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光原社

「光原社」のはじまりは出版社。現在は全国の手仕事の品々を扱う民芸店となっている。

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創業者は宮沢賢治の高等農林学校時代、1年後輩だった及川四郎。賢治の原稿に感銘を受け、出版することになったのが童話集「注文の多い料理店」。昭和8(1933)年、賢治は37歳の若さでこの世を去り、これが生前に出版された唯一の童話集となった。出版当時はほとんど売れなかったといわれている。

その後、鉄器や漆器の製造販売を始め、民藝運動の提唱者柳宗悦や染色の芹沢銈介、版画の棟方志功などが、ここ「光原社」に集まり社交場になっていく。徐々に創業当時の出版社から全国各地の民芸品を扱うセレクトショップに業態が変わっていった。

現在、「光原社本店」では光原社オリジナルの漆器や全国の陶磁器、ガラス、岩手のホームスパンなどを扱っている。敷地内には、『注文の多い料理店』の初版本や賢治関連の資料などを集めた「マヂエル館」、外国品を扱う「カムパネラ」、喫茶「可否館」など複数の建物が軒を連ね、本店向かいには鉄器やかごなどを扱う物産館「モーリオ」がある。

ポイント

  • 本店中庭には出版の地の碑や、童話『烏の北斗七星』の一部を刻んだ石柱が建っている。
  • 光原社(本店)以外に、北の光原社(盛岡・内丸)と光原社仙台店・せんだーど店(仙台)がある。
  • JR盛岡駅にも近く、歩いて10分ほどで行ける。

写真

  • 宮沢賢治が名づけ親の「光原社」(© 岩手観光協会)

    宮沢賢治が名づけ親の「光原社」(© 岩手観光協会)

  • 『注文の多い料理店』出版の地の碑が建っている(© 岩手観光協会)

    『注文の多い料理店』出版の地の碑が建っている(© 岩手観光協会)

  • レトロな異国情緒あふれる中庭(© 岩手観光協会)

    レトロな異国情緒あふれる中庭(© 岩手観光協会)

口コミ

基本情報

日本語名称
光原社
郵便番号
020-0063
住所
岩手県盛岡市材木町2-18
電話
019-622-2894
定休日
毎月15日(土・日曜、祝日の場合は翌平日)、年末年始、1月2月に連休あり
営業時間
10:00~18:00(冬季~17:30)
アクセス
1) JR「盛岡」駅から徒歩10分
2) 東北自動車道盛岡ICから車で20分
クレジットカード
可(可否館は不可)
公式サイト
公式サイト(日本語)