【新世界の観光ガイド】大阪を代表する通天閣・商店街を満喫しよう!
大阪ならではの景観とグルメに出会える「新世界」。
大阪を観光するなら外せないスポットと言っても過言ではないだろう。
それだけに見どころが多く、派手な看板を彩られた通りを歩くだけで、満足してしまうかもしれない。
ただ、それでは「新世界」の魅力を半分も味わえていない。
「新世界」を初めて訪れる方は、この記事を参考に楽しみ方やグルメを満喫すれば、「新世界」を120%楽しめるはずだ。
大阪観光前にこの記事を読んで、予習しておこう。
新世界ってどんなところ?
大阪府大阪市浪速区、恵美須東1丁目〜3丁目あたりに広がる繁華街は「新世界」と呼ばれる、大阪を代表する観光エリアだ。
1912年に「通天閣」を中心とする遊園地を開設し、パリとニューヨークを組み合わせたような、新しい観光スポットを目指したことが「新世界」の由来だと言われている。
今でも大阪のシンボルである「通天閣」をはじめ、ノスタルジックな雰囲気が魅力の「ジャンジャン横丁」や、通天閣がよく見える「通天閣本通商店会」には多くの観光客が訪れている。
「新世界」には、ディープな大阪を楽しめるスポットが満載。
歴史を感じられる飲食店で大阪グルメを味わえるのはもちろん、大阪の文化を感じられる喫茶店や土産店、雑貨店やゲームセンターなどが密集している。
古き良き大阪の文化と街並みが残り、大阪のシンボルが聳え立つ「新世界」は大阪観光には外せないスポットだ。
新世界へのアクセス
大阪観光の移動拠点となる「JR大阪駅」から「新世界」には、電車1本でアクセスできる。
「JR大阪駅」大阪環状線へ乗車し、「動物園駅前」にて下車。5番出口から出れば、すぐ目の前は「新世界」が広がっている。
所要時間は約20分だ。
まずは定番から!新世界の楽しみ方
初めて「新世界」を訪れる方は、これから紹介する楽しみ方を実践してほしい。
そうすれば「新世界」の魅力を満喫できるはずだ。
1. 大阪を象徴する通天閣と巨大な看板が並ぶ景色を見よう
「通天閣」と個性的な看板が並ぶ、派手でインパクトのある「新世界」の景色は大阪の名物となっている。
その中でも特に注目してほしいのは、串カツ店の巨大なねぶた看板。
縦5m・横20mサイズの看板には、力士・虎・歌舞伎役者などが描かれている。
夜になるとライトアップされ、「新世界」をにぎやかに彩る。
巨大なタコが描かれた看板や、商売の神様であるビリケンさんの巨大な像にも注目してほしい。
「新世界」に訪れたら、これまで紹介してきた見どころが集まる「通天閣本通商店会」で記念写真を撮影してみよう。
2. 通天閣から大阪市街地を一望しよう
パリのエッフェル塔をモチーフにした、高さ108mの大阪を代表する展望タワー「通天閣」。
「通天閣」は特別野外展望台以下、地上5階、地下1階からなるタワーで、地上87.5mにある5階は、金色で装飾された「黄金の展望台」や、足の裏をなでると幸運が訪れるという神様「ビリケンさん」が鎮座している。
大阪のシンボルと言える「通天閣」にも、ぜひ訪れてほしい。
3. 老舗飲食店で大阪グルメを食べ歩き
地域に根付いた老舗の飲食店が多い「新世界」。
「新世界」で大阪グルメを楽しむなら、串かつ・ホルモン焼き・お好み焼き・たこ焼きがお勧めだ。
「シチューうどん」や「ビーフヘレカツサンド」、「玉ねぎおでん」や「ミックスジュース」といった、ユニークなグルメも外せない。
シャリの入らない「あのね巻き」、コストパフォーマンスの高い「湯豆腐」も絶品。
美味しいだけでなく、安い価格で楽しめるのも「新世界」の特徴だ。
どこへ行っても外れない大阪グルメの宝庫で、食べ歩きや飲み歩きを楽しんでほしい。
大阪グルメを老舗店で楽しもう!新世界の人気飲食店4選
「新世界」の楽しみ方でも紹介したように、「新世界」には多くの飲食店がある。
どこに行くか迷ったら、これから紹介する人気の飲食店に訪れてみよう。
1. 大阪新世界元祖串かつ だるま 新世界総本店
大阪のランドマーク、通天閣からすぐの場所で1929年に創業。大阪市内を中心に展開する「串かつ だるま」の総本店。
だるま特製のオリジナル油を使用して揚げられた串かつは油独特のクセが少なく、胃がもたれにくいのでとても食べやすい。
衣に使われているパン粉はとてもきめ細やかで、薄くてサクサクの食感。串かつ「の種類は、牛肉、豚肉、えび、トマト、たまねぎ、しいたけなど、およそ40種類がスタンバイ。
揚げたての串かつは、開発を重ね作られたオリジナルのソースにくぐらせていただく。
2. 日本一の串かつ 横綱 通天閣店
大阪のシンボルタワー通天閣から徒歩3分の好立地で営業する「日本一の串かつ 横綱 通天閣店」。
ビリケンさんと力士のイラストや提灯が飾られた、ど派手な外観が目印だ。
大阪を代表する名物グルメのひとつ「串かつ」は、50種類以上を用意。
素材・衣・油にこだわり、サクッと揚げた串かつに、試行錯誤を繰り返して完成したほんのり甘口の秘伝のソースがベストマッチ。
ソースは二度漬け厳禁で、足りない場合は突き出しに出されたキャベツで掬ってつけよう。ほかにも、不動の人気を誇る「ちゃんこ鍋」など、串かつ以外のメニューも多彩に揃う。
3. ジャンボ釣船 つり吉
大阪の人気観光スポット、通天閣から徒歩1分の場所で営業する釣り&食事が楽しめる新感覚のエンタメレストラン。
店内にドンと設置された3艘の船形の席を囲むように、総水量120トンの大釣り場を完備。
水槽で悠々と泳ぐ鯛やフグなどを漁師気分で釣りあげよう。
自分で釣った魚を刺し身や天ぷら、寿司など好みの調理法で調理されるので、その美味しさもひとしおだ。
4. 千成屋珈琲
ミックスジュース発祥の店で知られる1948年の創業の名店。
ミックスジュースといえば、大阪の喫茶店に必ずあるといっても過言ではない定番メニュー。
そのミックスジュースを生み出したのが、初代店主の恒川一郎氏。
元々果物店を営んでいた店主が、店の創業直後に、熟しすぎて売れなくなってしまった果物をなんとか利用しようとして誕生したといわれている。
今では全国に広がり、ミックスジュースは大阪名物の一つに数えられるほど有名になった。
新世界を観光するなら知っておくべき2つの商店街
ここでは「新世界」を構成する、見どころいっぱいの商店街を紹介しよう。
これから紹介する2つの商店街を軸に、「新世界」を観光してほしい。
1. 新世界本通り商店会
大阪メトロ堺筋線「恵美須町」駅の3番出口から通天閣へと一直線に伸びる「通天閣本通商店会」は、レトロな喫茶店やお好み焼き屋など下町グルメが楽しめるストリート。ここからは「通天閣が一番きれいに見える」と評判だ。
通天閣の南側には、“二度漬け禁止”の串カツ店など飲食店が多数並び、通りにせり出すド派手な立体看板やのぼりに目を奪われる。昔ながらのゲームが楽しめる娯楽場「かすが娯楽場」や、日本最大の射的場「新世界秘宝館」などもあり、にぎやかだ。
2. 南陽通商店街(ジャンジャン横丁)
「太陽の光がふりそそぐ通り」というのが名称の由来という「南陽通商店街」。
通称は「ジャンジャン横丁」で、1945年の第二次世界大戦終戦後、通りの店から客を呼び込むための三味線や太鼓を叩く音がジャンジャンと鳴っていたことから、その名がついたと言われている。
全長180m、道幅2.5mのアーケード商店街で、コンパクトながらも個性の強さが感じられる店が立ち並ぶ。
大阪観光のお土産にピッタリ!新世界で買うべきお土産2選
大阪ならではの景色や文化、雰囲気を「新世界」で満喫したら、大阪ならではのお土産を買って帰ろう。
新世界には数多くのお土産屋があり、大阪ならではのお土産も所狭しと並んでいる。
その中でも特にお勧めのお土産を厳選して紹介しよう。
1. 釣鐘まんじゅう
大阪・新世界で1900年から店を構える老舗菓子店「釣鐘屋本舗」の看板商品「釣鐘まんじゅう」。
本店のほど近くにある古刹「四天王寺」の大梵鐘に因んで名付けられた釣鐘型のお饅頭で、地元で100年以上に渡って愛され続けている大阪銘菓だ。
2. 通天閣® クリスピーショコラ
北海道や京都など、さまざまなご当地スイーツを発売するモロゾフ。
大阪限定スイーツとして人気なのが、観光名所の通天閣をかたどったチョコレート菓子。
「お持ち帰り通天閣®」のキャッチコピーが付いたこちらの商品は、サクサクのシリアルをホワイトチョコレートでコーティングした通天閣型のクリスピーショコラ。
新世界周辺の人気ショッピングスポット3選
新世界周辺には、ショッピングを楽しめる商業施設が多い。
「新世界」を観光して大阪グルメをお腹いっぱい食べたら、これから紹介する商業施設でショッピングを楽しもう。
1. なんばパークス
南海「難波」駅に直結した地上9階建ての複合型商業施設で、ファッション、雑貨、グルメ、映画館など200以上の店舗が集う。
特長はなんといっても樹木や草花と広場が一体となった「パークスガーデン」で、2階のエントランスからは地上9階まで連続した段丘状のガーデンを見上げられる。
多種多様な植物が生い茂り、季節の鳥類や昆虫を楽しめる「パークスガーデン」では、専属ガーデナーが植物管理をしているので、都会にいながらにして四季折々の自然に触れられる。
2. 大阪タカシマヤ
大阪・なんばにあるランドマーク的存在の老舗デパート。
2011年3月にリニューアルオープンし、ラインアップがパワーアップ。
1~6階の各フロアではハイブランド、レディースファッションブランド、生活を彩る雑貨などが多数取り扱われている。
1階化粧品売り場は関西最大級の広さを誇り、約80ブランドがスタンバイ。
地下の食料品フロアには総菜コーナーのほか、大阪発祥の和菓子店、人気スイーツ店が充実しているのでおみやげ選びにも使える。
7~9階はレストランフロア「なんばダイニングメゾン」になっていて和食・洋食・中華など、30以上の名店が大集合。
3. なんばマルイ
大阪ミナミエリアの中心地・難波にある商業施設。
改札と地下でつながり、雨の日でも濡れずに入店できるOsaka Metro御堂筋線なんば駅をはじめ、JRや私鉄など各駅からのアクセスも良好だ。
地下1階~地上7階のフロアには、レディース&メンズファッションのほか雑貨やアクセサリー、フードなど幅広いジャンルとテイストのショップが集まり、非物販の体験型ショップも展開。
イベントスペースでは話題のスイーツやファッション、雑貨など期間限定のショップが続々登場。
新世界に関するよくある質問
Q
新世界は治安が悪いって本当?
治安が悪い時代もありましたが、今は安心して観光できるエリアになっています。
Q
新世界の由来は?
海外文化を取り入れた新しい観光エリアを目指すという想いから、新世界と名付けられました。
まとめ
大阪ならではの景観とグルメ、そしてどこか懐かしい雰囲気を味わえる「新世界」。
大阪の文化を体感するためにも、この記事を参考に「新世界」を観光してみよう。
もっと大阪を感じたい!という方は、大阪の魅力と文化が凝縮された難波エリアを、この記事を参考に観光してほしい。