山形が誇る冬の絶景!蔵王樹氷を最大限に楽しむ観光ガイド

2022年09月19日
最終更新 :
筆者:編集部

自然が創りだした冬限定の芸術・蔵王樹氷。
スノーモンスターの別名でも知られる、巨大な樹氷が並ぶ姿は神秘的だ。
今回の記事では、そんな神秘的な風景が見られる蔵王樹氷を、最大限楽しむために必要な知識と情報をお伝えしよう。

目次

樹氷とは

蔵王樹氷を最大限に楽しむために、まずは「樹氷」とは何かを知っておこう。
樹氷とは、氷点下以下に冷却された霧や雲が樹木に吹き付けた際に、樹木の表面に付着した氷のこと。
東北地方の奥羽山脈の一部と亜高山帯にしか確認されていない、珍しい現象だ。
独特な形状で大きく成長した樹氷群は、別名スノーモンスターと呼ばれ、日本でしか見られない。

樹木の表面に付着した氷「樹氷」
樹木の表面に付着した氷「樹氷」

樹氷ができる条件とは

樹氷ができる条件は下記3つの条件を満たすこと。
・風向きが一定方向であること
・アオモリトドマツ(常緑針葉樹)が自生していること
・積雪が適量であること
この3つの条件を満たして初めて、氷と雪の芸術品・樹氷ができる。

樹氷が見られる時期

樹氷が見られる時期は、地域によって多少異なるが目安は12月下旬〜3月下旬。
樹氷を見に行きたいなら、美しく大きな樹氷が見られる、1月下旬〜2月下旬がおすすめ。
気温が高いと雪は溶け、低すぎても雪がつきにくいため、樹氷が見られる時期はかなり短い。
樹氷を見に行く場合は時期をしっかり調整しよう。

日本三大樹氷「蔵王樹氷」

樹氷は全国的にも珍しく、日本では「日本三大樹氷」と呼ばれる3つのスポットが有名。
「日本三大樹氷」の一つ蔵王樹氷では、まるで怪獣のような形となった、大きな雪の塊が並ぶ、大迫力かつ神秘的な絶景が楽しめる。
その絶景は日本国内の観光客だけではなく、海外からの観光客をも魅了する。

別名「スノーモンスター」とも呼ばれる、独特な形状の大きな樹氷
別名「スノーモンスター」とも呼ばれる、独特な形状の大きな樹氷

蔵王樹氷を最大限楽しむなら、山形蔵王がお勧め!

宮城県山形県の境にある蔵王連峰。
蔵王連峰は東北地方の中央に連なる奥羽山脈の中にあり、宮城県と山形県の県境に位置する。
蔵王連峰は山々の集まりの総称で、宮城県の部分が宮城蔵王。山形県の部分が山形蔵王と呼ばれている。
樹氷は山形蔵王と宮城蔵王の両方で見られるが、山形蔵王がお勧め。
山形蔵王は樹氷原を含めてスキー場となっているため、樹氷とウィンタースポーツが同時に楽しめる。
また、ライトアップされた樹氷を見られるのも、山形蔵王だけだ。

早春の山形蔵王
早春の山形蔵王

山形蔵王の楽しみ方

山形蔵王の魅力を最大限に味わえる、3つの楽しみ方をご紹介。
山形蔵王に訪れる方は、ぜひ観光プランに取り入れてほしい。

ロープウェイから望む、大迫力の樹氷原パノラマ

山形蔵王の風景を最大限楽しみたいなら、蔵王ロープウェイを利用してほしい。
ゆっくりと動く蔵王ロープウェイから360度に広がる白銀の世界は、別世界に迷い込んだと錯覚してしまうほど。

蔵王ロープウェイの窓から白銀の世界が楽しめる
蔵王ロープウェイの窓から白銀の世界が楽しめる

樹氷と光が生み出す絶景が楽しめる、夜の山形蔵王

山形蔵王では期間限定で、蔵王樹氷をライトアップしている。
闇の中で色彩豊かなライトに照らされた樹氷は、非現実的。
夢の中にいるような幻想的な景色が楽しめる。
暖房付きの雪上車「ナイトクルーザー号」を利用すれば、ライトアップされた幻想的な蔵王樹氷を間近で見られるため、ぜひ旅の予定に入れてほしい。

ライトアップされた幻想的な山形蔵王の樹氷
ライトアップされた幻想的な山形蔵王の樹氷

絶景の中を滑る極上体験ができるスキー場

山形蔵王には「山形蔵王温泉スキー場」があり、樹氷の中をスキーで滑るという、ここでしかできない体験ができる。
スキー場の広大なゲレンデには26コースもあり、1日では回りきれないため、2泊〜3泊以上するのがお勧め。
パウダースノーも楽しめるため、スキーが好きな方も未体験の方も、ぜひ山形蔵王を観光するならぜひ足を運んでほしい。

山形蔵王温泉スキー場では、絶景の中でスキーができる
山形蔵王温泉スキー場では、絶景の中でスキーができる

山形蔵王へのアクセス

山形蔵王へは様々な方法でアクセスできるが、山麓に広がる蔵王温泉から樹氷原まで大自然を眺めながらロープウェイで向かう方法がお勧め。
蔵王山麓駅から山麓線で約7分、山頂線で地蔵山頂駅まで10分で山形蔵王の山頂に到着する。
山形蔵王観光の拠点となる、蔵王温泉までのアクセスも合わせて紹介しよう。

山形蔵王を観光する拠点としてお勧めの蔵王温泉
山形蔵王を観光する拠点としてお勧めの蔵王温泉

東京からのアクセス

東京から蔵王温泉までのアクセスは、新幹線とバスの組み合わせがお勧め。
山形新幹線で山形駅まで2時間30分、山形駅からはバスで蔵王温泉までは40分で到着できる。

空路からのアクセス

羽田空港(東京)・伊丹空港(大阪)・小牧空港(名古屋)から、山形空港まではそれぞれ1時間から1時間20分程度と短時間で移動できる。
山形空港から蔵王温泉までは、バスで1時間50分程。
バスで移動中も、山形県の自然溢れる景色を楽しめるため、退屈しないはずだ。
仙台空港から蔵王温泉までは、バスで1時間50分程で移動できる。

遊び疲れた身体を山形蔵王の麓で癒そう

山形蔵王の観光で遊び疲れたら、麓に湧き出る蔵王温泉で身体を癒そう。
蔵王温泉は開湯1900年と伝えられる山形県内でも歴史ある名湯。
強酸性の硫黄泉のため、美肌効果だけでなく切り傷や火傷、糖尿病などに効くとされ、古くから親しまれている。
いたるところから湯煙が立ち上り、昔ながらの旅館やみやげ屋が並ぶ、日本の風情溢れる温泉街の風景も魅力的。
そんな山形蔵王の中でも特にお勧めのスポットを3つに絞ってご紹介。

山形蔵王の麓に湧き出る蔵王温泉
山形蔵王の麓に湧き出る蔵王温泉

最も人気の立ち寄り湯!蔵王温泉大露天風呂

蔵王温泉大露天風呂は、1度に200人は入れるという開放感たっぷりの露天風呂。
森林に囲まれ、渓流も近くにあるため、自然の景色も満喫できる。
手ぶらでふらっと楽しめる「立ち寄り湯」のため、宿泊先の温泉に飽きたら、ぜひ立ち寄ってほしい。

幻想的な雰囲気が味わえる!源七露天の湯

贅沢に噴き出す天然温泉は掛け流し。
白濁したお湯からは、ほのかに硫黄の香りが漂う。
夜は周りの木々がライトアップされた幻想的な雰囲気の中で、露天風呂に浸かれる。
檜の香りに包まれた内風呂もおすすめだ。

源泉100%の贅沢な天然温泉が楽しめる!和歌の宿わかまつや

郷土の歌聖・斎藤茂吉が霊泉と称えた名湯が楽しめる「和歌の宿わかまつや」。
18tの蔵王・目透き石をくり抜いた、大迫力の大石くり抜き露天風呂が見どころ。
客室からは蔵王連峰の絶景が見えるため、山形蔵王の観光を満喫したいなら、「和歌の宿わかまつや」を拠点にしてはいかがだろうか。

まとめ

日本でも珍しい樹氷が見られる、蔵王樹氷。
樹氷を見られる時期が短いため、観光するハードルは高いが、蔵王樹氷で見られる絶景は筆舌し難い。
山形蔵王は樹氷だけでなく、麓の蔵王温泉やスキーも楽しめるため、最低でも2泊はしてほしい。
今回は山形蔵王をメインに紹介してきたが、日程に余裕があれば宮城蔵王の樹氷も見てほしい。
宮城蔵王の樹氷は、人の手が加えられていない大自然の中にあるため、山形蔵王とは違った絶景が楽しめる。
せっかく蔵王樹氷を見にいくなら、山形蔵王と宮城蔵王、どちらも楽しんでみてはいかがだろうか。