
碧い海と星空の広がる絶景を満喫!宮古島の人気観光スポット19選
沖縄に数ある離島の中でも屈指の人気を誇る「宮古島」。
碧い海と砂浜、南国の植物が織りなす美しい景観は、多くの人々を魅了する。
宮古島の最大の魅力である絶景を満喫できる観光スポットを中心に、人気グルメや宿泊施設、モデルコースなど、観光を満喫するために必要な情報を紹介しよう。
宮古島ってどんなところ?
沖縄本島から南西に約300kmの距離にある宮古島。周辺には池間島・来間島・伊良部島・下地島・大神島の離島も点在するが、いずれも宮古島と同じく宮古島市に含まれる。
日本一美しいとの呼び声が高い碧く澄んだ海と、サンゴが自然に砕けて出来た真っ白な砂浜が最大の魅力だ。
また、星空が美しいことでも知られており、6月から8月にかけて、綺麗な天の川をはっきりと見られる。
豊かな自然が残る宮古島には、希少な植物と固有種も多く、ここでしか出会えない動植物も鑑賞できる。
濃厚でとろけるような甘味を持つマンゴーを筆頭とする、島グルメも見逃せない。
また、宮古島には日々の生活の中で神々に祈る習慣が残っており、各所に「御嶽(うたき)」と呼ばれる場所がある。
地域の人々が大切にしている場所では、敬意と配慮を払って行動してほしい。

6つのエリアから構成される宮古島
宮古島は6つのエリアに分かれており、それぞれに異なる魅力がある。
どのエリアを訪れるかで旅の楽しみ方が変わってくるので、事前に特徴を知っておくと良いだろう。
- 平良市街地
- 宮古島の中心地。市役所や銀行、スーパー、飲食店、ホテルが集まり、観光の拠点として便利なエリア。
- 池間・狩俣・島尻地区
-
「八重干瀬」の美しい珊瑚礁が広がり、マリンアクティビティが人気。
歴史ある集落や、伝統的なお祭り「パーントゥ祭り」、マングローブ群落も楽しめる。 - 伊良部地区
-
伊良部大橋で宮古島とつながる島。
透明度抜群の海を眺められる「17END」など絶景スポットが多く、ドライブにもお勧め。 - 下地地区
- 「与那覇前浜ビーチ」や来間島の「竜宮城展望台」などがあり、透明度高い海が広がる絶景を楽しめる。カフェや雑貨店も多い。
- 上野地区
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ドイツと島民の交流があった歴史や文化が、「博愛の碑」や「上野ドイツ文化村」といった形で息づくエリア。
「インギャーマリンガーデン」でマリンレジャーも楽しめる。 - 城辺地区
-
「東平安名崎」の絶景や、シュノーケリングに人気の「吉野海岸」「新城海岸」がある。
サトウキビ畑が広がる風景も魅力のひとつ。
宮古島を観光するなら守るべきマナーとルール
宮古島の環境や伝統文化を守り、地域の方々との心地よい関係を築くために、観光客として意識しておきたいマナーとルールを紹介しよう。
- 神様を拝む御嶽(うたき)など神聖な場所には立ち入らず、案内表示に従い、敬意を持って行動しよう。
- 宮古島は地下水に依存している島なので、節水を心掛ける。
- 伝統行事や文化財は地域の大切な財産なので、ルールを守り、敬意を持って見学しよう。
- 水着姿で島民の生活エリア(市街地や住宅地)を歩かない。
- 迷惑駐車を避け、人気ドライブスポットや市街地では交通ルールを守って運転する。
宮古島の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): Tシャツ、ジャケット、パーカー
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 半そでシャツ、カーディガン
- 冬(12月 - 2月):長袖シャツ、 コート
宮古島への移動方法は?
宮古島への主なアクセスは空路となる。島内には「宮古空港」と「下地島空港」の2つの空港があり、空の玄関口となっている。
宮古島への直行便が出ている空港のある、沖縄本島・東京・大阪からの所要時間は、以下の通りだ。
- 沖縄本島(那覇空港)
- 約1時間
- 東京(羽田空港)
- 約3時間
- 大阪(関西国際空港)
- 約2時間30分
宮古島観光の主要交通手段
宮古島観光は、バスが主要交通手段となる。
ただ、バスの運行本数は多くないため、レンタカーの利用も視野に入れてほしい。
訪日観光客でもレンタカーを借りられる、ニッポンレンタカーやOTSレンタカーなどの店舗もあるため、安心してほしい。
レンタカーを利用できない方は、島内の人気観光スポットを巡れる観光タクシーもお勧めだ。
宮古島を含め、沖縄でレンタカーを利用したい人は、こちらの記事も参考にしてほしい。
季節ごとに異なる魅力を持つ宮古島
宮古島は1年を通して温暖な気候に恵まれ、季節ごとに異なる魅力が楽しめる。
観光する時期を迷っている人向けに、季節別のお勧めの楽しみ方を紹介しよう。
一足早くマリンアクティビティを楽しめる「春の宮古島」
春の宮古島は、日中の気温が心地よく、屋外で快適に過ごせる季節だ。
4月頃には海開きが行われ、一足早くマリンアクティビティを楽しめる。
また、のどかなサトウキビ畑の景色ものんびり眺められるのも魅力のひとつ。
観光客が比較的少ない穴場シーズンでもあり、静かに過ごしたい人にもお勧めだ。

多彩な魅力に溢れる「夏の宮古島」
夏の宮古島では、透明度の高い青い海と真っ青な空が広がり、リゾート感溢れる絶景が楽しめる。
快適な水温のため、海水浴やシュノーケリング、ダイビングにも最適なシーズンだ。
7月には「宮古島夏まつり」が開催され、花火だけでなく、屋台や伝統芸能なども楽しめる。
また、6月から8月は天の川が最も美しく見える季節。夜はビーチや海沿いのスポットで、満天の星空を楽しむのもお勧めだ。
台風が多い時期でもあるため、観光前に天気予報をこまめに確認しておきたい。

美しい星空を楽しみやすい「秋の宮古島」
秋の宮古島は、台風シーズンが過ぎて天候が安定し、プラン通りに観光しやすい時期。
秋でも海水温は高いため、10月頃までは海水浴やシュノーケリングを楽しめる。
夏に比べて観光客が少なくなるため、人気のビーチや観光スポットでも比較的ゆったりとした時間が過ごせるのも秋ならではの魅力。
また、天候が安定しているため、宮古島の美しい星空を楽しめる日も多い。
「東平安名崎」や「西平安名崎」など海沿いのスポットで、満天の星空をゆっくり眺めるのもお勧めだ。

温暖で散策しやすい気候の「冬の宮古島」
冬の宮古島は、気温が15〜20℃前後と過ごしやすく、日本本土の冬に比べて温暖な気候が魅力。
冬でも日中は薄手の服で過ごせる日が多く、散策しやすい気候だ。
12月下旬からは、ホエールウォッチングのシーズン。クジラのダイナミックな姿が見られるチャンスがある。
また、2月〜3月はサトウキビの収穫期でもあり、ドライブ中に刈り取り作業の様子や島らしい風景を楽しめる。

宮古島の絶景を堪能できる人気観光スポット19選
宮古島の美しい自然景観を満喫できる、人気観光スポットを厳選してご紹介。
碧く美しい海を様々なロケーションで堪能しよう。
1. 宮古島海中公園
宮古島海中公園は、宮古空港から車で25分ほどの島の北側に位置し、美しく透明度の高い海に面した観光スポットで、宮古島の海に生息する魚たちを自然の姿のまま観察できる海中観察施設。
ゆったりとした空間で、ひとつあたり高さ1.5m、幅50cm、厚さ12cm、計24個のアクリルパネルの窓から、カラフルな熱帯魚やタコやウミヘビ、ときにはウミガメの姿も間近に見られる。

2. 与那覇前浜ビーチ
沖縄本島と石垣島の中間に位置している宮古島の中でも、ひときわ美しいのが与那覇前浜ビーチ。
宮古空港から車でわずか15分とアクセスも良く、気軽に訪れることができる大人気スポットだ。
約7キロメートルにおよぶ真っ白な砂浜と、透き通るエメラルドグリーンの海が織りなすコントラストは「東洋イチ」と称されるほど。

3. 東平安名崎
宮古島の最東端に位置する東平安名崎は、訪れる者を感動で包み込む絶景スポット。
「日本の都市公園百選」にも選ばれている。
全長約2kmにわたる細長い岬からは、太平洋と東シナ海の水平線がどこまでも続き、壮大な自然のスケールに清々しさを感じられる。目線を変えて景色を堪能したいなら、灯台へ。

4. 伊良部大橋
日本国内でも大人気の観光エリア・沖縄。
美しい海と空の景色をより存分に楽しみたいと、沖縄本島から飛行機で約1時間の宮古諸島を巡る人も多い。1番人気の島は宮古島で、次いで2番目に大きいのが伊良部島。
このふたつの島を結ぶのが、伊良部大橋だ。

5. 通り池
沖縄県宮古島の離島、下地島(しもじじま)にある国指定の天然記念物「通り池」は、まるで龍の目が並んでいるように見える神秘的なスポット。
実はこの池は地下でつながっていて、さらには海ともつながっている。
そのユニークな構造から、ダイバー憧れのスポットとしても極めて人気が高い。

6. イムギャーマリンガーデン
宮古島の南岸に位置する「イムギャーマリンガーデン」は、天然の入り江を活用した海浜公園。
「イムギャー」とは「囲まれた湧き水」という意味で、地元では「インギャー」と呼ばれ親しまれている。
波が穏やかで、小さな子どもも安心して遊ぶことができる。

7. 新城海岸
沖縄本島から南西に位置する宮古島。手つかずの自然が多く残るこの島は、旅行者からの人気が極めて高い。
多くの絶景ビーチが点在しており、そのうちのひとつが新城海岸だ。
新城海岸の魅力は、なんといってもその透明度の高い海。
エメラルドグリーンに輝く海は、波が穏やかでシュノーケリングを満喫できるスポットとしても知られている。

8. 竜宮城展望台
沖縄の宮古島から全長1,690メートルの来間大橋を渡り、たどり着く来間島。
その高台には、インパクトの大きな建物が佇んでいる。日本のおとぎ話に登場する海底の宮殿“竜宮城”をイメージした「竜宮城展望台」だ。
3階建ての展望台に足を踏み入れると、眼下には、東洋一の美しさを誇る「与那覇前浜ビーチ」が広がっている。
白い砂浜とコバルトブルーの海が織りなすグラデーションに、すっかり心奪われてしまいそう。

9. 佐和田の浜
宮古諸島の伊良部島に位置し、透き通るターコイズブルーの海が広がる「佐和田の浜」。
その美しさは格別で、1996年には「日本の渚100選」に選ばれたほど。
遠浅の浜辺には穏やかなラグーンが広がり、シュノーケリングや海水浴を楽しめる。
特徴的なのは、1771年の大津波によって運ばれてきた無数の岩礁。大小さまざまな岩が点在する風景は、ほかでは目にできない珍しいもの。

10. パイナガマビーチ
宮古島の市街地に位置するパイナガマビーチは、地元の人に愛される憩いの場。
正式名称は「南長間(みなみながま)ビーチ」だが、宮古島の方言で「パイ」は南、「ナガマ」は長い浜を指すため、このように呼ばれている。
このビーチの魅力は、なんといってもアクセスの良さ。宮古島の市内中心部から歩いて行ける距離にあるので、気軽に訪れることができる。

11. 雪塩ミュージアム
宮古島の海水から作られる特産品「雪塩」の製塩工場に併設されたミュージアム兼ショップ。
「雪塩」は通常は取り除かれるニガリ成分を残す製法によって、14種類もの海水由来の成分が含まれている。
粒子が細かく雪のようにサラサラしているのが特徴のため、美容にも良いと喜ばれるお土産のひとつとなっている。
そんな「雪塩」の製造方法や、使い方、味わい方を楽しく学べる施設として生まれたのが「雪塩ミュージアム」。

12. 吉野海岸
宮古島の東海岸にある「吉野海岸」は、透明度の高い海と美しいサンゴ礁が広がる人気のビーチ。
海岸近くにサンゴ礁があり、泳いで少し進むだけでカラフルな熱帯魚やサンゴを間近に楽しめる。
海は遠浅で波も穏やかなことが多く、家族連れや初心者でも安心してシュノーケリングができるのが魅力だ。
潮の満ち引きによって海の状況が変わるため、訪れる時間帯は事前にチェックしておきたい。

13. 宮古島市熱帯植物園
約12万㎡もの広さを誇る「宮古島市熱帯植物園」では、南国らしい花や木々、約1,600種の亜熱帯植物を観賞できる。
園内にはデイゴ並木もあり、春には真っ赤な花が咲き、華やかな景色が楽しめる。
また、敷地内の宮古島市体験工芸村では、陶芸や染物、織物などの宮古島の伝統工芸を体験できる。宮古空港から車で約10分とアクセスも良好。

14. 来間大橋
宮古島と来間島を結ぶ全長1,690mの橋。1995年に開通し、宮古島を代表する絶景ドライブスポットとして人気を集めている。
橋の上からは、白砂が美しい与那覇前浜ビーチや、エメラルドグリーンの海が一望できる。
天気の良い日には、光の加減で海の色が変化するのも見どころ。
車でのドライブはもちろん、歩道も整備されているため徒歩や自転車での散策も可能。

15. 渡口の浜
伊良部島にある全長約800mのビーチ「渡口の浜」。白くきめ細かな砂浜が広がり、裸足で歩いても心地良い。
浜辺からはコバルトブルーの海越しに、緑豊かな下地島や来間島、宮古本島の姿が望める。
遠浅で波も比較的穏やかなため、海水浴や浜辺の散策を楽しむ人が多い。
駐車場があるだけでなく、カフェが隣接しているため、ドライブ途中に立ち寄るビーチとしても適している。

16. 池間大橋
宮古島と池間島を結ぶ全長1,425mの「池間大橋」。1992年に開通し、宮古島本島北端の狩俣地区と池間島をつないでいる。
橋の上からは、”池間ブルー”とも呼ばれる透明度の高いターコイズブルーとエメラルドグリーンが織りなすグラデーションの海が眺められる。時間帯や日差しの加減によって色合いが変わるのも特徴。
歩道も整備されており、橋の上を歩きながら海の景色をゆっくり楽しむことも可能。

17. まいぱり宮古島熱帯果樹園
宮古島南部にあり、マンゴーやパパイヤ、バナナ、スターフルーツ、ドラゴンフルーツなど、多彩な果物が栽培されている「まいぱり宮古島熱帯果樹園」。
専用のカートで園内を巡る「トロピカルガイドツアー」が行われており、ツアーの途中では日本在来馬のひとつである「宮古馬」と触れ合える。
それだけでなく、季節ごとに異なる果物の収穫体験も可能。
併設のカフェでは、園内で育てたフルーツを使ったアイスやジュースを食べられるのも魅力のひとつ。

18. シギラ黄金温泉
宮古島南部、約11kmにおよぶリゾートエリア「シギラセブンマイルズリゾート」内にある日帰り温泉施設が「シギラ黄金温泉」だ。
日本最南端・最西端の天然温泉で、泉質は地下約1,250mから湧き出るナトリウム塩化物強塩泉。
源泉温度は約50度、日量約800tの豊富な湯量を誇り、黄金色に輝く湯の色も印象的。
黄金色に輝く湯が楽しめる露天風呂や展望風呂、プールエリア、水着着用ゾーンなどが設けられており、家族連れやカップルでも利用しやすい。南国の植物に囲まれた開放的な空間も魅力。
宿泊者以外でも利用可能で、多くの観光客が訪れる温泉施設となっている。

19. 宮古神社
宮古島に現存する唯一の神社であり、日本最南端の神社でもある「宮古神社」。
1590年頃(琉球王国の時代)に創建された長い歴史を持つ、地域の中心的な神社(総鎮守)だ。御祭神は熊野三神と豊見親三神の6柱。
現在の社殿は1960年代後半に再建され、2014年に大改修が行われたもの。
境内は平良市街地の高台に位置し、市街や海を望む景観も魅力。

日没後の観光で訪れるべき宮古島の星空スポット5選
宮古島は市街地の明かりが少なく、空気が澄んでいるため、星空が美しく見える島としても知られている。
天の川が綺麗に見られるほか、日本では珍しく南十字星が観賞できることでも人気が高い。
これまで紹介してきた東平安名崎、与那覇前浜ビーチ、イムギャーマリンガーデンなども、星空観賞スポットとして知られているが、その他のスポットから、特にお勧めの5カ所を紹介しよう。
1. 長間浜
来間島の西側に位置する「長間浜」は、水平線まで視界が開けたビーチで、宮古島屈指の星空観賞スポットとして知られている。
周囲に街灯がほとんどなく、人工光の影響を受けにくいため、天の川や無数の星々をくっきりと観賞できるのが特徴。
条件が整えば、星が海面に映り込む幻想的な景色も楽しめる。

2. 比嘉ロードパーク
宮古島市城辺の県道83号線沿いに位置する休憩所。
外周道路の最高地点にあるため、昼間は美しい海を一望でき、夜は綺麗な星空を楽しめる。
視界が広く開けているため、輝く星空が視界いっぱいに広がる。
駐車場やトイレが整備されており、車で立ち寄りやすい星空観賞スポットのひとつ。

3. 白鳥崎
伊良部島の北西端に位置する「白鳥崎」は、複雑な地形が広がるダイビングスポットとしても知られ、昼間は海中景観やダイナミックな地形を楽しめる岬だ。
日没後は視界が広く開けた場所で満天の星空が見渡せる。
水平線近くまで星空が広がる壮大な景色を楽しめるのも魅力のひとつ。

4. ムスヌン浜
来間島の西側にひっそりと佇む「ムスヌン浜」は、観光地化されていない静かなビーチ。
人工の明かりがほとんど届かないため、夜空一面に広がる星々の輝きをはっきりと見られる。
人が少ない静かな環境のため、ゆっくりと星空を眺める贅沢な時間を過ごせるのも嬉しい。

5. 17END(ワンセブンエンド)
下地島空港の滑走路の北側に位置し、干潮時にだけ真っ白な砂浜が現れることから、「幻のビーチ」とも呼ばれる「17END」。
名称は、170度の方角を向く滑走路の識別番号「17」と、「Runway End(滑走路の末端)」に由来している。
夜には空港の滑走路灯や飛行機のライト、星空が一体となった、17ENDならではの特別な景観が広がる。

SNSで注目を集める宮古島の穴場スポット3選
宮古島の定番スポットだけでなく、穴場スポットへ行ってみたい人も多いだろう。
ここでは、SNSで特に注目されている穴場スポットを厳選して紹介する。
秘境のような景観を楽しめる場所ばかりなので、ぜひプランに取り入れてみてほしい。
1. ユニの浜
伊良部島沖合に干潮時のみ現れる砂浜「ユニの浜」。海に浮かぶような姿から「幻の島」とも呼ばれている。
個人でのアクセスは難しく、訪れるにはボートツアーの利用が必須だ。
360度を海に囲まれた白い砂浜からの景観はフォトジェニックで、SNSでも話題を集めている。
砂浜の形状は現れる度に異なるため、その日その時間だけの景色を見られるのも魅力のひとつ。

2. ヌドクビアブ
伊良部島のサトウキビ畑の一角にひっそりと佇む「ヌドクビアブ」。
宮古島市の市指定史跡にもなっている縦穴の洞窟で、深さは約22m。
洞口は2カ所あり、大きな洞口は幅3m・長さ25mで、北東側から階段で降りられる。
もう一方は、天然橋で区切られた幅3m・長さ7mの井戸状の縦穴だ。
洞内にはつらら石が点在し、天井から垂れるガジュマルの根とともに岩肌に独特の陰影を生み出す。光が差し込む時間帯には、洞内に神秘的な光景が広がる。

3. ムイガー断崖
高さ約30mの断崖が続く七又海岸。この海岸沿いにある「ムイガー断崖」の展望台は絶景スポットとして人気を集めている。
隆起サンゴ礁が長い年月をかけて形成した断層海岸が続く、荒々しい岩肌と宮古ブルーの海が織りなす美しいコントラストが見どころだ。
断崖の下には「ムイガー」と呼ばれる湧き水があり、かつてこの周辺に人々が生活していた痕跡とされる遺跡も点在する。

ソウルフードや地元の食材を堪能!宮古島の人気飲食店5選
せっかく宮島を観光するなら、ご当地グルメも満喫してほしい。
宮古島のソウルフードや地元の食材を使ったグルメを味わってみよう。
1. ダグズ・バーガー 宮古島本店
アメリカンスタイルが特徴のハンバーガーショップ「ダグズ・バーガー 宮古島本店」は、宮古空港から車で5分ほどの場所に位置する。
地産地消にこだわり、宮古島のキハダマグロと多良間島の黒毛和牛をメインの具材として使用。
天然酵母のバンズと具材の強い旨味が魅力的で、どのメニューを選んでも満足感がある。
特にお勧めしたいメニューは、「ダグズ・ツナステーキバーガー」だ。
ワサビ醤油に漬け込んだツナと、マスタードの代わりに和辛子を使用しているのが特徴的で、アメリカンスタイルのハンバーガーながら和風の味わいを楽しめる。

2. 古謝そば屋
宮古空港から車で約10分、創業から80年以上経過する老舗「古謝そば屋」。
ここでは、あっさりとした出汁と平麺、豚の三枚肉とかまぼこなどの具材が麺の下に入った、地元民のソウルフード「宮古そば」を味わえる。
沖縄らしい外観に、落ち着いた雰囲気の店内。窓に面した席からは亜熱帯植物が植えられた庭を眺められる。
人気メニューはもちろん、宮古そばだ。宮古そばと日替わりのおかずなどがセットになった、「そばセット」もお勧め。

3. 丸吉食堂
創業60年を超える老舗そば屋「丸吉食堂」。
人気のメニューは「宮古そば」と「ソーキそば」だ。
どちらも宮古島・沖縄の名物グルメで、ソーキとはスペアリブのこと。
豚骨ベースに鶏ガラやカツオなどを合わせ、隠し味におろしニンニクを入れることでコク深い味わいに仕上げている。
コシが強く、のど越しの良い麺はパンチのあるスープとの相性が抜群。
宮古そばとソーキそばの名店として名高い「丸吉食堂」には、地元民だけでなく多くの観光客も訪れる。
回転率は良いものの、人気店ゆえに並ぶ可能性があるので時間に余裕を持って訪れよう。

4. 宮古牛 鉄板焼 ユキシオステーキ
宮古島市街地にある「宮古牛 鉄板焼 ユキシオステーキ」は、宮古牛を贅沢に味わえる鉄板焼き専門店。
カウンター越しにシェフが目の前で焼き上げるスタイルで、臨場感たっぷりの食体験が楽しめる。
宮古牛や石垣牛のステーキや地元産の新鮮な野菜を使った料理、雪塩アイスまで、宮古島ならではの味が揃う。
店名にもなっている「雪塩」は、宮古島の地下海水から作られる特産の塩で、まろやかな味わいが特徴。この雪塩が宮古牛本来の旨みを引き立ててくれる。

5. 楽園の果実
来間島で農園が運営するレストラン「楽園の果実」。
宮古島産のフルーツや沖縄産の食材をふんだんに使った料理やスイーツが楽しめる。
看板メニューは、夏季限定の完熟マンゴーパフェ。
その他にもドラゴンフルーツやメロン、島バナナなど、季節のフルーツを使ったパフェやジェラートが豊富に揃う。
スイーツだけでなく、パスタやガパオライス、あぐー豚丼など食事メニューも充実している。

観光の合間に立ち寄りたい宮古島のショッピングスポット3選
観光先でのお楽しみのひとつがショッピング。宮古島には、島ならではの特産品や地元食材、お土産探しにピッタリなスポットが揃っている。
観光の合間や帰る前に立ち寄りやすい市場や商店街など、宮古島らしい買い物を楽しめるショッピングスポットを紹介しよう。
1. 島の駅みやこ本店
JAおきなわが運営する産直市場「島の駅みやこ」。
宮古島産の新鮮な野菜や果物だけでなく、特産品やお土産が豊富に揃う、観光客にも人気のスポットだ。
店内にはマンゴーやメロン、ドラゴンフルーツなど旬のフルーツが並び、その場で味わったり、滞在中に楽しんだりできる。
雪塩や黒糖、泡盛、宮古そばといった宮古島の名産品も充実しており、お土産探しにもピッタリ。
沖縄ならではの天ぷらや島バナナなど、地元でも親しまれているおやつも購入できる。

2. あたらす市場
宮古島の方言で「愛おしい」という意味を持つ「あたらす」の名が付けられた「あたらす市場」。
宮古空港のすぐ近くにあるアクセスも良好なファーマーズマーケットだ。
特産品のマンゴーをはじめとする、宮古島産のフルーツや野菜がずらりと並ぶ。
定番のお土産はもちろん、地元の味を楽しめるお弁当やお惣菜などに出会えるのも魅力のひとつ。

3. 西里大通り
宮古島市街地の中心にある「西里大通り」は、島内で最も古い商店街。
泡盛や琉球ガラス、宮古島らしいTシャツや雑貨などを扱うお土産屋が多く、街歩きしながらお土産選びも楽しめる。
さらに、宮古島ならではのグルメを味わえる名店も点在しており、ショッピングとグルメの両方を満喫できるのも魅力。
夕方以降は居酒屋やバーが営業を始め、夜の食事やお酒を楽しむスポットへと変化する。時間帯によって異なる表情を見せてくれる通りだ。

美しい海と空を満喫できる!宮古島の人気宿泊施設5選
宮古島観光を充実させたいなら、宿泊施設にもこだわろう。
美しい海と空を眺められるロケーションはもちろん、特別な時間を過ごせる空間が魅力のリゾートホテルとユニークなコンドミニアム型のホテルを厳選してご紹介。ホテルで味わえる絶品グルメも魅力のひとつだ。ホテルで過ごす時間も特別なものにしよう。
1. SHIGIRA BAYSIDE SUITE ALLAMANDA
宮古島南岸、約11kmにおよぶリゾートエリア「シギラセブンマイルズリゾート」に位置する、「SHIGIRA BAYSIDE SUITE ALLAMANDA」。
美しい海や南国の木々がそよぐ景色を一望できるのはもちろん、醸し出されるラグジュアリーな雰囲気はまさに高級リゾート。
客室の半数以上にプライベートプールが備えられており、ジャグジー付きのテラスでは宮古島の絶景を眺めながら寛げる。
ホテル内の5つのレストランでは、宮古島の食材を活かした和風料理や鉄板焼きのほか、イタリアンも味わえる。

2. ホテル シギラミラージュ
SHIGIRA BAYSIDE SUITE ALLAMANDAと同じく、シギラセブンマイルズリゾートに位置する「ホテル シギラミラージュ」。
客室は、最も海に近い「ベイサイド」、ベイサイドよりも充実したサービスを受けられる「ミラージュフロア」、プライベートプールとデイベットを設えた「プールヴィラプレミア」の3つのタイプから選べる。
どのタイプを選んでも、宮古島の美しい空と海を満喫でき、宮古島で過ごす時間を特別なものにしてくれる。
リゾートで唯一のシーフードレストランのほか、宮古牛をはじめとする絶品食材を味わえる鉄板焼きなど、極上の食事体験も魅力のひとつだ。

3. 宮古島 東急ホテル&リゾーツ
宮古空港で車約10分、前浜ビーチに隣接するリゾートホテル「宮古島 東急ホテル&リゾーツ」。
「東洋一の砂浜」と称される美しさを誇る前浜ビーチのサンセットを、客室のバルコニーで眺める時間は至福のひと時だ。
ブッフェスタイルの食事も魅力のひとつで、特に朝食で味わえるトッピングオムレツが絶品。
沖縄の伝統芸能を楽しめるイベントや、極上のリラクゼーションを体験できるスパなど、サービスも施設も充実している。
前浜ビーチで楽しめるマリンアクティビティのプログラムにも参加してみよう。

4. HOTEL PINK HIBISCUS
宮古島の中心部から少し離れた場所に位置する、コンドミニアム型のホテルで、客室はピンク、ブルー、グレージュの3色のテーマカラーで統一された創造的な空間。
部屋だけでなく、ピンク色に染まるフロントカウンターなど、館内のいたるところが遊び心に溢れたデザインや仕掛けに溢れており”SNS映え”間違いなしのフォトジェニックさ。

5. ヒルトン沖縄宮古島リゾート
みやこサンセットビーチに隣接するリゾートホテル。宮古空港から車で約15分、市街地にも近い便利な立地にある。
全室バルコニー付きの客室では、エメラルドグリーンの海と伊良部大橋が織りなす絶景やサンセットを眺めながら、ゆったりとした時間が過ごせる。
スライダー付きのキッズプールや大人向けの落ち着いた雰囲気のプールなど、5つの多彩なプールを備えているのも魅力のひとつ。
朝食ビュッフェでは、宮古そばをはじめとする沖縄グルメはもちろん、和洋中の料理を味わえる。

宮古島で購入すべきお土産3選
宮古島ならではの素材を使ったグルメやスイーツは、お土産としても人気が高い。
数ある商品の中でも、特にお勧めのお土産を3つに厳選して紹介する。
1. 宮古島の雪塩「雪塩(パウダー)」
宮古島の特産品「雪塩(パウダー)」は、沖縄の美しい海水から生まれた、粉雪のようにサラサラとした塩。
一般的な塩と異なり、通常は取り除かれるニガリ成分まで含むため、塩味の中にまろやかな甘みとコクが感じられる。
雪塩は口の中でふんわりと溶け、素材の味を引き立てる万能調味料。天ぷらや刺身、サラダなどにふりかけると、風味がよりアップ。

2. 宮古島の雪塩「雪塩さんど」
宮古島の海水から生まれた「雪塩」を使った、人気の沖縄土産。
「雪塩」は、地下22mから汲み上げた海水を独自の製法でパウダー状に結晶化させた、海水中の成分が含まれた塩だ。
その「雪塩」の素材を引き立てる力を活かし、相性抜群の牛乳・バター・卵と組み合わせて生まれたのが「雪塩さんど」だ。

3. モンテドール「バナナケーキ」
宮古島の老舗洋菓子店の職人がひとつずつ手作りする、看板商品の「バナナケーキ」。
宮古島では、贈り物用のお菓子としても親しまれている名物スイーツだ。
ふんわりとしっとり、2つの食感を楽しめるうえに、熟成したバナナをふんだんに使っているため、バナナ本来の豊かな香りが広がる。
香料や着色料、マーガリンなどは不使用。小さな子供でも安心して食べられるのも嬉しい。

伝統文化や歴史を感じられる宮古島のイベント3選
宮古島では、1年を通じて様々な伝統行事やイベントが行われている。
その中でも、観光客でも楽しめる、特に有名なイベントを厳選して紹介する。
観光するタイミングが合えば、ぜひ参加してみてほしい。
1. 宮古島のハーリー(海神祭)
例年6月頃に宮古島の各漁港で開催される、航海安全と豊漁を願う伝統行事。
ハーリーとは、龍の装飾が施された爬竜船(はりゅうせん)や小型漁船で行われるレースのこと。
華やかに装飾された爬龍船に乗り込み、力強い櫂さばきで海上を駆け抜ける競漕は迫力満点。
レース前に行われる民族芸能の「クイチャー」や、漁船のパレードも見どころのひとつ。

2. 宮古島夏まつり
例年7月下旬に宮古島の中心部で開催される、島内最大規模の夏祭り。
メイン会場となる「西里大通り」「下里大通り」「市場通り」は歩行者天国となり、
様々なライブパフォーマンスや、宮古島に伝わる踊り「クイチャー」などを楽しめる。
長さ110mにも及ぶ大きな綱を引き合う「東西大綱引き」も開催され、多彩な催しを通して島の文化を感じられるのも魅力のひとつ。
屋台も立ち並び、宮古島のグルメも味わえる。もちろん、1番の目玉は最終日に打ち上げられる花火だ。

3. 多良間島の八月踊り
旧暦の8月8日から3日間にわたって例年開催される、多良間島の伝統行事。
期間中は民族踊りや組踊りなど、様々な踊りが披露される。
その民族踊りの起源は、多良間島を含む八重山地方が重税に苦しんでいた1600年代に遡る。
旧暦の7月に税を納め、8月にその報告と翌年の豊作を祈願する行事が定着。
その場で喜びを分かち合い、励まし合う中で自然と踊り出したのが民族踊り、「八月踊り」の始まりとされている。
現在は国指定重要無形民俗文化財にも登録され、開催期間は島民だけでなく、多くの観光客でも賑わう。

宮古島観光に関するよくある質問
Q
宮古島は車なくても観光できる?
主要交通手段のバスの運行本数が少ないため、可能であればレンタカーを利用することをお勧めします。
Q
宮古島で買い物を楽しめるスポットは?
宮古空港から車で10分ほどの場所にある、「島の駅 みやこ」がお勧めです。
まとめ
この記事では、人気観光スポットから飲食店や宿泊施設、2泊3日のモデルコースまで、宮古島を満喫するための情報を網羅的に紹介してきた。
宮古島の最大の魅力である景色を楽しみつつ、様々な体験をして、特別な時間を過ごしてほしい。
宮古島以外の場所も巡る予定であれば、沖縄の観光スポットを厳選して紹介している、こちらの記事も参考にしよう。