ひろめ市場

飲食店46、物産店7ほどの店舗がところ狭しと並ぶ、活気あふれる屋台村。

高知城のお膝元にあり、観光の前後に立ち寄るのがおすすめだ。「ひろめ市場」の名前の由来は藩民から広く慕われた土佐藩の家老・深尾弘人蕃顕(ふかおひろめしげあき)から来ている。明治以降、同氏の屋敷が姿を消したあとも、市場があるこの一帯は市民から親しみを込めて「弘人(ひろめ)屋敷」と呼ばれてきたのだとか。

ここでのお楽しみは、各店で料理を購入し、共有のフードコートに持ち寄って味わうのが主流。混雑している時間帯であれば、まずは席を確保しよう。料理はその場で受け取るパターン、席まで持ってきてもらうパターンなど店によって異なる。

さまざまな高知の名物料理を少量ずつ味わえるのも、旅行者にとって大きなメリット。高知グルメの代表である鰹のたたきを提供している店も多く、豪快に藁焼きする光景も見られる。

そのほかにも土佐赤牛料理、くじら料理、軍鶏料理など、高知ならではの味覚に多く出会える。みやげ店や地酒専門店などもあるので、おみやげを選ぶ際にもぜひ訪れたい。