旅の安全と恋愛成就を祈るならココ!生田神社の観光ガイド
日本でも有数の長い歴史を誇る「生田神社」は、神戸を代表する神社だ。
縁結びのパワースポットとしても有名で、恋愛成就・良縁成就を願いに多くの人々が訪れている。
ここではそんな「生田神社」を堪能するために知っておきたい、「生田神社」の見どころや歴史、アクセスや周辺の観光スポットまで詳しく紹介していこう。
生田神社ってどんなところ?
兵庫県神戸市中央区にある「生田神社」は、1800年以上の歴史を持つ古い神社だ。
「生田神社」は日の神様である稚日女尊(わかひるめのみこと)を主祭神とし、縁結びのご利益があることで有名だ。
主祭神とゆかりのある神様や、元々この土地で祀られていた神様を祀っている境内社
も多く、安産・健康長寿・交通安全などのご利益もあるとされている。
縁結びのご利益があるお守りやブレスレット、ハート型の絵馬などは恋する女性から大人気。
よく当たると評判の「水みくじ」も、恋愛占いのおみくじだ。
境内の北側に広がる「生田の森」もぜひ散策してほしい。
「神戸」という土地の由来は、「生田神社」にあることも知っておこう。
806年に生田神社の神様をお世話する、44戸の家「神戸(かんべ)」が作られ、それが地名「神戸(こうべ)」の由来となったとされている。
生田神社の成り立ちと歴史
稚日女尊(わかひるめのみこと)の神託を受け、「生田神社」は201年に建てられた。
創建後しばらくは、神戸市内にある「砂山(いさごやま)」という地に祀られていたが、川の氾濫による被害を受けて、799年に現在の場所へと移された。
長い歴史を持つ「生田神社」は、その歴史の中で境内の「生田の森」が1180〜1185年に起きた「源平合戦」の舞台に。
「源平合戦」とは、権力を持っていた武士の一族・平家(へいけ)を、同じく武士をまとめた源氏(げんじ)が滅ぼす戦いだ。
この戦いによって平家が滅ぼされたことで、鎌倉時代(1185〜1333年)が始まった。
震災や水害、戦火の被害に何度も遭いながらも、その度に復興してきたことから、「蘇る社」としても信仰されている。
生田神社へのアクセス
「生田神社」はアクセスしやすい場所にあり、神戸観光の移動拠点となる「神戸駅」から約15分で到着する。
「神戸駅」からJR東海道山陽本線へ乗車し、「三ノ宮駅」で降車。
駅からは徒歩10分だ。
生田神社の参拝可能時間と拝観料
生田神社の参拝可能時間については、下記の表を参考にしてほしい。
拝観料自体は無料だ。
- 参拝可能時間
-
7:00〜17:00
※夏のみ閉門時間は18:00 - お札授与・御朱印の受付時間
- 9:00〜17:00
生田神社のお勧め観光シーズンは?
「生田神社」のお勧めシーズンといえば、1月の初詣シーズン。
初詣ならではのイベントが開催され、多くの人で賑わい、出店なども楽しめる。
人が多いのが苦手という方は、5〜6月がお勧め。
新緑に包まれた境内を清々しい気分で散策できるはずだ。
生田神社で絶対に外せない見どころ5選
縁結びのパワースポットとして有名な「生田の森」だが、見どころや楽しみ方はそれだけでない。
「生田神社」の歴史ある建造物や、神聖な雰囲気を味わえる空間も楽しんでほしい。
ここからは「生田神社」に訪れたら、注目すべき見どころを厳選して紹介しよう。
1. 生田神社の正面玄関として聳え立つ「楼門」
「生田神社」の正面玄関にあたり、参拝者を最初に出迎える役割を果たしている「楼門」。
二階造りの上部に屋根を持つ門で、鮮やかな朱色が目を惹く建造物。
人気の初詣スポットでもある「生田神社」では、毎年1月1日の午前0時に開門し、「楼門」の上で太鼓を叩き、新年を迎えることが伝統になっている。
お正月に神戸を観光するなら、日本の伝統を感じながら、新年を迎えてみてはいかがだろうか。
2. 神聖な空間で神様にお参りする「社殿」
主祭神を祀っている「社殿」は、「生田神社」を参拝するなら絶対に外せない。
「社殿」とは「本殿」と「拝殿」を合わせたもので、「拝殿」へ入ると厳かに神事を執り行う、吹き抜けの石畳広場となっている。
「拝殿」を通り抜けると、御神体が祀られている「本殿」が見えてくる。
朱色と金色で彩られた美しい「本殿」には、思わず目を奪われてしまうだろう。
「拝殿」と「本殿」の神聖な雰囲気を、時間をかけてゆっくり味わいながら、参拝してほしい。
「拝殿」の前に鎮座する、2体のマッチョな狛犬も要チェックだ。
3. よく当たると評判の恋愛運を占う「水みくじ」
恋愛成就のスポットやお守りが多い「生田神社」の中でも、特に人気が高い「水みくじ」。
恋愛運を占う「おみくじ」で、よく当たると評判になっている。
「おみくじ」とは、神に祈願して吉凶を占うこと。
「水みくじ」は「楼門」の横にある売店で購入できる。
購入後は「生田の森」の中にある、「金龍泉」へと持っていき水に浸す。
そうすると結果が浮かび上がるという、なんとも不思議なおみくじだ。
4. 長い歴史と豊かな緑で満たされる場所「生田の森」
「水みくじ」の結果を知る場所でもある「生田の森」。
過去には景勝の地といわれ、現在よりも広い森林だったが、空襲によって一部が焼失。
今は「生田神社」の境内の北側にある森林のみが残っている。
「生田神社」と同じく「生田の森」の歴史は長く、「源平合戦」が行われた場所であり、さまざまな逸話が残っている。
樹齢数百年越えの木々が生い茂る森の中を散策しながら、過去の歴史に思い馳せてみるのも面白いはずだ。
「生田の森」の中にも、安産と成長を司る神様が祀られる「生田森坐社」があるため、忘れずにお参りしていこう。
5. 海上安全・交通安全のご利益がある「大海神社」
「大海神社」は境内の南側に位置する境内社である。
海運の神様「猿田彦命」を祀り、海上安全や交通安全などにご利益がある。
鳥居の横に、船のレリーフの入ったモニュメントがあるのが特徴。
海上安全のご利益がある事から、船関係や海関係の会社からの奉納が多い事で知られている。
安全な旅になるように、参拝に訪れてみてはいかがだろうか。
生田神社のジンクス
実は「生田神社」は、縁結びで有名なのとは裏腹に「付き合いたてのカップルが行くと別れる」というジンクスが存在する。
女性の神様である稚日女尊(わかひるめのみこと)が、カップルが行くと嫉妬して別れさせるのだとか。
このジンクスが広まったキッカケは、「生田神社」で挙式を行った大物芸能人が離婚したからだそう。
縁結びの神様が祀られている神社には、同じようなジンクスが存在するケースが多い。
それは縁結びの神様が「ふさわしい相手との縁を結ぶ」神様だからだ。
裏を返せば「ふさわしくない人との縁は結ばない」ため、ふさわしくない人との縁は切れてしまう。
だからこそカップルで行くと別れる、というジンクスが生まれるのだろう。
生田神社周辺の観光スポット3選
神戸はもともと貿易が盛んだったこともあり、異国文化がたくさん入って来ていた街である。
そのため、神戸の街には異国情緒が残り、当時の異国文化を感じられる。
「生田神社」の観光を終えたら、これから紹介する周辺の観光スポットも周ってみよう。
1. 神戸北野異人館
1868年神戸港開港当時、外国人居留地として発展した「神戸北野異人館街」。
海を見下ろせる高台に、洋風建築物と和風建築物が混在した独特の街並み。
約30棟の洋風建築物が、当時の姿を今にとどめており、そのうち16軒が館内を一般公開している。
この街のシンボル的存在の風見鶏がある「風見鶏の館」、建築当時の萌黄色の外壁が美しい「萌黄の館」、外壁を覆う約3000枚の天然石のスレートが、まるで魚のウロコのような「うろこの家」など1軒ごとにデザインが異なる。
まるでテーマパークのようなおしゃれな街並みで、楽しい散策ができるだろう。
2. 神戸旧居留地
1868年に開港し、外国との貿易拠点となっていた神戸。
そのなかで、滞在する外国人の居住地として定められていた神戸元町は、立派な近代洋風建築が立ち並び、日本にいながら西欧的な雰囲気が味わえる。
歴史ある文化的に価値の高い建物や高級ブランド店、海外の個性派ショップが点在し、カフェや雑貨屋も多い。夜にはライトアップで街が美しく変貌する。海のそばという立地もあり、ロマンチックな雰囲気に浸れるエリア。
3. 南京町
神戸の「南京町」は、横浜中華街、長崎新地中華街とともに日本三大チャイナタウンの一つに数えられる。
100軒以上の中華料理店をはじめ和洋料理店、食材店、雑貨店など多彩な店舗が軒を連ね、活気溢れる街並みを眺めながら、豚まんやフカヒレ、焼き小籠包、北京ダックなど、本格中華の食べ歩きが楽しめる。
南京町の中央に位置する南京町広場には、高さ6.8mの中国風あづまやが設置されており、その周囲には13体の石像が置かれている。
また、東は「長安門」、西は「西安門」、南は「海栄門」という名前の門があり、それぞれ中国風の華やかな作り。
生田神社に関するよくある質問
Q
生田神社に祀られている神様は?
稚日女尊(わかひるめのみこと)という女神様を祀っています
Q
生田神社のご利益は?
縁結びや恋愛成就や安産、健康長寿などにご利益があるとされています。
Q
生田神社のジンクスを教えて
付き合いたてのカップルが訪れると、女神様がヤキモチを焼き、別れさせるというジンクスが存在します。
まとめ
創建1800年以上という、日本最古級の歴史を誇る「生田神社」。
その長い歴史は境内のいたるところで感じられるはずだ。
歴史に興味がない方でも、恋愛成就・良縁成就を願う方は、ぜひ訪れてほしい。
「水みくじ」で恋の行方を占い、本殿に参拝し「お守り」を購入して、理想の相手との縁を結んでもらおう。
神戸駅からアクセスしやすいため、旅の安全を祈るために訪れるのもおすすめだ。
紹介した周辺観光スポット以外にも、神戸には魅力的なスポットがまだまだあるので、ぜひこちらの記事も参考に神戸を満喫してほしい。