船場センタービル（せんびる）

繊維業の卸問屋が集まっていた船場地区の再整備により、昭和45年（1970）、大阪万博の開催に合わせて開業した巨大商業施設。堺筋方面から御堂筋方面に向け、1号館から10号館までが並び、全長は約1kmにも及ぶ。

地下2階から地上4階建ての10棟の建物内には、アパレル関係の卸売・小売業者を中心に、飲食店、雑貨店など約800店舗が軒を連ねる。様々なジャンルの商品が販売されており、掘り出し物を探すのも楽しみのひとつ。昭和レトロな喫茶店や老舗の名店の飲食店もあるので、館内を歩くだけでもおもしろい発見が待っている。

1～3号館の地下1階は、輸入品の卸売を中心に扱う専門街「大阪舶来マート」、2・3号館の地下2 階には約50店の飲食店が並ぶ「ジョイ船場50」など、棟やフロアによって特色があるのもポイント。また、3・4号館地下2階を結ぶ地下連絡通路にビル開館50年を記念して完成したイベントスペース「SEMBA MURAL PARK」の壁画もお勧め。

大阪メトロ御堂筋線・中央線「本町駅」および堺筋線・中央線「堺筋本町駅」といった3路線4駅に直結するアクセスの良さも魅力。LEDライトアップによる夜間の美しい外観も必見だ。