東京から約1時間!緑豊かな相模原の人気観光スポット8選
「相模原市」は自然と未来が融合した知る人ぞ知る穴場の観光エリア。
利便性に優れており、東京都心へのアクセスの良さからベッドタウンとしての機能も果たしている。
大自然・動植物と触れ合えるような観光地が多く、都会の喧騒から離れて山・川・湖などで思いっきり楽しみたい人には特にお勧めだ。
この記事では、「相模原市」の魅力や人気スポットを中心に紹介しよう。
内容を参考にすれば、初めて相模原観光をする人でも満喫できるはずなので、ぜひ最後まで読んでほしい。
相模原市ってどんなところ?
神奈川県の北部に位置する「相模原市」は、横浜市・川崎市とともに神奈川三大都市を形成する政令指定都市。
全国で18番目に多い約72万の人口を擁し、治安や住みやすさに定評があるエリアとしても有名である。
”緑区(橋本駅・相模湖駅など)”・”中央区(相模原駅・淵野辺駅)”・”南区(相模大野駅・原当麻駅など)”の3区に分かれ、それぞれに異なる特色を持つ。
市の真ん中を横断する相模川を区切りに、東部には相模原台地が、西部には丹沢の山々が広がっている。
全体の約60%を森林が占めるほど自然に恵まれ、豊かな緑や水辺の環境が身近にあふれる。
そんな「相模原市」の魅力は、都会と田舎が共存した心地良い街並みだろう。
市全域に広大な自然を有しており、動植物と触れ合える山・川・公園が非常に多い。
年間を通して様々なイベント・祭りが開催され、市と市民の結びつきの強さも特徴と言える。
また家族で楽しめるレジャースポットのほか、ショッピングセンターや交通網も充実しているため、不自由なく観光できるはずだ。
相模原市のおすすめの観光シーズンは?
「相模原市」を観光で訪れるなら、同市の歴史と伝統を誇る五大観光行事のうち4つが行われる夏をお勧めしたい。
7月~8月にかけて、「上溝夏祭り」・「さがみ湖湖上祭花火大会」・「橋本七夕まつり」・「相模原納涼花火大会」の順番で開催され、毎年大いに賑わう。
いずれも地元民に愛される風物詩で、夏の夜空を彩る幻想的な景色や音は一見の価値がある。
日本らしい風情も味わえるため、良い想い出を作れるはずだ。
相模原市の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット
相模原市への移動方法は?
「相模原市」には3つの鉄道路線(JR・小田急・京王線)が乗り入れており、各種路線バスが市内ほぼ全域をカバーしている。
そのため、都市部との往来、市内での移動はいずれも快適だろう。
ここでは、「相模原市」までのアクセスが特に良好な「新宿駅」・「横浜駅」からの移動方法と所要時間を紹介する。
新宿駅から相模原市へのアクセス
- 経路
-
1. 「小田急新宿駅」から小田急小田原線快速急行・藤沢or小田原行に乗車し、「小田急町田駅」で降車
2. 「小田急町田駅」から「JR町田駅」まで徒歩(5~6分)で移動
3. 「JR町田駅」からJR横浜線・橋本or八王子行に乗車し、「JR相模原駅」で降車し到着 - 所要時間
- 約55分
横浜駅から相模原市へのアクセス
- 経路
-
「JR横浜駅」からJR横浜線・橋本or八王子行に乗車し、「JR相模原駅」で降車し到着
※同じ路線を走る京浜東北線に乗車し、東神奈川駅で乗り換えことも可能 - 所要時間
- 約50分
相模原市観光の主要交通手段
上述の通り、「相模原市」は交通網が充実し利便性が非常に高い。
電車とバスを使えばほとんどの主要観光スポットを巡れるので、ストレスなく観光ができるはずだ。
ただしバスの種類がやや多いため、乗り場や系統の間違いには気をつけよう。
荷物が多い場合や急ぎの場合は、より効率的な移動手段となるタクシーの利用もお勧め。
誰と訪れても気軽に楽しめる!相模原市の人気観光スポット9選
旅行客にもお勧めの「相模原市」の人気観光スポットを9つ紹介しよう。
いずれも相模原の魅力が詰まった場所で、雄大な自然が日頃の疲れや悩みを癒してくれる。
絶景・動物とのふれあい・体を使ったアクティビティと種類も幅広いので、家族連れからカップルまで楽しめるはずだ。
全体的に低予算(無料も多い)で満喫できるため、お財布に優しい点もメリットと言えるだろう。
内容を参考にぜひ足を運んでほしい。
1. さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト
緑豊かな敷地内に、巨大クライミングアトラクション「マッスルモンスター」や絶叫マシンなど様々なアトラクションがある遊園地のほか、バーベキューやキャンプなども楽しめる、複合レジャー施設。
冬から春には関東最大規模を誇るイルミネーションイベント「さがみ湖イルミリオン」が開催され、思い出に残るドラマティックな夜を演出してくれる。
2. 相模湖
相模湖神奈川県の北西部にあり、ダム建設で生まれた人造湖。
昭和22(1947)年に完成した相模ダムによってせき止められたもの。
戦後最初のダム湖であり、人工でありながら「湖」の名が付けられた最初の例。遊覧船、手漕ぎや足漕ぎのボートが楽しめる。
3. 津久井湖
津久井湖は神奈川県の北西部にあり、ダム建設で生まれた人造湖。
人口増加による水源確保のため相模ダムに次いで作られた、昭和40(1965)年完成の城山ダムにより誕生した。
周辺には「津久井湖城山公園」が広がり、戦国時代の山城「津久井城」跡である城山や花の名所として注目のスポットとなっている。
4. 相模川ふれあい科学館 アクアリウムさがみはら
施設はかつて大山詣での宿場町として栄え、相模川の景勝地として知られる場所にある。
建物は川から引いた水路が目の前に広がり、水上に浮かんでいるように見え美しい。
内部には上流から下流までを表現した魚たちが泳ぐ長さ40mの水槽があるほか、水辺を再現した屋外施設や、小さな生き物たちの観察水槽など、見ごたえ十分。
5. 市立相模原麻溝公園
相模原市南区にある市立相模原麻溝公園は、見どころ満載の開放感にあふれた都市公園。
約26.1ヘクタールもの敷地には、フィールドアスレチックや芝生広場、大花壇などの施設が充実しており、大人から子供まで楽しい時間を過ごせる。
一部のアクティビティを除き、基本的に無料で遊べる点も特徴のひとつ。
なかでも、高さ55mの展望塔「グリーンタワー・相模原」は外せない。
エレベーターで展望室に上がると、相模原の壮大な景色が目の前に飛び込んでくる。
360度ガラス張りになっているので、様々な角度から見渡せるのも嬉しい。
また、約40種類の小動物・鳥類が暮らす「ふれあい動物広場」は子供たちに特に人気だ。
モルモットや羊などとのふれあいのほか、子馬のポニーへの乗馬体験(有料/子供のみ)もできる。
6. 県立相模原公園
県立相模原公園は約26万㎡の広大な敷地で四季折々の花や緑を楽しめる総合公園。
園内には6月に約120品種2万株の花しょうぶが咲き誇る「水無月園」、巨大なメタセコイア並木に囲まれた空間に優雅なフランス式の庭園が広がる「噴水広場」など個性豊かなエリアが点在し見ごたえたっぷり。
7. 服部牧場
「相模原市」と隣接する愛甲郡愛川町にある服部牧場は、県内随一の規模を誇るファミリー向けのレジャー牧場。
青い空に緑の牧草が映える広大な敷地には、都心を忘れさせるのどかな景色が視界を埋め尽くす。
春の桜、夏の山、秋の紅葉、冬の雪景色と大自然の中で四季を感じられ、想い出に残るフォトスポットとしてもお勧めだ。
また、50頭前後の乳牛をはじめ、馬・ウサギ・ミニブタなど10種類以上の動物達がのびのびと暮らし、乳搾り・乗馬・えさやりといったふれあい体験も充実する。
本格的な牧場グルメもお勧めしたい魅力のひとつ。
ドイツで修業を積んだ職人が作る極上ソーセージ、牧場で搾った新鮮な牛乳のみを使用した濃厚ソフトクリームなど、絶品の数々を楽しめる。
入場料・駐車場代が無料というのも嬉しいポイント。
8. 城山湖
城山湖は相模原市緑区に位置する「本沢ダム」の人造湖で、豊かな自然と美しい景観が魅力。
「かながわの探鳥地50選」・「かながわの公園50選」に選ばれるほど、一帯は水と緑に囲まれている。
綺麗に映える水面が城山湖の美しさを引き出し、山頂付近や湖畔からの景色は特に素晴らしい。
晴れた日には相模原の街並みのほか、東京スカイツリーや横浜ランドマークタワーといった眺望が水平線に広がる。
また周辺は散策路が整備されており、四季折々の風景を楽しむハイキングや、多種多様な野鳥を観察するバードウォッチングにもピッタリなスポットだ。
レンタカーを借りて爽快感を味わうドライブもお勧め。
9. 中古タイヤ市場 相模原店 自販機コーナー
相模原市の中古タイヤショップ「中古タイヤ市場相模原店」にある、昭和40~50年代に活躍した自販機がズラリと並ぶユニークなスポット。現在は100台以上と博物館レベルの規模に。
特に人気が高いのがうどんやハンバーガー、カレーなど、お金を入れると中で加熱され、アツアツの商品が出てくるタイプ。昔を知る人には懐かしく、若者には新鮮なスタイルが話題になり、週末は「レトロ自販機の聖地」を楽しもうと多くの人が訪れる。
相模原市観光に関するよくある質問
Q
相模原で親子観光にピッタリな場所は?
様々なアトラクションが揃う「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」や、多彩な魅力を持つ「市立相模原麻溝公園」がお勧めです。
Q
相模原の桜の見頃は?
3月下旬~4月上旬に例年見頃を迎えています。
まとめ
「相模原市」の特色や見どころ、お勧めの観光スポットを中心に紹介してきた。
都心からのアクセスが抜群ながら、都会とは思えないほどの自然が広がっており、人が多すぎない点も相模原の強みである。
横浜・川崎の影に隠れがちだが、「相模原市」ならではの良さも多く、知れば知るほど惹かれていくだろう。
2027年にはリニア中央新幹線の開通を予定しており、今後さらに魅力的な都市になっていくに違いない。
神奈川県の定番観光スポットを19ヶ所に厳選するこちらの記事も参考に、相模原への旅行プランを計画しよう。