【由布院温泉の観光ガイド】落ち着いた雰囲気と田園風景に癒される大人旅へ

「由布院温泉」にある旅館のほとんどには、露天風呂が備わっている。
露天風呂から由布岳を見られる旅館もあり、温泉と共に最高の景観を楽しめる。
開けた景色の中にそびえる由布岳や周囲の自然を眺めながら、ゆっくり露天風呂に浸かれば、心も身体も癒やされるだろう。

「由布院駅」から徒歩５分ほどの場所にある「湯の坪街道」は、「金鱗湖」へと800mほど続く、由布院のメインストリート。
小さな温泉街だった「由布院温泉」が、美しく自然豊かな温泉街として発展していく中で、その景観を壊さないように江戸時代（1603年～1868年）の風情あふれる街並みを再現したのが湯の坪街道だ。
街道沿いには、数多くの飲食店やお土産店、スイーツショップなどが立ち並ぶ。
スイーツは片手で食べられるものが多く、食べ歩きにピッタリ。
アイスクリームを乗せた焼き芋やチーズケーキは絶品で、お土産にしても喜ばれるはず。
地鶏や豊後牛など、地元の食材を食べられるお店もあるので、ランチやディナーに訪れても良いだろう。

「由布院温泉」の温泉街には美術館や博物館、歴史観などの文化施設がたくさんある。
特に美術館が多く、静かで落ち着いた空間の中で、様々なアート作品に触れられる。
昭和時代（1926年～1989年）にタイムスリップできる、「由布院昭和館」も見どころのひとつ。
当時の生活様式をリアルな形で再現しており、日本の文化・歴史を身近に感じられる。
「フクロウの森」では実際にフクロウを見たり、触れ合ったりすることも可能で、刺激的な体験になるはずだ。

「由布院 玉の湯」、「亀の井別荘」と並び湯布院温泉の御三家といわれる高級旅館。
由布院駅中心部から2kmほど離れた高台に位置し、フロントと食事処を有する本館、すべてしつらえが異なる12の離れの客室、クラシックとジャズが心地よく流れるバー、チョコレートショップ、見晴らしのいいそば店、音楽がテーマの美術館、センスのいい大分みやげが揃うセレクトショップなどからなる。

3,300坪の広大な敷地に14室のみの、大人２名専用の宿。
ゆとりある敷地に、離れの客室が点在しており、全室自家源泉100％かけ流しの温泉が楽しめる、露天風呂と内湯を完備。
閑静な由布院のプライベート空間で温泉を満喫することができる。

由布岳の眺望とともに、広々とした露天の岩風呂で楽しめる宿。
大浴場の他にも館内に貸切家族風呂を備え、滞在中無料で使用でき、ゆったりと温泉三昧の時間を過ごせる。
由布院の情緒あふれる雰囲気や風景、きれいな空気を感じられるように、宿には本館14室、離れ12棟が並び、窓を覗けば豊かな自然が目にできるような造りとなっている。

由布院盆地の中心から少し離れた高台に建つ、絶景自慢の温泉旅館。
とくに露天風呂からの眺めが素晴らしく、由布岳や由布院盆地の自然風景を眺めながらゆったりお湯に浸かることができる。郷土色豊かな会席料理もおいしいと評判だ。
自慢の露天風呂は女性用150畳、男性用100畳と広々とした造りで解放感たっぷり。

湯布院ならではのおいしいご飯の食べ方を追求した3種類の「由布まぶし」を提供する店。豊後牛と由布の地鶏、うなぎを使ったまぶし料理は土釜で提供され、それぞれ前菜・漬物・薬味・赤出し汁が付く。
3種類の中で一番人気なのは「豊後牛まぶし」。
土釜で炊いたご飯の上に炭火で香ばしく焼いた豊後牛がぎっしり敷き詰められたボリュームたっぷりのメニューだ。

ロールケーキがあまり知られていなかった1999年に開店。
手掛けるのは湯布院の老舗旅館「山荘無量塔（さんそうむらた）」。ロールケーキ専門店の先駆けとして話題となり、オープンから20年以上経った今でも行列の絶えない人気店として知られている。
代表的存在の「Pロール」は、地元に住む子どもたちの日常的な「おやつ」を作りたいと誕生。

さまざまな店が軒を連ねる湯布院の中心地エリアにあるハンバーガー専門店。
豊後牛を使用したジューシーな合挽パティが自慢の「ゆふいんバーガー」が名物だ。
注文を受けてから作り始めるため、パティは熱々ジューシー、ベーコンはカリカリと香ばしくて絶品と評判。

由布岳の下にある池なので「岳下の池」と呼ばれていたが、1884年に儒学者・毛利空桑が、湖で泳ぐ魚の鱗が夕日で金色に輝くのを見て「金鱗湖」と名付けたといわれている。
湖底から清水と温泉水が湧き出ており、年間を通じて水温が高いため、秋から冬の早朝には湖面から湯気が立ち上る幻想的な光景を見られる。
池の周囲は約400ｍあり、歩きやすく整備されているので、魚や水鳥の姿を見ながらゆっくり散策できる。

湯の坪街道は由布院駅から東の方角へ、歩いて５分ほどの場所に位置する。
金鱗湖へと繋がる、長さ約800mの由布院のメインストリートだ。
お土産屋や飲食店が数多く立ち並び、食べ歩きにピッタリなスイーツも盛りだくさん。
地元の食材を活かした絶品料理を提供する飲食店も多いので、大分のグルメを味わいたい方にもお勧め。雑貨屋も豊富なので、お土産選びにも最適だ。

由布院駅から東の方角にある「由布岳」は、駅を出ると真っ先にその姿が視界に飛び込んでくる。
円錐の形をしていることから「豊後富士」とも称され、美しい稜線が魅力だ。
それを裏付けるように、「日本二百名山」にも選定されている。
「由布岳」は古くから信仰の対象とされており、日本最古の歴史書「古事記」にも登場。
「由布岳」の頂上からは、由布院盆地や遠くの山々が広がる絶景を楽しめる。
2時間ほどで山頂まで登れるため、「由布院温泉」を拠点に登山を楽しむのもお勧めだ。