トレンドスポットも昔ながらの商店街も楽しめる!大阪ショッピングガイド

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

関西最大の都市「大阪」には、日本各地からブランドやショップが集結する繁華街や大型商業施設があり、ショッピングを楽しめる観光地としても人気が高い。
昔ながらの商店街も「大阪」の魅力のひとつだ。
魅力溢れる大阪で買い物を満喫するために、訪れるべき人気のショッピングスポットと、買い物のついでに、大阪グルメを満喫できる飲食店・気軽に遊べる観光スポットをご紹介。

目次

「最新トレンド」と「大阪ならでは」をどちらも満喫しよう

江戸時代から商人の町・天下の台所として栄えてきた「大阪」。
その歴史はミナミ(心斎橋・なんば・道頓堀)エリアの商店街や市場に色濃く残っている。
その一方で、キタ(梅田)エリアには流行のブランドやアイテムが集まる、複合商業施設やショップが多い。
大阪ならではの体験ができるエリアと流行のアイテムが買い物できるエリア、どちらも大阪市内に共存しているところが、ショッピングスポットとしての大阪の魅力だ。
どちらのエリアでも、大阪グルメを楽しめる飲食店が多く、食べ歩きしながらショッピングを楽しめる。
短時間でショッピングを楽しむも良し、のんびり食べ歩きしながらショッピングも良し、目的や状況に応じて、大阪で買い物を満喫しよう。

大阪へのアクセス

新幹線を使えば、名古屋からは1時間。
大阪には関西国際空港や大阪国際空港もあるため、飛行機なら東京羽田空港から約1時間半程度とアクセスは抜群。
関西国際空港は国際線も充実しており、海外からもアクセスしやすい。

大阪で人気のショッピングスポット12選

大阪の景色を一望しながらショッピングやグルメを楽しめる商業施設や、歴史ある商店街など、様々なショッピングスポットが集まる大阪。
数多くのショッピングスポットの中から、絶対に外せない人気のショッピングスポットを紹介しよう。

1. アメリカ村

1970年代に倉庫を改装した店でアメリカ西海岸から輸入した古着や中古レコード、雑貨を販売していることが話題になり、西心斎橋の一帯が「アメリカ村」と呼ばれるようになった。
流行の発信地でもあり、最新トレンドショップや古着屋・雑貨屋などが軒を連ねている。
シンボルは街のほぼ中心にある「三角公園」。
名称そのまま、三角形の敷地は待ち合わせや休憩スポットとしてにぎわっている。公園の向かいには有名なタコ焼き店もあり、“粉もん”もまた若者のカルチャーの一つになっている。

ファッション、音楽、アートなど、大阪きっての若者の流行発信地
ファッション、音楽、アートなど、大阪きっての若者の流行発信地

2. あべのハルカス

2014年にオープンした高さ地上300m、日本一の高さを誇る超高層複合ビル。
地下2階から14階のフロアには「あべのハルカス近鉄本店(近鉄百貨店)」と「あべのハルカスダイニング」が入居する。
「あべのハルカス近鉄本店(近鉄百貨店)」では、ファッションから雑貨、お土産まで何でも揃う。
お買い物のついでに大阪の景色を一望できる、珍しいショッピングスポットだ。

日本一の高さ地上300mを誇る超高層複合ビル。最上階にある展望台からは広く大阪を一望できる
日本一の高さ地上300mを誇る超高層複合ビル。最上階にある展望台からは広く大阪を一望できる

3. HEP FIVE

「HEP」とは「Hankyu Entertainment Park」の略で、「Entertainment」には「娯楽」のほかに「もてなし」という意味が含まれている。
もてなしの心で、何度も来館したいと思われる場所づくりを目指し、1998年11月に誕生。街中に出現した真っ赤な観覧車は当時、「建物と一体化し、空調設備もある世界で初めての観覧車」と話題に。以降、梅田のランドマークとなった。
カジュアルレストランやファッションブランドなど、若い世代に人気の店舗が約170店そろう。
完全個室の授乳室やベビーカーの無料貸出など子育て世代に向けたサービスも充実。

真っ赤な観覧車が梅田のランドマークにもなっている、若い世代を中心としたファッションビル
真っ赤な観覧車が梅田のランドマークにもなっている、若い世代を中心としたファッションビル

4. りんくうプレミアム・アウトレット

関西国際空港の対岸・りんくうタウンの一画にあり、外国人観光客の利用も多いアウトレットモール。
開業20周年の2020年8月に第5期増設が行われ、西日本最大のアウトレットへとパワーアップした。
国内・海外の人気ブランドが集結し、一流ブランドの商品をお得な価格で購入できる。

ショッピングにグルメ、グランピングも楽しめる西日本最大のシーサイドアウトレット
ショッピングにグルメ、グランピングも楽しめる西日本最大のシーサイドアウトレット

5. 千日前道具屋筋商店街

全長150mのアーケード街に約50店舗の商店がズラリ。
「道具屋筋」との名前からも分かる通り、各店で扱っているのは大阪の食文化を支える道具ばかりで、プロが使う厨房機器から一般向けの食器まで、さまざまな商品を取り揃えている。
なかでも、日本の職人たちが丹精込めて仕上げた切れ味抜群の包丁の品質はピカイチ。

大阪の食文化を支える道具と人を結ぶ道
大阪の食文化を支える道具と人を結ぶ道

6. 黒門市場

黒門市場は、大阪の中心部、ミナミの一角にあり、始まりは1822年ごろとされ、1902年に大阪府より公認市場として認可された。
市場近くにあった圓明寺の山門が黒かったことから「黒門市場」と呼ばれるようになった。以来、大阪市民の台所として親しまれてきたが、近年は観光地としても人気を博している。
黒門といえばハモ、フグというほど鮮魚店が多く、フグの専門店は全体の1割近くほどある。それを象徴するのが、市場をにぎやかす黒門モニュメントで、クエ、タイ、マグロ、伊勢海老、カニ、フグ、タコの巨大な魚介類のモニュメントが7つのブロックにはりつけられている。

大阪の中心地、ミナミにある黒門市場は、古くから大阪の食文化を支えてきた歴史ある市場で、旬の食材が豊富にそろっている
大阪の中心地、ミナミにある黒門市場は、古くから大阪の食文化を支えてきた歴史ある市場で、旬の食材が豊富にそろっている

7. グランフロント大阪

名称には「世界に開かれた最前線のまちであり続けたい」という思いがこめられた「グランフロント大阪」。2013年4月、大阪駅北地区、通称「うめきた」の東側約7haのエリアに開業した複合商業施設だ。
国内外の人気セレクトショップや西日本初出店の旗艦店など、約260店のショップ&レストランが入る北館、南館を中心に4棟のタワービルディングからなり、多様な人の知を結び合わせて新しい価値を生み出す知的創造・交流の場「ナレッジキャピタル」、お祭りやイベントなども開催する約10000㎡の「うめきた広場」を有している。

うめきたエリアのシンボル的存在の複合商業施設
うめきたエリアのシンボル的存在の複合商業施設

8. 大丸心斎橋店

大阪のメインストリート的存在である御堂筋に面し、創業以来300年近くに渡って心斎橋の顔として愛され続ける百貨店。2019年には本館が86年ぶりに立て替えられ、リニューアルオープンした。
外観・内観ともに明治~昭和期に活躍した建築家、ウィリアム・メレル・ヴォーリズが手掛けた旧本館のデザインや資材が使われており、新しさの中にも伝統を感じさせる空間になっている。

伝統を重んじつつ、新たな要素も取り入れた心斎橋の老舗百貨店
伝統を重んじつつ、新たな要素も取り入れた心斎橋の老舗百貨店

9. 心斎橋PARCO

大阪のメインストリート、御堂筋に面して立つファッションビル「心斎橋パルコ」。
地下2階から地上14階までのフロアに、ジャンルも多彩な約150店舗が入居。ファッションはもちろん、アニメや飲食&レストラン、ポップカルチャー、アート、シネマコンプレックスまで幅広く揃い、楽しみ方も盛りだくさん。

多彩なジャンルのショップが揃う、御堂筋に面するファッションビル
多彩なジャンルのショップが揃う、御堂筋に面するファッションビル

10. なんばマルイ

大阪ミナミエリアの中心地・難波にある商業施設。改札と地下でつながり、雨の日でも濡れずに入店できるOsaka Metro御堂筋線なんば駅をはじめ、JRや私鉄など各駅からのアクセスも良好だ。

幅広いジャンルのショップが多く集まる、好アクセスで使いやすい難波の駅前商業施設
幅広いジャンルのショップが多く集まる、好アクセスで使いやすい難波の駅前商業施設

11. 天保山マーケットプレース

世界最大級の水族館「海遊館」や国内最大級の大観覧車など人気スポットが多数あり、1日たっぷり楽しめる「天保山ハーバービレッジ」内にある大型商業施設。ファッションや雑貨、アクセサリーといったショップ、レストランやフードコートなどの約60店舗が集まる。

ショッピングやグルメ、動物とのふれあいも楽しめるベイエリアの大型商業施設
ショッピングやグルメ、動物とのふれあいも楽しめるベイエリアの大型商業施設

12. 心斎橋筋商店街

大阪市の中心部にある長堀通の南側から宗右衛門町通まで、南北に約580mに渡って続く商店街。
コスメショップやアパレル店、ドラッグストアやアクセサリーショップ、100均ショップや楽器店などさまざまなショップが道の両側にずらりと軒を連ねる。
老舗百貨店・大丸心斎橋店や有名アパレルブランドの大型店などもあり、ショッピングが楽しめるエリアとして、連日多くの客が訪れ、大阪随一のにぎわいをみせる。

大阪中心部を南北に貫く熱気あふれる商店街
大阪中心部を南北に貫く熱気あふれる商店街

買い物のついでに定番グルメを楽しもう!大阪で人気の飲食店3選

大阪のグルメといえば、たこ焼き・お好み焼き・串かつは外せない。
モチモチの食感と具材のコンビネーションがたまらない「たこ焼き」や、だしの効いた生地とキャベツをたっぷり使った「お好み焼き」・ソースの香りとサクサクの食感が魅力の「串カツ」など、買い物ついでに定番の大阪グルメが味わえる名店をご紹介。

1. 道頓堀くくるコナモンミュージアム

大きな赤いたこの看板が目印。大阪グルメでお馴染みの“粉もん”にスポットを当てた、「作って、知って、食べる」がテーマのたこ焼きづくしのミュージアム。
B1の「たこ焼道場くくる 匠」では、オリジナルたこ焼きが作れる。
好きな食材から中に入れる具を選び、プロの道具を使って焼く。スタッフがサポートしてくれるので、初心者でも安心。

たこ焼きを「作って、知って、学べる」愉快なミュージアム
たこ焼きを「作って、知って、学べる」愉快なミュージアム

2. お好み焼 美津の

大阪随一の繁華街・道頓堀に位置するお好み焼専門店。1945年の創業以来長きに渡り地元民に愛される老舗で、ミシュランガイドで6年連続ビブグルマンに選ばれる名店中の名店だ。現在は、「進化する老舗」をコンセプトに、伝統を守りつつ新しいものにも挑戦する姿勢で3代目が暖簾を守っている。

お好み焼激戦区の道頓堀で75年以上に渡り愛され続ける老舗の名店
お好み焼激戦区の道頓堀で75年以上に渡り愛され続ける老舗の名店

3. 大阪新世界元祖串かつ だるま 新世界総本店

大阪のランドマーク、通天閣からすぐの場所で1929年に創業。大阪市内を中心に展開する「串かつ だるま」の総本店。
だるま特製のオリジナル油を使用して揚げられた串かつは油独特のクセが少なく、胃がもたれにくいのでとても食べやすい。

大阪新世界元祖串かつ だるま 新世界総本店
大阪新世界元祖串かつ だるま 新世界総本店

ショッピングの合間に楽しめる大阪の人気観光スポット3選

大阪に数ある魅力的な観光スポットの中でも、ショッピングの合間に楽しめる、人気の観光スポットを3つに絞ってご紹介。
せっかく大阪に訪れるなら、買い物だけで終わるのはもったいない。

1. 大阪城天守閣

安土桃山時代(1568−1600年)に天下統一を果たした豊臣秀吉が、1583年に築城を開始、1585年に完成した大阪城天守閣。
1955年には大阪城域が特別史跡に指定、1995年から1997年の平成の大改修を経て、登録有形文化財に指定された。
内部は歴史資料館になっており、大坂夏の陣図屏風をフィギュアで再現した「ミニチュア夏の陣」や秀吉が愛用した黄金の茶室を原寸大で再現した模型などを常設展示。ほか、企画展・特別展なども随時開催している。

大阪市民の寄付により再建、現在は博物館として常設展、企画展などを開催する
大阪市民の寄付により再建、現在は博物館として常設展、企画展などを開催する

2. 海遊館

2020年に30周年を迎えた、大阪にある水族館。太平洋を取り囲む自然環境が再現されている館内では、全部で620種、30,000点もの生きものが生息している。
熱帯魚が泳ぐトンネル型の水槽「魚のとおりぬけ・アクアゲート」を抜けるとエスカレーターで8階まで上がり、スロープを下りながら、大水槽でさまざまな生き物たちが目にすることができる。

何度も行きたくなる、世界最大級の水族館
何度も行きたくなる、世界最大級の水族館

3. 通天閣

通天閣は特別野外展望台以下、地上5階、地下1階からなるタワーで、地上87.5mにある5階は、金色で装飾された「黄金の展望台」や、足の裏をなでると幸運が訪れるという神様「ビリケンさん」が鎮座している。ビリケンさんは3代目で、金髪が特徴的。
最上部の地上94.5m、展望回廊直径8.5mの特別屋外展望台「天望パラダイス」には、先端部分がシールスルーになっている跳ね出し展望台「TIP THE TSUTENKAKU」もある。

パリのエッフェル塔をモチーフにした高さ108mの大阪を代表する展望タワー。2022年には新アトラクション「TOWER SLIDER」も登場!
パリのエッフェル塔をモチーフにした高さ108mの大阪を代表する展望タワー。2022年には新アトラクション「TOWER SLIDER」も登場!

大阪のショッピングに関するよくある質問

Q

大阪で買い物を楽しむなら、どのエリアがお勧め?

A

商業施設やショップが集まる「キタ(梅田)エリア」と「ミナミ(心斎橋・なんば・道頓堀)エリア」がお勧め。
ファッションから雑貨、お土産まで様々なお店が軒を連ねており、流行のアイテムから大阪ならではのアイテムまで幅広く揃う。

Q

何を買うのがお勧め?

A

流行のファッションアイテムや雑貨はもちろんだが、お土産にたこ焼き器・包丁・食器・箸・浴衣など大阪ならではのアイテムもお勧めだ。

Q

短時間で買い物をするならどこがお勧め?

A

短時間で買い物をするなら、梅田エリアがお勧め。駅ビルやデパートが集まっており、ファッションから雑貨・お土産まで一通り揃う。

まとめ

関西最大都市である「大阪」の人気ショッピングスポットから、買い物のついでに楽しめる大阪グルメ・観光スポットを紹介してきた。
この記事を参考にすれば、大阪に短い期間しか滞在できない方でも大阪を満喫できるはずだ。
もし大阪を最大限に楽しみたいなら、下記の記事も合わせて参考にしてほしい。