【中崎町の観光ガイド】レトロとトレンドが共存する街を散策してみよう

中崎町を観光するなら、暑さや寒さが厳しくない春と秋がお勧め。
中崎町での観光は、最寄り駅からのアクセス、各スポット間の移動も含め、徒歩が中心となる。
そのため、春と秋の気候であれば、長時間の街歩きも負担になりにくく、ゆったりと観光を楽しめるだろう。

「大阪駅」から中崎町へアクセスするなら、まずは大阪駅から歩いて７分ほどの「東梅田駅」へ向かおう。
東梅田駅から「Osaka Metro谷町線」に乗り、隣駅の「中崎町」で下車すれば到着だ。電車の待ち時間も含めた所要時間はおよそ13分。
なお、大阪駅から徒歩でも約15分でアクセスできるため、天気が良ければ歩いて向かうのもお勧めだ。

中崎町駅から徒歩５分ほどの場所に位置するカフェ。
店内の天井には多くのドライフラワーが装飾され、白を基調に薄い紫色をアクセントにした可愛らしい店舗内装も魅力のひとつ。店内のどこで写真を撮ってもSNS映えするだろう。
人気メニューのベイクドチーズケーキは、濃厚でクリーミーな味わい。
エディブルフラワー（食用花）が添えられたカラフルな見た目も特徴だ。
その他のパフェやソーダなどのメニューもカラフルで、女性からの人気が高い。

中崎町カフェ文化の先駆け的存在で、多くのリピーター客を持つ人気店だ。
純喫茶をイメージした店内はアンティーク調のインテリアで統一。
都会の喧噪を忘れさせてくれるような空間は、自宅のように居心地のいい雰囲気に包まれている。
魚か肉が選べるお惣菜定食やバターチキンカレーなど、身体に優しい家庭的なメニューがそろっている。
プリンアラモードやクリームソーダなど、昭和レトロを感じさせるスイーツもぜひ。

中崎町の路地に佇む、ニューヨークの食堂をイメージしたダイニングバー。
ガレージをリフォームしたお洒落で温かみのある空間が広がり、落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しめる。
天気の良い日にはテラス席で、アメリカから輸入したクラフトビールなどのアルコールを片手に、ゆったりとした時間を過ごせるのも魅力だ。
看板メニューは、ニューヨークの屋台やフードトラックで定番の「チキンオーバーライス」。
ほかにも、ポキライスやタコス、ハンバーガープレートなど、自家製にこだわった料理が揃っている。

大阪を意味する三文字の都市コードを店名に掲げ、旅行をモチーフにしたユニークなコンセプトが注目を集めている。
コーヒーはブラジル・ホンジュラス・エルサルバドル産の豆をブレンドしたスペシャリティがメイン。
コーヒーと同様に手作りスイーツもこだわっていて、濃厚でビターな味わいのチョコタルトや、しっとりとした食感のバスクチーズケーキなどがスタンバイする。

「もなか珈琲」は中崎町駅から徒歩３分ほどの場所にあるコーヒーロースター。
自家焙煎したコーヒー豆の販売やドリップコーヒーをテイクアウトだけでなく、イートインスペースもある。
ブレンドを含めた数種類の銘柄から好きなコーヒー豆を選べるドリップコーヒーと、自家製ケーキのセットも人気。
バターケーキやチーズケーキ、パウンドケーキなど、コーヒーに合うスイーツを揃えている。

中崎町駅の２番出口から徒歩１分の場所にある、「昭和の何でも屋」をテーマに掲げる雑貨店だ。
昭和時代（1926年〜1989年）、特に1970年代のアイテムを中心にセレクト。
昭和レトロな日本製の家具やキッチン用品、アパレル、雑貨など、ジャンルは多岐に渡る。
年齢を重ねた大人には懐かしく、若者にとっては新鮮に映るようなアイテムが所狭しと並べられている。
デッドストックも多く、ここでしか出会えないアイテムも多い。

動物をモチーフにした雑貨に特化したショップ。
アジアンテイストの店内には作家の手作りアイテムのほか、北欧やインドネシアなどから仕入れた輸入雑貨の数々が並ぶ。
中でも高い人気を誇るのが、ほのぼのとしたビジュアルが魅力の「ぽれぽれ動物」だ。
「ぽれぽれ動物」とは、インドネシアの「ファルカタ」という天然の木から作られる手掘りの雑貨のこと。
動物の種類はさまざまで、手作りであることから表情がそれぞれ微妙に異なる。

「ホリイケ」は中崎町駅から徒歩約５分の場所にある、緑色の看板が目印の昔ながらの駄菓子屋。
近所の子供たちにとっては憩いと交流の場であり、観光客やクリエイターたちにも人気のスポットとなっている。
店内には駄菓子から文房具、おもちゃまで、懐かしさを感じられるアイテムがずらり。
昔ながらの街並みが残る中崎町の中でも、ひときわノスタルジックな雰囲気が漂う１軒だ。

大阪・堺を発祥とする手ぬぐいブランド「にじゆら」。染料を注いで染める昔ながらの技法「注染（ちゅうせん）」によるオリジナルの手ぬぐいやアイテムを制作、発表している。
手ぬぐいの図柄は、さまざまなジャンルで活躍する作家の手によるもので、作家の個性がきらりと光るものばかり。生地は、なめらかな質感が特長的な日本製のさらし「幸さらし」を使用している。

ドイツやフランスなどから買い付けたアンティークや古道具、ハンドメイド作家によるアイテムを取り揃える雑貨店。
古民家を改装した店内には、博物や天体をモチーフにした作品が並び、1900年代の人形が空間を彩っている。
ハンドメイドのアクセサリーも豊富で、ここでしか出会えない特別な１点も多い。
２階はギャラリースペースとなっており、個展や企画展などが開催されている。

大阪を代表する商店街。天神橋1丁目から7丁目まで全長約2.6kmの「日本一長い商店街」と言われている。
商店街にはおよそ800の店舗がずらり。行列ができる寿司屋、人気の洋食店やカレー屋、レトロな喫茶店が点在。たこ焼き、コロッケ、クレープ、たい焼きなど食べ歩きにぴったりなテイクアウトグルメもいっぱい。

学問の神様で知られる菅原道真公を祀る神社。古くから大阪の人びとに「天満の天神さん」と親しまれ、949（天暦3）年の創建以降、疫病・学問・芸能などあらゆる願いごとを託されてきた。受験シーズンには多くの受験生でにぎわいを見せる。
境内で最も古い歴史を持つ「大将軍社」は、道真公が太宰府へ左遷される旅の途中に立ち寄って参拝した場所。

1993年に完成した地上40階建て2棟の巨大超高層建築で、2棟はビル上部で連結している。イギリスで「スリルに満ちた高層ビル」として「世界の建築トップ20」に選出され、その造形美も人気の一つだ。
屋上部分は地上173mの「空中庭園展望台」。東西南北360度を一望でき、明石海峡大橋や淡路島、六甲山や天保山大観覧車、そして梅田の街に林立する数々の高層ビル群といった光景を楽しめる。