【春の大阪府観光ガイド】桜の名所と花と緑あふれる公園で楽しむ春旅

【春の大阪府観光ガイド】桜の名所と花と緑あふれる公園で楽しむ春旅

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筆者 :  GOOD LUCK TRIP

くいだおれの街として知られる大阪市を中心に、国内外から多くの観光客が訪れる大阪府
道頓堀大阪城など定番の観光地が集まる一方で、郊外には自然あふれる公園や花の名所も多く、にぎやかさとやすらぎの両方が楽しめるエリアだ。
大阪府内各地が桜や花々で彩られる春は、街歩きにもおでかけも楽しくなる季節。花と緑に包まれた風景を探しながら、大阪らしい明るさと人情にふれる春旅を楽しもう。

花と緑に包まれる公園に癒やされる、春の大阪の楽しみ方

桜や季節の花を楽しめる公園が多く、観光とあわせて花と緑にふれられるのが春の大阪の魅力。
歴史や文化を感じながら桜を楽しめる場所も多く、大阪城では天守閣を背景に桜が咲き誇り、少し足を延ばせば万博記念公園のチューリップや菜の花など、春らしい風景が広がる。長居公園や服部緑地など自然豊かな公園では、散策や写真撮影を楽しみながらのんびりと過ごすのもおすすめ。
観光の合間に立ち寄れば、花の色や木々の緑、やわらかな風の温もりにふれ、春の大阪らしい心地よさが広がる。

一面に咲く花に癒やされる春のひと時を過ごそう
一面に咲く花に癒やされる春のひと時を過ごそう

春観光の定番! 桜が彩る絶景を楽しむ、大阪の花見スポット3選

「水都」と呼ばれる大阪ならではの川沿いの桜をはじめ、大阪には個性豊かな花見スポットが多数。まち歩きの途中に立ち寄ったり、桜を目的に郊外まで足を延ばしたり。春の大阪観光が特別になる花見スポットをご紹介。例年の見ごろは3月下旬から4月上旬ごろで、開花の時期にあわせて訪れるのがおすすめだ。
ほかにも多彩なスポットがあるので、大阪のお花見スポットの詳細は下記記事をチェックしてみて。

1. 毛馬桜之宮公園(大阪市)

大川沿いに続く、約4kmの桜並木が広がる大阪屈指の花見スポット。
特に天満橋から桜之宮橋付近を中心に約4,800本の桜並木が満開になる様子は圧巻。
水面に映る淡い桜色と、川風が届く開放的な雰囲気が心地よく、都会にいながら春らしい景観をゆったり味わえる。川沿いを歩いたり、水上クルーズから眺めたりと、さまざまな角度から桜を楽しめるのが魅力だ。

大川沿いに桜が咲きそろう大阪市内有数のお花見スポット
大川沿いに桜が咲きそろう大阪市内有数のお花見スポット

2. 勝尾寺(箕面市)

箕面の山あいに建つ古刹で、境内に咲く桜が落ち着いた雰囲気をつくり出す。古くから“勝ち運”の寺として親しまれ、春には山あいらしい静かな景観が広がる。
中でも桜は平地に比べて遅咲きのため、品種によっては4月下旬まで楽しむことができる。参道や池の周りを淡い花色が彩り、山寺ならではの穏やかな春を感じながら歩ける。

山あいの境内に桜が咲き誇る春の勝尾寺
山あいの境内に桜が咲き誇る春の勝尾寺

3. 山中渓(阪南市)

大阪府と和歌山県の境にある山中渓は、山中川の河川敷に続く桜並木で知られるエリア。
現在では約1,000本の桜並木となり、3月下旬〜4月中旬の見ごろを迎えると毎年多くの見物客が訪れる。
川沿いにしだれるように咲く桜が春の風景をつくり、素朴な山あいの景色と相まって穏やかな雰囲気に包まれる。駅前の公園では桜祭りも行われ、のんびりと散策しながら春の山中渓を楽しめる。

山中川の河川敷に続く桜並木が春の風景をつくる
山中川の河川敷に続く桜並木が春の風景をつくる

春の大阪を満喫する、花と緑あふれる観光スポット7選

春の大阪を楽しむなら、花と緑あふれる公園がおすすめ。チューリップやネモフィラ、バラなど春の花々が咲き誇り、散策はもちろんフォトジェニックな風景に心癒されること間違いなしだ。
都会の公園から自然豊かな郊外まで、春の訪れを感じられる大阪のおすすめスポットはこちら。

1. 万博記念公園(吹田市)

1970年に開催された「日本万国博覧会」の跡地を利用した、森や里山など自然豊かな公園で、岡本太郎が制作した「太陽の塔」が出迎えてくれる。
広い園内には「自然文化園」や「日本庭園」など、季節の花々やみずみずしい若葉が広がり、春になると色彩豊かな景観がゆったりと楽しめる。草木の芽吹きとともに、散策が気持ちよい季節を迎える大きな公園だ。

自然文化園に広がる四季折々の草花と新緑が、春の園内を彩る
自然文化園に広がる四季折々の草花と新緑が、春の園内を彩る

2. 大阪市立長居植物園(大阪市)

一年を通して多彩な植物に出会える都市型植物園。昭和47年(1974)に開園し、約24.2ヘクタールの広大な敷地では、四季折々の植物が楽しめる緑あふれる都会のオアシスだ。
園内には専門園が点在し、春はみずみずしい若葉や色彩豊かな花々が広がる。街中にいながら季節の移ろいをゆったりと感じられる植物園として、散策が心地よい。

春のライフガーデンを彩る、ネモフィラの青い絨毯
春のライフガーデンを彩る、ネモフィラの青い絨毯

3. 花博記念公園鶴見緑地(大阪市)

広大な敷地に季節の花と緑が広がる都市公園。1990年の「国際花と緑の博覧会」の会場跡地を整備したもので、風車の丘やバラ園など多彩な景観が点在する。
春は園内各所でサクラや季節の花が彩り、自然に包まれながら散策を楽しめる。屋内植物園「咲くやこの花館」でも多種多様な植物にふれられる。

春の風車の丘には、色鮮やかな季節の花が広がる
春の風車の丘には、色鮮やかな季節の花が広がる

4. 大阪まいしまシーサイドパーク(大阪市)

毎年4月上旬から開催される「ネモフィラ祭り」で知られる舞洲の季節限定スポット。
約4万4,000平方メートルの敷地に、約100万本のネモフィラが咲き誇る様子は圧巻。
海や空の青と重なる花畑が広がり、春らしい開放感に包まれた景観が楽しめる。ベイエリアの風を感じながら散策できる、春の舞洲らしい花の名所だ。

夕陽に染まるネモフィラと海・空の青が重なる風景
夕陽に染まるネモフィラと海・空の青が重なる風景

5. ハーベストの丘(堺市)

花や動物とのふれあいが楽しめる体験型の農業公園。
春にはチューリップ、夏にはひまわり、秋にはコスモスなど、年間を通じて美しい花を鑑賞できるのも魅力。
明るい季節の空気に包まれながら、動物との時間や園内をめぐる散策が心地よく、自然いっぱいののどかな風景にふれられる。

春の園内ではチューリップが色鮮やかに咲きそろう
春の園内ではチューリップが色鮮やかに咲きそろう

6. 大阪府立 花の文化園(河内長野市)

「花に憩う・学ぶ・交流する」を基本方針に開園した、花との時間をゆったり楽しめるガーデン。
園内には、アジサイ園、ボタン・シャクヤク園、バラ園、大花壇など多彩なエリアがあり、季節ごとに彩りを変えながら訪れるものを迎えてくれる。
春はやわらかな色合いの花々が園内を明るく染め、開放的なガーデン散策が心地よい。温室の植物を巡りながら自然を身近に感じられるのが魅力だ。

園内では季節の花が彩りを変え、春らしい明るい風景が広がる
園内では季節の花が彩りを変え、春らしい明るい風景が広がる

7. 服部緑地(豊中市)

126ヘクタールを超える広さを誇る大阪屈指の都市公園。
園内には、中央に据えられた円形花壇や四季折々の草花を配した「フラワー通り」、美しい松並木や木々に覆われた緑道などがあり、散策するだけで心落ち着く風景が続く。
春はやわらかな緑が広がり、陽射しの中でゆったりと歩ける季節。広い園内で自然を感じながら過ごせる、のどかな春の散策スポットだ。

春の円形花壇には色とりどりの花が咲きそろい、公園を華やかに彩る
春の円形花壇には色とりどりの花が咲きそろい、公園を華やかに彩る

春の大阪観光をより楽しく! 注目イベント3選

歴史ある城のまつりや、街を代表する桜イベント、季節の花フェスタなど、春ならではのにぎわいを感じられるイベントが数多く開催される。日程をチェックして旅の計画に組み込めば、春の大阪観光がより充実すること間違いなしだ。

1. 大阪城春まつり(大阪市)

大阪城を背景に約3,000本の桜が咲き誇る春イベント。例年、桜が見頃を迎える3月中旬〜5月中旬にかけて行われる。
西の丸庭園や外堀沿いに桜の名所が点在し、見頃には園内が華やいだ春色に包まれる。夜はライトアップが行われ、天守と桜の灯りが重なり合う幻想的な景観も楽しめる。

「観桜ナイター」では幻想的な夜桜が楽しめる
「観桜ナイター」では幻想的な夜桜が楽しめる

2. 桜の通り抜け(大阪市)

多品種のサクラが楽しめる、大阪に春を告げる風物詩。
造幣局構内の約560mが毎年4月中旬頃の7日間だけ一般公開され、遅咲きの八重桜を中心に130種以上の桜が咲き揃う。歩きながら多彩な花を眺められる並木道は華やかで、春らしい彩りに包まれる人気イベントだ。

毎年選ばれる「今年の花」とともに、桜の通り抜けが楽しめる
毎年選ばれる「今年の花」とともに、桜の通り抜けが楽しめる

3. とんぼ池公園 春のローズフェア(岸和田市)

5月下旬から6月上旬の2日間開催される春のローズフェスタ。
約200品種、2,300株ものバラが植えられており、色や香りを競い合うように咲き誇っている。園内は春のやわらかな花色に包まれ、散策しながらゆったりと花を楽しめる。期間中はワークショップなども行われ、花に親しむ時間が過ごせる。

さまざまな品種のバラが園内を彩る
さまざまな品種のバラが園内を彩る

春のおでかけに立ち寄りたい、大阪の飲食店5選

春の観光や花見スポットを巡る途中に立ち寄りたい、大阪各地のグルメをピックアップ。カフェやレストラン、テイクアウトの名店まで、散策とあわせて味わう大阪グルメが、旅をより充実させてくれるはず。

1. sumile OSAKA(大阪市)

堂島川沿いに位置する「中之島ラブセントラル」内のダイニングレストラン。
テラス席やガラス張りの店内から水辺の景色を眺めながら、魚介を中心とした料理やグリル料理が味わえる。大川沿いの毛馬桜之宮公園から続く水辺散策の途中にも立ち寄りやすく、ランチやディナーのコースもそろう。

堂島川に面したテラス席。春は川沿いの桜が彩る景色を眺めながら過ごせる
堂島川に面したテラス席。春は川沿いの桜が彩る景色を眺めながら過ごせる

2. CROSSFIELD with TERRACE LOUNGE(大阪市)

大阪城公園内にある、歴史的建造物をリノベーションした複合施設「MIRAIZA OSAKA-JO」。
その2階でモダンイタリアンを味わえるレストランで、クラシカルな建物と天守閣を望む立地が魅力だ。関西近郊の食材を使った料理がそろい、ランチからカフェ利用まで幅広く使える。大阪城でのお花見や大阪城春まつりに合わせて立ち寄りやすいのも魅力だ。

季節ごとに内容が変わる、お重スタイルのアフタヌーンティ
季節ごとに内容が変わる、お重スタイルのアフタヌーンティ

3. BARBARA EXPO RESUTAURANT(吹田市)

「Wonderful table style for Nice people!」のコンセプト通り、“ワンダフル”な料理を楽しみながら、充実した時間を過ごせる。
フレンチをベースに多彩なメニューがそろい、パン食べ放題やスープビュッフェも人気だ。木の温もりに包まれたナチュラルな空間や爽やかなテラス席が心地よく、EXPOCITYに位置するため万博記念公園の春のおでかけとあわせて使いやすい。

木の温もりに包まれたナチュラルな店内で、気軽に食事が楽しめる
木の温もりに包まれたナチュラルな店内で、気軽に食事が楽しめる

4. 岸和田市五風荘(岸和田市)

岸和田城のお堀沿いに佇み、岸和田市の有形文化財指定される和風建築が特徴の「五風荘」。
昭和初期に建てられた別邸を生かした料亭で、四季の食材を使った和食を提供している。広い回遊式庭園には桜も咲き、食事をしながら豊かな景色を眺められるのが魅力だ。岸和田城周辺の散策と一緒に楽しめる立地で、とんぼ池公園へ足をのばす前後にも利用しやすい。

窓越しに庭園を眺めながら、落ち着いた雰囲気で食事が楽しめる
窓越しに庭園を眺めながら、落ち着いた雰囲気で食事が楽しめる

5. 一心堂 本店(堺市)

昭和30年(1955)の創業以来、地元で愛され続ける老舗和菓子店。
水ようかんやどら焼きなど季節の和菓子を製造・販売しており、旬のフルーツを包んだフルーツ大福が看板商品だ。10種以上のフルーツが季節ごとに並び、その日作る分だけ手作りされるのも魅力。堺市内での春のおでかけに立ち寄りやすく、フレッシュな味わいを気軽に楽しめる。

看板商品のいちごをまるっと1個使った大福
看板商品のいちごをまるっと1個使った大福

大阪の春旅を楽しむ、観光拠点に便利なホテル3選

春の観光や花見スポット巡りを満喫するなら、アクセスの良さも旅を快適にする大切なポイント。大阪城公園や大川沿いなど、観光に便利なロケーションのホテルに滞在すれば、春旅の心地よさがいっそう広がる。

1. KKRホテル大阪(大阪市)

大阪城公園に隣接し、四季折々の景観を楽しめるホテル。
全客室をリニューアルした館内は落ち着いた雰囲気で、部屋の向きによって大阪城公園のキャッスルビューや市街地の景色が楽しめる。桜が広がる大阪城公園へ歩いて行ける立地で、春の観光や花見の拠点として使いやすい。

大阪城公園を望むキャッスルビューの客室。落ち着いた空間でゆったり過ごせる
大阪城公園を望むキャッスルビューの客室。落ち着いた空間でゆったり過ごせる

2. 大阪リバーサイドホテル(大阪市)

便利なアクセスと充実の設備で大阪観光のお供にピッタリのホテル。
JR環状線・桜ノ宮駅から徒歩2分と移動しやすく、用途に合わせて選べる多彩な客室をそろえる。ホテルのそばを大川が流れ、造幣局や毛馬桜之宮公園などの桜の名所にも足を運びやすい。春の観光拠点として心地よく滞在できる一軒だ。

快適な滞在が叶う、広さにゆとりのあるスーペリアツイン
快適な滞在が叶う、広さにゆとりのあるスーペリアツイン

3. 帝国ホテル 大阪(大阪市)

関西有数の桜の名所として知られる桜之宮に立地。
大川沿いの花と緑に恵まれた環境で、都心にありながら落ち着いた時間が過ごせる。客室はすべてクラシカルな雰囲気でまとめられ、高層階の「インペリアルフロア」では特典やサービスがより充実。
春の観光拠点として心地よい滞在が叶う。

大川沿いの春景色に包まれたロケーションが魅力
大川沿いの春景色に包まれたロケーションが魅力

花と緑を感じる春のおすすめ大阪観光モデルコース

桜や水辺の風景を楽しみながら、大阪のまちをめぐる春の2日旅。公園や観光名所を散策し、川沿いのカフェでホッとひと息。そんな季節ならではの大阪の魅力を感じられるプランはこちら。

1日目
JR大阪駅→大阪城で桜を堪能→MIRAIZA OSAKA-JO内「CROSSFIELD with TERRACE
Lounge」でランチ→大川沿いを散策して、「sumile OSAKA」でカフェタイム→「KKRホテル大阪」に宿泊
2日目
「毛馬桜之宮公園」を散策、川沿いの桜を鑑賞→ららぽーとEXPOCITY内「BARBARA EXPO RESTAURANT」でランチ→「万博記念公園」へ足を延ばし、季節の花を鑑賞

春の大阪の平均気温

3月はまだ肌寒い日も多いが、4月には平均気温が15℃前後まで上がり、街歩きが心地よい季節に。5月は20℃前後と日中は汗ばむほどの陽気になる日も多く、屋外観光を楽しむのにぴったり。

3月 4月 5月
気温 9.9 15.2 20.1

出典:気象庁

春の大阪を快適に過ごす服装のポイント

春の大阪は日中と朝晩の気温差が大きく、服選びがポイントになる季節。薄手のニットや長袖シャツに、軽めのジャケットなど重ね着できるスタイルがおすすめ。4月以降は暖かい日も多いが、夜の花見などでは一枚羽織れるものがあると安心。

春の大阪観光に関するよくある質問

Q

大阪で桜が見頃になるのはいつごろですか?

A

例年の見頃は3月下旬から4月上旬ごろ。大阪城公園や毛馬桜之宮公園など市内では3月末がピークです。一方、万博記念公園や岸和田城周辺など郊外エリアでは、見頃が数日から1週間ほど遅れることもあります。

Q

春でも朝晩は冷えますか?

A

3月はまだ冷える日が多く、朝晩は10℃を下回ることもあります。4〜5月は日中との寒暖差が大きいため、薄手のジャケットやストールなどで調整するのが安心です。

まとめ

桜や水辺の景色、にぎわう公園や歴史あるまち並みなど、春の大阪は魅力がいっぱい。観光やグルメ、イベントを通して季節の彩りに触れれば、都市の中にも豊かな自然と温かさを感じられるはず。春の陽ざしに包まれた花々や新緑に癒やされる大阪の旅へ、出かけてみてはいかが。

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