福岡の見どころと絶品グルメが集結!博多の人気観光スポット31選
福岡県の中でも屈指の人気を誇る観光地「博多」。
福岡県で有名な観光スポットやショッピングエリアのほとんどは、「博多」にあると言っても過言ではない。
国際線のある空港や新幹線が止まる駅もあるため、アクセスも抜群。
九州を旅行するなら、「博多」から楽しむべきだろう。
そんな魅力あふれる「博多」を最大限楽しむために知っておくべき、人気観光スポット、グルメ・ショッピングエリア・宿泊施設を紹介しよう。
博多ってどんなところ?
九州地方北部に位置する福岡県の中でも最も栄えているエリア。
狭義には「福岡市博多区」を指し、広義には博多区を含む「福岡市」を指す。
人によっても「博多」がどこのエリアを指すかは異なるが、この記事では福岡市全体を博多エリアとして紹介する。
「博多」には、近代的なビルが立ち並ぶ「博多駅」周辺や九州随一の繁華街「天神」のように栄えている場所もあれば、豊かな自然を満喫できるレジャー施設、長い歴史を持つ神社もあり、多様な魅力がコンパクトにまとまっている。
それだけでなく、多様な絶品グルメを楽しめるのも「博多」の魅力だ。
日本人なら「博多」といえば「グルメ」を連想するほど、美味しいご当地グルメが多い。
博多ラーメンや餃子、様々な料理を楽しめる屋台など、博多に訪れるならグルメを楽しまない手はない。
福岡を代表するお祭り「博多三大祭り」も見どころのひとつで、開催時期には国内外からの観光客で賑わう。
観光からグルメ、イベントまで1年を通して楽しめる「博多」は、九州地方でも人気の観光地だ。
博多のおすすめの観光シーズンは?
「博多」には見どころも多く、1年を通して観光からグルメまで楽しめる。
もし観光する時期を調整できるなら、雨が少なく快適な気温で動きやすい、4月〜5月か9月〜11月がお勧め。
5月と9月には「博多の三大祭り」も開催されるため、タイミングが合えば参加してみよう。
博多の季節ごとの着衣例
- 春(3月 - 5月): 薄手のジャケットやカーディガン
- 夏(6月 - 8月): 薄手の着衣、半袖
- 秋(9月 - 11月): 軽めのジャケット、コート
- 冬(12月 - 2月): コート、ウールスーツ、厚手のセーターやジャケット
博多への移動方法は?
「博多」には福岡空港があり、新幹線も停まるため、国内外からのアクセスは抜群。
飛行機なら、東京からは約2時間、大阪からは約1時間と大都市から短時間で移動できる。
福岡空港には国際便もあるため、台北からも3時間以内で到着できる。
博多観光の主要交通手段
「博多」は交通網も充実しているため、移動手段に困ることはない。
西鉄バス・西鉄電車・JR九州・昭和バス・福岡市地下鉄・福岡市営渡船と、様々な交通手段がある。
「博多」の都市部であれば、電車を利用するだけで、様々な場所にアクセスできる。
博多の多様な魅力を堪能できる人気観光スポット16選
「博多」では、自然・歴史文化・最新トレンドが楽しめる観光スポットと、様々な遊び方ができる。
家族で楽しめるスポットも多く、1日では遊びきれないだろう。
そんな多様な魅力に溢れた「博多」で訪れるべきスポットを、厳選してご紹介。
1. 大濠公園
天神駅からたった2駅という福岡市街地に位置しながら、大きな池を中心にした豊かな自然が広がり、市民の憩いの場として愛されている「大濠公園」。
公園の総面積39.8haの半分以上を占める池は、黒田長政が福岡城を築城する際に外濠として利用したもの。
池の中央部に点在する「中の島」には4つの橋が架けられており、その橋を渡って池を横断できる。
2. 櫛田神社
奈良時代に創建されたと伝わる博多の総鎮守で、博多の人々から“お櫛田さん”の愛称で呼ばれている。
毎年7月に行われ、博多の町に夏を告げる「博多祇園山笠」が奉納される神社で、境内には迫力ある「飾り山笠」を一年中(6月を除く)見学できる。
境内には「博多歴史館」もあり、豊臣秀吉が残した朱印状や、室町時代の松囃子の古面など、貴重な博多の史料を見学可能。
3. 福岡タワー
1989年に開催された「アジア太平洋博覧会(通称:よかトピア)」のモニュメントとして建設された福岡市のランドマーク。
高さ234mを誇り、最上階の展望室からは福岡市の市街地を360度の大パノラマで一望できる。
4. 福岡城跡
黒田孝高(官兵衛)・長政父子が1601年から7年をかけて築城。
江戸時代を通して治世が続いた福岡藩・黒田氏の居城として知られ、別名「舞鶴城」とも呼ばれる。
城の規模としては九州最大級といわれ、大中小の天守台と47の櫓があったと伝わる。
5. マリンワールド海の中道
1989年に開館した「マリンワールド海の中道」は「九州の海」をテーマに約350種類・3万点の生物を展示する水族館。
2017年の大規模リニューアルでは、水深7mの外洋大水槽をはじめ水槽の9割を入れ替え。
九州の海がよりリアルに再現され、生き物たちの生態を自然に近い形で見学できるようになった。
6. 東長寺
福岡市博多区にある東長寺は名僧・空海(弘法大師)が唐での修行を終えて帰国し、初めに開いたとされる真言宗の寺院。
正式名称は「東長密寺」で、空海が「密教が東に長く伝わるように」という意味を込め命名した。
注目は「福岡大仏」と呼ばれる木造の大仏。人間の煩悩の数・108にちなんだ10.8mの高さは木造座像としては国内最大級。
7. BOSS E・ZO FUKUOKA
2020年7月、PayPayドーム横にオープンした「BOSS E・ZO FUKUOKA」。1階から屋上まで、ビル全体で多種多様なエンターテインメントを満喫できる。
注目はビルの屋上にある「絶景3兄弟 SMBC日興証券」。ビルの壁面に沿って地上40mの高さから一気に滑り降りる全長100mのチューブ型スライダー「すべZO」、地上60mで体験できる1人乗りのぶら下がり式レールコースター「つりZO」、といずれもスリル満点のアトラクションだ。
8. 福岡市動植物園
福岡市内の丘陵地を利用した南公園の敷地内にある動植物園。
公園中部に動物園エリア、南部に植物園エリアがあり、それぞれ陸橋を通じて行き来できるようになっている。
動物園は、北園、南園、アジア熱帯の渓谷エリアにわかれており、約100種類の動物を飼育、展示している。
9. 中洲屋台街
美食の街「博多」でも、特にディープなグルメ体験ができるのが中洲屋台街。
ラーメンに串もの、おでんなどお酒と一緒に堪能できる。九州ーの繁華街「中洲」の街を流れる那珂川の水面には鮮やかにネオンが映り、その川沿いにずらりと屋台が連なる様は圧巻。
散策するだけで、街の熱気を存分に感じられる。
10. 国営海の中道海浜公園
福岡市東区にある国営公園。海に囲まれた約350ヘクタールもの広大な敷地内は自然豊かで、一年中季節の花が咲き乱れる。
幼児でも楽しめる遊具や動物たちと触れ合える「動物の森」などもあり、小さな子どもでも楽しめるとあって、ファミリー層にも人気だ。
11. 「博多町家」ふるさと館
博多祇園山笠で有名な櫛田神社の向かいにあり、お祭りや伝統工芸など、懐かしい博多の暮らしと文化に触れられる「博多町家」ふるさと館。
施設は展示棟、町家棟、みやげ処の3棟で構成されている。
みやげ処では博多の銘菓や伝統工芸品、ふるさと館オリジナルグッズなどを販売している。
12. シーサイドももち海浜公園
福岡タワーやPayPayドームといった福岡のランドマークが建ち並び、近代的な雰囲気ただよう博多湾のウォーターフロント。
百道浜の海辺に広がる、人工的に整備された約1.5kmのビーチがこの「シーサイドももち海浜公園」だ。
都心とは思えないほど広く清潔感あふれるビーチでは、遊泳のほかビーチバレーやビーチサッカーといったビーチスポーツを楽しめる。
13. 筑前國一之宮 住吉神社
住吉大神をお祀りする神社は全国に2129社あり、その最初の神社と云われる。
御祭神は『古事記』にも載っており、式内名神大社、筑前國の一之宮として1800年以上の歴史を有する。
海から顕れた航海と星の神、心身を清める浄化の神として多くの御神徳がある中で、相撲とのご縁も深く、秋の大相撲九州場所の前には(財)日本相撲協会主催の横綱奉納土俵入りが開催されている。
14. 福岡県営天神中央公園
福岡市の繁華街・天神地区に位置する、総面積約3万1,000㎡もの広さを誇る県市民の憩いの場。
旧県庁舎で使用されていた石柱や石材を使用した重厚感あふれる「噴水広場」や、ピクニックやお昼寝がのんびり楽しめる広大な「芝生広場」、ぶらさがったり懸垂したり自由に使える「高鉄棒」などがあり、思い思いに過ごすことができる。
15. はかた伝統工芸館
福岡・博多にゆかりのある伝統工芸品を紹介するミュージアム。
古から現在まで、博多の職人たちによって脈々と受け継がれてきた美しい工芸品の数々を、常設展示や特別展、ワークショップや出張イベントなどで幅広く紹介している。
16. 楽水園
博多駅からも近いオフィス街の一角にひっそりとたたずむ日本庭園。もとは福岡・博多の発展に貢献した博多商人の下澤善右衛門親正が明治39年(1906)に建てた別荘の跡地。
戦後に旅館として使われた後、平成7年(1995)に福岡市が庭園として再整備した。
絶品ご当地グルメを堪能!博多で訪れるべき人気飲食店5選
「博多」に訪れたら観光だけでなく、必ずご当地グルメも味わってほしい。
豚骨ラーメンをはじめ、全国的に有名なご当地グルメが多く、いたる所で美味しいグルメを楽しめる。
ここからは数ある飲食店の中から、絶対に外せない5つの飲食店を紹介しよう。
1. 博多一幸舎 総本店
数ある博多豚骨ラーメン店の中でもトップクラスの人気を誇る「博多一幸舎」。
個性の異なる5つのブランドを展開する一幸舎の総本山が、JR博多駅前に店を構えるこちらの総本店だ。
最大の特徴は「元祖泡系」と名高い泡スープ。細やかでクリーミーな泡の秘密は店独自の「熟成追い炊き製法」によるもの。
2. 一蘭 本社総本店
全国展開はもちろん、ニューヨークや香港、台湾など海外にも進出し、名店揃いの福岡とんこつラーメン界のなかでも特に人気の高い「一蘭」の本社ビル内にある総本店。
提供されるラーメンは「天然とんこつラーメン」一種類のみ。
とんこつ特有のクセや臭みを取り除いたスープや特製の生麵など、昭和35年(1960)の創業から現在に至るまで研究を続け、美味しさを追求した至高の一杯を味わえる。
3. 博多だるま 総本店
昭和38年(1963)創業の「博多だるま 総本店」。
先代が生み出した伝統の味を、息子であり現在オーナーを務める2代目が受け継ぐ博多ラーメンの名店。
創業時から使い続ける鉄の釜で豚骨を16時間炊き上げ、継ぎ足して作る門外不出の味は濃厚かつ独特な味わいがクセになる逸品。
4. 博多祇園鉄なべ
博多の屋台が発祥と言われる福岡名物「鉄なべ餃子」の人気店。
熱々の鉄なべに小ぶりの餃子を同心円状に敷き詰め、均等に焼き上げる“丸い鉄なべ餃子”の元祖的存在だ。
カリカリと香ばしい焼き目と、噛んだ途端にあふれるジューシーな肉汁はクセになること間違いなしで、パンチがありながら、ニラの風味豊かなライトな味わいで、2~3人前は軽く食べられると評判だ。
5. めんたい料理 博多 椒房庵
博多土産としてもお馴染み、椒房庵の「あごだしめんたいこ」を味わうことができるレストラン。
明太子の素材を生かした料理のほか、博多の家庭料理や旬菜を盛り込んだ創作和食が楽しめる。
椒房庵の明太子は、こだわり抜いた北海道産のたらこのみを使用し、国産の焼きあごだしと一緒に贅沢な辛子たれに漬け込んだ、上品でまろやかな味わいが魅力の逸品だ。
買い物も思う存分楽しもう!博多の定番ショッピングスポット4選
九州随一の繁華街や大型商業施設が多い「博多」。
旅行の1日を買い物に充てても良いほど、ショッピングエリアやスポットが充実している。
「博多」の名産品だけでなく、日本の流行アイテムから定番アイテムまで幅広く揃う、定番ショッピングスポットを紹介しよう。
1. キャナルシティ博多
約43,500㎡の広大な敷地に、ショッピングモール、映画館、劇場、アミューズメント、2つのホテルなどが集結する複合施設。
色彩豊かな建物が並ぶ空間の中央を流れる、約180mの運河(キャナル)がシンボルだ。
ショッピングやエンタメはもちろん、そこにいるだけで楽しめるのがキャナルシティ博多の特徴。
2. 天神地下街
九州最大の繁華街である福岡市中央区にある天神エリア。
そこを南北に貫く渡辺通の北は昭和通、南は国体道路までの直下にある約600mに及ぶ地下街が天神地下街だ。
1番街から12番街まであり、ファッション、グルメ、雑貨、書籍など150ほどのショップが軒を連ねる。
3. JR博多シティ
JR博多駅に直結する九州最大級の駅ビルで大型商業施設。
西側の博多口にあるアミュプラザ博多、博多阪急、東側の筑紫口にある博多デイトス、アミュエストなどで構成されている。
アミュエストは、“いつ来ても楽しい・いつ来ても新しい発見がある”がコンセプト。ファッション、雑貨などトレンドを意識したアイテムが集結する。
4. マリノアシティ福岡
九州初の本格的なアウトレットモールとして2000年10月に開業。
ファッションやインテリアなど多彩なジャンルが集結するアウトレットゾーンのほか、アミューズメント施設や屋内型スポーツアスレチック施設、レストラン、専門店など約160店舗のさまざまな施設が充実する。
利便性も抜群!博多のお勧め宿泊施設3選
人気観光地である「博多」にはホテルも集まっており、利便性の良いホテルや個性豊かなホテルもあり、宿泊施設も多様だ。
多様で数も多いホテルの中から、駅に近く観光拠点に最適な宿泊施設を紹介しよう。
1. テンザ ホテル・博多ステーション
大きなガラスウォールで、デザイン性の高い外観がお出迎え。
入り口をくぐる前から、旅行気分を高めてくれる。ガラス張りゆえ、客室には自然光が差し込み、明るい空間に。
その客室は、1〜2名で利用できるタイプから、ファミリー向けのタイプまで、9つから選べる。
2. ソラリア西鉄ホテル福岡
西鉄福岡(天神)駅直結のシティホテル。
大川組子や伊万里焼など九州の伝統工芸品が客室やホテル内の至るところに使われ、ワンランク上の宿泊体験を堪能できる。
客室には体への負担を軽減し、安眠をサポートするシモンズ製ベッドを全室完備するなど、寝具やインテリアにもこだわり、安らぎの空間を演出している。
3. THE BASICS FUKUOKA ザ・ベーシックス福岡
ホテルに入り、目の前に現れるのは、高さ約8メートルにも及ぶ11本の書架。
「INTELLECTUALS WORLD~知的好奇心を刺激する」のコンセプト通り、ロビーライブラリーには、四季の移ろいをモチーフにした書物をはじめ、古典やコミックなど約5,000冊並び、ラウンジや部屋でも好きな場所で本を読める。
絶品ご当地グルメをお土産に!博多の定番お土産3選
絶品グルメが揃う「博多」は、お土産のクオリティも高い。
博多の「美味しい」をお土産として持ち帰って、友人や知人にプレゼントすれば、喜ばれること間違いなし。
数あるお土産の中でも、特にお勧めのお土産をご紹介。
1. 福太郎「辛子めんたい風味せんべい めんべい」
博多名物・明太子で知られる「福太郎」が製造、販売する「辛子めんたい風味せんべい めんべい」。
福太郎の明太子が練り込まれた、ほんのりした辛みがクセになるせんべいだ。
誕生から20年を超え、今や福岡みやげの定番となり、明太子と肩を並べる福太郎の人気商品となっている。
2. 明月堂「博多通りもん」
毎年5月3・4日に行われ、期間中はたくさんの人びとで街がにぎわうお祭り『博多どんたく』。
どんたく衣装に身を包み、三味線を弾き、笛や太鼓を鳴らして練り歩く人たちを博多弁で「通りもん(とおりもん)」といい、これに由来するのが博多西洋和菓子「博多通りもん」だ。
3. 福岡スイーツ食堂
福岡県を代表するご当地メニュー3種「とんこつラーメン」「明太ごはん」「もつ鍋」に見立てたスイーツで、見た目と味がまるで違う意表を突いた商品。
それぞれ工夫された具材でつくり上げられており、バランスの良い味と食感が楽しめる。
博多観光に関するよくある質問
Q
短い時間で博多を満喫するためには、どこに行けば良い?
博多駅周辺なら少ない移動で、観光もグルメもショッピングも楽しめます。
Q
博多ってどこからどこまでのエリア?
人によって定義は異なりますが、観光について話す時は「福岡市全体」を指すことが多いです。
まとめ
「博多」の多様な魅力と、多様な魅力を満喫できる観光スポットやグルメ、宿泊施設などを紹介してきた。
この記事を参考にすれば、「博多」を満喫できること間違いなし。
九州旅行するなら、多様な魅力と絶品グルメを持つ「博多」へぜひ訪れてほしい。
「博多」以外にも福岡県には、様々な観光スポットが点在している。
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