雄大な自然と悠久の歴史を体験!佐賀の厳選観光スポット19選

雄大な自然と悠久の歴史を体験!佐賀の厳選観光スポット19選

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

遺跡や温泉、景勝地など観光スポットが多い佐賀。
吉野ヶ里遺跡や自然の神秘を感じる洞窟、効能豊かな温泉など、佐賀には見どころが多い。玄界灘と有明海の2つの海に面しているため、海の幸が豊富で海鮮グルメも外せない。
佐賀県を初めて観光する方が訪れるべき、観光スポットを厳選してご紹介。
この記事の情報を参考に、佐賀を最大限楽しむ観光プランを作ってみてほしい。

佐賀ってどんなところ?

九州の北西部に位置する佐賀県。
北に広がる玄界灘・南の有明海と海に挟まれており、山も多く自然に恵まれた地形だ。
虹の弧のように連なる松原が見られる「虹の松原」や、長い年月をかけて玄界灘の荒波が作り上げた断崖「七ツ釜」など、豊かな自然が生み出す絶景の数々は一見の価値あり。
また、弥生時代の遺跡が残る「吉野ケ里遺跡」は、紀元前の日本の様子が感じられるとして人気の観光スポットとなっている。
それ以外にも、歴史ある温泉や世界も認める陶磁器など、佐賀は見どころが多い観光地だ。
豊かな自然で育った食材を活かした、ご当地グルメを楽しめるのも佐賀の魅力の一つ。
新鮮な海の幸や佐賀牛などのブランド肉、米どころならではの銘酒の数々は、佐賀に訪れたらぜひ味わってみてほしい。

佐賀の街並み
佐賀の街並み

佐賀のおすすめの観光シーズンは?

海や山に恵まれた佐賀は、美しい自然景観が楽しめる春と秋がお勧め。
春に訪れるなら、2,000本の桜が咲き乱れる名所は必見だ。
温泉が好きな方は、紅葉を眺めながら温泉にゆっくり浸かれる秋に訪れよう。

佐賀の季節ごとの着衣例

春(3月 - 5月): 軽めのジャケットおよび薄手のセーター
夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット

佐賀への移動方法は?

佐賀には佐賀国際空港があるため、飛行機を使えば、東京羽田空港から約1時間50分。
国際線もあるので海外からのアクセスも良好。
大阪からは新幹線で3時間半程度で移動できる。

佐賀観光の主要交通手段

佐賀の主な移動手段は、JR鉄道とバス。
観光スポットを巡る場合は、JR鉄道とバスを活用し、どちらも通っていない観光スポットへはタクシーを利用しよう。

佐賀を観光するなら外せない!厳選観光スポット14選

歴史ある神社仏閣や美しい景勝地など、見どころが多い佐賀。
佐賀を観光するなら、国の名勝にも指定されている虹の松原や天然記念物の七ツ釜は必見。
紀元前の日本の生活が体験できる「吉野ヶ里歴史公園」も外せない。
また、日本三大美肌の湯である武雄温泉嬉野温泉で、のんびり湯めぐりも楽しめる。
佐賀の魅力的な観光スポットの中でも、ぜひ訪れてほしい厳選観光スポットをご紹介。

1. 吉野ヶ里歴史公園

国の特別史跡。
総面積117ヘクタールと日本最大級の弥生時代(紀元前5世紀~紀元後3世紀)の遺跡。
1986年からの発掘調査によって発見された。

古代の世界にタイムスリップ!?火おこし体験もできる遺跡
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2. 祐徳稲荷神社

伏見稲荷(京都)と笠間稲荷茨城)とともに日本三大稲荷に数えられる神社。
貞享4(1687)年、肥前鹿島藩主・鍋島直朝公の夫人・花山院萬子媛が京都から輿入れする際、朝廷の勅願所だった稲荷大神の御分霊を勧請して創建された。

美しい朱塗りの豪華絢爛な日本三大稲荷にパワーをいただく
写真提供:佐賀県観光連盟
美しい朱塗りの豪華絢爛な日本三大稲荷にパワーをいただく
写真提供:佐賀県観光連盟

3. 唐津城

豊臣秀吉の家臣であった、唐津藩の初代藩主・寺沢広高により、慶長7(1602)年から7年かけて完成。
築城には九州の諸大名が加勢し、名護屋城(唐津市)の解体資材を利用したともいわれている。
城を要にし、東西に伸びる松原が翼を広げた鶴のように見えることから、別名・舞鶴城と呼ばれている。

別名・舞鶴城と呼ばれる優美な美しさを誇る、唐津のシンボル
写真提供:佐賀県観光連盟
別名・舞鶴城と呼ばれる優美な美しさを誇る、唐津のシンボル
写真提供:佐賀県観光連盟

4. 御船山楽園

武雄のシンボルでもある御船山の断崖を借景に、鍋島藩の第28代武雄領主・鍋島茂義が3年の歳月をかけて弘化2(1845)年に築いた庭園。
大きな池のある池泉回遊式庭園で、東京ドーム約10個分、約15万坪の広大な敷地を誇る。

ツツジや桜など花々が咲き誇る、15万坪の美しい大名庭園
ツツジや桜など花々が咲き誇る、15万坪の美しい大名庭園

5. 虹の松原

唐津湾沿いに広がる虹の弧のように連なる松原で、国の特別名勝に指定。
17世紀のはじめに、唐津藩初代藩主・寺沢広高が、防風・防潮林として植林したのが始まりで、全長約4.5km、幅約500mにわたって約100万本のクロマツが群生している。
今では、三保の松原気比の松原とともに日本三大松原の一つに数えられている。

どこまでも続くように広がる、クロマツが織りなす緑のトンネル
写真提供:佐賀県観光連盟
どこまでも続くように広がる、クロマツが織りなす緑のトンネル
写真提供:佐賀県観光連盟

6. 武雄温泉

奈良時代に編纂された「肥前国風土記」にも、名が記された1300年の由緒ある温泉地。
かつて神功皇后が朝鮮出兵から帰る際に、矛の柄で突いて温泉を湧出させたことが起源と伝わる。

1300年の歴史がある、柔らかい湯ざわりの由緒ある湯に浸かる
1300年の歴史がある、柔らかい湯ざわりの由緒ある湯に浸かる

7. 七ツ釜

国の天然記念物に指定されている七ツ釜。
海に突き出した玄武岩が長い年月をかけて玄界灘の荒波に浸食されてできた景勝地だ。
断崖の部分は深くえぐられ、その名の通り洞窟が7つ並んでいる。
洞窟の最大の穴は、間口が3m奥行きが110mもあり、溶岩が冷えて固まる際にできる、岩肌が柱のように規則正しく並ぶ“柱状節理”を見ることができる。

悠久の時を経て自然が生み出した芸術を、クルージングで間近に体感しよう
写真提供:佐賀県観光連盟
悠久の時を経て自然が生み出した芸術を、クルージングで間近に体感しよう
写真提供:佐賀県観光連盟

8. 宝当神社

唐津湾に浮かぶ離島・高島にある神社。
約450年前に高島を荒らす海賊を撃退し、島を守った野崎隠岐守綱吉を祀るために建立された。
平成に入って、縁起の良い名前にあやかって開運祈願に訪れる人が増え、参拝者から宝くじの高額当選者が出たことから、宝くじが当たる神社として全国的に知られるように。

宝くじの高額当選や開運を祈願する、離島・高島にある神社
宝くじの高額当選や開運を祈願する、離島・高島にある神社

9. 武雄市図書館・歴史資料館

本、雑誌、雑貨の購入ができる「蔦屋書店」やカフェを併設した、新しいスタイルの図書館。木のぬくもりあふれる広々とした館内は、2階の天井まで本が並ぶ圧巻の蔵書レイアウトが印象的。

開放的な空間でコーヒーを飲みながら読書ができる、新感覚の図書館
開放的な空間でコーヒーを飲みながら読書ができる、新感覚の図書館

10. 大魚神社の海中鳥居

干満の差が大きな有明海に面する太良町。
大魚神社の海中鳥居」は、満潮時に3基の鳥居が海に並ぶ、幻想的な雰囲気を楽しめると、近年SNSで話題を集めている。

海にたたずむ朱色の鳥居がフォトジェニックな、月の引力を感じられる神秘の風景
海にたたずむ朱色の鳥居がフォトジェニックな、月の引力を感じられる神秘の風景

11. 波戸岬

東松浦半島に突き出た小さな岬で、芝生の上で潮風を感じながら玄界灘を一望できるスポットとして有名。
九州の北西に広がる国定公園「玄海国定公園」にあり、ハイキングやキャンプ、海水浴などさまざまなお楽しみがいっぱい。

九州本土の最西北端にある、風光明媚な岬で絶景とサザエを満喫しよう
写真提供:佐賀県観光連盟
九州本土の最西北端にある、風光明媚な岬で絶景とサザエを満喫しよう
写真提供:佐賀県観光連盟

12. 嬉野温泉

「肥前風土記」で、「東の辺に湯の泉ありて能く、人の病を癒す」と記される“いで湯”の町。
江戸時代には長崎街道の宿場町としてにぎわい、現在は島根県の斐乃上温泉、栃木県の喜連川温泉と並び“日本三大美肌の湯”のひとつに数えられている。
ぬめりのあるナトリウムを多く含む重曹泉は、皮脂や分泌物を乳化して洗い流し、一皮むけたようなツルツルの肌になれると評判だ。

日本三大美肌の湯として知られる嬉野温泉で、湯めぐりや温泉グルメをとことん満喫!
日本三大美肌の湯として知られる嬉野温泉で、湯めぐりや温泉グルメをとことん満喫!

13. 浜野浦の棚田

浜野浦海岸に流れ込む、全長約2kmの浜野浦川によって形成された浸食谷に広がる「浜野浦の棚田」。
自然の描くカーブに沿って283枚の田んぼが幾重にも重なり、“千枚田”、“段々畑”などとも呼ばれている。
まるで海から駆け上がる階段のように広がる棚田に、春は菜の花、秋は彼岸花、冬は雪景色など、季節によって異なる表情を見せてくれる。

玄海町の一角、小さな入江に面した美しい棚田でロマンチックなひとときを
写真提供:佐賀県観光連盟
玄海町の一角、小さな入江に面した美しい棚田でロマンチックなひとときを
写真提供:佐賀県観光連盟

14. 佐賀県立宇宙科学館《ゆめぎんが》

最先端の宇宙科学や科学技術への関心を高め、好奇心の扉を開くためのコンテンツが充実するミュージアム。
「地球発見ゾーン」は、デジタル技術を駆使した展示に加え、科学や地球の不思議な性質を学べる参加体験型のプログラムがメイン。

最先端の宇宙科学を学び、きらめく星空の世界も観望できるミュージアム
最先端の宇宙科学を学び、きらめく星空の世界も観望できるミュージアム

買い物を楽しむならココ!佐賀の人気ショッピングスポット3選

「佐賀」で買い物を楽しみたいなら、これから紹介する人気のショッピングスポットがお勧めだ。
「佐賀」ならではのお買い物体験ができるスポットとお得な価格で買い物ができるアウトレットと、どちらも全く異なる体験・楽しみ方ができるので、ぜひどちらのスポットにも足を運んでみてほしい。

1. 呼子朝市

かつて捕鯨で栄えるなど、昔から日本有数の港町として知られる呼子。
大正時代から続く「呼子朝市」は100年以上の歴史があり、石川県の輪島、岐阜県の高山と並ぶ日本三大朝市の一つに数えられている。
呼子港からすぐそばの約200mの朝市通りに、朝7時30分から12時まで、50軒近くの露店がズラリと並ぶ様子は圧巻。

露店が集まる朝市で、店のおばちゃんと会話を楽しみながら呼子の幸をゲット!
露店が集まる朝市で、店のおばちゃんと会話を楽しみながら呼子の幸をゲット!

2. 鳥栖プレミアム・アウトレット

国内外の人気ブランド約170店が出店する、九州を代表する大型アウトレットモール。
アメリカ・カリフォルニア州南部の街並みをイメージした施設は開放的な雰囲気で、リゾート気分を味わいながら買い物を楽しめる。
授乳室や子ども向けの遊具公園もあり、子ども連れでも安心だ。

リゾート気分を味わいながらお得にショッピング
リゾート気分を味わいながらお得にショッピング

3. 幸楽窯

およそ400年の歴史を持つ佐賀県有田町の伝統工芸品「有田焼」。透き通るような白地の上に色彩鮮やかな絵付けが美しい磁器だ。
「有田焼」の窯元はたくさんあるが、創業150年の「幸楽窯」は、伝統を守ることだけでなく現代感覚にアップデートされた、日常使いもできる作品も作っている老舗大型窯元。

歴史と伝統の「有田焼」を、現代感覚、宝探し感覚で吟味できる
歴史と伝統の「有田焼」を、現代感覚、宝探し感覚で吟味できる

時期が合えば参加するべき佐賀の人気イベント2選

「佐賀」でも日々様々なイベントが開催されているが、その中でも特に人気の高いイベントを厳選してご紹介。
紹介するイベントは、「佐賀」ならではの文化を体験できるイベントとアジア最大級のバルーンフェスタと、それぞれ全く異なる魅力を持つが、観光する時期が合えば、ぜひ参加してほしい。

1. 有田陶器市

400年以上の歴史をもつ有田焼の産地で、GW中に開催される恒例イベント。
1896年に地元の陶磁器店が在庫品や規格外商品の「蔵ざらえ販売」を始めたのをきっかけにスタート。
有田を盛り上げるイベントとして定着し、2024年で120回目を迎える。

焼き物の里・有田が活気に包まれる7日間
焼き物の里・有田が活気に包まれる7日間

2. 佐賀インターナショナルバルーンフェスタ

佐賀県中東部を流れる「嘉瀬川」の河川敷が会場のスカイスポーツイベントで、毎年秋に計5日間にわたって開催される。
参加チームは例年120以上にも及び、世界各国から著名なパイロット&クルーが集結。その規模はアジア最大級で来場者数はのべ80万人以上が訪れる。
会場では、地元のグルメや名産品を扱う物販ブースの出店があるほか、ミュージシャンによるコンサートも開かれ、バルーン以外のアミューズメントもお待ちかね。

空に浮かぶバルーンの美しさに感動!アジア最大級のスカイスポーツイベント
空に浮かぶバルーンの美しさに感動!アジア最大級のスカイスポーツイベント

まとめ

歴史ある神社仏閣や、美しい自然景観が楽しめる佐賀の観光スポットを紹介してきた。
佐賀のことをあまり知らない方や初めて訪れる方は、この記事で紹介した観光スポットを軸にプランを組み立ててほしい。
佐賀を満喫したら、新幹線に乗って1時間半の長崎県にも足を運んでみよう。
長崎の世界文化遺産や異国情緒あふれる街並みも楽しんでみてはいかがだろうか。