山本亭

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山本亭

和洋折衷の近代和風建築と書院庭園が調和した有形文化財

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近代和風建築と純和風庭園が調和した風格のある屋敷構えの山本亭。
居宅は近代和風住宅の典型で、座敷部分は伝統的な書院造あるいは数寄屋風書院造と呼ばれるものの流れを汲みながら、ガラス戸をめぐらした明るい空間や建具・照明器具などに近代の特色が顕著にみられ、それらの座敷が庭園と一体となった配置となっている。その佇まいを残す貴重な存在として葛飾区が登録有形文化財に指定し、1991年から一般公開されている。
山本亭で見逃せない見所は、緑豊かな書院造の庭園。敷地は広大ではないものの、奥行きを感じさせる工夫がなされている。東京都内にいることを忘れてしまいそうな貴重な環境だ。
また、山本亭では喫茶の提供(飲食費は別料金)も。主庭を望む居宅で純和風の庭園を眺めながら、「お抹茶」やコーヒー、白玉入りぜんざいなどを楽しめる。ゆっくりとした時の流れは、なかなか普段味わうことのないまさに非日常的な体験ができる。

ポイント

  • 1920年代に純和風の建造物と庭園により整備された建造物。
  • 趣のある書院造に、増改築を重ねて西洋建築を取り入れた、近代和風の建築が特徴。
  • 山本亭唯一の洋間「鳳凰の間」や長屋門袖部屋のステンドガラスも見どころ。
  • 歴史的遺産として価値の高い地下防空壕跡のほか、亭内には土蔵、茶室なども存在。
  • 海外の日本庭園専門誌で高い評価を受けるほどの書院庭園。
  • 深い緑の庭園と、縁側に敷かれた赤い絨毯のコントラストも美しい。
  • 庭園を眺めながら、お抹茶やぜんざい、コーヒー、ラムネなどの喫茶をゆっくり楽しむことができる。

写真

  • 帝釈天方面からの入口

    帝釈天方面からの入口

  • 長屋門(葛飾柴又寅さん記念館側の門)

    長屋門(葛飾柴又寅さん記念館側の門)

  • ステンドガラスが美しい長屋門両側の袖部屋

    ステンドガラスが美しい長屋門両側の袖部屋

  • 山本亭で唯一の洋間「鳳凰の間」

    山本亭で唯一の洋間「鳳凰の間」

  • 山本亭・居宅から望む庭園

    山本亭・居宅から望む庭園

  • 庭園の緑と絨毯の赤のコントラストが映える

    庭園の緑と絨毯の赤のコントラストが映える

  • 心地よい滝の音を奏でる主庭

    心地よい滝の音を奏でる主庭

  • ソーシャルディスタンスに配慮した机の配置

    ソーシャルディスタンスに配慮した机の配置

  • 美しい庭園を眺めながら楽しめる山本亭の看板メニュー「お抹茶」

    美しい庭園を眺めながら楽しめる山本亭の看板メニュー「お抹茶」

口コミ

3

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    冷たいドリンクと和菓子を注文して、静かに座りながら和風庭園の美しい景色を眺めていると、世界がとても素晴らしく感じられました。

  • 寅さん記念館と山田洋次ミュージアムのセット券を買ったので、ついでに立ち寄ってみました。下町情緒あふれる古い街並みに、こんなに美しい日本庭園があるとは思いませんでした。和風建築に西洋の建築要素がうまく取り入れられていて、ちょっとおしゃれな雰囲気の和風庭園建築だと感じました。日本庭園の中で一番好きなのは、素朴で上品な赤色と緑のコントラスト。回廊に敷かれた赤いカーペットと周りの緑がとても映えていて美しかったです。

    山本亭は寅次郎記念館のすぐ隣で、題経寺から歩いて5分ほど。建物自体は伝統的な和風と洋風が融合した百年の歴史ある和洋折衷建築です。庭園の中央には花・月・星・風・雪・鳥の和室があり、特に「鳳凰の間」は洋風の雰囲気が際立っています。畳に座って日本庭園や池、流れる水、木々を眺めていると、まるで大きな山水画の中にいるようで、心も体も癒やされます。

基本情報

郵便番号
125-0052
住所
東京都葛飾区柴又7-19-32
電話
03-3657-8577
定休日
第3火曜日(第3火曜日が祝日・休日の場合は、直後の平日)、12月第3火~木曜日
営業時間
9:00~17:00
入場料
100円(中学生以下無料)
※葛飾柴又寅さん記念館、山田洋次ミュージアムの両施設を利用の場合50円引き
アクセス
(1)京成金町線柴又駅から約8分
(2)北総線新柴又駅から徒歩約12分
公式サイト
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