、家族全員で特別なひとときを過ごせるはずだ。

1. 水前寺成趣園

水前寺成趣園は湧水を利用した回遊式庭園。
細川家の初代藩主忠利公が、阿蘇の伏流水が湧き出るこの地に、御茶屋を建てたのが由来となった。
その後3代藩主綱利公による大規模な作庭がなされ、陶淵明の詩から「成趣園」と呼ばれるようになった。
園内には細川家を祀る出水神社や能楽殿、京都御所内から移築された古今伝授の間などが建ち、桜や松を配した庭木や池を飾る浮石、富士山に見立てられた築山などが江戸時代の情緒を今に伝えている。

肥後細川家の趣き深い庭園
肥後細川家の趣き深い庭園

2. 熊本城

熊本城は、1607年に加藤清正が築いた名城。当時の最先端技術と労力を投じて作られており、以後、日本のさまざまな歴史の重要な舞台となった。
1877年の西南戦争の際に、天守は焼失したが、1960年に現在の姿に再建された。
その後、2016年の熊本地震で甚大な被害を受けたが、2021年3月に天守閣復旧が完了した。より強く生まれ変わった天守閣の最上階からの絶景を楽しんでほしい。

熊本県のシンボル!400年以上の歴史ある名城
熊本県のシンボル!400年以上の歴史ある名城

3. 桜の馬場 城彩苑

桜の馬場 城彩苑は熊本城の麓にある、江戸時代の城下町を再現した屋外型観光交流施設。
熊本のご当地グルメを楽しめるレストラン、特産品に出合えるショップ、熊本の歴史について楽しく学ぶ施設などがある。
20軒以上のレストラン・ショップが並ぶ「桜の小路」では、馬刺し、阿蘇のあか牛、天草の海鮮など熊本県内の名物グルメを堪能できる。
いきなり団子、馬肉メンチカツ、うにコロッケ、陣太鼓ソフトなど、おやつ代わりに食べ歩きできる軽食も豊富。

熊本グルメやショッピングが楽しめる、城下町を再現したストリート
熊本グルメやショッピングが楽しめる、城下町を再現したストリート

4. 大観峰

阿蘇山は、約27〜9万年前にかけて4回の巨大噴火で陥没した凹地(カルデラ)の中に、阿蘇五岳などの火山が発達した火山群の総称。
カルデラ内部には鉄道が走り、阿蘇市、高森町、南阿蘇村の3つの自治体に約5万人が生活する世界最大級の火山地域だ。
大観峰は、カルデラの縁(外輪山)のうち北側に位置し、大規模な陥没地形を展望できる。

阿蘇360度のパノラマが楽しめる
阿蘇360度のパノラマが楽しめる

5. ミルクロード

阿蘇カルデラは広大で、その外輪山は周囲約128kmもある。
その北西の稜線上を45kmに渡って走る絶景道路が、県道339号北外輪山大津線と45号阿蘇公園菊池線、通称「ミルクロード」だ。
もとは沿線の牧場から牛乳を搬出するための農道だったため、ミルクロードの愛称で親しまれている。
名称から想像できるように、沿道には外輪山の尾根伝いに牧草地のような緑の草原が続く。

牧場の農道が絶景の観光道路に変身!
牧場の農道が絶景の観光道路に変身!

6. 阿蘇ファームランド

阿蘇ファームランドは健康の専門家がプロデュースした健康増進施設で、約100万m²の広大な敷地に大人から子どもまで楽しめるさまざまな施設が集まる。
運動施設からふれあい公園、温泉、グルメ、体験施設と1日中遊べるスポットが充実しており、森の中のドーム型ホテルで宿泊も可能だ。
思いっきり体を使って遊びたいならまずは「元気の森」へ。
自然の森や谷を活かした空間に約70種類の運動装置が設置されており、年齢や体力に合わせた全身運動が楽しめる。

楽しく遊びながら健康を増進するテーマパーク
楽しく遊びながら健康を増進するテーマパーク

7. くまモンスクエア

熊本県のPRキャラクター、くまモンは熊本県の営業部長兼しあわせ部長。
熊本の魅力を伝えるために各地を飛び回っている。
グッズなどのくまモン利用商品の売上高は、累計1兆円に迫るといわれている。
くまモンスクエアはスーパー公務員である、くまモンのオフィス。
タイミングが合えば、くまモンに会えるかも。
スペースの多くを占めるのが、くまモン部長の応接間ともいえる交流スペース。

熊本県の営業部長兼しあわせ部長、「くまモン」の活動拠点
熊本県の営業部長兼しあわせ部長、「くまモン」の活動拠点

8. くまモンポート八代

令和2年3月、南九州の物流拠点である八代港に世界最大規模の国際クルーズ船の受け入れが可能な拠点として「くまモンポート八代」が完成した。
旅客ターミナルの周りにはくまモンをテーマにした憩いの公園「くまモンパーク」などを整備している。
大小84体のくまモン像が、訪れる人々を出迎えてくれる。
面積2万平方メートルを超す敷地には、全長6mと日本最大の「ビッグくまモン」、さまざまな表情の54体のくまモンが扇状にずらりと並ぶ「くまモン合唱隊」など、色々なくまモンを撮れるフォトスポットがいっぱい。

84体のくまモンが待つ、くまモンづくしの公園
84体のくまモンが待つ、くまモンづくしの公園

9. 熊本市動植物園

熊本市東区の江津湖近くにある広大な敷地を誇る動植物園。約130種・700頭の動物と約800種・5万点の植物を展示している。
動物ゾーンではゾウやキリン、キンシコウなどが見られ、「タッチ愛ランド」ではヤギやモルモットと触れ合える。
植物ゾーンには日本庭園や樹木見本園があり、大温室や洋らん室で熱帯植物も観賞可能。
遊園地ゾーンには観覧車やメリーゴーランドもあり、子供連れにも人気だ。

動物ゾーン・植物ゾーン・遊園地ゾーンの3つから成る施設
動物ゾーン・植物ゾーン・遊園地ゾーンの3つから成る施設

10. モンキー・D・ルフィ像

2018年、県庁プロムナードに設置された「モンキー・D・ルフィ像」。
熊本出身の漫画家・尾田栄一郎(おだ えいいちろう)の県民栄誉賞受賞を記念し、熊本地震からの復興支援の象徴として建てられたものだ。
モンキー・D・ルフィ像の前にはAR機能を使ったフォトスポットがあり、スマートフォンでルフィと写真を撮れる。熊本県内には他の「麦わらの一味」メンバーの像も点在。
『ONE PIECE』ファンの聖地のひとつとなっている。

県庁プロムナードのモンキー・D・ルフィ像
県庁プロムナードのモンキー・D・ルフィ像

11. グリーンランド

「グリーンランド」は、福岡県との県境・荒尾市にある九州最大級のテーマパーク。
西日本最大級の広さを誇り、遊園地・ホテル・ゴルフコース・天然温泉などが併設。
遊園地では高さ105mの大観覧車「レインボー」や巨大な恐竜コースターのほか、ほか80種以上のアトラクションで遊べる。
夏は期間限定でウォーターパークが開園。
1万発の花火が上がるイベントも開催され、親子で楽しむ地元の人々や観光客で賑わう。

晴れた日には有明海や雲仙岳まで一望できる大観覧車「レインボー」
晴れた日には有明海や雲仙岳まで一望できる大観覧車「レインボー」

12. 阿蘇ミルク牧場

熊本・西原村にある体験型牧場「阿蘇ミルク牧場」。
乳牛やヤギなどと触れ合えるほか、乳しぼりやパンづくり体験も可能。
チーズ工房の見学やソフトクリームも人気。
動物レースやトラクターバスなどのイベントも充実し、自然と食を一度に満喫できる。

乳牛やヤギ・羊など、様々な動物とも触れ合える
乳牛やヤギ・羊など、様々な動物とも触れ合える

13. 御船町恐竜博物館

「御船町恐竜博物館」は、恐竜の化石と世界中の恐竜全身骨格を展示する専門博物館だ。
化石の展示点数は国内最大級の約850点にものぼる。
5つの展示ゾーンで生命史や地球変遷を学べ、「オープンラボ」では化石クリーニングや研究施設もリアルタイムで見学可能。
化石発掘体験や月替わりワークショップも充実し、大人から子供まで楽しめる学びの場となっている。

恐竜の全身骨格が集まる貴重な博物館
恐竜の全身骨格が集まる貴重な博物館

親子で泊まるならココ!熊本のお勧め宿泊施設3選

親子で熊本を観光するなら、熊本市内か阿蘇エリアへ宿泊するのがお勧めだ。
ここでは、両エリアにある子供も大人も満足できる体験型の宿泊施設や温泉宿など、思い出づくりに最適な3つの宿泊施設を紹介する。

1. THE BLOSSOM KUMAMOTO

「熊本」の交通拠点・JR熊本駅の白川口を出てすぐの場所にあるシティホテル。
広々とした客室からは、「阿蘇」や熊本市街地、「有明海」など、熊本ならではの景色を堪能できる。
離れ形式のスイート「THE SUITE」では、熊本にゆかりのある伝統工芸やインテリアが設えられた空間と、リビングルームに面した大きな庭で特別な時間を過ごせる。
また、館内には庭園眺望の大浴場やサウナ、天窓の光が心地よいフィットネスルームなど、充実した設備が揃う。
九州の食材を活かした創作料理を楽しめるレストランも魅力のひとつだ。

「アミュプラザくまもと」の上階にホテルがある
「アミュプラザくまもと」の上階にホテルがある

2. 大自然阿蘇健康の森

阿蘇ファームランドのドーム型宿泊施設「大自然阿蘇健康の森」。
阿蘇くじゅう国立公園内に全室離れのドームハウス(約300~400棟)を配している。
ロイヤル・ヴィレッジ・ドリームの3ゾーンから選べ、専用庭やキャラクタードームも。
温泉(阿蘇健康火山温泉)、岩盤浴、健康チェック、アスレチック体験、農園レストランの健康バイキングなど、健康と自然を満喫できる滞在型リゾートだ。

森と小川に囲まれた癒しの空間
森と小川に囲まれた癒しの空間

3. 阿蘇プラザホテル

「阿蘇プラザホテル」は、熊本・阿蘇市内牧温泉の老舗温泉宿。
敷地内に2つの源泉を持ち、屋上展望露天「嶽湯空拝」や庭園露天、中庭貸し切り風呂など多彩な湯巡りが楽しめる。
客室は和室中心で阿蘇五岳や町並みを望む、趣深い部屋もある。
館内にはショップ&カフェ、屋外プール(夏季)、スポーツジム、パワースポット体験など、施設とアクティビティも充実。

熊本の多彩な魅力を親子で満喫できる3Dayモデルコース

この記事で紹介してきたスポットを中心に、熊本市内と阿蘇エリアをレンタカーで巡るモデルコースを紹介しよう。
1日目と2日目は阿蘇エリアの自然景観と体験型施設を楽しみ、3日目は熊本市内の人気観光スポットを巡りつつ、お土産選びも楽しむプランだ。
親子で観光するなら、ぜひ参考にしてほしい。

1日目
熊本空港周辺でレンタカー受け取り→阿蘇ミルク牧場→阿蘇ファームランド→阿蘇ファームランド→阿蘇ファームランドのドーム型ホテルで宿泊
2日目
阿蘇ファームランド→草千里ヶ浜→ミルクロード→大観峰→内牧温泉の温泉街を散策→阿蘇内牧温泉 阿蘇プラザホテル
3日目
阿蘇内牧温泉 阿蘇プラザホテル→熊本城→桜の馬場 城彩苑→水前寺成趣園→くまモンスクエア→熊本空港周辺でレンタカー返却

親子で熊本を観光する際によくある質問

Q

熊本には子供でも楽しめるアクティビティはある?

A

「阿蘇ファームランド」や「グリーンランド」がお勧めです。

Q

親子で熊本観光するのにお勧めのエリアは?

A

熊本市内と阿蘇がお勧めです。

まとめ

この記事では、熊本の親子で楽しめる観光スポットと、家族旅行に適した宿泊施設を厳選して紹介してきた。
記事の内容を参考に熊本市内と阿蘇エリアを中心に巡れば、家族にとって思い深い旅になるだろう。
熊本の魅力や観光スポットをさらに知りたい方は、こちらの記事も参考にしてほしい。