城下町の歴史と産業遺産にふれる、愛媛県の親子旅におすすめの観光スポット11選

城下町の歴史と産業遺産にふれる、愛媛県の親子旅におすすめの観光スポット11選

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筆者 :  GOOD LUCK TRIP

古くから湯のまちとして親しまれてきた道後温泉を擁する松山を中心に、歴史ある城下町の風景が広がる愛媛県。市内には大型公園や屋内施設がそろい、親子旅行で訪れやすいスポットが点在している。
そこから少し足を延ばせば、別子銅山をはじめとする産業遺産のまちも広がる。かつて銅の採掘で栄えた山あいの風景や、鉄道の歴史を伝える展示にふれながら、愛媛のもうひとつの顔に出会える。
城下町の歴史と産業の記憶が重なるこのエリアで、親子で過ごす時間を思い描きながら、旅の行き先を考えたい。

親子で愛媛のおでかけを満喫するための3つのポイント

歴史ある城下町の風景が残る松山を中心に、少し足を延ばせば産業遺産のまちが広がる愛媛県。エリアごとに景色も過ごし方も異なるからこそ、親子でのおでかけにもちょっとした工夫が必要。愛媛での親子旅を無理なく楽しむためのポイントはこちら。

1. 城下町と産業遺産、それぞれのテーマを決めて動く

城下町の風景が広がる松山エリアと、別子銅山をはじめとする産業の歴史が残る山あいのまち。どちらも魅力が異なるからこそ、親子でどんな時間を過ごしたいかを先に決めておくと動きやすい。
城下町では公園や屋内施設を組み合わせてゆったり過ごし、産業遺産では親子で学びの時間を楽しむなど、エリアごとに過ごし方の軸をはっきりさせることで、愛媛の旅にメリハリが生まれる。

別子銅山の歴史を知ることができる「マイントピア別子」
別子銅山の歴史を知ることができる「マイントピア別子」

2. 城下町エリアと山あいの距離感を踏まえて旅を組み立てる

城下町エリアに点在する公園や屋内施設と、山あいに残る産業遺産。異なるタイプの見どころがそろうのが愛媛県の特徴のひとつ。ただし、松山市中心部と産業遺産がある東予エリアはそれなりに距離があるため、気軽に行き来できるとは限らない。
どこを拠点にするか、両方まわるならどの移動手段を選ぶか。あらかじめ動き方を決めておくと、親子での旅もスムーズになる。

しまなみ海道に代表される瀬戸内の多島美。エリアごとの距離や移動も含めて旅を組み立てたい
しまなみ海道に代表される瀬戸内の多島美。エリアごとの距離や移動も含めて旅を組み立てたい

3. エリアを絞って過ごし方を組み合わせる

公園や動物園、体験施設などが各エリアに点在しており、ひとつのエリアに絞って巡ることで一日の流れを組み立てやすい。
屋内外を無理なく組み合わせることで、天候や体調に合わせて過ごし方を調整しやすい。

愛媛県立とべ動物園とえひめこどもの城は隣接しており、あわせて訪れやすい
愛媛県立とべ動物園とえひめこどもの城は隣接しており、あわせて訪れやすい

親子でおでかけするならココ! 愛媛の観光スポット11選

城下町の風景が残る松山エリアや、別子銅山をはじめとする産業遺産のまちなど、歴史にふれられるスポットがそろう愛媛県。
大型公園や動物園、屋内型の遊び場もそろい、子どもと一緒に遊びながら学べる場所が点在している。親子でのおでかけに組み込みたい、愛媛の観光スポットはこちら。

1. えひめこどもの城(松山市)

大型の児童福祉施設で、屋内外の遊びや体験を組み合わせて過ごせるスポット。
園内は「こどものまちゾーン」「アクティビティゾーン」「冒険の丘ゾーン」「ふれあいの森ゾーン」「アクティビティゾーン-NEXT-」の5つのエリアに分かれており、それぞれ異なる遊びが用意されている。
広い敷地の中で、乗り物やアスレチック、ものづくり体験、屋内遊びまでが揃い、過ごし方を自由に組み合わせられるのが特徴だ。
屋外で体を動かす遊びから創作体験まで幅広く、親子で一日かけて過ごせる。

四国最大級のジップラインなど多彩な遊びがスタンバイ
四国最大級のジップラインなど多彩な遊びがスタンバイ

2. 愛媛県立とべ動物園(砥部町)

自然の地形を生かしてつくられた園内で、のびのびと過ごす動物たちに出会える動物園。
ライオンやキリン、チンパンジーなどを生息環境ごとに展示し、動物本来の行動を観察できる工夫も随所に見られる。
見どころとして外せないのが、国内で初めて人工哺育に成功したホッキョクグマの「ピース」。ほかに水中を泳ぐペンギンやロープを渡るオランウータンなど、動きのあるシーンを間近で観察できるのも魅力だ。

「えひめこどもの城」に隣接する、西日本屈指の規模を誇る動物園
「えひめこどもの城」に隣接する、西日本屈指の規模を誇る動物園

3. 愛媛県総合科学博物館(新居浜市)

世界最大級のプラネタリウムを備え、自然・科学・産業を体験しながら学べる大型科学博物館。
館内は「自然館」「科学技術館」「産業館」に分かれており、宇宙や地球、愛媛の自然、科学の仕組み、地域産業の歴史を体験しながら学ぶことができる。
実物大のティラノサウルスやトリケラトプスのロボット展示もあり、鳴き声とともに動き出す迫力ある演出が楽しめる。
世界最大級のドームスクリーンを備えたプラネタリウムでは、全天周映像による没入感のある体験もできる。

実物大(世界最大級)のティラノサウルスとトリケラトプスが、15分おきに鳴き声とともに動き出す演出が楽しめる
実物大(世界最大級)のティラノサウルスとトリケラトプスが、15分おきに鳴き声とともに動き出す演出が楽しめる

4. ドルフィンファームしまなみ(今治市)

しまなみ海道の中央部に位置する伯方島にあり、穏やかな瀬戸内海のすぐそばで、イルカを間近で観賞したり、触ったり、一緒に泳いだりできる日本最大級のふれあい施設。
えさやりやふれあい、ドルフィンスイムなどの体験プログラム(事前予約制)が揃い、イルカの動きや表情をすぐ近くで感じられる。
体験に参加しなくても、入場料を払えば桟橋から観賞できるため、気軽に立ち寄れるのも魅力的。

人懐っこいイルカとふれあい体験が楽しめる、日本最大級のふれあい施設
人懐っこいイルカとふれあい体験が楽しめる、日本最大級のふれあい施設

5. 来島海峡急流観潮船(今治市)

来島海峡の急潮流を間近で体感できる観光船。
速い潮流と複雑な地形で生み出される「渦潮」は来島海峡の名物。船に乗って海峡へ出ると、激しく流れる潮の動きや瀬戸内の島々、世界初の三連吊橋「来島海峡大橋」などを間近に見ることができる。
しまなみ海道の景色を海の上から眺めながら、親子で瀬戸内らしい時間を過ごせるのも魅力だ。

船が近寄れないほど激しい潮流が見られることもある
船が近寄れないほど激しい潮流が見られることもある

6. タオル美術館(今治市)

今治のタオル文化やものづくりにふれられるミュージアム。タオルの製造工程を実際に見学できるほか、タオルとアートを融合した展示作品も観賞できる。
約200色、1,800本もの糸が並ぶ「糸巻の壁」や、カラフルな糸巻きでできた「いとまきのおうち」など、館内には写真映えするスポットも多く、親子で楽しみながら巡ることができる。

色とりどりの糸がずらりと並ぶ「糸巻きの壁」
色とりどりの糸がずらりと並ぶ「糸巻きの壁」

7. マイントピア別子(新居浜市)

産業遺産を活用した体験型施設で、鉱山の歴史に触れられるスポット。
昭和48年(1973)に休山し、その最後の採鉱本部跡地を利用した鉱山のテーマパークが「マイントピア別子」だ。
約6万㎡の広大な敷地には、観光列車や観光坑道などがあり、江戸から近代にかけての採鉱の様子を体感できる。
最大の見どころである東平(とうなる)ゾーンでは、標高約750mの山中に残る産業遺産群を間近に見ることができる。

“東洋のマチュピチュ”と称される「東平ゾーン」にはさまざまな産業遺産が残る
“東洋のマチュピチュ”と称される「東平ゾーン」にはさまざまな産業遺産が残る

8. 鉄道歴史パーク in SAIJO(西條市)

鉄道の歴史や車両展示を通して、その魅力に触れられる観光施設。
「四国鉄道文化館 北館」「四国鉄道文化館 南館」「十河信二記念館」「観光交流センター」の4つの建物から構成されている。
0系新幹線やディーゼル機関車など実際の車両が展示され、運転室に入って運転席に座れる体験もできる。
大型ジオラマや駅舎の再現展示などもあり、鉄道の世界を多角的に楽しめる。

実際に走行していた0系新幹線を間近に見ることができる
実際に走行していた0系新幹線を間近に見ることができる

9. 道後公園(湯築城跡)(松山市)

歴史的な城跡を活かした都市公園。公園全体が、14世紀前半から16世紀後半にかけて城があった場所で、現在も土塁や堀など城の遺構があり、「湯築城跡」として国の史跡にも指定されている。
園内には丘陵や展望台があり、松山平野を見渡す景色も楽しめる。広い園内を歩きながら、歴史や風景を親子でゆっくり感じられるのも魅力だ。

約8.6ヘクタールの広大な園内には武家屋敷など見どころが多彩
約8.6ヘクタールの広大な園内には武家屋敷など見どころが多彩

10. 日本庭園 南楽園(宇和島市)

総面積15万3,322平方メートルを誇る四国最大級の日本庭園。
「山、里、町、海」をテーマに構成された池泉回遊式庭園で、上池と下池を中心に多彩な景観が連なっている。築山や芝生、東屋などが配置され、歩くごとに風景が移り変わるのも特徴だ。
約3万株・25万本の花菖蒲が咲く初夏の景色など、季節ごとの花々も印象的。

園内には3つのパワースポットや郷土料理が味わえる食事処などもある
園内には3つのパワースポットや郷土料理が味わえる食事処などもある

11. 大観覧車「くるりん」(松山市)

街なかで気軽に立ち寄れる、松山の景色を見渡す観覧車。直径45m、地上から最高点85mを誇り、松山城や道後温泉の温泉街、伊予灘まで見渡せる。
床が透明ガラスで出来ており、空中浮遊のような感覚を楽しめる「シースルーゴンドラ」も人気だ。
日中の眺望に加え、夜は市内の夜景も楽しめる。

松山市の新しいシンボルにもなっている大観覧車
松山市の新しいシンボルにもなっている大観覧車

親子旅行の拠点に最適! 愛媛のおすすめ宿泊施設3選

道後温泉で知られる松山は、歴史ある城下町の風景が残る、愛媛観光の拠点として利便性が高いエリア。
温泉街の散策や市内観光を楽しみながら滞在し、翌日は産業遺産のまちへ足を延ばすといった旅の組み立ても可能だ。城下町の空気に包まれながら泊まれる、愛媛の宿はこちら。

1. 道後プリンスホテル(松山市)

道後温泉の温泉街の中心にある大規模な温泉宿。
庭園露天風呂や「みかんボールの湯」など個性的な湯処も揃い、温泉そのものの楽しみ方もバリエーション豊か。ほかにも、館内では「水軍太鼓と津軽三味線体験」「金の讃岐うどんつくり体験ショー」など、多彩な和文化体験プログラムを用意。日本の伝統文化もあわせて楽しめる。

純和風の客室をはじめ多彩なタイプの客室がある
純和風の客室をはじめ多彩なタイプの客室がある

2. 大和屋本店(松山市)

道後温泉本館」に隣接する老舗旅館。
客室は、茶室の様式を取り入れた数寄屋造りの和室と、利便性と洗練さを備えたモダンな洋室の、2タイプから選べる。
また、「道後温泉本館」と同じ引き湯を使った大浴場で、なめらかな湯ざわりの温泉を満喫できるのもうれしいポイント。湯上がりの休憩処には駄菓子BARなどの屋台もあり、親子で楽しめる。
真鯛を使った鯛めしなど、瀬戸内の食材を取り入れた会席料理も評判だ。

明治の文豪も愛した天然温泉を露天風呂でも楽しめる
明治の文豪も愛した天然温泉を露天風呂でも楽しめる

3. 道後温泉 ふなや(松山市)

落ち着いた庭園を備え、静かな時間を過ごせる老舗温泉旅館。
約200種類の植物が美しい景色をつくり出す1,500坪の庭園を有し、春から秋にかけては園内に流れる川のそばで食事を楽しむことができる。
道後温泉の源泉を引いた湯は、檜の香りが広がる「檜湯」と御影石の「御影湯」で楽しめる。また、瀬戸内の海山の幸を使った料理も評判で、「食の宝庫」松山の美味も存分に味わえる。

旬の美味が楽しめる料理も自慢
旬の美味が楽しめる料理も自慢

城下町の風景と産業遺産をたどる、愛媛県の1泊2日モデルコース

道後温泉で知られる松山の城下町から、山あいに残る産業遺産のまちへと続く、愛媛県1泊2日の親子旅。
1日目は道後公園えひめこどもの城で、城下町の風景の中に身を置きながら過ごす。2日目は西条や新居浜へ車を走らせ、鉄道や鉱山の歴史にふれる。
遊びと学びが同じ旅の中で重なっていくのも、この親子おでかけならではの楽しみだ。

1日目
松山駅→駅周辺でレンタカーを手配→道後公園(湯築城跡)→えひめこどもの城→道後プリンスホテルに宿泊
2日目
道後プリンスホテル出発→鉄道歴史パーク in SAIJO→マイントピア別子→松山駅でレンタカーを返却

親子で愛媛を観光する際によくある質問

Q

愛媛観光は車がないと回れませんか?

A

松山市内は路面電車やバスで移動できますが、西条や新居浜など産業遺産のエリアまで足を延ばす場合は、レンタカーがあると行程を組みやすくなります。

Q

別子銅山エリアは、子ども連れでも大丈夫?

A

マイントピア別子は展示施設や体験プログラムもあり、親子で楽しめる構成です。ただし屋外を歩く場面もあるため、移動距離や体力に合わせて回るのがおすすめです。

Q

雨の日でも楽しめるスポットはありますか?

A

鉄道歴史パーク in SAIJOや屋内型の施設は、天候に左右されにくいスポットです。天気に応じて訪問順を調整することで、無理なく回りやすくなります。

まとめ

城下町の風景が残る松山から、山あいに広がる産業遺産のまちまで、表情の異なるエリアが点在するのが愛媛県の魅力。
道後公園やえひめこどもの城で過ごす時間と、西条や新居浜でふれる鉄道や鉱山の歴史。遊びと学びを行き来する旅は、親子での思い出作りにもぴったり。
拠点や移動を意識しながら組み立てれば、愛媛ならではの体験がより身近になるはず。