大阪から電車で行ける、超絶景の桜スポット7選!

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筆者 : 編集部

2020年のはじめ、世界では大変な出来事が起こったが、それでも日本の桜は毎年、美しく咲く。今年の桜を見ることができる人、来年以降で見に行きたいと思っている人、日本の桜が好きな全ての人におくる大阪から電車で行ける桜の名所7選の紹介だ。

桜の名所が多い大阪の隣「奈良県」とは

西暦250年ごろから794年まで日本の政治の中心であった古都、奈良。大都市の大阪・京都に隣接しており、公共交通機関でのアクセスも良いのに、どこかのんびりとした雰囲気が漂うのが奈良の魅力。歴史的建造物や文化遺産も多いと同時に、周囲を山に囲まれており、自然の風景も楽しめる人気の観光都市だ。

有名な奈良の大仏
有名な奈良の大仏

奈良の観光の魅力

世界文化遺産や国宝となっている寺社仏閣が数多くあり、その周辺には吉野山をはじめとする美しい自然が溢れている。四季折々の風景と、定番の観光名所はもちろん、町家カフェなど気軽に和の文化を楽しんだり、SNS映えする写真を撮ったりできる穴場も多い奈良。観光客の数も京都ほど多くないのでのんびり過ごせるというのも魅力。

SNS映えする写真スポットがたくさんあって楽しめる
SNS映えする写真スポットがたくさんあって楽しめる

大阪からのアクセスは「近鉄」の電車が便利

公共交通機関を利用して奈良観光をするなら「近畿日本鉄道」、通称「近鉄」を利用するのがおすすめ。奈良の観光名所が網羅されているので移動に便利というのはもちろん、観光客向けのお得なチケットやプランが数多く用意されている。たとえば、特急以外の大阪・京都・奈良の指定区間が1日または2日間乗り放題になる「KINTETSU RAIL PASS 1day」「KINTETSU RAIL PASS 2day」や、大阪・京都・奈良に加えて伊勢志摩(三重)と名古屋までの指定区間が5日間乗り放題になる「KINTETSU RAIL PASS」など、自分の旅行計画に合わせて上手に利用すればお得にスムーズな旅を楽しめる。出発前に近鉄の情報をチェックしておくことをおすすめする。

スムーズに観光地に連れて行ってくれる「近鉄」の電車
スムーズに観光地に連れて行ってくれる「近鉄」の電車

奈良県の桜の名所6選

奈良を訪れるなら春がおすすめ。鹿とお寺と桜を同時に見ることのできるスポット、日本一ともいわれる吉野山に咲き乱れる奈良の桜、歴史ある寺社仏閣と樹齢数百年の桜との共演、というように古都ならではの桜の風景が楽しめる。

満開の桜と奈良公園の鹿
満開の桜と奈良公園の鹿

1. 奈良公園

多くの国宝指定・世界遺産登録物件が点在し、年間を通じて国内外から多くの観光客が訪れる奈良公園。

迫力満点の東大寺大仏殿
迫力満点の東大寺大仏殿

大仏や野生の鹿の存在で有名な奈良公園だが、桜の名所としても有名で、春には多くの花見客が訪れる。広大な公園には、様々な品種の桜が約1700本も植えられており、3月下旬から遅咲きの八重桜の時期5月上旬頃まで、代わる代わる咲いて楽しませてくれる。なかでも、天然記念物に指定されている知足院のナラノヤエザクラは小ぶりで上品で見応え十分。六角形のお堂の周りに咲く、桜の代表的な品種ソメイヨシノも必見。

春の奈良公園
春の奈良公園

塀・柵・門などがなく入園料も不要なのでどこからでも、いつでも散策することができるし、最寄りの「近鉄奈良駅」から徒歩で約5分というアクセスの良さも魅力。

満開の桜と人懐っこい野生のシカ
満開の桜と人懐っこい野生のシカ
開花時期
3月下旬〜5月上旬
住所
奈良県奈良市春日野町ほか
アクセス
「近鉄奈良駅」から徒歩で約5分

2. 飛鳥石舞台古墳

7世紀初頭に作られた、有力者の墓であるとされる「飛鳥石舞台古墳」。巨石が積み上げられた遺跡で、周辺には桜も約60本。桜の時期には石舞台が桜に囲まれる形で素晴らしい景観となる。

桜に囲まれた石舞台古墳
桜に囲まれた石舞台古墳

古墳の巨石の圧倒的な存在感と、桜の美しさの調和は必見。

巨石の迫力に驚く
巨石の迫力に驚く

菜の花と桜の共演も見どころ。近鉄「橿原神宮前駅」東口から出ている、奈良交通明日香周遊バスに乗り、「石舞台」というバス停で下車すれば、徒歩約3分で着くことができる。

穏やかな雰囲気の中、桜散策
穏やかな雰囲気の中、桜散策
開花時期
3月下旬~4月下旬
住所
奈良県高市郡明日香村大字島庄254
アクセス
近鉄「橿原神宮前駅」から奈良交通明日香周遊バスに乗り、バス停「石舞台」下車して徒歩3分
営業時間
8:30~17:00(受付16:45まで)
入場料
一般 300(250)円、高校生~小学生100(50)円
※()は団体料金(30名以上)

3. 信貴山

信貴山の南側山腹に建っている「朝護孫子寺」は、間近で見る桜の美しさで有名。桜が約2000基の石灯篭とともに並び、満開時の風景は迫力のある美しさ。

満開の桜と石灯篭
満開の桜と石灯篭

日没と共に灯が入る石灯篭に照らされた夜桜も絶品。所々に風情を感じられる水銀灯があり、本堂舞台から眺める奈良盆地の夜景も大変美しい。

境内のいたるところが見どころになっているだけでなく、宿坊に宿泊して僧、尼僧体験ができるのも面白い。宿泊以外にも精進料理や会席料理といった昼食も受け付けつけている。

宿坊から眺める桜
宿坊から眺める桜
精進料理も食べられる
精進料理も食べられる
開花時期
3月下旬〜4月上旬
住所
奈良県生駒郡平群町信貴山
アクセス
「信貴山口駅」から西信貴ケーブル「高安山駅」から近鉄バス約10分「信貴山門」下車後、徒歩約10分。または近鉄「信貴山下駅」から奈良交通バス約10分「信貴大橋」下車後徒歩約5分
拝観時間
9:00~16:30
拝観料
境内無料

4. 郡山城

築城から400年余りの歴史がある「郡山城跡」。復元された城跡一帯は、約800本の桜が周囲を囲むように植えられており、天守台展望施設からは城跡の桜を一望できる人気の花見スポットだ。

城跡一帯を囲う桜
城跡一帯を囲う桜
天守台展望施設から桜を見下ろし、気分爽快
天守台展望施設から桜を見下ろし、気分爽快

夜には、約600本のボンボリの灯りに照らされた夜桜が楽しめる。桜の花のはかなさと、灯のともった城跡の趣深さが融合し、幽玄な雰囲気を醸し出す。

満開の郡山城跡の桜
満開の郡山城跡の桜
開花時期
3月下旬〜4月上旬
住所
奈良県大和郡山市城内町
アクセス
近鉄「近鉄郡山駅」から徒歩5分

5. 吉野山

「奈良の桜」といえば「吉野山」というほど歴史も長く、規模も大きく、有名な吉野山の桜。シロヤマザクラを中心に約200種3万本の桜が密集している。儚げで可憐な山桜が尾根から尾根へ、谷から谷へと山全体を埋め尽くしている様は圧巻で、”一目に千本見える豪華さ”という意味で「一目千本」とも言われる。

吉野山の桜
吉野山の桜

例年3月下旬から4月下旬にかけて、山下から山上へ順に開花してゆくため、長く見頃が楽しめる。見頃に合わせて、気軽なハイキングを楽しむのがおすすめ。

満開の桜を眺めながらハイキング
満開の桜を眺めながらハイキング

また、吉野はツル性の植物「葛」の産地で、その根から取り出した「葛でん粉」を原材料とする「吉野本葛」が有名。稀少で高価な「吉野本葛」を用いた和菓子「葛餅」は上品な甘さとプルンとしたとろける食感でとても美味しい。桜を眺めながら味わいたいスイーツだ。

「吉野葛」を用いた和菓子「葛餅」
「吉野葛」を用いた和菓子「葛餅」
開花時期
3月下旬〜4月下旬
住所
奈良県吉野郡吉野町吉野山
アクセス
「近鉄吉野駅」からロープウェイに乗り「吉野山駅」下車

6. 金峯山寺

「金峯山寺」は吉野山のシンボルであり、日本古来の山岳信仰と仏教の融合した「修験道」の総本山。

桜に囲まれた金峯山寺
桜に囲まれた金峯山寺

その「金峯山寺」にある「蔵王堂」は東大寺大仏殿に次ぐ木造大建築で、世界遺産にも登録されている。

金峯山寺蔵王堂
金峯山寺蔵王堂

蔵王堂の正面にある「四本桜」は、1333年、この地にあった吉野城の落城寸前に、城主がこの桜の前で最後の酒宴が行ったと伝わる由緒ある桜だ。荘厳な佇まいの蔵王堂と満開の「四本桜」の趣深い美しさは必見。また、寺から望む吉野山のヤマザクラには、素朴でのびやかな美しさがある。桜の豊かな表情や奥深い美しさを味わうなら、この金峯山寺がおすすめ。

桜満開の境内
桜満開の境内
開花時期
4月上旬 ~ 4月中旬
住所
奈良県吉野郡吉野町吉野山2498
アクセス
「近鉄吉野駅」からロープウェイに乗り「吉野山駅」下車徒歩10分
営業時間
8:30~16:30(受付16:00まで)
入場料
境内無料。蔵王堂500円

三重県の桜の名所

奈良県の隣の三重県にも超絶景の桜スポットが存在する。奈良県から少し少し足をのばせば行くことができるので、この機会に紹介したい。三重県には、冒頭で紹介した「KINTETSU RAIL PASS」と、さらに観光スポット周辺のバスにも乗れる「KINTETSU RAIL PASS plus」を使うとお得に回ることができる。

なばなの里

四季折々の美しい花々が咲き誇る、日本最大級の花のテーマパーク「なばなの里」だ。壮大なスケールのイルミネーションでも有名だが、春の主役はやはり桜。3月上旬頃から美しく咲き誇る「河津桜」は里内に約300本。開花が早いうえ、花期が約1カ月と長く、大きくピンク色の鮮やかな花が美しい。

満開の河津桜
満開の河津桜

中央の池の周りに植樹されていて、池の周囲の遊歩道が、春には桜のトンネルになる。河津桜に続き、3月下旬から4月中旬まではソメイヨシノ。里内や周辺に約270本が植樹されている。同時期に咲くチューリップや菜の花との“美の競演”が人気。

満開のチューリップ
満開のチューリップ

公共交通機関で行くなら、「KINTETSU RAIL PASS plus」がおすすめ。このPASS1枚で最寄り駅の「近鉄長島駅」から「なばなの里行き」の直通バスに乗ることができる。「なばなの里」の入場割引も受けることができる。

壮大なスケールのイルミネーションも必見
壮大なスケールのイルミネーションも必見
開花時期
3月上旬〜4月中旬
住所
三重県桑名市長島町駒江漆畑270
アクセス
「近鉄長島駅」から直通バスで約10分
営業時間
9:00~22:00(※3/1~5/6)
入場料
小学生〜大人 2,300円 (1,000円分の金券付)/小学生未満 無料
※KINTETSU RAIL PASSの提示で、大人2,300円→1,800円 小中学生2,300円→1,400円幼児3歳以上200円になる。

まとめ

歴史的建造物を眺め過去に思いを馳せながら、桜の花々の新鮮な香りを味わうことができる、奈良の桜散策。桜の花の持つはかなく妖艶な美しさは、過去と現在が融けあう古都の魅力を十二分に引き出し、幽玄な雰囲気を盛り上げる。そんな「春の奈良」に足を運べば、忘れられない風景とたくさん出会えるだろう。便利でお得な「近鉄」の電車を上手に使って、春の旅を楽しんでほしい。

春の奈良を駆け抜ける近鉄電車
春の奈良を駆け抜ける近鉄電車