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白瀧神社

桐生に織物を伝えた“白瀧姫”を祀る神社

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1200年近い歴史を持つ白瀧神社は、桐生織の発祥の地と言われている場所。織物の神様、天八天千々姫命(織物、紡績の神)に白瀧姫の御霊を合祀した神社である。ここが桐生織の発祥地とされるのは、白瀧姫の伝説に由来する。

風格ある社殿と厳かな境内の雰囲気に心が洗われる
風格ある社殿と厳かな境内の雰囲気に心が洗われる

伝説によると、当地から京都へと出仕した男が官女の白瀧姫と出会って恋に落ち、身分の違いを乗り越えて結ばれたのちに帰郷。妻となった白瀧姫は、村人たちに養蚕や機織の技を伝え、やがては朝廷に絹織物を献上できるまでになったというもの。
そんな、いにしえの恋物語にあやかり、縁結びの神社としても人気が高い。

天から降ってきたといわれている降臨石。御神石として祀られている
天から降ってきたといわれている降臨石。御神石として祀られている

白瀧神社の見どころは、ずばり、1868年に修造された風格ある社殿、降臨石、御神木の3つ。

社殿は、中央に祓殿、拝殿、本殿、向かって左に神楽殿、右に手水舎という配置。手水舎の天井には龍の絵が描かれているので、上にも注目を。降臨石は、境内の一隅にある周囲30mを超える大岩のこと。昔、耳をあてると中から「カランコロン」と機音が聞こえていたが、不心得者が雪駄を履いて上がってからは止まってしまったとの伝承があり、白瀧姫とともに“伝説の機織神”として信仰の対象となっている。

また、神楽殿では、毎年8月に行われる舞や囃子で構成される市指定重要無形民俗文化財「白瀧神社太々神楽」が行われ、夏の風物詩として親しまれている。

そして、ご神木は社殿の背後。樹齢300年以上と伝えられるケヤキで、桐生市指定の天然記念物だ。幹周は6mほど、樹勢が良く、威風堂々とした姿は迫力満点。

白瀧神社太々神楽が奉納される神楽殿
白瀧神社太々神楽が奉納される神楽殿

2015年に日本遺産の文化財にも認定された古社。桐生に来たならぜひ訪れたい。

写真

  • 風格ある社殿と厳かな境内の雰囲気に心が洗われる

    風格ある社殿と厳かな境内の雰囲気に心が洗われる

  • 天から降ってきたといわれている降臨石。御神石として祀られている

    天から降ってきたといわれている降臨石。御神石として祀られている

  • 白瀧神社太々神楽が奉納される神楽殿

    白瀧神社太々神楽が奉納される神楽殿

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基本情報

住所
群馬県桐生市川内町5-3288
営業時間
日の出~日没
入場料
無料
アクセス方法
JR両毛線「桐生駅」よりタクシーで12分。
公式サイト
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