自然・歴史文化・都会の魅力が凝縮された神奈川県の厳選観光スポット19選
東京からほど近く、流行の最先端を感じられる横浜、自然に恵まれた箱根、歴史文化あふれる鎌倉など、一つの県に多種多様な魅力を持つ町が点在している。
一言では表せない魅力が詰まっている神奈川県の中でも、必ず訪れておきたい観光スポット、定番のショッピングエリアなどを厳選してご紹介。
神奈川県ってどんなところ?
日本の首都・東京都の南に位置する神奈川県。
神奈川県は5つのエリアに分けられ、それぞれが異なる魅力を持つ。
北部に位置する県央エリアでは、相模川を中心に豊かな自然と文化が息づいている。
神奈川県西部の県西エリアには観光地で有名な箱根を筆頭に、湖や温泉地など癒しの観光スポットが多い。
相模湾を囲む湘南エリアは、関東では比較的暖かい気候のため、サーフィンをはじめとするマリンスポーツが楽しめる。
流行の最先端を感じたいなら、東部に位置する横浜・川崎エリアがお勧めだ。
また、神奈川県は三浦半島を有しており、海鮮グルメが楽しめる。
このようにエリアによって、様々な楽しみ方ができるため、目的に応じて訪れるエリアを選んでほしい。
神奈川県のおすすめの観光シーズンは?
神奈川県はエリアごとに様々な楽しみ方ができるため、一年を通して楽しめる。
ただ、マリンスポーツや海沿いを観光したい場合は夏に訪れよう。
神奈川県の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット
神奈川県への移動方法は?
神奈川県は東京都から近いため、羽田空港から品川駅へ移動すれば、神奈川県の川崎までは30分程度で移動できる。
もちろん、川崎以外の神奈川県の各観光地へのアクセスもJRやバスを利用すれば、1時間〜2時間程度で移動できるため、国内・海外からのアクセスは抜群だ。
神奈川県観光の主要交通手段
JR・京急・小田急、など計18の路線とその他バス、シュアサイクルと神奈川県内の交通手段も充実している。
鎌倉から藤沢を走る江ノ電は、レトロな外観から観光客から高い人気を誇っている。
多種多様な魅力を凝縮!神奈川県の厳選観光スポット19選
神奈川県は有名な観光スポットの宝庫。異国文化が混ざり合う港町・横浜。シーサイドにおしゃれなショップが集まる湘南と江ノ島、歴史を感じる寺や神社が多くある鎌倉、全国有数の温泉地である箱根と、有名観光スポットが盛りだくさんだ。
そのため、神奈川県を訪れる方はどこを観光したら良いか迷うはず。
これから神奈川県へ訪れる方に向けて、マストで訪れてほしい観光スポットを厳選して紹介しよう。
1. 新江ノ島水族館
相模湾に面し、富士山と江ノ島を見渡す絶好のロケーションを活かした水族館。
相模湾と太平洋、そこに暮らす生物を基本テーマに展示やショーを行っている。
水族館飼育員が魚たちの魅力や生態を紹介してくれる。
2. 横浜中華街
日本三大中華街の一つである「横浜中華街」は、数多くの中華料理店がならぶ街。食べ歩きや食べ放題で味わえるリーズナブルな料理から、本格的な中華料理まで、予算に合わせた楽しみ方が可能。
3. 箱根神社
芦ノ湖畔にある箱根神社は、古くから関東域の総鎮守として尊崇されてきた。
5つの鳥居があり、一つずつ順番にくぐると良いとされる。
5つの鳥居以外にも、芦ノ湖に立つ水中鳥居「平和の鳥居」は人気の撮影スポットとなっている。
4. 三溪園
文人にして実業家の原三溪によって造られた日本庭園。
17万5000㎡の広大な園内に、京都や鎌倉などから移築された国の重要文化財などの建築物が、巧みに配置されている。
5. 長谷寺
「長谷観音」と呼ばれ親しまれている長谷寺。
本尊は十一面観世音菩薩像。
高さ約10mあり、木造の仏像としては日本一の大きさを誇る。
見晴台からは、諸堂のほか鎌倉の海や街並みが一望できる。
6. 猿島
横須賀港の沖合に浮かぶ猿島は、東京湾唯一の自然島で、周囲1.6kmほどの湾内最大の無人島。
東京湾の入口に位置することから、幕末以降、首都防衛の要衝となってきた。現在は専用の船で10分ほどで渡れる気軽なレジャーの島となっている。
島の内部へ入ると巨大なレンガの遺構が現れる。フランス積(フランドル積)で築かれたレンガ遺構をはじめとする貴重な構造物が残るため、国の史跡に指定されている。
7. 横浜赤レンガ倉庫
明治から大正にかけて日本が世界に誇る最新鋭の倉庫として活躍した赤レンガ倉庫。
当時の面影を生かした2棟の倉庫の中に、ショップやレストラン、多目的ホールなどを有するカルチャー&ショッピングスポット。
8. 川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム
「ドラえもん」「パーマン」などを生み出したまんが家、藤子・F・不二雄が長年暮らした川崎にあるミュージアム。
門外不出の原画の展示や、オリジナル短編映像の上映などを行っている。
9. 芦ノ湖
約三千百年前、火山活動で起きた水蒸気爆発によって、大きく崩れた山の土砂が川をせき止めて生まれたとされる湖。
湖畔にはさまざまなレジャー施設や土産物店が数多くあり、湖を巡る遊覧船も人気が高い。
10. 彫刻の森美術館
自然と芸術の調和を目指して1969年に創設された国内初の野外美術館。7万㎡の広大な敷地には、約120点の彫刻作品が点在。
ロダン、ムーア、ミロなど近・現代美術を代表する世界的巨匠の名作が展示されている。
野外彫刻は、個人としての使用目的に限り撮影可能。
11. 大涌谷
箱根周遊のメインルート上、早雲山駅でケーブルカーからロープウェイへ乗り換え、しばらく空中散歩を楽しんでいると、突然景色が一変。豊かな緑が消え、崩れたむき出しの岩肌のあちらこちらから白い噴煙が吹きあがっている。ここが箱根の最も新しい火山活動で生まれた爆裂口、大涌谷だ。
12. 横浜・八景島シーパラダイス
八景島シーパラダイスは、水族館・遊園地・ショッピングモール・ホテルなどで構成した複合型レジャー施設。
水族館「アクアリゾーツ」は、4つのテーマで分けらえており、海の動物のショーやふれあいコーナーなどがある。ショーでは、アシカやイルカのダイナミックなジャンプが楽しめる。
13. 鶴岡八幡宮
鶴岡八幡宮は鎌倉の中心に位置し、鎌倉のシンボルとして親しまれている。
将軍「源頼朝」ゆかりの神社として、多くの参拝者が訪れる。
現在の本殿は、1828年に造営されたもので国の重要文化財に指定されている。
14. 江の島
長く続く砂浜から、海に向かって突き出す砂州の先端に浮かぶ小島。
湘南の海と富士山を望む絶景で知られる。
島とはいえ本土と地続きの陸繋島というもの。
橋が架かっていて、並行する車道部分が「江ノ島大橋」で、歩道は「江ノ島弁天橋」と呼ばれる。
15. 銭洗弁財天 宇賀福神社
鎌倉時代の文治元(1185)年、征夷大将軍を任ぜられる前の源頼朝が、夢枕に立った人頭蛇身の水神、宇賀福神に「西北の地の泉を祀れば天下泰平となる」とお告げを受けたのが建立起源。
神社があるのは鎌倉中心から北西の山の中。坂道を登っていくと、鳥居のある崖にぽっこりと開いた手掘りのトンネルがあり、ここが神社への入口。
16. 江ノ電 鎌倉高校前駅近くの踏切
日本はもちろん世界中に熱狂的ファンを生んだバスケットボールマンガ「スラムダンク」のアニメーションで、オープニングに登場する踏切のモデルとなった場所。
17. 鎌倉大仏 高徳院
鎌倉の名所の中でも絶大な人気を誇るのが、高徳院の本尊「阿弥陀如来像」。
強烈な存在感を放ち、「鎌倉大仏」として親しまれている。
高さ約11.39m、重量は約121トン。その大きさはまさに「大仏」と呼ぶに相応しく、見る者を圧倒する。
18. 川崎大師
初詣発祥の地でもある川崎大師。毎年およそ300万人の初詣客が参拝に訪れる。「厄除けのお大師さま」として親しまれ、関東近県はもとより全国から篤い信仰を集める。
境内と寺院の主要建物との調和を考慮したてられた「八角五重塔」や、インド風に建築された「薬師殿」など見どころも多い
19. 川崎の工場夜景
東京や横浜からもすぐの臨海工業都市・川崎。夜になると工場の夜間照明にうかぶプラントや煙突から昇る赤い炎(フレアスタック)などが幻想的かつ近未来的な夜景をつくりだす。
これらを見てまわる観光ツアーも人気。
神奈川県の定番ショッピングエリア3選
神奈川県にはおすすめのショッピングエリアが多く点在している。
神奈川県自体の魅力が多種多様なように、神奈川県のショッピングエリアもそれぞれの魅力を持っている。
どこでショッピングを楽しむか迷ったら、まずはこの3つのショッピングエリアを訪れてほしい。
1. みなとみらい21
玄関となるのは日本最初の鉄道駅JR桜木町駅(初代の横浜駅)。
駅を出るとすぐに高さ296mの超高層ビル「横浜ランドマークタワー」や、大観覧車「コスモクロック21」などの近未来的な風景が目に飛び込んでくる。
令和3年(2021年)には、ここからかつての汽車道を通り、運河パーク駅までを結ぶ約630mの都市型ロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN」も開通した。
2. 小町通り
鎌倉駅東口から、赤い鳥居を入り口として北に向かう360mほどの道沿いに、地元の人々の日常を担う商店のほか、観光客向けの飲食店やみやげ物店など約250店がぎっしりと連なっている。
3. LA CITTADELLA
イタリアのヒルタウンをモチーフに作られた、お洒落な商業施設。
シネマコンプレックスの「チネチッタ」、大型ライブホールの「クラブチッタ」を中心に、ショップ&レストランや、美容・リラクセーション、保育施設、ウェディングなどのサービスが集まる。
癒されたいなら訪れるべき神奈川県の温泉3選
神奈川県の温泉地といえば箱根。
芦ノ湖や箱根神社を散策して疲れた身体を、温泉でのんびりゆったりと癒そう。
1. 箱根小涌園ユネッサン
温泉地として人気の箱根に位置する温泉テーマパーク。
主に、本格温泉「元湯 森の湯」、水着着用で遊べる「ユネッサン屋内エリア」、「ユネッサン屋外エリア」の3エリアに分かれており、それぞれに魅力的な温泉風呂が用意されている。
2. 箱根湯本温泉郷
箱根七湯の一つとして数えられ、箱根最大の温泉街として知られる箱根湯本温泉郷。
開湯は奈良時代とも言われ、江戸時代には五街道の一つである東海道に沿った温泉街として繁栄、今でも温泉施設や宿泊施設、飲食店やみやげ店などが軒を連ね、活気にあふれている。
3. 湯河原温泉郷
神奈川県の海岸線では西端に位置する湯河原町にあり、箱根山から流れ出る千歳川の谷に沿って温泉が湧き出ている。大型のホテルは少なく、ほとんどが日本旅館で高級な一軒宿も多く、情緒あふれる温泉街のイメージをそのまま持っている。日本最古の和歌集「万葉集」に唯一登場する温泉である。
神奈川県で泊まるならココ!宿泊施設3選
楽しい観光は明日も続く。
温泉で癒され、美味しい料理に舌鼓。明日も楽しい思い出を作るために、身体も心も休める宿泊施設に泊まろう。
1. 江の島ホテル
江の島散策の疲れを癒し、贅沢な時間を過ごすことができる。
徒歩2分の場所にある江の島アイランドスパでは、地下1,500mから湧出する江の島天然温泉や、富士山を見渡せるパノラマビューが広がる水着着用のプールなども楽しめる。
2. 強羅花壇
戦前に閑院宮載仁親王が夏の避暑用に設けた別邸の跡地に建つ旅館。富士箱根伊豆国立公園内に位置し、人気温泉街・強羅温泉内にある。1991(平成3)年には世界的なホテルレストラングループ「ルレ・エ・シャトー」の加盟店となり、海外からも高い評価を受けている。
3. ホテルニューグランド
日本のクラシックホテルの代表であり、海を望む名所「山下公園」の真向かいに建つ港町横浜のランドマーク。
皇族や、チャップリン、ベーブ・ルースなど世界のセレブリティが訪れ、マッカーサー元帥が滞在したスイート315号室には宿泊が可能。また、ドリア、ナポリタン、プリンアラモードが発祥したレストランは、多くの名シェフを輩出してきた名門だ。
神奈川県のお土産ならコレ!お土産3選
楽しい旅行の思い出を友人や知人にお裾分け。
数ある神奈川県のお土産の中でも特にお勧めのものをピックアップした。
1. 崎陽軒「昔ながらのシウマイ」
発売以来変わらないレシピにもとづき、1日に約80万個製造される「シウマイ」。看板商品の「昔ながらのシウマイ」は、昭和3年(1928)に発売されて以来、長きにわたって愛される横浜土産の鉄板だ。
遠方に住む人にも食べてほしいとの思いで開発された真空パックのシウマイは、製造から5ヶ月間の常温保存が可能で、お土産にピッタリ。
2. グランリヴィエール箱根「箱根ラスク」
ススキ草原で有名な仙石原に本店を構えるグランリヴィエール箱根。看板商品の「箱根ラスク」は、独自の配合でブレンドした小麦粉で作るラスクパンを、スライスしてサクッと焼き上げた一品。芳醇なバターの香りが漂い、サクサクとした食感と口の中でスッと溶けるような軽さが特徴だ。
3. 菊川商店「カステラ焼 箱根まんじゅう」
箱根湯本駅前商店街で長年続く土産物屋「菊川商店」の看板商品「カステラ焼 箱根まんじゅう」。
温泉まんじゅうというと蒸した和風のものが多いが、こちらのまんじゅうはカステラ生地で白餡を包んだ洋風のもの。新鮮な卵をたっぷり使い、こんがりと焼き上げたカステラ生地の中には北海道産の豆を使った白餡がぎっしり。
まとめ
神奈川県内のエリアを回れば、自然・歴史文化・流行と思いつく限り全ての楽しみ方ができる。ご紹介したスポットやグルメ、宿泊施設を参考に神奈川県観光プランをぜひ作ってみてほしい。
神奈川県の観光に疲れたら場所を変えて、数多くの温泉地が集まる静岡県の伊豆でゆっくり温泉に浸かって休息するのもお勧め。
静岡県へは電車を利用すれば、1時間〜2時間程度で移動できるため、ぜひ伊豆まで足を伸ばしてみてほしい。
もっと自然を感じたい方は、隣の県である山梨県に足を伸ばすのもお勧めだ。
山梨県では河口湖や山中湖などの富士五湖と富士山の絶景が楽しめる。
電車で乗り継げば3時間程度で移動できるため、目的によって足を伸ばす地域を選んでほしい。