【代々木公園の観光ガイド】東京の喧騒から離れられる都会のオアシス
23区内にある都立公園の中で、5番目の広さを持つ「代々木公園」。
東京の都心にありながら、豊かな自然の中でゆっくり過ごせる、都会のオアシスだ。
一般的な遊具は設置されていないが、野外ステージでのイベントやフリーマーケットも大人気。
東京の喧騒に疲れたら、「代々木公園」をゆっくり散策してみてはいかがだろうか。
「代々木公園」で癒されるために知っておきたい、定番スポットやお勧めの観光シーズンなどを紹介しよう。
代々木公園ってどんなところ?
東京都渋谷区、明治神宮御苑に隣接する「代々木公園」は、都心で最も広い空が見られる森林公園だ。
戦前は歩兵連隊の演習場、そのあと在日米軍施設を経て、東京オリンピックの選手村となる。
その後に再整備され、1967年「代々木公園」として開園した。
中央広場やケヤキ並木、展望デッキなど、ゆっくり散策を楽しめるポイントも多い。
園内にはサッカー・ラグビー・ホッケーの球技場、サイクリングセンターやドッグランもあり、アクティブに遊ぶことも可能。
世界各国の文化やグルメを体験できるフェスティバル、日本全国の伝統芸能や音楽と出会えるイベントなど、たくさんのイベントを開催しているので、興味があれば参加してみよう。
イベント広場や野外ステージ前には、売店やカフェを併設。
遊び疲れたら「代々木ドッグ」や「ハンドドリップコーヒー」を味わいながら休憩してほしい。
代々木公園へのアクセス
代々木公園の営業時間と入園料
代々木公園は24時間解放されており、入園料も無料。
都会の喧騒に疲れたらいつでも一息つける、まさに都会のオアシスと言えるだろう。
代々木公園のお勧め観光シーズンは?
代々木公園に訪れるなら、春か秋がお勧めだ。
春は桜が咲き誇り、秋は紅葉が園内を彩る。
春と秋の代々木公園の魅力を紹介しよう。
約700本もの桜が咲き誇る春の代々木公園
「代々木公園」は、東京でも屈指のお花見スポット。
3月下旬〜4月上旬にかけて、美しく咲き誇る桜を眺められる。
綺麗な桜を鑑賞できるのは、「中央広場」「桜の園」「丘の広場」の3カ所。
ソメイヨシノやサトザクラ、ヤマザクラやコヒガンザクラなど、全部で約700本だ。
満開になれば、まるでピンクのカーテンで囲われているような景色が広がる。
桜の見頃の週末は混雑するため、平日に訪れるのがお勧めだ。
色彩豊かな秋の代々木公園
「代々木公園」は、紅葉を眺められる定番スポットでもある。
鮮やかに色づいた紅葉は、11月下旬〜12月上旬が見頃だ。
原宿門では260本のイチョウ並木、噴水池の西側では100本のモミジやカエデを楽しめる。
公園の南へ約300m続くケヤキ並木と、園内に点在するケヤキを合わせると1,000本にも上る。
色彩豊かに染まる公園で、穏やかな秋を感じてほしい。
代々木公園の魅力を満喫できる定番スポット5選
都会のオアシスには、季節を問わず多くの人々が集まり、園内を散策したり、アクティブに活動したり、思い思いの時間を過ごしている。
東京の喧騒に疲れた方が、「代々木公園」を満喫できるように、定番のスポットを紹介しよう。
1. 都心にいることを忘れられる景色が広がる「中央広場」
広大な草原が広がる「中央広場」は雑木林に囲まれており、周囲のビルは見えない。
そのため、東京にいることを忘れるくらい、開けた青空と緑を満喫できる。
近くには68種700株のバラが植えられた花壇、六角形の屋根付き休憩所もあるので、散策をゆっくり楽しんでほしい。
2. 憩いの場や運動の場として活用される「パノラマ広場」
「パノラマ広場」には、芝生が広がっている。
中央にはヒマラヤスギが植えられ、リラックスできる雰囲気だ。
特別な施設はないが、ヨガや防災フェスタ、モルック体験やウォークメトリックスなど個性的なイベントを開催。
緑にあふれたエリアなので、フィットネスにも利用されている。
3. 華やかな彩りが見られる「オリーブ広場 」
原宿門から最も近くに位置する広場。
世界各国の植物が植えられており、春先にはビタミンカラーのミモザアカシアが開花する。
アメリカから友好の印として贈られたハナミズキもあり、周囲を華やかに彩る。
広場の奥には、東京オリンピックでオランダ選手の寄宿舎として使われた建物が、「オリンピック記念宿舎」として残されている。
4. ゆっくりピクニックするのにピッタリな「丘の広場」
西門と南門の間に位置する「丘の広場」は、樹林に囲まれた小さな芝生の丘。
園内の他の広場よりも静かで、ゆっくりピクニックするのにピッタリ。
春には桜を見ながら、ピクニックできる。
6月になると、青・紫・ピンク・白・薄黄緑の見事なアジサイが見られる。
5. 日本のストリートボールの聖地「代々木公園バスケットボールコート」
2005年にナイキジャパンから贈られたバスケットボールコート。
オールコートが北面と南面を合わせた2面あり、誰でも自由に使える。
2022年にリニューアルされた、カラフルなバスケットコートは印象的だ。
日本のストリートボールの聖地と呼ばれるほど、日々多くのプレイヤーが集まっている。
代々木公園の周辺観光スポット3選
「代々木公園」は都心にあるため、周辺には様々な観光スポットが集まっている。
その中でも特にお勧めの観光スポットを紹介しよう。
1. 明治神宮
明治神宮は明治天皇と皇后の昭憲皇太后をお祀りする神社として大正9年(1920)に創建された。
本殿や御苑などがある清らかで森厳な内苑を中心に、聖徳記念絵画館を始め数多くの優れたスポーツ施設を持つ外苑と、総合結婚式場である明治記念館からなっている。
全国各地から奉納された約10万本の樹木を植栽して作られた人工林は、都心とは思えないほど豊かな森となり神秘的な雰囲気が漂う。そして、パワースポットとしても有名。
2. 竹下通り
原宿駅から明治通りに向かって伸びる、全長約350mの商店街。
ほかでは手に入らないような個性的なファッションアイテムを扱うお店が多く、流行の発信地として世界中から注目されている。
毎日、若者を中心に沢山の人で溢れており、特に混み合う午前11時から午後6時までは車両進入禁止の歩行者天国となる。
原宿らしいカラフルでカワイイスイーツのお店も多く、ショッピングの合間に、食べ歩きを楽しむのもお勧め。
3. 渋谷区立代々木ポニー公園
明治神宮からもほど近い場所にある小さな公園「渋谷区立代々木ポニー公園」は、都会の中心地でポニーとふれあい体験ができる貴重なスポット。
平日1回、土日祝は2回開催されるポニーへのブラッシングができる「ブラッシングタイム」や、平日1回開催の、ニンジンをポニーに食べさせることができる「ニンジンタイム」は大人も子どもも参加可能。
代々木公園に関するよくある質問
Q
花見の時期とお花見スポットを教えて
見頃は3月下旬〜4月上旬で、お花見スポットは「中央広場」「桜の園」「丘の広場」です。
Q
紅葉の時期と紅葉スポットを教えて
11月下旬〜12月上旬が見頃で、紅葉スポットは「原宿門」「噴水池の西側」「ケヤキ並木」です。
まとめ
都会のオアシスとして多くの人々が訪れる「代々木公園」。
豊かな自然を眺めながら散策したり、ピクニックしたり、アクティブに楽しんだりと、思い思いの時間の過ごし方ができる。
「代々木公園」で心と体をリフレッシュしたら、魅力たっぷりの東京を再び満喫しよう。
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