四季折々の雄大な自然景観を満喫!北海道の絶景スポット18選

四季折々の雄大な自然景観を満喫!北海道の絶景スポット18選

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

日本の総面積のうち、約20%を占める北海道
広大な大地に広がる豊かな自然と、絶品グルメから観光地として高い人気を誇る。
そんな北海道には絶景スポットが豊富にあり、特定の季節にしか見られない景色も多い。その中でも、特にお勧めの絶景スポットを紹介しよう。
この記事で紹介するスポットを巡ることで、唯一無二の美しい絶景と共に、日本らしい四季折々の自然を満喫できるはずだ。
ぜひ参考にしながら、北海道を巡ってみてほしい。

四季を通じて楽しめる北海道の絶景スポット6選

ここからは、どの季節に訪れても絶景が見られるスポットを紹介しよう。
時期を問わないので、他の絶景と併せて観光プランに入れてほしい。
北海道の雄大な自然と函館の美しい市街地が生み出す絶景を楽しもう。

1. 洞爺湖

北海道の洞爺湖の魅力といえば、まずはやはりその自然の景色である。
カルデラ湖である洞爺湖と活火山である有珠山を中心としたこの地域はユネスコ世界ジオパークに洞爺湖有珠山ジオパークとして認定されている。
数十年に一度の頻度で発生する火山活動が織りなす自然のダイナミクスがみどころ。

火山活動が織りなす自然のダイナミクスが、間近に広がる
火山活動が織りなす自然のダイナミクスが、間近に広がる

2. 函館山山頂展望台

函館山ロープウェイの終着点にある「函館山山頂展望台」。
「函館山」からの夜景は、百万ドルの夜景と称されるほどの美しさを誇る。
世界三大夜景にも数えられるほどの絶景で、国内外から高い人気を得ている。
1階には屋内ラウンジや夜景鑑賞の穴場スポットとして地元の人にも人気の漁火公園、2階には函館山のオリジナルグッズなどを販売する山頂ショップやレストランなどがあり、3階はティーラウンジ、4階に展望ラウンジが広がっている。

函館の絶景を一望する展望台
函館の絶景を一望する展望台

3. 神威岬

ニセコ積丹小樽海岸国定公園に属し、積丹半島北西部から日本海に細長く伸びている岬。
駐車場から岬の先端までは約770mあり、アップダウンのある遊歩道を通って20分程でたどり着く。
歩きながら見える自然あふれる景観や積丹ブルーと呼ばれる青く澄んだ海が続く景色は正に絶景。
先端には、神威岩や神威岬灯台があり、周囲300度の丸みを帯びた水平線を見ることができる。

周囲300度の青く透き通る積丹ブルーの海に囲まれた絶景岬
周囲300度の青く透き通る積丹ブルーの海に囲まれた絶景岬

4. 阿寒湖

阿寒湖は北海道の中では、5番目大きい淡水湖であり、まりもの生息地として知られている。
1周90分の遊覧船では、船に揺られながら綺麗な水と美しい自然を眺められる。
夕方になると夕日の光と湖が融合するような絶景を見られる。
阿寒湖周辺は阿寒摩周国立公園となっていて、北海道ならではの神秘的な自然を感じられる場所になっており散歩をしたりできるパワースポットとなっている。

まりもが生息することで知られる、道東を代表する観光地
まりもが生息することで知られる、道東を代表する観光地

5. 知床斜里 天に続く道

北海道の斜里町からウトロに向かうあたりにある延々と続く直線の道、まっすぐと伸びる道の先がまるで天につながっているように見えることから「天に続く道」と名付けられたという。
道の頂上付近の展望地「スタート地点」や「名もなき展望台」がオススメスポット。
畑や防風林、オホーツク海と遥か彼方まで続く直線道路を一度に眺められる絶景を楽しめる。

バイカーや自転車ツーリングの旅行者にも人気が高い絶景ルート
バイカーや自転車ツーリングの旅行者にも人気が高い絶景ルート

6. 白ひげの滝

「びえい白金温泉街」を代表する観光スポットのひとつで、その名の通り白いひげのように渓谷の断崖から約30mの落差で美瑛川に流れ落ちていく滝。
岸壁の割れ目から地下水が流れ落ちる「潜流瀑」という日本では珍しいタイプに分類されている。
十勝岳から流れ出した水に含まれる火山ならではの成分が光の反射に影響を与え、水面がコバルトブルーに輝く美瑛川に白い滝がしぶきを上げて注ぎ込む様子は迫力満点。

コバルトブルーの川に流れ落ち、季節ごとに表情を変える落差30mの滝
コバルトブルーの川に流れ落ち、季節ごとに表情を変える落差30mの滝

雪と氷が織りなす幻想的な景色が広がる!冬の北海道ならではの絶景スポット3選

日本でも最北部に位置する北海道では、冬になると寒さが厳しく、雪もたくさん降り積もる。
だからこそ、冬の北海道では美しい雪景色や氷が創り出す絶景を楽しめる。
異国情緒やレトロな雰囲気が漂う街中では、光が当たると雪がキラキラと輝き、儚くも華やかな景色が広がる。
夜になるとライトアップが施されるスポットもあり、昼間とは違う幻想的な雰囲気に包まれる。
冬ならではの美しい絶景を見られるスポットを紹介していくので、寒さ対策をしっかりして冬の北海道を満喫しよう。

1. 白金青い池

鮮やかなブルーに目を奪われる「白金青い池」は、美瑛随一の観光スポットとして有名。
十勝岳の火山泥流を防ぐための防災工事で、美瑛川に設置されたブロック堤防に水が貯まって偶然できた人造湖。
不思議なほど美しい青色をたたえた湖は、周囲の豊かな自然や立ち枯れたカラマツとも相まって、まるで童話の世界のような幻想的な雰囲気をみせる。

幻想的なブルーの世界に感動
幻想的なブルーの世界に感動

2. 摩周湖

北海道東部にある「阿寒摩周国立公園」の区域内にあるカルデラ湖。
周囲約20km、面積約19.6㎢の大きな湖の周囲が特別保護区に指定されている。
急峻な崖に囲まれているため、湖へ降りることはできないが、周辺に設置された展望台から美しい湖面が一望できる。

清澄なブルーの世界に癒される神秘の湖
清澄なブルーの世界に癒される神秘の湖

3. 小樽運河

石造倉庫が立ち並ぶ、レトロな風景を楽しめる「小樽運河」国内外から高い人気を誇る観光スポット。
石造倉庫群は当時の姿のまま、カフェやレストランなどにリノベーションされ、ショッピングやグルメなども散策しながら楽しめる。
夕暮れ時にはガス灯がともり、石造倉庫群がライトアップされる景観は、昼間とは異なる雰囲気を醸し出す。
雪が降り積もる冬の「小樽運河」の景観は特に素晴らしく、ノスタルジーに浸れるだろう。

旅情たっぷりの小樽を代表する景観
旅情たっぷりの小樽を代表する景観

桜が彩る春の北海道で訪れるべき絶景スポット3選

春になると北海道各地でも桜が咲き誇り、白やピンクに彩られた絶景スポットが生まれる。
北海道でしか見られない桜の品種「エゾヤマザクラ」は、濃いピンク色が特徴。
エゾヤマザクラが彩る風景は、まさに北海道でしか見られない絶景だ。
北海道と日本ならではの情緒を感じられる、春に訪れるべき絶景スポットを紹介しよう。
北海道の桜は本州と比べると見頃が遅いので、観光時期には注意が必要だ。

1. 五稜郭公園

北海道函館市の中心に位置する「五稜郭公園」。
五稜郭公園は美しい花々を鑑賞できる施設としても有名。ひとつは、桜の樹林。
五稜郭公園といえば桜、と称されるほどの美しさを誇る。約1,530本の桜が一堂に咲く姿は圧巻の一言だ。
もうひとつは藤棚。桜の開花に少し遅れて満開を迎える藤の花が、トンネルのようになる。その下をくぐるように歩くのがおすすめだ。

かつての政治の中心地・五稜郭を有する桜の名所
かつての政治の中心地・五稜郭を有する桜の名所

2. 円山公園

円山原始林の北側に位置しており、古くからの桜の名所として親しまれている円山公園。
園内にはエゾヤマザクラ、ソメイヨシノなど約120本の桜が植えられており、春には多くの花見客で賑わう。
園内にはスギ林やカツラの大木もあり、リスや野草、野鳥などの自然観察に最適。

人気観光スポットに隣接する、札幌を代表する公園
人気観光スポットに隣接する、札幌を代表する公園

3. モエレ沼公園

札幌の市街地を公園や緑地の帯で包み込もうという環状グリーンベルト構想によって生まれたアートパーク・モエレ沼公園
園内全体が、彫刻家のイサム・ノグチによって彫刻作品として設計されており、季節の移り変わりによってさまざまな表情を訪れる人に見せている。
桜を含む自然とアートの調和が最大の魅力であり、約1,600本のエゾヤマザクラなどが植えられている。
優美な自然を感じられる桜と、人工物である独創的な遊具との対比が趣深い。

彫刻家イサム・ノグチが設計を手がけた札幌のアートパーク
彫刻家イサム・ノグチが設計を手がけた札幌のアートパーク

雄大な大地に美しい花々が一面に広がる!夏の北海道ならではの絶景スポット3選

雄大な大地に四季折々の花々が広がる絶景は北海道の魅力だが、夏にラベンダーが視界いっぱいに広がる光景は特に美しい。
まるで紫色の絨毯が敷き詰められたような景色は、北海道を代表する絶景のひとつとなっている。
その光景を見るために、北海道を訪れる日本人も多い。
北海道を代表する絶景を見られるスポットを紹介するので、ぜひ夏の観光プランに入れてほしい。

1. ファーム富田

大スケールで広がる優美なラベンダー畑で有名な北海道中富良野町にある観光農園。
壮大なラベンダー畑のほか、紫のラベンダーに白のカスミソウに赤のポピーなど、鮮やかな花の帯がなだらかな斜面のキャンバスに描かれる「彩りの畑」が代表的存在。
ほかにも、色とりどりの花が咲く「花人の畑」や、小さな庭の中に120種類近くの植物が共存している「花人ガーデン」など、園内にはさまざまな花畑がある。

視界を埋め尽くす色とりどりの花の世界に感動
視界を埋め尽くす色とりどりの花の世界に感動

2. フラワーランドかみふらの

丘陵地に広がる10万㎡の広大な敷地で、色とりどりの季節の花が楽しめる観光農園。
斜面に作られた花畑には、春のサクラを皮切りにさまざまな季節の花が咲き誇る。サルビアやマリーゴールド、キンギョソウのように比較的長い期間楽しめるものから、ルピナスやクレオメといった1か月程度しか見られないものまでその種類は実に多彩。

雄大な富良野の自然をバックに季節の花々が咲き誇る観光農園
雄大な富良野の自然をバックに季節の花々が咲き誇る観光農園

3. 日の出公園ラベンダー園

約4.2haの敷地に広がるラベンダー畑が人気の公園。
6月下旬から7月下旬にかけて丘陵地全体がラベンダーで埋め尽くされ、風に揺れる鮮やかな紫色の花と爽やかな香りを楽しめる。
遅咲きのオカムラサキという品種が中心に植えられており、シーズン終盤に訪れても観賞できるのもポイントだ。

丘を染めるラベンダー畑とカップルに人気のスポットで知られる公園
丘を染めるラベンダー畑とカップルに人気のスポットで知られる公園

圧倒的なスケールの紅葉が見どころ!秋の北海道で行くべき絶景スポット3選

秋になると、北海道の雄大な自然が黄色や紅に染まる。
圧倒的なスケールで広がるグラデーションが美しい光景には、圧倒されるだろう。
山々や公園から見る紅葉はもちろん素晴らしいが、温泉に浸かりながら紅葉を眺めるのもお勧め。絶景だけでなく、風情も感じられるだろう。
ここからは、そんな秋の絶景と風情を感じられるスポットを紹介する。

1. 大沼国定公園

大沼国定公園は、昭和33年7月に全国で13番目に南北海道唯一の国定公園に指定された。
渡島半島の中央部、北海道新幹線新函館北斗駅から車で20分ほどの場所にあり、活火山である駒ヶ岳と噴火でできた大沼、小沼、じゅんさい沼など多くの沼と周辺の緑豊かな地域一帯が範囲となっている。
美しい絨毯のように敷き詰められた足元の紅葉をはじめ、頭上を覆いつくすように広がる紅葉も魅力的だ。
特にお勧めなのは紅葉越しに見る「駒ヶ岳」の景色だろう。雄大な自然と紅葉の調和が美しい。

北海道ならではの動植物が見られる、南北海道唯一の国定公園
北海道ならではの動植物が見られる、南北海道唯一の国定公園

2. 旭岳

2,000m級の山々が連なる大雪山の最高峰「旭岳」。
標高2,291mながら、標高1,600m付近まではロープウェイで行くことができるため、気軽に絶景が楽しめると人気。
標高や周囲の気候により、日本で最も早く紅葉が見られる場所として有名な「旭岳」。
早ければ8月下旬から色づき始め、まさに日本の秋の訪れを知らせてくれる場所だ。ロープウェイからの紅葉は格別。

ロープウェイで悠々と。四季を通して楽しめる北海道最高峰の絶景
ロープウェイで悠々と。四季を通して楽しめる北海道最高峰の絶景

3. 登別温泉

北海道南西部にある「胆振」地域に位置する名湯。
ひとつの温泉に多種類の泉種をもつ非常に珍しい場所として、江戸時代からその存在が知られている。
いたるところから湧き出る源泉の多くは、約1万年前の火山活動により生じた地獄谷から湧出。
「地獄谷」などで上がる真っ白な湯煙が、赤や黄色に染まる「登別温泉」の紅葉を鮮やかに映えさせる。
風情のある温泉地の雰囲気と雄大な山々の紅葉は最高の癒しになるはずだ。

北海道の歴史とともに歩んできた日本有数の温泉地
北海道の歴史とともに歩んできた日本有数の温泉地

北海道の絶景に関するよくある質問

Q

冬の北海道で見られる絶景って、どんな景色?

A

美しい雪景色を筆頭に、幻想的に輝くイルミネーションも見られます。

Q

春の北海道で見られる絶景って、どんな景色?

A

濃いピンク色が特徴のエゾヤマザクラなど、美しい桜が見られます。

Q

夏の北海道で見られる絶景って、どんな景色?

A

紫色の絨毯が敷き詰められたような、広大なラベンダー畑です。

Q

秋の北海道で見られる絶景って、どんな景色?

A

圧倒的なスケールで広がる、紅葉のグラデーションが見どころです。

まとめ

北海道の絶景スポットの魅力は、雄大かつ美しい四季折々の自然景観。
この記事で紹介した場所を巡れば、日本ならではの四季と自然の力強さを存分に感じられるだろう。
その季節でしか見られない絶景も多いので、見たい絶景が見つかったら観光の時期を調整して、ぜひ北海道へ足を運んでほしい。
絶景スポット以外にも、北海道には多様な魅力を持つ観光スポットが点在している。
以下の記事も北海道旅行の参考にしてもらいたい。