雄大な自然を桜が彩る絶景を堪能!北海道の人気お花見スポット11選

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筆者 : GOOD LUCK TRIP

雄大な自然の中に咲く桜を楽しめるのが、「北海道」の花見スポットの大きな魅力。
北海道にしか咲かない桜の品種もあり、その代表格であるのがエゾヤマザクラ。
北海道以外で見られる桜と比べて色が濃く、花と葉がほぼ同時に開花するのが特徴だ。
この記事では、エゾヤマザクラを見られるスポットや、北海道で人気の花見スポットをご紹介。
記事を参考にしてもらえれば、北海道での花見を満喫できるはずだ。

目次

北海道の桜開花予想

北海道は広いため、北海道内でもエリアやスポットによって桜の見頃が異なる。
また、他の地域と比べると桜が開花するタイミングが遅いため、北海道に桜を見に行く際には気をつけてほしい。
特に人気が高い観光地に絞って、例年の開花日と満開日を以下の表にまとめたので、観光する日程を決める目安にしよう。

札幌の桜開花予想

開花日
5月1日
満開日
5月6日

函館の桜開花予想

開花日
4月28日
満開日
5月2日

釧路の桜開花予想

開花日
5月16日
満開日
5月19日
北海道 函館 松前藩戸切地 桜並木
北海道 函館 松前藩戸切地 桜並木

北海道を観光する上で知っておきたいエリア区分

先述した通り北海道は広いため、いくつものエリアに分けて紹介されることがある。
この記事でも、エリア名と有名な観光地を記載した以下の表のエリア名を使うため、覚えておこう。
他にもエリア区分はあるが、北海道の桜の名所を知る上では、以下の表の3つを覚えておけば充分。
エリア名を覚えておけば、紹介する桜の名所が北海道のどの位置にあるのか、把握しやすいはずだ。

道央エリア
・札幌
・小樽
・登別
道南エリア
・函館
・松前
道北エリア
・旭川
・富良野

春の北海道観光で訪れるべき花見・桜の名所11選

ここからは北海道で人気の花見スポットと併せて、例年の桜の見頃を紹介しよう。
春に北海道へ訪れるなら、これから紹介するスポットへ足を運んでみてほしい。

1.【道南・函館】五稜郭公園

1866年に建設された西洋式の要塞である五稜郭。
以降明治新政府に引き継がれるまでの期間、蝦夷地における政治的中心地としての役割を担ってきた。
その後、1914年に「五稜郭公園」として一般開放され、観光地および国の特別史跡として観光客が足を運ぶようになった。
五稜郭公園は、美しい花々を鑑賞できる施設としても有名。
ひとつは、桜樹林。五稜郭公園といえば桜、と称されるほどの美しさを誇る。
約1,530本の桜が一堂に咲く姿は圧巻の一言だ。

桜の見頃(例年)
5月上旬
桜に彩られた歴史ある園内を散策してみよう
桜に彩られた歴史ある園内を散策してみよう

2. 【道央・札幌】円山公園

円山原始林の北側に位置しており、古くからの桜の名所として親しまれている円山公園。
園内にはエゾヤマザクラ、ソメイヨシノなど約120本の桜が植えられており、春には多くの花見客で賑わう。
「円山公園」は桜以外の樹木が多く、桜の白やピンクの色彩が緑に囲まれることで、より鮮やかに浮かび上がる。
園内で見られるエゾヤマザクラは花の色が濃いのが特徴で、他の木々との相性は抜群。
開放感のある開けた空間なので、気持ちの良い花見が楽しめるはずだ。
ベンチなども備わっているので、散歩にも最適。

桜の見頃(例年)
4月下旬〜5月上旬
色の濃いエゾヤマサクラを堪能しよう
色の濃いエゾヤマサクラを堪能しよう

3. 【道南・松前】松前公園

「松前公園」は北海道の松前郡に位置する公園で、園内にはシンボルである「松前城」や江戸時代(1603年~1868年)の様子を再現した屋敷などがある。
日本文化に触れられる観光スポットとしても人気が高い。
園内では250種類、約10,000本の桜が見られ、色味や形が違う桜を比較して楽しめる。
なお、松前公園は「日本さくら名所100選」にも選ばれている。
見どころは樹齢300年を超える血脈(けちみゃく)桜で、迫力のある姿が印象的だ。
桜の見頃を迎える時期には「松前さくらまつり」が開催され、期間中はライトアップも行われる。
幻想的な桜の姿が園内に広がるはずだ。

桜の見頃(例年)
5月上旬
日本の歴史的建造物と桜が調和する、日本ならではの春の絶景
日本の歴史的建造物と桜が調和する、日本ならではの春の絶景

4. 【道央・札幌】モエレ沼公園

札幌の市街地を公園や緑地の帯で包み込もうという環状グリーンベルト構想によって生まれたアートパーク・モエレ沼公園
園内全体が、彫刻家のイサム・ノグチによって彫刻作品として設計されており、季節の移り変わりによってさまざまな表情を訪れる人に見せている。
桜を含む自然とアートの調和が最大の魅力であり、約1,600本のエゾヤマザクラなどが植えられている。
優美な自然を感じられる桜と、人工物である独創的な遊具との対比が趣深い。
広大な芝生など緑の自然に溶け込む桜も見られるので、様々な桜の姿を楽しめるのが「モエレ沼公園」の魅力だ。

桜の見頃(例年)
4月下旬〜5月上旬
桜とアートが調和する園内をゆっくり散策しよう
桜とアートが調和する園内をゆっくり散策しよう

5. 【道央・伊達市】善光寺自然公園

伊達市にある「善光寺自然公園」は、1,200年を超える歴史を持つ「善光寺」の境内であり、茅葺(かやぶき)屋根が特徴的な本堂は一見の価値がある。
境内には20,000本を超える木々が植えられており、豊かな自然の中で気持ちの良い森林浴を楽しめるのも魅力のひとつ。
春になると、エゾヤマザクラを中心に1,000本ほどの桜が境内を彩る。
常緑樹や周囲の緑の中に咲く桜がアクセントとなり、春の絶景が広がっている。

桜の見頃(例年)
5月上旬~5月下旬
緑と桜のコントラストが美しい春の景色を楽しもう
緑と桜のコントラストが美しい春の景色を楽しもう

6. 【道央・日高】二十間道路桜並木

「二十間道路桜並木」は、日高郡新ひだか町にある並木道。
7kmにおよぶ直線道路に、2,200本ほどの桜が植えられている。
大迫力の桜を眺められるとあって、「日本さくら名所100選」にも選ばれている。
歩いて鑑賞することも可能だが、桜並木を抜けていく気持ち良さを感じられるのでドライブがお勧めだ。
桜の見頃を迎える時期には「しずない桜まつり」が開催され、期間中は柔らかい光で桜がライトアップされる。
昼間とは違った雰囲気の桜を楽しめるだろう。

桜の見頃(例年)
5月上旬
レンタカーで桜並木を駆け抜ける体験をしてみよう
レンタカーで桜並木を駆け抜ける体験をしてみよう

7. 【道北・旭川市】旭山記念公園

旭川市にある「旭山記念公園」は、人気観光スポットである「旭山動物園」に隣接する公園。
綺麗に舗装された散策路で豊かな自然を堪能できるほか、丘陵地になっていることから旭川市を一望できる眺めも魅力のひとつ。
3,500本ほどの桜が見られ、周囲がエゾヤマザクラ特有の濃いピンク色で染まる様子は圧巻だ。
「旭山公園夜桜まつり」が期間限定で開催され、ライトアップも行われる。
夜空に浮かび上がる、神秘的な桜も魅力的だ。

桜の見頃(例年)
5月上旬
桜だけでなく、旭山市を一望する景色も楽しもう
桜だけでなく、旭山市を一望する景色も楽しもう

8. 【道南・茅部】オニウシ公園

「オニウシ公園」は茅部郡の森町にあり、道の駅に併設している。
大きく芝生が広がる公園で、噴水広場やユニークな遊具もあることから写真撮影にも最適。
開放感のある空間ならではの気持ち良さを感じられるはずだ。
20種類、500本ほどの桜が見られるので、園内をゆっくり散策しながら桜を楽しむのがお勧め。
園内で見られる桜の品種の数が多いため、比較的長い期間桜を楽しめる。
特に森町の固有種とされる、ホリイヒザクラやコマミザクラは必見。
花びらの中で、色が濃い部分と薄い部分が混在しているのが特徴だ。

桜の見頃(例年)
5月上旬
開放感のある空間に桜が咲き誇る絶景が広がる
開放感のある空間に桜が咲き誇る絶景が広がる

9. 【道南・茅部】青葉ヶ丘公園

茅部郡の森町にある「青葉ヶ丘公園」は、オニウシ公園に隣接している。
園内には老木が多く、中には樹齢200年を超えるものも。
老木から歴史の深さを感じられる、貴重な体験ができるはずだ。
130本の木々で構成された「茅部の栗林」は、北海道に指定された天然記念物になっている。
園内には1,000本ほどの桜があり、白や薄いピンク色で辺り一面を鮮やかに彩る。
「もりまち桜まつり」ではライトアップも行われるので、柔らかい光に灯された桜の姿を堪能してほしい。

桜の見頃(例年)
5月上旬
ライトアップされた桜は、昼間とは全く異なる趣がある
ライトアップされた桜は、昼間とは全く異なる趣がある

10. 【道央・登別】登別桜並木

「登別桜並木」は登別市にあり、「JR登別駅」から「登別温泉」の方向へと伸びる8kmの道。
道路沿いが2,000本ほどのエゾヤマザクラによって彩られ、大迫力かつ美しい景色が広がる。
エゾヤマザクラは基本的には北海道でしか見られず、濃いピンク色が特徴。
そのため、桜並木らしい華やかな景観を堪能できる。
レンタカーを借りるなどして、ぜひドライブで桜を満喫してほしい。
公園などで行うものとは一風変わった、気持ちの良い花見ができるはずだ。

桜の見頃(例年)
5月上旬~5月中旬
濃いピンク色の桜が並ぶ、華やかな登別桜並木
濃いピンク色の桜が並ぶ、華やかな登別桜並木

11. 【道央・札幌】北海道神宮

札幌市中央区に位置しており、北海道を代表する神社である北海道神宮
その歴史は古く、1869年、明治天皇の詔により、開拓民たちの心のよりどころとして「開拓三神」を祀ったのがはじまりである。
年間を通して多くの参拝客が訪れ、特に正月の初詣の時期には毎年70万人以上が訪れる。また、桜と梅の名所としても知られており、シーズンになると約1,100本の桜と約120本の梅を楽しめる。
表参道に広がる桜並木が見どころのひとつで、トンネル状に覆うような桜の姿は圧巻。
歴史を感じられる建造物の数々と桜の調和が素晴らしく、風情のある雰囲気も魅力だ。

桜の見頃(例年)
4月下旬〜5月上旬
桜だけでなく梅も楽しめる
桜だけでなく梅も楽しめる

北海道の桜の名所に関するよくある質問

Q

北海道の桜の見頃は?

A

品種や地域によって異なりますが、4月下旬~5月上旬が多いです。

Q

北海道で花見スポットが多いエリアは?

A

札幌を代表とする、道央エリアが多いです。

まとめ

この記事では、北海道で人気の花見スポットと桜の見頃を紹介してきた。
北海道の雄大な自然の中に咲く桜と、エゾヤマザクラなどの北海道でしか咲かない品種の桜を楽しもう。
以下の記事では、北海道における定番の観光スポットを紹介している。
花見スポットと併せて参考にしてもらえれば、北海道観光をより満喫できるはずだ。