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名草の巨石群

足利市唯一の国指定天然記念物の神秘的な巨石群。

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足利市は、豊かな自然とともに数多くの寺社仏閣が残る歴史ある街。市街地はもちろんですが、少し郊外に足を伸ばすとまた一味違う文化財に出会えます。名草の巨石群はそのひとつ。蛍が生息する名草川の上流にある神秘的な景勝地で、古くから磐座(神様が宿る岩)として信仰されています。

巨石群は元々、白亜紀に冷え固まった直径約1.5kmの、花崗岩質のマグマの岩体だったと言われています。巨石群は全国的にも珍しく、花崗岩特有の「玉ねぎ風化」と言われている風化現象を示しており、その成り立ちは学術的にも貴重として、昭和14年国の天然記念物に指定されています。

メインの見所はなんといっても巨石群最大の御供石と、巨石の上に建てられた厳島神社。厳島神社は、伝承によると、平安時代初めの弘仁年間(810年~824年)、弘法大師が弁財天を祀ったのが始まり。一番大きな御供石は高さ約11m、周囲約30m。一見小さく見える上の三角状の笠石ですら、およそ3mもの高さがあります。ちなみに、御供石の岩の隙間を通り抜けることを「胎内くぐり」と言い、ここを通り抜けると子宝や安産に御利益があると信じられています。

他にも、中心から真っ二つに割れている「弁慶の手割石」。弁慶がこの上に仁王立ちになって石を割ったかの様子からこの名がついています。
現在では、足利七福神めぐり社寺の一つとして地元の人々に愛されているこの神社。ぜひ足を運んでみてください。

ポイント

  • 国の天然記念物。
  • 弘仁(810年~824年)の時代に弘法大師が弁財天を祀った。
  • 岩を潜ると子宝や安産に御利益があると言われている。
  • 厳島神社は足利七福神めぐりのコース。
  • 厳島神社の奥地の巨石群は奥之院とされている。

写真

  • 社殿を繋ぐ橋が特徴的な厳島神社

    社殿を繋ぐ橋が特徴的な厳島神社

  • 橋の上からの眺め

    橋の上からの眺め

  • 中心から真っ二つに割れている「弁慶の手割石」

    中心から真っ二つに割れている「弁慶の手割石」

口コミ

1
  • 陳隆義

    這個地方會使人感到一種非自然界神秘力量存在

基本情報 

日本語名称
名草の巨石群
郵便番号
326-0053
住所
栃木県足利市名草上町4990
電話
0284-41-9977(名草公民館)
入場料
無料
定休日
無し
営業時間
年中無休
アクセス
(1)JR両毛線「足利」駅からタクシー利用で約35分
(2)東武鉄道伊勢崎線「足利市」駅からタクシー利用で約35分
公式サイト
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